クリスタル殺人事件 / アンジェラ・ランズベリー
クリスタル殺人事件
/ガイ・ハミルトン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(18)
解説・ストーリー
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続いて、アガサ・クリスティのミステリを豪華キャストで映画化した作品。今回は、ミス・マープル物の『鏡は横にひび割れて』を原作に、「007」シリーズのG・ハミルトンが監督し、出演陣にはA・ランズベリー‥・テイラー、R・ハドソン等を迎えている。ロンドン郊外の小さな町で撮影されていた映画『スコットランドの女王メアリー』の歓迎パーティ会場で殺人事件が発生した。推理好きで有名な老婦人ミス・マープルはさっそく独自に調査を開始するのだが……。
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続いて、アガサ・クリスティのミステリを豪華キャストで映画化した作品。今回は、ミス・マープル物の『鏡は横にひび割れて』を原作に、「007」シリーズのG・ハミルトンが監督し、出演陣にはA・ランズベリー‥・テイラー、R・ハドソン等を迎えている。ロンドン郊外の小さな町で撮影されていた映画『スコットランドの女王メアリー』の歓迎パーティ会場で殺人事件が発生した。推理好きで有名な老婦人ミス・マープルはさっそく独自に調査を開始するのだが……。
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「クリスタル殺人事件」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続いて、アガサ・クリスティのミステリを豪華キャストで映画化した作品。今回は、ミス・マープル物の『鏡は横にひび割れて』を原作に、「007」シリーズのG・ハミルトンが監督し、出演陣にはA・ランズベリー‥・テイラー、R・ハドソン等を迎えている。ロンドン郊外の小さな町で撮影されていた映画『スコットランドの女王メアリー』の歓迎パーティ会場で殺人事件が発生した。推理好きで有名な老婦人ミス・マープルはさっそく独自に調査を開始するのだが……。
「クリスタル殺人事件」 の作品情報
「クリスタル殺人事件」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
クリスタル殺人事件の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UNRD31940 |
2002年10月31日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
0人
|
1人
|
クリスタル殺人事件の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UNRD31940 |
2002年10月31日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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7枚
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ユーザーレビュー:18件
意外性のないミステリーなんて・・・。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
同じAgatha Christie原作の「姿なき殺人者」をレビューしてたら、コッチも書きたくなった。でも誰も書いてないのね(汗)しかしメーカー在庫切れって、家のDVD貸そうか?。さて本作は一連のシリーズ「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」を受け継ぐ第3弾、但しミス・マープル物ですけどね。原作はChristieの中でも小品ですが、脚本が映画化に向けて何ら工夫が無いのがバレバレ。日本人の私でも偉大な原作者に失礼ではないかと思う位寂しい出来。まぁね・・・盛りを過ぎたスターによる大運動会的なキャストがそもそもの筋違い。Elizabeth Taylor vs.Kim Novakなんてエイリアンvsプレデターより濃い人選だ。そもそもこの2人なら犯人は丸バレでしょう、普通。撮影当時40歳だったAngela Lansburyは(劇中の設定は70歳)日本ではTVの「ジェシカおばさんの事件簿」で有名だが、トニー賞を4度も受賞するなどブロードウェイでも有名な人だった。本作をミステリーとして見ると腹が立つが往年のスターを愛でる、と言う一点で楽しむべき作品だと解釈したい。最近のハリウッドは極度のネタ不足に陥ってるが、ホラーや一発オチのサスペンスよりも本作の様な正統派ミステリーを作るべきでは?と思う。以降「地中海殺人事件」のレビューに続く・・・。
しかし本作は監督の人選が失敗の原因だと思う、だってアクション野郎のGuy Hamiltonですよ。因みにPierce Brosnanがチョイ役で出てます。
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アンジェラ・ランズベリーのミス・マープル
監督:ガイ・ハミルトン(1980年・英・105分)
原題:THE MIRROR CRACKD
原作:アガサ・クリスティ『鏡は横にひび割れて』
これまで、ミス・マープルと言えば、ジョーン・ヒクソン版しか知らなかったので、アンジェラ・ランズベリーの“ミス・マープル”を確認することが今回の視聴目的。
『ガス燈(1944年)』『ドリアン・グレイの肖像(1945年)』での愛らしい顔立ちが思い出されるが、アンジェラ・ランズベリーは1925年生れなので、本作撮影時は55歳。
どうりで若々しいミス・マープルだと思った。そして、若い頃そのままに可愛い人だった。背も高く姿勢も良くて、老婦人という設定とはちょっと違うのかも。
しかし、ミス・マープルの魅力は、普通の市井の人でありながら、着眼の鋭さ、点と点を結びつける思考の過程、さりげない推理の披露にあると思っている。
その、マープルの能力を証明する場面が、早々に冒頭で披露される。
それは、教会での映画上映会の時のこと。いよいよ謎解きに入るというシーンで、映写機が故障してしまう。
犯人を知りたい人々のブーイングの中、マープルは「もう犯人は判った」と言い、見事な推理と犯人の名前を言い残して立ち去るのである。
そして、本編。オープニングのクレジットを観て、その豪華な俳優陣に驚いた。
エリザベス・テーラー(アメリカの大女優マリーナ・グレッグ役)
ロック・ハドソン(マリーナの夫で映画監督のジェイソン・ラッド役)
キム・ノヴァク(アメリカの女優ローラ・ブルースター。マリーナとは犬猿の仲)
トニー・カーチス(ローラの夫で映画プロデューサー、マーティ・N・フィン役)
ジェラルディ・チャップリン(ラッドの秘書エラ・ジリンスキー役)等々。
さて、ミス・マープルの住むセント・メアリ・ミードにハリウッドから「スコットランドの女王メアリー」の撮影隊がやって来ていた。
往年の大女優マリーナと夫で監督のラッドは、ゴシントン荘を借り切って長期滞在の予定。
セント・メアリ・ミード中が歓迎ムードの中、ゴシントン荘で村の人々を招待してのパーティーが催される。事件は、そこで起きたのだった。
出席者の一人、ヘザー・バブコックが、ダイキリを飲んだ直後に死亡したのだ。
パーティー直前に足を捻挫して出席出来なかったマープルに、事件の概要を説明するのは、マープル宅の家政婦のチェリーという娘だが、彼女は歓迎パーティーに給仕係として行っていたのだった。
丁度、マープルの甥でロンドン警視庁のダーモット・クラドック警部(エドワード・フォックス)がやって来て、マープルの助言を受けながら捜査にあたる。
マープルがチェリーに訊ねたのは、バブコックが倒れる前の出来事だった。
マリーナと何を話していたのか?飲み物を渡したのは誰か?気になる出来事はなかったか?
チェリーが、「マリーナが凍り付いたような表情をした瞬間があった」という証言をしたが、その直前の会話、それがこの事件の鍵だったのだ。
ところで、女王メアリーをキャスティングされていたのが、グラマーなスタイルが自慢の女優ローラ・ブルースター(キム・ノヴァク)だった。
犬猿の仲の理由は、過去ににジェイソン・ラッドを取り合った経緯があるらしい。
それにしても、火花が散っているのが見えるような二人の会話。
互いの姿が見えないところでは、ローラがマリーナを“デブ”扱いするのだが、観ている方は、キム・ノヴァクとエリザベス・テーラーの実際の関係が心配になった。
キム・ノヴァクと言えば、「めまい(1958年)」での印象が強いため、本作での役どころが“お色気がウリのおバカ女優”にしか見えなくて、大いにイメージが壊された感じがした。
しかし、本作の批評の中に「クリスタル殺人事件では、得がたい存在感を示した」という文章も見つけ、確かに彼女が放った強烈な印象は認めざるを得ないだろう。
本作視聴の目的、アンジェラ・ランズベリーのミス・マープルについては、ジョーン・ヒクソンのイメージが強すぎるのだけれど、老年に達する前のミス・マープルとして受け入れた。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
クリスタルから発想される人物が田中康夫でも柴田恭兵でもない私は
アガサ・クリスティ原作『鏡は横にひび割れて』の映画化作品です。
エリザベス・テイラーVSキム・ノヴァクの女優対決やロック・ハドソン、ジェラルディン・チャップリンなど
豪華出演陣なのですが、私にはそれほどポイントにはならないのです。
レビュータイトルで言いかけたことですが
柴田恭兵といえば、『なんとなくクリスタル』ではなく『ランニング・ショット』が頭に浮かぶ3○才の私には
大女優さんも”かたせ梨乃”さんというよりは”木の実ナナ”さんなのです。(?)
(えっと。。。すごい女優さんということで終わっちゃうんです。)
マープル役もテレビシリーズの方が、控えめな優しいおばあさんって感じがしてイメージに合う気がします。
(アンジェラ・ランズベリーさんは”ナイル殺人事件”で演じていたような役の方がハマル気がします。)
”2時間サスペンスでいうラテ欄3〜4番目の俳優が犯人”というような感覚で
キャスティングで犯人が推測できてしまうというのもマイナス。
ミステリー要素が強い作品ではなく目玉のキャスティングに興奮できない私にとっては、
平凡なドラマにみえてしまいました。
ちなみに、クリスタルから”村西とおる”さんが思い浮かぶ私は
”なんとなくクリスタル映像”なのです!
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
エリザベス・テイラーは何を見たのか、聞いたのか。
投稿日:2018/12/28
レビュアー:趣味は洋画
クリスタル殺人事件(1980年イギリス、カラー105分)*冒頭のみモノクロ
この映画を初めて観た人は、‘あれっ?、いきなり犯人当て?、モノクロ画面に知らない俳優ばかりで、こりゃ作品を間違えたのか?...’そう思っても不思議ではない‘入り’です。
‘フェンリー卿殺害の犯人は、..’と云ったところで、フィルムが切れ、それまでのモノクロ画面がカラー映像に変わります。実は教会で映画を観ていたわけですが、その中の一人、ミス・マープル(アンジェラ・ランズベリー)がスッと立ち上がり、犯人を見事に当てて、一人先に立ち去るのです。
この冒頭の演出はなかなかヒネリがあっていいですね。
ロンドン郊外の町、セント・メアリー・ミード(架空の町)。この町では映画「スコットランド女王メアリー」撮影のため、往年のスター、マリーナ・クレッグ(エリザベス・テイラー)が、監督である夫のラッド(ロック・ハドソン)と共に滞在していた。歓迎パーティには様々な人々が集まり、婦人会のバブコック夫人(モーリーン・ベネット)は昔からマリーナの大ファンである。更に製作者のマーティ(トニー・カーティス)が、主演女優のローラ(キム・ノヴァク)と共にやってくる。マリーナとローラは犬猿の仲である。そんな折、パブコック夫人がカクテルを飲んだ後に死んだ。パーティの手伝いをしていたチェリー(ウェンディ・モーガン)から、ミス・マープルは詳細を訊く。やがてロンドン警視庁からマープルの甥でもあるクラドック警部(エドワード・フォックス)がやってくる...。
レビュー評価が今ひとつのようですが、私はこの映画は‘お気に入り’です。(何度目かの鑑賞)
まず冒頭のクレジット紹介のバックに流れるコミカルなテーマ音楽。一度聞いたら忘れられないこのメロディーは、本編中、起承転結の随所に流れます。
そして何より、イギリスの田舎の風景が素晴らしく、昔のイギリス(設定は1953年)の匂いがプンプン伝わってくるようで、観ていて居心地がいいのです。
豪華共演陣も素晴らしく、上述のほかにジェラルディン・チャップリンが重要な役で出ていますし、「007」映画で活躍したチャールズ・グレイも出演、さらにピアース・ブロスナンもチョイ役で顔を出しています(発見するのが厳しい)。
エリザベス・テイラーとキム・ノバクの ‘ベテラン女優の闘い’ も面白く、最初は冷静を装っての「口撃」です。‘顔中シワだらけで線路にできる’ ‘目の下のたるみよ、ドリス・デイに飛んでいけ’ ‘名犬ラシーのカツラ’ ‘スイスの整形外科にいたのでは?’ 等々。
2人が顔を合わせていないところでは、激しい罵り合いです。(プライベートでの2人は実際のところどうだったのでしょうか...)
そして、さすがアガサ・クリスティ。
ラスト、ミス・マープルが事件の真相を暴いた内容は、‘ああ、なるほど...’と頷くばかり。
大女優にも悲しい過去があったのでした。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
間違って借りたショックも何処へやら!
1980年 イギリス映画
原題:The Mirror Crack'd from Side to Side
原作:アガサ・クリスティー
このDISCが送られてきたのはいいけれど、何故リストに入れたのか覚えておらず、キャスト名を見ても思い出せない始末。あっ、そうだ!この前観た「ピグマリオン」のウェンディ・ヒラーの60代の姿を観たかったのよと思ったのも虚しく、この作品ではなく、「オリエント急行殺人事件」だった。(泣)自分に対しての苛立ちと、ちょっとしたショックを隠し切れずに観始めたのですが、キム・ノヴァクやエリザベス・テイラー等の豪華キャストに迎えられ、次第にこの映画に魅せられて行きました。
何と言っても、謎解きが面白いのがアガサ・クリスティーですが、それよりも凄かったのが二大女優の火花バチバチなところ。二人共、大女優としての役どころで、犬猿の仲。しかも同じ映画に出るとあって両者譲らずと言った感じ。ミステリー映画の場合、いつも犯人を考えながら観るのですが、それをも忘れそうになるくらいの二人の存在感は圧巻で、高圧的な“真の女優は私だわ”と豪語するキム・ノヴァクの演技は見物でした。エリザベス・テイラーに向かってあんなに汚い言葉を吐けるのはこの人位じゃないでしょうか。
大物女優の復帰を支える夫の監督役にロック・ハドソン。彼の映画は「ジャイアンツ」くらいしか観ていないかもしれません。この映画の5年後にAIDSにより他界しているのですね。本作が遺作だったのでしょうか。
この映画のベースになっているミス・マーブル役のアンジェラ・ランズベリーという方を存じ上げませんでしたが、とても好感が持てる素敵なおばさまでした。甥御さん役のエドワード・フォックスはどこかで見たような?と思ったら「ナバロンの嵐」でミラーを演じた方ではないですか!そしてジェイソンに想いを寄せるエマ役にはあのチャールズ・チャップリンの長女だとか。間違って借りた事もすっかり忘れてお得な顔ぶれに嬉しくなりました。因みに謎解きの結果はなるほど納得!という感じ。
今度は間違いなく「オリエント急行殺人事件」を観たいと思います。1974年のシドニー・ルメット監督作品の方を!
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
意外性のないミステリーなんて・・・。
投稿日
2006/10/09
レビュアー
masamune
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
同じAgatha Christie原作の「姿なき殺人者」をレビューしてたら、コッチも書きたくなった。でも誰も書いてないのね(汗)しかしメーカー在庫切れって、家のDVD貸そうか?。さて本作は一連のシリーズ「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」を受け継ぐ第3弾、但しミス・マープル物ですけどね。原作はChristieの中でも小品ですが、脚本が映画化に向けて何ら工夫が無いのがバレバレ。日本人の私でも偉大な原作者に失礼ではないかと思う位寂しい出来。まぁね・・・盛りを過ぎたスターによる大運動会的なキャストがそもそもの筋違い。Elizabeth Taylor vs.Kim Novakなんてエイリアンvsプレデターより濃い人選だ。そもそもこの2人なら犯人は丸バレでしょう、普通。撮影当時40歳だったAngela Lansburyは(劇中の設定は70歳)日本ではTVの「ジェシカおばさんの事件簿」で有名だが、トニー賞を4度も受賞するなどブロードウェイでも有名な人だった。本作をミステリーとして見ると腹が立つが往年のスターを愛でる、と言う一点で楽しむべき作品だと解釈したい。最近のハリウッドは極度のネタ不足に陥ってるが、ホラーや一発オチのサスペンスよりも本作の様な正統派ミステリーを作るべきでは?と思う。以降「地中海殺人事件」のレビューに続く・・・。
しかし本作は監督の人選が失敗の原因だと思う、だってアクション野郎のGuy Hamiltonですよ。因みにPierce Brosnanがチョイ役で出てます。
アンジェラ・ランズベリーのミス・マープル
投稿日
2021/05/30
レビュアー
kazupon
監督:ガイ・ハミルトン(1980年・英・105分)
原題:THE MIRROR CRACKD
原作:アガサ・クリスティ『鏡は横にひび割れて』
これまで、ミス・マープルと言えば、ジョーン・ヒクソン版しか知らなかったので、アンジェラ・ランズベリーの“ミス・マープル”を確認することが今回の視聴目的。
『ガス燈(1944年)』『ドリアン・グレイの肖像(1945年)』での愛らしい顔立ちが思い出されるが、アンジェラ・ランズベリーは1925年生れなので、本作撮影時は55歳。
どうりで若々しいミス・マープルだと思った。そして、若い頃そのままに可愛い人だった。背も高く姿勢も良くて、老婦人という設定とはちょっと違うのかも。
しかし、ミス・マープルの魅力は、普通の市井の人でありながら、着眼の鋭さ、点と点を結びつける思考の過程、さりげない推理の披露にあると思っている。
その、マープルの能力を証明する場面が、早々に冒頭で披露される。
それは、教会での映画上映会の時のこと。いよいよ謎解きに入るというシーンで、映写機が故障してしまう。
犯人を知りたい人々のブーイングの中、マープルは「もう犯人は判った」と言い、見事な推理と犯人の名前を言い残して立ち去るのである。
そして、本編。オープニングのクレジットを観て、その豪華な俳優陣に驚いた。
エリザベス・テーラー(アメリカの大女優マリーナ・グレッグ役)
ロック・ハドソン(マリーナの夫で映画監督のジェイソン・ラッド役)
キム・ノヴァク(アメリカの女優ローラ・ブルースター。マリーナとは犬猿の仲)
トニー・カーチス(ローラの夫で映画プロデューサー、マーティ・N・フィン役)
ジェラルディ・チャップリン(ラッドの秘書エラ・ジリンスキー役)等々。
さて、ミス・マープルの住むセント・メアリ・ミードにハリウッドから「スコットランドの女王メアリー」の撮影隊がやって来ていた。
往年の大女優マリーナと夫で監督のラッドは、ゴシントン荘を借り切って長期滞在の予定。
セント・メアリ・ミード中が歓迎ムードの中、ゴシントン荘で村の人々を招待してのパーティーが催される。事件は、そこで起きたのだった。
出席者の一人、ヘザー・バブコックが、ダイキリを飲んだ直後に死亡したのだ。
パーティー直前に足を捻挫して出席出来なかったマープルに、事件の概要を説明するのは、マープル宅の家政婦のチェリーという娘だが、彼女は歓迎パーティーに給仕係として行っていたのだった。
丁度、マープルの甥でロンドン警視庁のダーモット・クラドック警部(エドワード・フォックス)がやって来て、マープルの助言を受けながら捜査にあたる。
マープルがチェリーに訊ねたのは、バブコックが倒れる前の出来事だった。
マリーナと何を話していたのか?飲み物を渡したのは誰か?気になる出来事はなかったか?
チェリーが、「マリーナが凍り付いたような表情をした瞬間があった」という証言をしたが、その直前の会話、それがこの事件の鍵だったのだ。
ところで、女王メアリーをキャスティングされていたのが、グラマーなスタイルが自慢の女優ローラ・ブルースター(キム・ノヴァク)だった。
犬猿の仲の理由は、過去ににジェイソン・ラッドを取り合った経緯があるらしい。
それにしても、火花が散っているのが見えるような二人の会話。
互いの姿が見えないところでは、ローラがマリーナを“デブ”扱いするのだが、観ている方は、キム・ノヴァクとエリザベス・テーラーの実際の関係が心配になった。
キム・ノヴァクと言えば、「めまい(1958年)」での印象が強いため、本作での役どころが“お色気がウリのおバカ女優”にしか見えなくて、大いにイメージが壊された感じがした。
しかし、本作の批評の中に「クリスタル殺人事件では、得がたい存在感を示した」という文章も見つけ、確かに彼女が放った強烈な印象は認めざるを得ないだろう。
本作視聴の目的、アンジェラ・ランズベリーのミス・マープルについては、ジョーン・ヒクソンのイメージが強すぎるのだけれど、老年に達する前のミス・マープルとして受け入れた。
クリスタルから発想される人物が田中康夫でも柴田恭兵でもない私は
投稿日
2011/10/24
レビュアー
伝衛門
アガサ・クリスティ原作『鏡は横にひび割れて』の映画化作品です。
エリザベス・テイラーVSキム・ノヴァクの女優対決やロック・ハドソン、ジェラルディン・チャップリンなど
豪華出演陣なのですが、私にはそれほどポイントにはならないのです。
レビュータイトルで言いかけたことですが
柴田恭兵といえば、『なんとなくクリスタル』ではなく『ランニング・ショット』が頭に浮かぶ3○才の私には
大女優さんも”かたせ梨乃”さんというよりは”木の実ナナ”さんなのです。(?)
(えっと。。。すごい女優さんということで終わっちゃうんです。)
マープル役もテレビシリーズの方が、控えめな優しいおばあさんって感じがしてイメージに合う気がします。
(アンジェラ・ランズベリーさんは”ナイル殺人事件”で演じていたような役の方がハマル気がします。)
”2時間サスペンスでいうラテ欄3〜4番目の俳優が犯人”というような感覚で
キャスティングで犯人が推測できてしまうというのもマイナス。
ミステリー要素が強い作品ではなく目玉のキャスティングに興奮できない私にとっては、
平凡なドラマにみえてしまいました。
ちなみに、クリスタルから”村西とおる”さんが思い浮かぶ私は
”なんとなくクリスタル映像”なのです!
エリザベス・テイラーは何を見たのか、聞いたのか。
投稿日
2018/12/28
レビュアー
趣味は洋画
クリスタル殺人事件(1980年イギリス、カラー105分)*冒頭のみモノクロ
この映画を初めて観た人は、‘あれっ?、いきなり犯人当て?、モノクロ画面に知らない俳優ばかりで、こりゃ作品を間違えたのか?...’そう思っても不思議ではない‘入り’です。
‘フェンリー卿殺害の犯人は、..’と云ったところで、フィルムが切れ、それまでのモノクロ画面がカラー映像に変わります。実は教会で映画を観ていたわけですが、その中の一人、ミス・マープル(アンジェラ・ランズベリー)がスッと立ち上がり、犯人を見事に当てて、一人先に立ち去るのです。
この冒頭の演出はなかなかヒネリがあっていいですね。
ロンドン郊外の町、セント・メアリー・ミード(架空の町)。この町では映画「スコットランド女王メアリー」撮影のため、往年のスター、マリーナ・クレッグ(エリザベス・テイラー)が、監督である夫のラッド(ロック・ハドソン)と共に滞在していた。歓迎パーティには様々な人々が集まり、婦人会のバブコック夫人(モーリーン・ベネット)は昔からマリーナの大ファンである。更に製作者のマーティ(トニー・カーティス)が、主演女優のローラ(キム・ノヴァク)と共にやってくる。マリーナとローラは犬猿の仲である。そんな折、パブコック夫人がカクテルを飲んだ後に死んだ。パーティの手伝いをしていたチェリー(ウェンディ・モーガン)から、ミス・マープルは詳細を訊く。やがてロンドン警視庁からマープルの甥でもあるクラドック警部(エドワード・フォックス)がやってくる...。
レビュー評価が今ひとつのようですが、私はこの映画は‘お気に入り’です。(何度目かの鑑賞)
まず冒頭のクレジット紹介のバックに流れるコミカルなテーマ音楽。一度聞いたら忘れられないこのメロディーは、本編中、起承転結の随所に流れます。
そして何より、イギリスの田舎の風景が素晴らしく、昔のイギリス(設定は1953年)の匂いがプンプン伝わってくるようで、観ていて居心地がいいのです。
豪華共演陣も素晴らしく、上述のほかにジェラルディン・チャップリンが重要な役で出ていますし、「007」映画で活躍したチャールズ・グレイも出演、さらにピアース・ブロスナンもチョイ役で顔を出しています(発見するのが厳しい)。
エリザベス・テイラーとキム・ノバクの ‘ベテラン女優の闘い’ も面白く、最初は冷静を装っての「口撃」です。‘顔中シワだらけで線路にできる’ ‘目の下のたるみよ、ドリス・デイに飛んでいけ’ ‘名犬ラシーのカツラ’ ‘スイスの整形外科にいたのでは?’ 等々。
2人が顔を合わせていないところでは、激しい罵り合いです。(プライベートでの2人は実際のところどうだったのでしょうか...)
そして、さすがアガサ・クリスティ。
ラスト、ミス・マープルが事件の真相を暴いた内容は、‘ああ、なるほど...’と頷くばかり。
大女優にも悲しい過去があったのでした。
間違って借りたショックも何処へやら!
投稿日
2021/06/17
レビュアー
かつ
1980年 イギリス映画
原題:The Mirror Crack'd from Side to Side
原作:アガサ・クリスティー
このDISCが送られてきたのはいいけれど、何故リストに入れたのか覚えておらず、キャスト名を見ても思い出せない始末。あっ、そうだ!この前観た「ピグマリオン」のウェンディ・ヒラーの60代の姿を観たかったのよと思ったのも虚しく、この作品ではなく、「オリエント急行殺人事件」だった。(泣)自分に対しての苛立ちと、ちょっとしたショックを隠し切れずに観始めたのですが、キム・ノヴァクやエリザベス・テイラー等の豪華キャストに迎えられ、次第にこの映画に魅せられて行きました。
何と言っても、謎解きが面白いのがアガサ・クリスティーですが、それよりも凄かったのが二大女優の火花バチバチなところ。二人共、大女優としての役どころで、犬猿の仲。しかも同じ映画に出るとあって両者譲らずと言った感じ。ミステリー映画の場合、いつも犯人を考えながら観るのですが、それをも忘れそうになるくらいの二人の存在感は圧巻で、高圧的な“真の女優は私だわ”と豪語するキム・ノヴァクの演技は見物でした。エリザベス・テイラーに向かってあんなに汚い言葉を吐けるのはこの人位じゃないでしょうか。
大物女優の復帰を支える夫の監督役にロック・ハドソン。彼の映画は「ジャイアンツ」くらいしか観ていないかもしれません。この映画の5年後にAIDSにより他界しているのですね。本作が遺作だったのでしょうか。
この映画のベースになっているミス・マーブル役のアンジェラ・ランズベリーという方を存じ上げませんでしたが、とても好感が持てる素敵なおばさまでした。甥御さん役のエドワード・フォックスはどこかで見たような?と思ったら「ナバロンの嵐」でミラーを演じた方ではないですか!そしてジェイソンに想いを寄せるエマ役にはあのチャールズ・チャップリンの長女だとか。間違って借りた事もすっかり忘れてお得な顔ぶれに嬉しくなりました。因みに謎解きの結果はなるほど納得!という感じ。
今度は間違いなく「オリエント急行殺人事件」を観たいと思います。1974年のシドニー・ルメット監督作品の方を!
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クリスタル殺人事件