餓鬼魂

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　日本のオリジナルビデオ第一弾らしいです。今から見ると特撮などはちゃちいのですが、スタッフ、キャストが充実していて、ビデオにしては陰影をきちんと使っています。なかなか面白い作品でした。
　冒頭、電車の中の２人の男。話しながら、真っ暗になって、次のカットは２人のシルエット。円谷プロのウルトラシリーズでもよく使われましたが、こういう演出がムードがあってとてもいいです。
　最大の見どころは、人間の口が裂けて餓鬼が生まれてくる場面ですが、ダミーヘッドを使っていて、味わいがありますね。作り物っぽいんですが、作り物の面白さがあるというか。餓鬼はマペットで、操演です。ＣＧより迫力があります。
　レアなところは、松居一代のヌード（胸から上ですが）とか、下着姿が見られること。たぶん誰も見たくないでしょうけど。松居一代がマペットの餓鬼と取っ組み合うのですが、ここもよく出来てます。メイキングを見ると、いろいろ工夫してます。その工夫が生きているように思いました。
　ラストは意味不明ですが、まあよいでしょう。オリジナルビデオの最初の作品としては、見る価値があると思います。このころのビデオホラーは「キクロプス」とか「ギニーピッグ」とか、パワーがありましたね。

レビューを拝見して面白そうだったのでレンタルしてみました。
円谷プロのオリジナルビデオ第１号、１時間ほどの作品ですが、結構楽しめました。
餓鬼魂の幼虫にとりつかれると、餓鬼のように食べて餓鬼を体内で成長させ、大きくなると体から出てくる。
ところが、その餓鬼は食用にするととっても美味！
一度我鬼にとりつかれると、無性にその餓鬼を食べたくなって・・・

ストーリーはシュールでなかなかのもの。
餓鬼の造形は８５年作なので、今鑑賞するとイマイチですが、作り物感が、ある意味良い味がありました。

楽しめました。
お勧めはしませんが、結構良いですよ。

餓鬼魂に取り憑かれた人々の狂気を描いた物語。
１９８５年当時としては意欲作な感じですが、さすがに今観ると特撮シーンなどがチトつらい。ウルトラマンの円谷プロ制作なので、そういう感じの特撮というか、あまりホラー向きじゃないかも。ストーリーもちょっとシュールで、エンタメ性は低いかな。
しかし出演者が、長塚京三、松居一代、小倉一郎、斎藤洋介となかなか豪華。しかも、みんな若いしね。
円谷プロの特撮が好きで、有名俳優の若い頃を見てみたい人には、上映時間も１時間弱と短くサクッと観れるのでオススメだけど、普通に映画を楽しみたいという人に薦めるのはツライかな。

独偏満足度　４０％

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夢枕獏原作、というのは初めて聞いたのですが、この映画は以前ビデオでレンタルしてみたことがあります。
若い頃の長塚京三さんが見ものですよ。

取り付かれると食べて食べて食べまくる。
時期が来ると口から出てくるのだけど、飢鬼魂にとりつかれ、出て行かれた人間はなぜか飢鬼魂を食べたくて仕方が無い。
何度も取り付かれ、吐き出し、食べるをくりかえす飢鬼魂ハンターも登場し・・・。
演技力のある役者さんたちが、モンスター映画にでるとこうなる、といういい見本でしょう。
モンスターの造形は昔なのでウルトラマン並みなのですが、迫力があり、なかなか見ごたえのある映画です。　

円谷作品らしく、餓鬼魂（がきだま）が身体から出てくるシーンとかリアルで怖いです。出演人にも注目ですが、松居一代さん演ずる奥様が、庭先で健康体操をしているシーンは必見ですｗ　時間が短いですが、コンパクトにまとまっていて続きが観たくなる作品。ホラー好きな方にはオススメです。現代の映像では観られない雰囲気があって、十二分に楽しめます。