兵隊やくざ / 勝新太郎
兵隊やくざ
/増村保造
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(16)
解説・ストーリー
「座頭市」と並ぶ勝新太郎の大ヒットシリーズ「兵隊やくざ」の第1弾。やくざの用心棒だった暴れん坊の新兵・大宮とインテリの上等兵・有田が出会い、奇妙な友情が芽生え正義と生き様を貫いていく姿を描く痛快戦争ドラマ。増村保造監督作品。
「座頭市」と並ぶ勝新太郎の大ヒットシリーズ「兵隊やくざ」の第1弾。やくざの用心棒だった暴れん坊の新兵・大宮とインテリの上等兵・有田が出会い、奇妙な友情が芽生え正義と生き様を貫いていく姿を描く痛快戦争ドラマ。増村保造監督作品。
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「兵隊やくざ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「座頭市」と並ぶ勝新太郎の大ヒットシリーズ「兵隊やくざ」の第1弾。やくざの用心棒だった暴れん坊の新兵・大宮とインテリの上等兵・有田が出会い、奇妙な友情が芽生え正義と生き様を貫いていく姿を描く痛快戦争ドラマ。増村保造監督作品。
「兵隊やくざ」 の作品情報
「兵隊やくざ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「兵隊やくざ」 のシリーズ作品
兵隊やくざの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR0280 |
2005年06月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
1人
|
兵隊やくざの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DABR0280 |
2005年06月24日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:16件
追悼 田村高廣
先日、俳優の田村高廣が亡くなりましたね。どなたかが追悼レビューを書くと思っていたのですが、どうやら誰もそのことに触れられないようなので、わたくしがしゃしゃり出ることにします。
と言っても、実は田村高廣を刺身のツマにして、彼のご父君である板妻こと阪東妻三郎の顕揚をしたかったのですが、なんとDISCASには板妻の出演している作品が一つもないんですね(検索機能で調べる限りでは)。確かに板妻は1950年代の初頭に亡くなっていますから今の人には馴染みが薄いかも知れませんが、でもマキノ正博の『血煙高田馬場』だとか、伊藤大輔の『王将』だとか、稲垣浩の『無法松の一生』(もちろん三船敏郎主演のリメイクじゃない方です)など、ちょっとした映画好きなら観ているはず、観ているべき数々の名作に出演しているんですけどね。いや、個々の作品がどうのこうのということ以前に、板妻と言えば大河内傳次郎と並ぶ時代劇史上に燦然と輝く不世出の二大スターじゃないですか。そんな役者が古い、過去の人とみなされ、その作品が顧みられることがない、気軽に観ることができないのは何とも嘆かわしいことです。
ご父君の突然の逝去により商社マンから役者に転じ、木下恵介の『二十四の瞳』で銀幕にデビューした田村高廣も確かにいい役者だと思いますし、少なくとも田村三兄弟の中ではダントツでしょう。この『兵隊やくざ』にしても、田村高廣は勝進太郎の引き立て役に甘んじていますが、田村高廣という対比役がいるからこそ勝進太郎の破天荒さも生きてくるのだと思いますし。
その勝進太郎の殺陣こそがホンモノの殺陣だと感じている人が少なからずいると思いますが、個人的にはあれは勝進太郎自身を引き立てるための厚化粧に過ぎないと感じてしまいます。特に、『座頭市』シリーズの後半や、自身が監督をした『座頭市』においては。でも、真に映画的な殺陣というのは『血煙高田馬場』における数十人切りだとか、『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』における大河内傳次郎の殺陣のようなものなんじゃあないですかねえ?
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ぶざまったらないが、愛らしい男ども。
投稿日:2007/11/14
レビュアー:ぴよさん
どうもなんか自分がちゃらちゃらふわふわしてきたなぁって思いだした時に観ると、ぴったりな映画。ズンと下丹田に、否応なく気合が入る。
ともかくこれほど殴りあっている映画も、そうは無い。それも「ぶざまに」。 実際のところ素人同士の喧嘩では(しないけどさ)スパーンときれいに打撃が入ることなんて無いわけで。(やらないけどさ)
つまり映画では、ちゃんと位置取りをしてからこその格闘シーンになるわけだが、この映画の勝新に、そのお約束事は無い。ただただぶざまに取っ組み合い、殴りあう。その泥臭さときたら!ただ、大宮はもれなく自分も傷を負う。自分は無傷で一方的に攻めるような喧嘩はしないということだ。そこが今時のモノとは、決定的に違う見せ方だ。
大戦終盤の満州の関東軍駐屯地。帝国大学卒のインテリ上等兵有田と、元浪曲師でヤクザ上がりの初年兵、大宮。二人は友情とも補完ともつかない奇妙な関係のままに、大嫌いな軍隊生活の日常を送ってゆく。軍隊、それも関東軍という最悪の環境下での、有田演じる田宮高廣の色気と気概。そして、大宮演じる勝新太郎の豪放と愛嬌。それらが荒々しく、妖しく絡み合うのだ。
戦争は理由のあるところから始まるが、段階が進むにつれその理由は形骸化する。あらゆる暴力は戦争の前では、児戯に等しい。そんな究極の暴力である戦争と対比して、大宮の暴力には立派に理由があり矜持がある。有田はその暴力に「筋」を通させ、理論武装をほどこす。それによって、観ている我々は暴力に触れるときのネガティブな思いから救われるのだ。つまりは、スッとするというわけ。
時に土佐犬、時にパグのように見える大宮(勝新)。彼は大仰に演じているように見えるが、実はそれほどさらけ出しはせず、秘めるべき部分は秘めている。だからこそ時折チラリと見せる「隙」に、ドキリとさせられるのだ。こういうタイプの俳優は、見事に絶滅してしまった。このフィルムは、そんな絶滅種を写し取った記録フィルムでもある。
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亡き父が愛した映画
投稿日:2013/08/16
レビュアー:港のマリー
もっともわたしの父は、この増村保造監督のシリーズ一作目より二作目以降の田中徳三や森一生のもっと痛快でユーモアも加味した娯楽仕様のほうを好んでいたようなのですが。
有馬頼義の原作はこの一作目でほぼネタを使い尽くし二作目からの内容は映画オリジナルだとも聞いています。
変わらないのは道理の代わりに無理が通り、言葉の数より多いのがビンタ・鉄拳、威張り散らす上官が物資横流しで私服を肥やす腐敗がまかり通る軍隊で、元やくざの暴れん坊二等兵大宮(勝新太郎)と知的無頼の徒ともいえる有田上等兵(田村高廣)のコンビが、やったらやり返せ10倍返しだ!の「半沢直樹」ふうの大活躍をするところ。
本作はこんな馬鹿げたところにいられるか、と脱走を計画しついに成功させるところで終わっています。
「真空地帯」「人間の條件」またこの「兵隊やくざ」、「陸軍残虐物語」なんてのもありましたが、こういう映画を見ると、そしてこれらの映画が当時人気を集めた事実を考えると、兵隊になった多くの日本人にとって、もっとも憎むべき敵はアメリカ兵でも中国兵でもソ連兵でもなく、自国の軍隊のなかにいたのではないかと、思われてきます。
内務班での初年兵の生活は言語に尽くせぬほど辛かったことでしょう。軍隊はまず第一に自国の国民を抑圧するのです。唇噛みしめていつかあの上官を殴ってやるとの思いを、大宮二等兵は充分すぎるほど充分に果たしてくれました。インテリ有田のひょいとかわすような生き方、大宮に対する偏見のなさにも共感する人が多かったと想像します。
それはいいとして、私はこの映画からただならぬもう一つの気配を感じました。
大宮が砲兵班の兵隊たちと風呂場で大乱闘するシーンがあります。全裸の男たちの肉体が乱舞し絡まり合う、動きのあるその部分も見どころですが、画面変わって静まりかえった風呂場を有田が大宮を捜しにいくところ。
血まみれのはだかの男たちの肉体が風呂場のあちこちに転がっている。重なりあって山をなしているのもある。どれもぴくりとも動かない。倒れた古代遺跡の石像か、現代アートのオブジェという感じだ。
人間が生命を抜き取られたオブジェと化している。不気味だった。映画の一見痛快な展開にそぐわない虚無感がふとした裂け目に顔をのぞかせたようで、わたしは狼狽し、増村保造の非凡さに鳥肌が立ったのでした。
この虚無の裂け目は次の「赤い天使」では画面いっぱいに広がり、人体オブジェ化は極限まで進められ、戦争の哲学的本質を映画で表現することになるのです。
では「赤い天使」へ。
おっと、その前にまだ若い勝新の滴るような、匂うような色気にはもう参ってしまいました。カメラも女優並みに勝新のからだの曲線と肌を美しく撮っているようでした。
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勝新は座頭市よりこれ
投稿日:2006/09/23
レビュアー:エイちゃん
私の父は兵隊に行ったとき本当にこういう人に逢ったそうです
こんな魅力的な勝さん玉緒さんじゃなくてももう一度生まれ変わっても添い遂げたいと思うのはもっともだと思います。
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タイトルだけでもアカデミー賞
このタイトルだけでもアカデミー賞に匹敵します。
日本映画が面白くなって来たのは最近だと思っていましたが、昔も面白かったようです。勝新太郎ってこんな素朴な演技をこなせると思っていませんでした。
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ユーザーレビュー
追悼 田村高廣
投稿日
2006/05/25
レビュアー
parole
先日、俳優の田村高廣が亡くなりましたね。どなたかが追悼レビューを書くと思っていたのですが、どうやら誰もそのことに触れられないようなので、わたくしがしゃしゃり出ることにします。
と言っても、実は田村高廣を刺身のツマにして、彼のご父君である板妻こと阪東妻三郎の顕揚をしたかったのですが、なんとDISCASには板妻の出演している作品が一つもないんですね(検索機能で調べる限りでは)。確かに板妻は1950年代の初頭に亡くなっていますから今の人には馴染みが薄いかも知れませんが、でもマキノ正博の『血煙高田馬場』だとか、伊藤大輔の『王将』だとか、稲垣浩の『無法松の一生』(もちろん三船敏郎主演のリメイクじゃない方です)など、ちょっとした映画好きなら観ているはず、観ているべき数々の名作に出演しているんですけどね。いや、個々の作品がどうのこうのということ以前に、板妻と言えば大河内傳次郎と並ぶ時代劇史上に燦然と輝く不世出の二大スターじゃないですか。そんな役者が古い、過去の人とみなされ、その作品が顧みられることがない、気軽に観ることができないのは何とも嘆かわしいことです。
ご父君の突然の逝去により商社マンから役者に転じ、木下恵介の『二十四の瞳』で銀幕にデビューした田村高廣も確かにいい役者だと思いますし、少なくとも田村三兄弟の中ではダントツでしょう。この『兵隊やくざ』にしても、田村高廣は勝進太郎の引き立て役に甘んじていますが、田村高廣という対比役がいるからこそ勝進太郎の破天荒さも生きてくるのだと思いますし。
その勝進太郎の殺陣こそがホンモノの殺陣だと感じている人が少なからずいると思いますが、個人的にはあれは勝進太郎自身を引き立てるための厚化粧に過ぎないと感じてしまいます。特に、『座頭市』シリーズの後半や、自身が監督をした『座頭市』においては。でも、真に映画的な殺陣というのは『血煙高田馬場』における数十人切りだとか、『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』における大河内傳次郎の殺陣のようなものなんじゃあないですかねえ?
ぶざまったらないが、愛らしい男ども。
投稿日
2007/11/14
レビュアー
ぴよさん
どうもなんか自分がちゃらちゃらふわふわしてきたなぁって思いだした時に観ると、ぴったりな映画。ズンと下丹田に、否応なく気合が入る。
ともかくこれほど殴りあっている映画も、そうは無い。それも「ぶざまに」。 実際のところ素人同士の喧嘩では(しないけどさ)スパーンときれいに打撃が入ることなんて無いわけで。(やらないけどさ)
つまり映画では、ちゃんと位置取りをしてからこその格闘シーンになるわけだが、この映画の勝新に、そのお約束事は無い。ただただぶざまに取っ組み合い、殴りあう。その泥臭さときたら!ただ、大宮はもれなく自分も傷を負う。自分は無傷で一方的に攻めるような喧嘩はしないということだ。そこが今時のモノとは、決定的に違う見せ方だ。
大戦終盤の満州の関東軍駐屯地。帝国大学卒のインテリ上等兵有田と、元浪曲師でヤクザ上がりの初年兵、大宮。二人は友情とも補完ともつかない奇妙な関係のままに、大嫌いな軍隊生活の日常を送ってゆく。軍隊、それも関東軍という最悪の環境下での、有田演じる田宮高廣の色気と気概。そして、大宮演じる勝新太郎の豪放と愛嬌。それらが荒々しく、妖しく絡み合うのだ。
戦争は理由のあるところから始まるが、段階が進むにつれその理由は形骸化する。あらゆる暴力は戦争の前では、児戯に等しい。そんな究極の暴力である戦争と対比して、大宮の暴力には立派に理由があり矜持がある。有田はその暴力に「筋」を通させ、理論武装をほどこす。それによって、観ている我々は暴力に触れるときのネガティブな思いから救われるのだ。つまりは、スッとするというわけ。
時に土佐犬、時にパグのように見える大宮(勝新)。彼は大仰に演じているように見えるが、実はそれほどさらけ出しはせず、秘めるべき部分は秘めている。だからこそ時折チラリと見せる「隙」に、ドキリとさせられるのだ。こういうタイプの俳優は、見事に絶滅してしまった。このフィルムは、そんな絶滅種を写し取った記録フィルムでもある。
亡き父が愛した映画
投稿日
2013/08/16
レビュアー
港のマリー
もっともわたしの父は、この増村保造監督のシリーズ一作目より二作目以降の田中徳三や森一生のもっと痛快でユーモアも加味した娯楽仕様のほうを好んでいたようなのですが。
有馬頼義の原作はこの一作目でほぼネタを使い尽くし二作目からの内容は映画オリジナルだとも聞いています。
変わらないのは道理の代わりに無理が通り、言葉の数より多いのがビンタ・鉄拳、威張り散らす上官が物資横流しで私服を肥やす腐敗がまかり通る軍隊で、元やくざの暴れん坊二等兵大宮(勝新太郎)と知的無頼の徒ともいえる有田上等兵(田村高廣)のコンビが、やったらやり返せ10倍返しだ!の「半沢直樹」ふうの大活躍をするところ。
本作はこんな馬鹿げたところにいられるか、と脱走を計画しついに成功させるところで終わっています。
「真空地帯」「人間の條件」またこの「兵隊やくざ」、「陸軍残虐物語」なんてのもありましたが、こういう映画を見ると、そしてこれらの映画が当時人気を集めた事実を考えると、兵隊になった多くの日本人にとって、もっとも憎むべき敵はアメリカ兵でも中国兵でもソ連兵でもなく、自国の軍隊のなかにいたのではないかと、思われてきます。
内務班での初年兵の生活は言語に尽くせぬほど辛かったことでしょう。軍隊はまず第一に自国の国民を抑圧するのです。唇噛みしめていつかあの上官を殴ってやるとの思いを、大宮二等兵は充分すぎるほど充分に果たしてくれました。インテリ有田のひょいとかわすような生き方、大宮に対する偏見のなさにも共感する人が多かったと想像します。
それはいいとして、私はこの映画からただならぬもう一つの気配を感じました。
大宮が砲兵班の兵隊たちと風呂場で大乱闘するシーンがあります。全裸の男たちの肉体が乱舞し絡まり合う、動きのあるその部分も見どころですが、画面変わって静まりかえった風呂場を有田が大宮を捜しにいくところ。
血まみれのはだかの男たちの肉体が風呂場のあちこちに転がっている。重なりあって山をなしているのもある。どれもぴくりとも動かない。倒れた古代遺跡の石像か、現代アートのオブジェという感じだ。
人間が生命を抜き取られたオブジェと化している。不気味だった。映画の一見痛快な展開にそぐわない虚無感がふとした裂け目に顔をのぞかせたようで、わたしは狼狽し、増村保造の非凡さに鳥肌が立ったのでした。
この虚無の裂け目は次の「赤い天使」では画面いっぱいに広がり、人体オブジェ化は極限まで進められ、戦争の哲学的本質を映画で表現することになるのです。
では「赤い天使」へ。
おっと、その前にまだ若い勝新の滴るような、匂うような色気にはもう参ってしまいました。カメラも女優並みに勝新のからだの曲線と肌を美しく撮っているようでした。
勝新は座頭市よりこれ
投稿日
2006/09/23
レビュアー
エイちゃん
私の父は兵隊に行ったとき本当にこういう人に逢ったそうです
こんな魅力的な勝さん玉緒さんじゃなくてももう一度生まれ変わっても添い遂げたいと思うのはもっともだと思います。
タイトルだけでもアカデミー賞
投稿日
2005/08/23
レビュアー
油ハム
このタイトルだけでもアカデミー賞に匹敵します。
日本映画が面白くなって来たのは最近だと思っていましたが、昔も面白かったようです。勝新太郎ってこんな素朴な演技をこなせると思っていませんでした。
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