キューポラのある街

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キューポラのある街 / 吉永小百合

全体の平均評価点:(5点満点)

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「キューポラのある街」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

鋳物の町として有名な埼玉県川口市。この街にはキューポラという煙突が立ち並ぶ。昔カタギの職人の町にも時代の波が押し寄せる。旧来型の鋳物職人であるジュンの父は、働いていた工場が大工場に買収されたことからクビになってしまう。困窮に苦しむ一家だったが、ジュンはそんな境遇の中でも、自分の進路について一生懸命考え、パチンコ屋でバイトしながらも高校進学の学費を稼ごうとがんばる……。吉永小百合主演で、高度経済成長期の庶民の暮らしを温かなまなざしで描いた青春ドラマ。

「キューポラのある街」 の作品情報

作品情報

製作年: 1962年
製作国: 日本

「キューポラのある街」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

脚本: 今村昌平浦山桐郎
原作: 早船ちよ
撮影: 姫田真佐久
音楽: 黛敏郎

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この映画を見て「頑張ろう」と感じた人がたくさんいたことでしょう

投稿日:2005/02/05 レビュアー:ケチケチ

アスファルト舗装された道などほとんど無く、草むらや空き地や川など、子供の頃に走り回っていた風景が映し出され、郷愁を誘う映画です。人と人との関係も現在では無くなってしまった繋がりが描かれています。たとえば、現在なら娘の同級生の父親に職を世話する人など無いでしょうし、また世話される方も受け入れがたい屈辱を感じるのではと思います。

映画は社会的貧困の中で、父親の失業や、進学・就職の問題に悩みながらも、前向きに生きるジュン(吉永小百合)を描いています。この映画は当時興行的にも大ヒットしたわけですが、観客は掃きだめのような貧困家庭に、ジュンのような美人で快活明朗な中学生が存在するはずがないと心のどこかで感じながらも、彼女の生き生きとした姿に感動し、映画に夢を感じていたのではないかと思います。そういう面では単なる青春映画スターでもなく青春映画でもなかったのでしょうね。この映画を見て「俺も頑張ろう」「私も頑張ろう」と勇気を得た観客がどれほど多くいたことでしょう。

暗くなりがちなテーマですが作品からは活気が溢れ、快活明朗なジュンもさることながら、弟のタカユキ(市川好郎)が映画の味を担う重要な役割を果たしています。ガキ大将の悪さ坊主でたえず画面の中を走り回っている彼ですが、小学生ながら一徹な父親の生き方に反発し、近代社会に取り残されないためには、勉強は大嫌いでも高校には行かなければならないと感じています。演技は素晴らしいですし、彼に感じるカタルシスはお仕着せがましさが微塵も感じられません。

文部省推薦で予告編を見るとその他にも推進や推奨がずらりと並ぶ映画です。ジュンの行動や台詞にはさすがに現在ではお仕着せがましい部分を感じてしまうのは仕方のないことかと思います。また少々左よりの思想が漂う映画ですし、現在なら文部科学省推薦というお墨付きがついただろうかという面も感じたりします。このあたりは40年以上の時間の差を感じるところですね。

小学生のマドンナ的存在のかわいい女の子を、その後の青春テレビドラマや「サインはV」でおなじみの岡田可愛が演じていたりもして、懐かしさを感じたりもしました。5段階評価は、4。

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えー! 小百合さんから 年賀状

投稿日:2008/01/01 レビュアー:エイちゃん

 なーんて もちろんそんな訳はなく 日本郵政株式会社のコマーシャル 送り主は 社長西川善文氏でした でもそんなことから本作を見直してみました 江戸川を一本隔てた川口市 当時は鋳物の街として活気に溢れていましたが 同時に在日朝鮮人を代表する貧しい人達の町でもありました 本作でも登場する 北朝鮮への帰還事業 地上の楽園と宣伝された 北朝鮮へは日本での差別に苦しむ多くの朝鮮出身の人達の帰還が行われていました 犯罪の温床でもあった彼らを厄介払いできると 当時の与党も積極的にこれに関わっていました しかしこれがどうゆう結末になったかはすでに歴史が証明しています

 小百合さん(ジュン)の弟を好演した市川良郎くん 将来を嘱望されたけど 結局薬物だか なんだかつまらない事件に巻き込まれつまらない人生を送ったと記憶しています 

 それにしても日活最盛期の俳優さんの輝いていたことと言ったらありません 初代水戸黄門東野英治郎 銀座の有名なおでんやさん (お多幸)の若旦那殿山泰司 天才小説家の妹 吉行和子 私は川原乞食考 小沢昭一 街のチンピラ不良に至るまで素晴らしいの一言です

 ボール紙で作った街 偽者の昭和「三丁目の夕日」を見て感動しているあなたに是非見ていただきたい 本当の昭和の映画です   

  

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サユリストになってしまいそう・・・なくらいな映画です!!

投稿日:2005/11/22 レビュアー:yaponchuka

それにしても、吉永小百合が大人になってからしか知らない私に
とって、この映画は衝撃的でした。ストーリー的にも現代の日本とあまりにもかけ離れた厳しく貧しい社会事情といい、現実問題といい、知識で知っていても実際に物語として映画で見るのとは
大違い。そして、吉永小百合が知的で利発で正義感溢れる少女を
演じる姿の美しさとりりしさを見せつけられた日には、正直言って今の時代の糞アイドルなんて、10人束にして飛んでいくくらい最高に清清しく愛らしい!!彼女がいかに素晴らしいか、少女時代の姿を見てやっと分かった気分でした。これで母の世代の人たちにとっていかに彼女が永遠のアイドルか理解できました。

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とにかくリアル

投稿日:2006/05/18 レビュアー:麻冷

東京オリンピックの2年前、世の中はこれから高度成長期に入っていこうとする市井の片隅で、これだけひたむきに生きる希望を持とうとして努力して暮らしていた人たち。ロケもCGでは出ないリアルな迫力あり。パチンコ台の裏側で人が玉を入れているところで流れるスーダラ節とかとか、細かなところで、そうだったよなあ、と小さい頃を思い出す場面も多々あり。北林谷栄がすでに老け役のぽっこりとした婆さん役で出てきたりなど、やっぱり見応えありの作品

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青春時代に見慣れていた風景

投稿日:2011/12/04 レビュアー:としおにいちゃん

今では風俗で悪名が高い川口市・・・・西川口のほうかな。しかし、私がよく知っていた50年前の川口市は、鋳物屋が軒を並べる映画そのものの町だった。その通りを何度も見ながら通ったのが青年時代・・・・家の中をのぞきこそしなかったが、おそらく映画と同じような風景が展開していたと思う。あのころの日本人は勤勉で真面目だった。学歴もなくお金もなかったが、私も勤勉でまじめだったと思う。そして、周囲の人と人とが自然にぶつかりあっていた。現代のように、人と人がこんなに虚無的ではなく、まさに映画の中の俳優たちのように存在感があった。・・・・・あれから半世紀・・・・日本は外側だけが光り輝き、中身は真っ黒に腐っている金環食のような状態になっている。人も町も都会化の中で腐ってしまったようだ。純粋それ自体はもう映画の中でしか見ることができないと思うと哀しいね。

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この映画を見て「頑張ろう」と感じた人がたくさんいたことでしょう

投稿日

2005/02/05

レビュアー

ケチケチ

アスファルト舗装された道などほとんど無く、草むらや空き地や川など、子供の頃に走り回っていた風景が映し出され、郷愁を誘う映画です。人と人との関係も現在では無くなってしまった繋がりが描かれています。たとえば、現在なら娘の同級生の父親に職を世話する人など無いでしょうし、また世話される方も受け入れがたい屈辱を感じるのではと思います。

映画は社会的貧困の中で、父親の失業や、進学・就職の問題に悩みながらも、前向きに生きるジュン(吉永小百合)を描いています。この映画は当時興行的にも大ヒットしたわけですが、観客は掃きだめのような貧困家庭に、ジュンのような美人で快活明朗な中学生が存在するはずがないと心のどこかで感じながらも、彼女の生き生きとした姿に感動し、映画に夢を感じていたのではないかと思います。そういう面では単なる青春映画スターでもなく青春映画でもなかったのでしょうね。この映画を見て「俺も頑張ろう」「私も頑張ろう」と勇気を得た観客がどれほど多くいたことでしょう。

暗くなりがちなテーマですが作品からは活気が溢れ、快活明朗なジュンもさることながら、弟のタカユキ(市川好郎)が映画の味を担う重要な役割を果たしています。ガキ大将の悪さ坊主でたえず画面の中を走り回っている彼ですが、小学生ながら一徹な父親の生き方に反発し、近代社会に取り残されないためには、勉強は大嫌いでも高校には行かなければならないと感じています。演技は素晴らしいですし、彼に感じるカタルシスはお仕着せがましさが微塵も感じられません。

文部省推薦で予告編を見るとその他にも推進や推奨がずらりと並ぶ映画です。ジュンの行動や台詞にはさすがに現在ではお仕着せがましい部分を感じてしまうのは仕方のないことかと思います。また少々左よりの思想が漂う映画ですし、現在なら文部科学省推薦というお墨付きがついただろうかという面も感じたりします。このあたりは40年以上の時間の差を感じるところですね。

小学生のマドンナ的存在のかわいい女の子を、その後の青春テレビドラマや「サインはV」でおなじみの岡田可愛が演じていたりもして、懐かしさを感じたりもしました。5段階評価は、4。

えー! 小百合さんから 年賀状

投稿日

2008/01/01

レビュアー

エイちゃん

 なーんて もちろんそんな訳はなく 日本郵政株式会社のコマーシャル 送り主は 社長西川善文氏でした でもそんなことから本作を見直してみました 江戸川を一本隔てた川口市 当時は鋳物の街として活気に溢れていましたが 同時に在日朝鮮人を代表する貧しい人達の町でもありました 本作でも登場する 北朝鮮への帰還事業 地上の楽園と宣伝された 北朝鮮へは日本での差別に苦しむ多くの朝鮮出身の人達の帰還が行われていました 犯罪の温床でもあった彼らを厄介払いできると 当時の与党も積極的にこれに関わっていました しかしこれがどうゆう結末になったかはすでに歴史が証明しています

 小百合さん(ジュン)の弟を好演した市川良郎くん 将来を嘱望されたけど 結局薬物だか なんだかつまらない事件に巻き込まれつまらない人生を送ったと記憶しています 

 それにしても日活最盛期の俳優さんの輝いていたことと言ったらありません 初代水戸黄門東野英治郎 銀座の有名なおでんやさん (お多幸)の若旦那殿山泰司 天才小説家の妹 吉行和子 私は川原乞食考 小沢昭一 街のチンピラ不良に至るまで素晴らしいの一言です

 ボール紙で作った街 偽者の昭和「三丁目の夕日」を見て感動しているあなたに是非見ていただきたい 本当の昭和の映画です   

  

サユリストになってしまいそう・・・なくらいな映画です!!

投稿日

2005/11/22

レビュアー

yaponchuka

それにしても、吉永小百合が大人になってからしか知らない私に
とって、この映画は衝撃的でした。ストーリー的にも現代の日本とあまりにもかけ離れた厳しく貧しい社会事情といい、現実問題といい、知識で知っていても実際に物語として映画で見るのとは
大違い。そして、吉永小百合が知的で利発で正義感溢れる少女を
演じる姿の美しさとりりしさを見せつけられた日には、正直言って今の時代の糞アイドルなんて、10人束にして飛んでいくくらい最高に清清しく愛らしい!!彼女がいかに素晴らしいか、少女時代の姿を見てやっと分かった気分でした。これで母の世代の人たちにとっていかに彼女が永遠のアイドルか理解できました。

とにかくリアル

投稿日

2006/05/18

レビュアー

麻冷

東京オリンピックの2年前、世の中はこれから高度成長期に入っていこうとする市井の片隅で、これだけひたむきに生きる希望を持とうとして努力して暮らしていた人たち。ロケもCGでは出ないリアルな迫力あり。パチンコ台の裏側で人が玉を入れているところで流れるスーダラ節とかとか、細かなところで、そうだったよなあ、と小さい頃を思い出す場面も多々あり。北林谷栄がすでに老け役のぽっこりとした婆さん役で出てきたりなど、やっぱり見応えありの作品

青春時代に見慣れていた風景

投稿日

2011/12/04

レビュアー

としおにいちゃん

今では風俗で悪名が高い川口市・・・・西川口のほうかな。しかし、私がよく知っていた50年前の川口市は、鋳物屋が軒を並べる映画そのものの町だった。その通りを何度も見ながら通ったのが青年時代・・・・家の中をのぞきこそしなかったが、おそらく映画と同じような風景が展開していたと思う。あのころの日本人は勤勉で真面目だった。学歴もなくお金もなかったが、私も勤勉でまじめだったと思う。そして、周囲の人と人とが自然にぶつかりあっていた。現代のように、人と人がこんなに虚無的ではなく、まさに映画の中の俳優たちのように存在感があった。・・・・・あれから半世紀・・・・日本は外側だけが光り輝き、中身は真っ黒に腐っている金環食のような状態になっている。人も町も都会化の中で腐ってしまったようだ。純粋それ自体はもう映画の中でしか見ることができないと思うと哀しいね。

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