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男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】 / 渥美清
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】
/山田洋次
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(10)
解説・ストーリー
通算4度の出演回数を誇る浅丘ルリ子が初めて登場した記念すべき一編。悪気はないのに法事をめちゃくちゃにしてしまった寅次郎は、またまた周りの人々とケンカして北海道へ。網走の安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。
通算4度の出演回数を誇る浅丘ルリ子が初めて登場した記念すべき一編。悪気はないのに法事をめちゃくちゃにしてしまった寅次郎は、またまた周りの人々とケンカして北海道へ。網走の安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。
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「男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
通算4度の出演回数を誇る浅丘ルリ子が初めて登場した記念すべき一編。悪気はないのに法事をめちゃくちゃにしてしまった寅次郎は、またまた周りの人々とケンカして北海道へ。網走の安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。
「男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】」 の作品情報
「男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】」 のシリーズ作品
最新巻情報
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎忘れな草
通算4度の出演回数を誇る浅丘ルリ子が初めて登場した記念すべき一編。悪気はないのに法事をめちゃくちゃにしてしまった寅次郎は、またまた周りの人々とケンカして北海道へ。網走の安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DA9511 |
2004年10月23日 |
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1位登録者: |
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10枚 |
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第11弾がデジタルリマスター版で復活。とらやの人々とケンカして北海道へ旅立った寅次郎。そこで出逢った安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。通算4度の出演を果たした浅丘ルリ子がリリー役で初登場。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
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レイティング: |
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レンタル開始日: |
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DB8511 |
2008年11月27日 |
在庫枚数 |
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎忘れな草
作品詳細を開く
- 収録時間:
99分
- 字幕:
日本語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
DA9511
- レンタル開始日:
2004年10月23日
- 在庫枚数
10枚
- 1位登録者:
0人
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0人
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通算4度の出演回数を誇る浅丘ルリ子が初めて登場した記念すべき一編。悪気はないのに法事をめちゃくちゃにしてしまった寅次郎は、またまた周りの人々とケンカして北海道へ。網走の安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 【第11作】
作品詳細を開く
- 収録時間:
99分
- 字幕:
日本語英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
- レイティング:
- 記番:
DB8511
- レンタル開始日:
2008年11月27日
- 在庫枚数
3枚
- 1位登録者:
3人
- 2位登録者:
0人
解説・ストーリーを見る
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第11弾がデジタルリマスター版で復活。とらやの人々とケンカして北海道へ旅立った寅次郎。そこで出逢った安キャバレーの歌姫・リリーと意気投合するが…。通算4度の出演を果たした浅丘ルリ子がリリー役で初登場。
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ユーザーレビュー:10件
第11作
投稿日:2007/11/16
レビュアー:ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
「忘れな草」の花言葉は有名で、「真の愛」ですね。マドンナ・リリー(浅丘ルリ子)の初登場で、マドンナと寅との間に初めて恋愛関係らしき感情が継続します。
リリーの「真の愛」が寅に向きながら、成熟させることの出来ないもどかしさが虚しいですね。またそのもどかしさは寅の不器用さとも重なりますし、真っさらな若者同士じゃない人生の垢にまみれた二人であるだけに、成熟させられない愛も説得力を持ちます。
しかし、ドラマは余り出来が良くないと思います。テーマは非情に"こっ恥ずかしい"「真の愛」なんてものですから、正面からぶつかったのでは最近はやりの韓流映画になってしまいます。中年同士の純愛物語なんて見たくないですねぇ。
ドラマは、寅とさくらの兄弟愛、とらやの面々との表面的な喧噪に包まれた愛など、外堀を埋めるがごとくジワジワとテーマに近づけていきますが、「愛を描く」という弱い枷の中で、とらやで展開されるナンセンスコメディは落語ネタよろしくあまりにも陳腐ではないでしょうか。「何でも描ける」だけにもっと煮詰める必要があったと思います。
また、北海道の牧場で働く寅の描写。堅気になれない寅の表現でしょうが、物語の流れは唐突ですし、観客の誰もが寅の結末を予想できます。そこに何の膨らみもありませんし、テーマからも遠のくばかりです。
そういった周辺の描写に時間を取られ、リリーの描写はどうでしょうか。肝心の寅との間にドラマらしい葛藤を生み出す展開は全くありません。当初から容易に想像できるリリーの葛藤が描かれるだけで、寅とリリーが向かい合い、第三者がそれに作用するすることによって展開されるドラマの醍醐味が全く希薄なんですよね。私はここで"描けなかった"からこそ、この後リリーにまつわる続編が作れたとマイナーな方に考えるのですが。。。(ファンの方ごめんなさい)
寅と同類のキャラクターであるマドンナとの葛藤と、ドラマとして面白い要素が十分あるだけに全く残念な作品だと思います。
40点。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
大切なマドンナとの出会い
シリーズオープニングの劇中劇が股旅物という点もこの11作の芯を象徴しているのでしょうか。そして本作が寅さんにとってのベストマドンナ、リリーさんとの出会いの作品です。作品の中に多くのエピソードが組み込まれている点や、寅さんのイヤなところ、素晴らしいところの両方を観る事もできてお薦めですね。
旅に暮らす身同士の寅次郎とリリーが心を寄せ合う、孤独が孤独とわかり合うシーンが胸にぐっと来ます。「私の初恋の人、寅さんじゃないかね…」リリーのこの言葉を聞いたときの寅次郎ののぼせ上がり方も面白い一作。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
リリーさん遂に登場!!
11作目でいよいよ登場のリリーさん。一番安心して観賞できるマドンナはやっぱりリリーさんだ。
リリーさんが出演する作品は何故か寅さんはかっこ悪くもドジでもなく恋愛ドラマを普通に演じている。
すし屋の女将になるリリーさんは何故か板についていない。
この結末を観るとつい15作目を続けて観たくなる。
シリーズ最高のマドンナ、リリーさん万歳!!
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
レコードを売る寅さん、CDを売る寅さん――たぶん 9.9km地点
寅さんが売っている商品は、縁起物だったり暦だったりするが、本作品ではレコードである。CDが普及し始めて四半世紀は経つから、若い人たちの中にはレコードを知らない方も大勢いるだろう。何だか隔世の感がある。シリーズ後半では“ぽんしゅ”と一緒にCDを売っている。時代と伴に寅さんの扱う商材も変わったわけだ。もし、いま映画が作られたら、寅さんは何を売っているだろうか? やっぱり韓国製のデジタルオーディオプレイヤーかな。iPodによく似たやつね。(笑)
柴又に帰って来た寅さんは、さくら達が満男のためにピアノを買ってやりたいと思っていることを知って、何処からかオモチャのピアノを調達して来る。唖然とする“とらや”の面々。得意気な寅さん。けれど、タコ社長の一言で、さくら達がホンモノのピアノが欲しかったことに気付く。いたたまれない寅さんは、またもや喧嘩をして飛び出してしまう。
寅さんは北海道に渡り、場末の歌手リリーと知り合い、あぶくのような流れ者の生活が嫌になる。早速、職安で仕事を紹介して貰い、酪農家で働き始める。けれど、2日目には疲れてグッタリしてしまい、3日目には熱を出して寝込んでしまう。報せを受けたさくらが北海道まで迎えに行くことになる。――というお話し。
寅さんが職安に仕事を紹介して貰う、というのが面白い。(笑) 何となく、寅さんって役人とは相性が悪そうだ。それに、これまで雇用保険なんか一度も払ったことがないだろうに……。まぁ、失業保険の給付を受けたこともないか。
実は、カタギの仕事で生計を立てるのは、なかなか面倒くさいことである。現金収入のその日暮らしなら何も要らないが、職安に仕事を紹介して貰うにも履歴書の作成から始めなければならない。保険適用事業所に勤めれば、身元保証などの採用書類を山のように提出を求められる。私たちの多くは、そうした手続きを経て従業員として働いている。
そう考えると、寅さんが職安に行くのは滑稽だが、実は相当な覚悟で仕事に就いたことがよく分かる。それが3日と続かなかったのだから、酪農がどれだけ重労働なのか計り知れない。スクリーンでは描かれなかったくだりだが、そんな風に考えを膨らませると、映画の奥行きがぐんと深くなる。山田洋次監督の脚本は、描かれない場面にこそ味わいがあるように思う。
本作品では、浅丘ルリ子さんの演じるリリーは、まだマドンナの1人でしかない。描き込みも浅い。けれど、昭和歌謡曲全盛の時代に、ドサ回りの歌手をマドンナにする理由には、奥深いものがある。漁港の海っぺりで2人が交わす会話は、文字通り2人の境遇であり、駆け足のように変遷して行く時代に取り残された2人の立ち位置でもある。寅さんとリリーにとって、政治の混迷も経済の成長も関係ない。文化的な成熟や市民生活の中流化からも疎外されている。それは、地方の過疎地に住む人たちのおかれている立ち場と、よく似ている。寅さんの商いを巡礼とは言わないが、その眼差しは澄んで優しい。寅さんは、都会より田舎の方が人気があったらしいが、そんなところが観客を惹きつける理由だったのかも知れない。
この後、寅さんはリリーとの愛情物語を20年に渡って紡ぐことになる。『寅次郎相合い傘』『ハイビスカスの花』『紅の花』と、いずれも秀作ぞろいだ。その物語のはじまりは、是非ともご覧いただきたい。
オススメ!
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旅人vs.旅人
リリー松岡を演じた浅丘ルリ子は、出演のほうが先に決まっていたようで、旅回りの歌手という役柄は、あとから山田監督が思いついたものだという。
つまり、役柄が先にきまっていたのではなく、女優にあわせた役をあとから考え出したわけだ。
そこで山田監督が考えた役は、場末のキャバレーで歌うドサ回りの歌手という役だった。
山田作品ということだから覚悟はあったのだろうが、ドサ回りの歌手という役はそれまでの浅丘ルリ子のキャリアからみても考えられない役だったにちがいない。
しかし、目鼻立ちがハッキリしていて、気風の良い、情感あふれる演技ができる浅丘ルリ子には意外にも適役だった。
はきはきと物を言い、頭が良くて自分の考えで行動できる新しいタイプのマドンナをみごとな存在感で好演している。
冒頭のおもちゃのピアノ騒動と、北海道の緑いっぱいの草原の風景の対比がおもしろい。
バックに流れていたのは、リムスキー・コルサコフの「シェエラザードV Andantino, Quasi Allegretto」
このエピソードでは、寅の持っている劣等感や傷つきやすい繊細な心根などが、計らずも語られることになるが、寅の傷心を癒すかのような風景の美しさが印象に残る。
そんなとき、寅はリリーと出会う。
「ねえ、あたしたちの生活ってさあ、・・・・あぶくみたいなもんだね。」という台詞は、言い知れぬ苦労を重ねてきたリリーの率直な気持ちであると同時に、われわれの人生においても、ふと感じたりすることもある、ごくありふれた感慨といえるだろう。
寅だけでなく、観客にも共感できる人生観を与えることで、リリーの役柄を成功させているのかもしれない。
リリーは自分の壊れやすさを知っており、恋をすることでのみ人間らしく生きられると思っている。
しかし、長年続けた旅の暮らしを自分のなかで否定しているわけではない。
寅はそんなリリーを一体どんなふうに受け止めてやれるのだろうか?
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
第11作
投稿日
2007/11/16
レビュアー
ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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「忘れな草」の花言葉は有名で、「真の愛」ですね。マドンナ・リリー(浅丘ルリ子)の初登場で、マドンナと寅との間に初めて恋愛関係らしき感情が継続します。
リリーの「真の愛」が寅に向きながら、成熟させることの出来ないもどかしさが虚しいですね。またそのもどかしさは寅の不器用さとも重なりますし、真っさらな若者同士じゃない人生の垢にまみれた二人であるだけに、成熟させられない愛も説得力を持ちます。
しかし、ドラマは余り出来が良くないと思います。テーマは非情に"こっ恥ずかしい"「真の愛」なんてものですから、正面からぶつかったのでは最近はやりの韓流映画になってしまいます。中年同士の純愛物語なんて見たくないですねぇ。
ドラマは、寅とさくらの兄弟愛、とらやの面々との表面的な喧噪に包まれた愛など、外堀を埋めるがごとくジワジワとテーマに近づけていきますが、「愛を描く」という弱い枷の中で、とらやで展開されるナンセンスコメディは落語ネタよろしくあまりにも陳腐ではないでしょうか。「何でも描ける」だけにもっと煮詰める必要があったと思います。
また、北海道の牧場で働く寅の描写。堅気になれない寅の表現でしょうが、物語の流れは唐突ですし、観客の誰もが寅の結末を予想できます。そこに何の膨らみもありませんし、テーマからも遠のくばかりです。
そういった周辺の描写に時間を取られ、リリーの描写はどうでしょうか。肝心の寅との間にドラマらしい葛藤を生み出す展開は全くありません。当初から容易に想像できるリリーの葛藤が描かれるだけで、寅とリリーが向かい合い、第三者がそれに作用するすることによって展開されるドラマの醍醐味が全く希薄なんですよね。私はここで"描けなかった"からこそ、この後リリーにまつわる続編が作れたとマイナーな方に考えるのですが。。。(ファンの方ごめんなさい)
寅と同類のキャラクターであるマドンナとの葛藤と、ドラマとして面白い要素が十分あるだけに全く残念な作品だと思います。
40点。
大切なマドンナとの出会い
投稿日
2006/02/13
レビュアー
KUBOCHIN
シリーズオープニングの劇中劇が股旅物という点もこの11作の芯を象徴しているのでしょうか。そして本作が寅さんにとってのベストマドンナ、リリーさんとの出会いの作品です。作品の中に多くのエピソードが組み込まれている点や、寅さんのイヤなところ、素晴らしいところの両方を観る事もできてお薦めですね。
旅に暮らす身同士の寅次郎とリリーが心を寄せ合う、孤独が孤独とわかり合うシーンが胸にぐっと来ます。「私の初恋の人、寅さんじゃないかね…」リリーのこの言葉を聞いたときの寅次郎ののぼせ上がり方も面白い一作。
リリーさん遂に登場!!
投稿日
2013/07/01
レビュアー
涼風マヨネーズ
11作目でいよいよ登場のリリーさん。一番安心して観賞できるマドンナはやっぱりリリーさんだ。
リリーさんが出演する作品は何故か寅さんはかっこ悪くもドジでもなく恋愛ドラマを普通に演じている。
すし屋の女将になるリリーさんは何故か板についていない。
この結末を観るとつい15作目を続けて観たくなる。
シリーズ最高のマドンナ、リリーさん万歳!!
レコードを売る寅さん、CDを売る寅さん――たぶん 9.9km地点
投稿日
2012/03/31
レビュアー
みなさん(退会)
寅さんが売っている商品は、縁起物だったり暦だったりするが、本作品ではレコードである。CDが普及し始めて四半世紀は経つから、若い人たちの中にはレコードを知らない方も大勢いるだろう。何だか隔世の感がある。シリーズ後半では“ぽんしゅ”と一緒にCDを売っている。時代と伴に寅さんの扱う商材も変わったわけだ。もし、いま映画が作られたら、寅さんは何を売っているだろうか? やっぱり韓国製のデジタルオーディオプレイヤーかな。iPodによく似たやつね。(笑)
柴又に帰って来た寅さんは、さくら達が満男のためにピアノを買ってやりたいと思っていることを知って、何処からかオモチャのピアノを調達して来る。唖然とする“とらや”の面々。得意気な寅さん。けれど、タコ社長の一言で、さくら達がホンモノのピアノが欲しかったことに気付く。いたたまれない寅さんは、またもや喧嘩をして飛び出してしまう。
寅さんは北海道に渡り、場末の歌手リリーと知り合い、あぶくのような流れ者の生活が嫌になる。早速、職安で仕事を紹介して貰い、酪農家で働き始める。けれど、2日目には疲れてグッタリしてしまい、3日目には熱を出して寝込んでしまう。報せを受けたさくらが北海道まで迎えに行くことになる。――というお話し。
寅さんが職安に仕事を紹介して貰う、というのが面白い。(笑) 何となく、寅さんって役人とは相性が悪そうだ。それに、これまで雇用保険なんか一度も払ったことがないだろうに……。まぁ、失業保険の給付を受けたこともないか。
実は、カタギの仕事で生計を立てるのは、なかなか面倒くさいことである。現金収入のその日暮らしなら何も要らないが、職安に仕事を紹介して貰うにも履歴書の作成から始めなければならない。保険適用事業所に勤めれば、身元保証などの採用書類を山のように提出を求められる。私たちの多くは、そうした手続きを経て従業員として働いている。
そう考えると、寅さんが職安に行くのは滑稽だが、実は相当な覚悟で仕事に就いたことがよく分かる。それが3日と続かなかったのだから、酪農がどれだけ重労働なのか計り知れない。スクリーンでは描かれなかったくだりだが、そんな風に考えを膨らませると、映画の奥行きがぐんと深くなる。山田洋次監督の脚本は、描かれない場面にこそ味わいがあるように思う。
本作品では、浅丘ルリ子さんの演じるリリーは、まだマドンナの1人でしかない。描き込みも浅い。けれど、昭和歌謡曲全盛の時代に、ドサ回りの歌手をマドンナにする理由には、奥深いものがある。漁港の海っぺりで2人が交わす会話は、文字通り2人の境遇であり、駆け足のように変遷して行く時代に取り残された2人の立ち位置でもある。寅さんとリリーにとって、政治の混迷も経済の成長も関係ない。文化的な成熟や市民生活の中流化からも疎外されている。それは、地方の過疎地に住む人たちのおかれている立ち場と、よく似ている。寅さんの商いを巡礼とは言わないが、その眼差しは澄んで優しい。寅さんは、都会より田舎の方が人気があったらしいが、そんなところが観客を惹きつける理由だったのかも知れない。
この後、寅さんはリリーとの愛情物語を20年に渡って紡ぐことになる。『寅次郎相合い傘』『ハイビスカスの花』『紅の花』と、いずれも秀作ぞろいだ。その物語のはじまりは、是非ともご覧いただきたい。
オススメ!
旅人vs.旅人
投稿日
2008/09/28
レビュアー
skd007
リリー松岡を演じた浅丘ルリ子は、出演のほうが先に決まっていたようで、旅回りの歌手という役柄は、あとから山田監督が思いついたものだという。
つまり、役柄が先にきまっていたのではなく、女優にあわせた役をあとから考え出したわけだ。
そこで山田監督が考えた役は、場末のキャバレーで歌うドサ回りの歌手という役だった。
山田作品ということだから覚悟はあったのだろうが、ドサ回りの歌手という役はそれまでの浅丘ルリ子のキャリアからみても考えられない役だったにちがいない。
しかし、目鼻立ちがハッキリしていて、気風の良い、情感あふれる演技ができる浅丘ルリ子には意外にも適役だった。
はきはきと物を言い、頭が良くて自分の考えで行動できる新しいタイプのマドンナをみごとな存在感で好演している。
冒頭のおもちゃのピアノ騒動と、北海道の緑いっぱいの草原の風景の対比がおもしろい。
バックに流れていたのは、リムスキー・コルサコフの「シェエラザードV Andantino, Quasi Allegretto」
このエピソードでは、寅の持っている劣等感や傷つきやすい繊細な心根などが、計らずも語られることになるが、寅の傷心を癒すかのような風景の美しさが印象に残る。
そんなとき、寅はリリーと出会う。
「ねえ、あたしたちの生活ってさあ、・・・・あぶくみたいなもんだね。」という台詞は、言い知れぬ苦労を重ねてきたリリーの率直な気持ちであると同時に、われわれの人生においても、ふと感じたりすることもある、ごくありふれた感慨といえるだろう。
寅だけでなく、観客にも共感できる人生観を与えることで、リリーの役柄を成功させているのかもしれない。
リリーは自分の壊れやすさを知っており、恋をすることでのみ人間らしく生きられると思っている。
しかし、長年続けた旅の暮らしを自分のなかで否定しているわけではない。
寅はそんなリリーを一体どんなふうに受け止めてやれるのだろうか?
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