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F・ラングが無声映画時代に製作した、21世紀近未来SF映画。科学の飛躍的な発展の結果、労働者たちは地下に押しやられ、巨大な工場で家畜同然に管理されている一方、資本家たちは地上で享楽的生活を送っている。社長の息子は地下に降りて、彼らの悲惨な生活を知る。労働者の娘マリアは、労使間に人間的な絆が皆無であることを仲間に訴え、これがストライキの気運を生む。そこで社長はマリアを監禁、彼女そっくりの人造人間を作って事態収拾にあたるが、人造人間は狂い始め……。
製作年: |
1926年 |
---|---|
製作国: |
ドイツ |
原題: |
METROPOLIS |
監督: |
フリッツ・ラング |
---|---|
製作: |
エリッヒ・ポマー |
出演: |
ブリギッテ・ヘルム 、 アルフレート・アーベル 、 グスタフ・フリーリッヒ 、 フリッツ・アルベルティ 、 ルドルフ・クライン・ロッゲ 、 グスターフ・フレーリッヒ 、 フリッツ・ラスプ |
脚本: |
テア・フォン・ハルボウ 、 テア・フォン・ハルボウ 、 フリッツ・ラング |
撮影: |
ギュンター・リッタウ 、 カール・フロインド 、 ギュンター・リター |
音楽: |
ゴットフリート・フッペルツ |
F・ラングが無声映画時代に製作した、21世紀近未来SF映画。科学の飛躍的な発展の結果、労働者たちは地下に押しやられ、巨大な工場で家畜同然に管理されている一方、資本家たちは地上で享楽的生活を送っている。社長の息子は地下に降りて、彼らの悲惨な生活を知る。労働者の娘マリアは、労使間に人間的な絆が皆無であることを仲間に訴え、これがストライキの気運を生む。そこで社長はマリアを監禁、彼女そっくりの人造人間を作って事態収拾にあたるが、人造人間は狂い始め……。
製作年: |
1926年 |
---|---|
製作国: |
ドイツ |
原題: |
METROPOLIS |
監督: |
フリッツ・ラング |
---|---|
製作: |
エリッヒ・ポマー |
出演: |
ブリギッテ・ヘルム 、 アルフレート・アーベル 、 グスタフ・フリーリッヒ 、 フリッツ・アルベルティ 、 ルドルフ・クライン・ロッゲ 、 グスターフ・フレーリッヒ 、 フリッツ・ラスプ |
脚本: |
テア・フォン・ハルボウ 、 テア・フォン・ハルボウ 、 フリッツ・ラング |
---|---|
撮影: |
ギュンター・リッタウ 、 カール・フロインド 、 ギュンター・リター |
音楽: |
ゴットフリート・フッペルツ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
83分 | 字幕スーパー版 | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
CPVD1021R | 2002年10月01日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 15人 | 1人 |
収録時間:
83分
字幕:
字幕スーパー版
音声:
レイティング:
記番:
CPVD1021R
レンタル開始日:
2002年10月01日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
15人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
83分 | 字幕スーパー版 | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
CPVD1021R | 2002年10月01日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 15人 | 1人 |
収録時間:
83分
字幕:
字幕スーパー版
音声:
レイティング:
記番:
CPVD1021R
レンタル開始日:
2002年10月01日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
15人
2位登録者:
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フレディ・マーキュリーやボニー・タイラーを流し映像に着色したジョルジオ・モロダー版は公開時に観たのだが、実はそれほど面白いとは思わなかった。悪くはないけど音楽がメロディアスに強烈で、当時流行ったMTVみたいなものに思えてならなかった。つまりモロダーの「メトロポリス」はファッションだったのだ。モロダー版もこれまで流通していたほかの版も、90分程度の上映時間だったが、二度にわたる大規模な修復で、現在散逸したオリジナルに近い「150分版」を観ることができる。
その紀伊国屋書店版ブルーレイを観た。あまりにも素晴らしいのでびっくりした。
1927年にこれだけの予算をかけ、セットをつくり、未来へのイマジネーションを爆発させ、かつ上質なエンタテインメントに昇華しているとは、ほんとうにすごい。もう、この後の映画にどれほどの意味があるのだろうと思わせるくらいだ。 同じように工場労働の抑圧をテーマにしたルネ・クレール『自由を我等に』やチャップリン『モダン・タイムス』はこれより数年後である。
明らかにフランス革命とジャンヌ・ダルク伝説を下敷きにしており、自由とは何かを問いかけるものとなっているが、それよりも圧倒的な映像の力に酔いしれるばかりだ。巨大な未来都市のイメージ、エレベータ前ですれ違う労働者の行進、人間がメーターの針のように見える機械の心臓部、ロボット・マリアをつくるマッドサイエンティストの実験室、地下都市を襲う大洪水、終盤の狂える大暴動……。社長の息子が労働者と服を交換し、マリアはロボット・マリアに間違われる、次々と起こる「入れ替わり」が動かすドラマは、古典的だけれど力強い。
従来版より一時間増えた完全復元版では、ひとつひとつの場面の描写が緻密になっている。ブエノスアイレスで発見された16ミリフィルムをそのまま挿入しているところもあり、そこは映像も非常に荒れているのだが、それだけの価値はあった。たとえば従来版でほとんどカットされていた、冷酷な未来社会の論理を代表する暴力装置(支配者の手先の秘密警察といえばいいか)のような「影なき男」のさまざまなシーンは、本作に取ってひじょうに重要だったと思う。それがないと、支配―被支配の関係が単純化されすぎてしまうきらいがあるし、サスペンスとしても見応えがあるからである。
音楽もオリジナルのスコアに沿って再録音されており、出しゃばることもなく映像にリズムを与え、より豊かなものにしている。
たいへんな傑作だった。95点。
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マッドサイエンティストの家のドアにダビデの星が記されているのでユダヤ伝説のゴーレム(泥でつくった自動人形)を連想します。うつむいて行進する労働者の群れはいかにも泥人形のようでゾンビ映画の原型ですね。
地下世界は死者の国であって、マリアの背後に林立する十字架でおわかりのように彼女はゾンビたちを統べる死の聖母です。
メトロポリスの王の息子であるフレディーは毎日美女たちと戯れているのですが、突然、地下世界から出現した女を見た瞬間、彼の内面が劇的に変化します。
彼女は死の国から蘇った母親であり、厳しく冷たい父親の支配下にある息子フレディーは地下世界の労働者と自分を同一視しており、ゾンビたちが地上にあふれかえり、自分が救世主となることを夢想している。
預言者であるマリアはフレディーの母親であるHEL(ドイツ語で死の女神を意味する)とドッペルな存在となるのですが、フレディーにとって失われた母親は聖女と魔女に分裂しているんですね。
この美しいモンスターのような映画はそこからニョキニョキと多種多様な植物がはえてきたいわば地母神のような偉大な映画です。
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ユーザーレビュー:15件
投稿日
2011/02/12
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
フレディ・マーキュリーやボニー・タイラーを流し映像に着色したジョルジオ・モロダー版は公開時に観たのだが、実はそれほど面白いとは思わなかった。悪くはないけど音楽がメロディアスに強烈で、当時流行ったMTVみたいなものに思えてならなかった。つまりモロダーの「メトロポリス」はファッションだったのだ。モロダー版もこれまで流通していたほかの版も、90分程度の上映時間だったが、二度にわたる大規模な修復で、現在散逸したオリジナルに近い「150分版」を観ることができる。
その紀伊国屋書店版ブルーレイを観た。あまりにも素晴らしいのでびっくりした。
1927年にこれだけの予算をかけ、セットをつくり、未来へのイマジネーションを爆発させ、かつ上質なエンタテインメントに昇華しているとは、ほんとうにすごい。もう、この後の映画にどれほどの意味があるのだろうと思わせるくらいだ。 同じように工場労働の抑圧をテーマにしたルネ・クレール『自由を我等に』やチャップリン『モダン・タイムス』はこれより数年後である。
明らかにフランス革命とジャンヌ・ダルク伝説を下敷きにしており、自由とは何かを問いかけるものとなっているが、それよりも圧倒的な映像の力に酔いしれるばかりだ。巨大な未来都市のイメージ、エレベータ前ですれ違う労働者の行進、人間がメーターの針のように見える機械の心臓部、ロボット・マリアをつくるマッドサイエンティストの実験室、地下都市を襲う大洪水、終盤の狂える大暴動……。社長の息子が労働者と服を交換し、マリアはロボット・マリアに間違われる、次々と起こる「入れ替わり」が動かすドラマは、古典的だけれど力強い。
従来版より一時間増えた完全復元版では、ひとつひとつの場面の描写が緻密になっている。ブエノスアイレスで発見された16ミリフィルムをそのまま挿入しているところもあり、そこは映像も非常に荒れているのだが、それだけの価値はあった。たとえば従来版でほとんどカットされていた、冷酷な未来社会の論理を代表する暴力装置(支配者の手先の秘密警察といえばいいか)のような「影なき男」のさまざまなシーンは、本作に取ってひじょうに重要だったと思う。それがないと、支配―被支配の関係が単純化されすぎてしまうきらいがあるし、サスペンスとしても見応えがあるからである。
音楽もオリジナルのスコアに沿って再録音されており、出しゃばることもなく映像にリズムを与え、より豊かなものにしている。
たいへんな傑作だった。95点。
投稿日
2011/01/31
レビュアー
J ランタン※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
マッドサイエンティストの家のドアにダビデの星が記されているのでユダヤ伝説のゴーレム(泥でつくった自動人形)を連想します。うつむいて行進する労働者の群れはいかにも泥人形のようでゾンビ映画の原型ですね。
地下世界は死者の国であって、マリアの背後に林立する十字架でおわかりのように彼女はゾンビたちを統べる死の聖母です。
メトロポリスの王の息子であるフレディーは毎日美女たちと戯れているのですが、突然、地下世界から出現した女を見た瞬間、彼の内面が劇的に変化します。
彼女は死の国から蘇った母親であり、厳しく冷たい父親の支配下にある息子フレディーは地下世界の労働者と自分を同一視しており、ゾンビたちが地上にあふれかえり、自分が救世主となることを夢想している。
預言者であるマリアはフレディーの母親であるHEL(ドイツ語で死の女神を意味する)とドッペルな存在となるのですが、フレディーにとって失われた母親は聖女と魔女に分裂しているんですね。
この美しいモンスターのような映画はそこからニョキニョキと多種多様な植物がはえてきたいわば地母神のような偉大な映画です。
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メトロポリス