チキ・チキ・バン・バン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

１９６８年の作品とは思えない。
detailにまで拘った娯楽作品だ。
心が洗われる。
ジュリーアンドリュースとの共演で有名なヴァン・ダイクだが、
この作品でも心温まる父親役を演じている。

昔見た印象より、遙かに素晴らしかった。

音楽も素晴らしい。皆さんも口ずさめる「チキチキバンバン」！

ミュージカル作品としては何よりも音楽のすばらしさが重要となろう。この作品はどの楽曲も素晴らしく、心に残る。

最後には「人間は夢ばかり追っていてはいけない・・・現実をしっかりと見る。でも時には少しだけ夢を見るべきだ」と・・・。

００７のイアンフレミングが原作だとは知らなかったｗ

なんと賛美を送って良いものか言葉が見つからない。
�@家族で思いっきり楽しめる！
�Aバックトゥーザフューチャーも冒頭のシーンで、この作品を相当意識している。
�Bイギリスの綺麗な風景が見事だ。
�Cイアンフレミングの原作がめちゃくちゃ良い。(００７並みの新兵器が出てきます）

なかなか借りにくい作品ですが、無理しても借りてください。
何故だか、途中・・・多分フィルムチェンジの必要なのか・・・２層書き込みだからなのか、意味なくブレイクしますがｗ
兎に角、そのブレイクも編集すればすむのにｗ何故かしてない。
必見１００点

最近、車のＣＭのバックに本作品のテーマ曲が流れているのを耳にした。かなり懐かしかった。しかも、いまだに自分がサビの部分を唄えることにビックリした。曲に合わせて歌詞が口をついて出ただけだが、映画の内容をほとんど覚えていなかっただけに、些か衝撃的だった。

その衝撃的な曲を生み出したのは、シャーマン兄弟。天才としか言いようのない二人だ。そう、本作品にクレジットされるのは、そんな人たちばかり。製作は００７を世に送り出したアルバート・ブロッコリ、原作はイアン・フレミング、脚本には作家のロアルド・ダールが名を連ね、美術にはケン・アダムスを迎えている。これだけでも作り手側の勢いが分かろう。後世の評価は『サウンド・オブ・ミュージック』なんかに較べると地味だが、私は気に入っている。派手で、悪趣味と紙一重の色使いなんか如何にも英国映画で、この辺のバランス感覚はファンタジー映画にはなくてはならないものだ。理想と醜悪が渾然一体となった画は、ロアルド・ダールの脚本を得て更に輝きを増したように見える。（高校生の頃、ロアルド・ダールとレイ・ブラッドベリィの作品に夢中だった。エキセントリックな少年だったのね）

ストーリーについては、ここで語るまい。興趣が殺がれる。ただひとつ、――ミュージカルというよりファンタジー映画としての色彩が濃い本作品は、夢と現実、醜悪と理想を描き分ける。そのため、ファミリー向けの映画でありながら“毒”を内包し、チクチクと内側から刺されることになる。それが、この映画の魅力であり、いまいちヒットしなかった理由でもあるだろう。未見の方には是非、その辺りを堪能していただきたい。

ミュージカル全盛の時代が終わろうとする黄昏の時代に製作された本作は、まさしく鬼子だ。ニューシネマが台頭し始め、愛と平和を希求しながら殺伐とした現実ばかりを描き出そうと躍起になった潮流に抗うように、理想と夢の世界を描いた。いまにして思えば、本作品こそ「ニューシネマではなかったか」と思えるのだ。それほどシュールな作品である。

是非是非この名作をご覧いただきたい。オススメ！

ポッツの発明の品々の面白さ　子供達への愛情には苦労　徹夜を惜しまず　偶然出会えたトゥルーリーといつの間にか　子供たちに影響され
キスをしたら結婚すんだよ　その通り　ハッピーエンド。
D.V.ダイクの歌　踊り　いいです　S.A.ハウスの人形の踊り
これは絶品ですね。全てが面白く　いい作品です。
後世のライブラリーの一作品　間違いなし。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　初公開時はパナビジョン７０方式、磁気6chマルチ立体音響、大作にふさわしく途中で休憩が入る形態で上映されました。
　後にリバイバル公開されたときは、テアトル東京でシネラマ方式による上映と、公開規模が大きくなっています。
　もっとも肝心の中身はというと、いかにも００７らしい小道具や、シャーマン兄弟の歌、踊り（これも「メリー・ポピンズ」の振り付け師が担当）などディティールは良いんですが、お話の語り口がお子様を意識しすぎたせいで少々空中分解気味、ディズニー映画ほどの緻密な完成度には至りませんでした。
　ハリー・ポッターもそうですが、基本的に英国のファンタジーはダークな面が強く、アメリカ映画の脳天気な陽気さとは正反対の怪奇趣味が芯にあります。それがよく現れているのが、人さらいのグロテスクな不気味さや、科学者たちのマッド・サイエンティストぶり、国王と女王の暗殺ごっこなどでしょう。
　ついでに書くと中盤から登場する間抜けなスパイ二人組は、英国の喜劇舞台で昔から延々と演じられている伝統のコメディ・キャラクターですし、チャップリンも元はこの舞台出身です。
　それら英国ならではの隠し味を知っていれば、より楽しめるかも知れませんが、日本やアメリカのファミリー層には少々無理な注文でしたね。
　結局、表面的な（わざとらしい）ギャグを前面に出して、ご家庭のテレビでお子様と一緒に楽しんでくださいという売り方なのでしょうか、ＤＶＤに納められた映像はわざわざ冒頭にファミリー・バージョンとことわりを入れて左右をカットした４：３のスタンダード版。お菓子工場のダイナミックな群舞やバンブー・ダンスをオリジナル映像で見るためには市販品を購入しないといけません。

雲ひとつない青空を見てる時、突然「バン、バン、チキチキバンバン、チキッバンバン、チキチキバンバン…」の音楽が口をついて出てくるんです。十代の頃に見た映画で、当時としてはそんなに強い印象も無かったのですが、柔らかかった頭にはその痕跡をシッカリ残してくれたと言えるのでしょう。
メリーポピンズが傘を持って空を飛ぶシーンと同様に、青空をバックにしたシーンを取り込んだ映画は、幼い頃に見ておくのがいいのかも知れませんね。

ちょっと頭が固くなってきた頃には、これまたオンボロ車を改造しちゃった作品。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で。