ロミオとジュリエット

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「ロミオ、ロミオ。何故貴方はロミオなの？」
バルコニーでの有名なジュリエットのモノローグ。
かのシェークスピアの名作です。
当時中学生だった私は、友人とふたり、公開日を待ちわびていたものです。
ジュリエット（オリヴィア・ハッセー）の美しさ、あどけない笑い声にうっとり。
ロミオ（レナード・ホワイティング）の綺麗な顔立ちと素敵な笑顔に惹き込まれ、すっかり夢心地でした。
私の好きな場面は、―バルコニーのシーンももちろんですが―ロミオが忍び込んだキャピュレット家での夜会のシーンです。
「鈴の踊り」や「巡礼のキス」のシーンは、何度繰り返して観ても胸がキュンとします。
シェークスピアらしい大げさな台詞も、その台詞の長さも、ロミオとジュリエットの二人の美しさや作品の世界にすっかり酔っていた当時の私には、少しも気になりませんでした。
♪What is Youth? 〜で始まる主題歌は、キャピュレット家での夜会のシーンで披露され、作中では賛美歌に形を変えたりして流れていました。
友人のお姉さんが買ったサントラ盤のレコードを借りて、何度も何度も聞いた事を思い出します。
この作品以前の「ロミオとジュリエット」も見てみたいのですが、レンタルされていないようですね。
この先、オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティングを超える、美しく魅力的な「ロミオとジュリエット」は出ないだろうと思っています。

「サウンド・オブ・ミュージック」とともに、私の中では外せない作品です。

公開時に、生まれて初めてのデートでガールフレンドと一緒に銀座の映画館に観に行った。

誰もが同じだろうけど、オリヴィア・ハッセーが登場するシーンの美しさと言ったら、劇場が「おおっ」とどよめいた。ゼッフィレリがどういう人かなんて当時は知らなかったけど、あの衣装の色と背景の光の具合とオリヴィアの美しさと初々しい仕種は今でも覚えている。もうここまで来たら間違いなく一生覚えているに違いない。

一目見て一生忘れない、そんなヒロインって、後にも先にもオリヴィア・ハッセーだけだ。

この映画の後、近所になんか絶対いそうに無い美男美女が主役をやる映画というのはだんだんすたれて行き、20世紀の終わりにはキャメロン・ディアスのような「近所にいそうな可愛い子」が登場し、今では「普通の子の極致」キルスティン・ダンストがもっとも進んだヒロイン像になった。つまり、もう当分、或いは二度と、オリヴィア・ハッセーのようなジュリエットが出てくる「ロミオとジュリエット」は作られないだろうということだ。オリヴィア・ハッセーのジュリエットは永遠なのである。

一緒に行ったガールフレンドは同級生だったんだけど、教室では普通に話すのにデートとなると自分が誘ったのに何を話してよいか分からず、往復の電車はずっと無口になってしまった。次の日学校で「なんで何も話さなかったの？」と言われて「なに話したらいいか分かんなくてさ」と頭を掻いたのを覚えている。

その後、彼女とは別々の高校に進み、しばらくして彼女は癌で亡くなった。二度と一緒に映画を観ることはなかった。そういう意味でも、一生忘れない映画だった。

　シェイクスピア劇は大好きで、日本語でも英語でも数多くの舞台や映画を観ています。ご存知のように、シェイクスピア劇では、主演の人々の台詞はほとんど詩で書かれていて（それでお芝居を書いたシェイクスピアも離れ業ですが）、演じる役者さんは苦行を強いられます。詩で書かれた台詞をまるで日常の言葉のように感情をのせて演技しながらしゃべらなければならないのですから。
　
　初めてこの映画を観たとき、若きオリビア・ハッセーの演技に衝撃を受けました。ベテランの役者でも難しい台詞を詩と感じさせることなく実に自然に易々と日常言葉としてしゃべっているからです。瑞々しくて初々しく、可憐でありながら情熱を内に秘め、大胆にも行動できるジュリエットをほんとうに見事に演じています。英語版では、後にも先にも彼女以上に上手なジュリエットを観たことがありません。

このジュリエットは文句なしに超かわいいです。一目惚れもしようというものです。野に咲く慎ましやかな小花のようとでも言いますか…
でもロミオを始めとして男性陣のコスチュームの股間の辺がちょっと危なかったです(-_-;)

700レビューはこの作品に決定。
悲恋なのに、何故か惹かれてしまう。とても魅力的な作品。

あたしがこの映画に出会ったのは、確か中学生の時。
読書の課題で出された『ロミオとジュリエット』を映画で観てしまおう！
という浅はかな考えからレンタルしてきて観たのでしたｗ
原作を読んでないあたしが言うのもなんですが、彼らの話す言葉は、
原作に忠実なんだろうし、詩的な言葉がかなり難しいのだけれど、とても美しい響き。

夜会での出会い、麗しき娘ジュリエットに一目で恋に落ちるロミオ。
遠くで見つめ合う二人、徐々に距離が縮まり、言葉を交わし、そして情熱的な口づけをする。
恋した人が敵方だと知ったジュリエットが月に話しかけ、ロミオがそれに応える
有名なバルコニーのシーンも、とにかく素敵です！！！いやぁ〜ロマンチック過ぎる！！

ジュリエット役のオリビア・ハッセーの可愛らしさが際立ってますね♪
レナード・ホワイティングも美形で、二人はとてもお似合い。
この歳になって観ると、二人とも本当に瑞々しい。15歳と16歳らしいですからね〜
何度も何度も流れる挿入歌の“What is a Youth”も綺麗なメロディで心奪われちゃいます。

情熱的に結ばれて幸せな二人が引き裂かれ、神父の手引きがあって未来が少し明るくなったのに・・・
二人が永遠に結ばれることを願う観客にとっては、この上なくもどかしい展開、
再び出会うときには悲しい結末が待っている悲恋なのに、どうしてここまで惹かれてしまうのか。
シェークスピアはやっぱり偉大なのですねぇ〜
現代版の『ロミオ＋ジュリエット』はバズ・ラーマンが手がけてて色彩が美しいので両方お薦めです！