ランブルフィッシュ

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モーターサイクルボーイという荒くれ者の集団の主だった兄にひたすら憧れ続け、自分も兄のようになろうと喧嘩ばかりの人生を歩む青年ラスティの青春物語。ただの青春といってもラブストーリーではなく、どちらかというと自分探し的な要素を多分に含んでいる。ラスティの兄は闘魚を見て、昔の自分を、そして自分にあこがれている弟に生きかたを諭そうとする。全篇モノクロ作品だが、物語のアイコンである魚だけはカラーで描かれているのが印象的。この作品の要点が詰まった部分。
弟の目にはただの憧れで、そして自分を見てくれない、認めてくれない存在に写る兄。だが、やがてラスティは兄が身をもって自分のような破滅の人生を歩むべきでないことを教えようとしていることに気付く。そんな兄弟の絆の物語でもある。闘魚は鏡にうつった自分をみて攻撃する、広い場所ならそんなことはないのにというセリフが耳に残る。
揺れて自分の価値を探す年代のこころを上手く描いた作品だと思う。白黒ながら、早回しなどの映像効果をうまく使い、音楽も雰囲気にあったものを使用して場の雰囲気を上手く出していたのは見事。紛れもなくコッポラ監督の名作の一つである。

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コッポラ作品なのでちょっと理解しずらい映画かもしれませんが、役者もすごいし映像にも凝っています。
８０年代のジェームス・ディーンと言われたマット・ディロン、実にかっこいいです。今では不良少年なんて流行らないけれど、マットは本当にそのもの！ミッキー・ロークに劣らないかっこよさです。あのハスキーな声と独特の歩き方がやっぱマットの魅力かな。

ミッキー・ロークが、らしい兄貴。デニスホッパーも、らしい親父。それにマット・ディロン。濃いいなあ。

結局、ミッキー・ロークはなんだったんだという感じですが、親父のように枯れず、ただ虚無感で生きたという感じかな。

物語はおもんないです。濃さをみる映画です。味わえはしません。

ニコラス・ケイジ見たさで借りましたが・・・
これはミッキー・ロークの妖しい演技にやられました。笑顔につかみどころのない魅力があっていいですね。

映像が白黒でお魚だけ着色、、、お洒落です。
音楽もポリスのスチュアート・コープランドで、カッコイイです。

田舎町での行き場の無い青春が良く描かれていて、心に残ります。

でも、間違ってもペットショップであんなことしちゃあいけませんよw

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ミッキーを観たくて借りました。ストーリーは‘ケンカが強くて不良グループのリーダーだった兄’にひたすら憧れる弟の‘自分探しの青春’って感じです。ミッキーは兄役です。この映画、今から２９年も前なんですね。出演者がみんな若い！　もちろん大好きなミッキーも若いしカッコ良いし色気もあります。でも、話が今ひとつよくわからなかった。
グループを脱退した後、行方知らずだった兄が故郷に戻ってきてまた家で暮らすんだけど、この兄の気持ちが何だかわかりずらい。兄は色盲で難聴らしい。たぶん、ケンカでそうなったのか。画面が白黒なのは兄の目線だから？　闘魚だけはっきりと色がついているのは自分を投影してるから？　気が抜けたような感じで迫力も無い。でも弟がやられていると必ず現れて弟を助ける。よくわからんなあ。
気になったセリフは、「闘魚は広い川の中では闘わない。狭いところ（水槽）にいるから闘うんだ」という兄の言葉。
弟に対して、‘こんな狭い町にいるな。外の世界に出ろ’と言いたいのでしょうね。

ミッキーは強くてホントにカッコよかった♪