ペーパー ムーン / ライアン・オニール
ペーパー ムーン
/ピーター・ボグダノビッチ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(93)
解説・ストーリー
T・オニールが若干9歳でアカデミー助演女優賞を受賞した心温まる感動作。詐欺師のモーセは死んだ知り合いの娘・アディを親戚の家まで送ることになったが、彼女と旅をする内、モーセの心に父親的な愛情が芽生えていく。
T・オニールが若干9歳でアカデミー助演女優賞を受賞した心温まる感動作。詐欺師のモーセは死んだ知り合いの娘・アディを親戚の家まで送ることになったが、彼女と旅をする内、モーセの心に父親的な愛情が芽生えていく。
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「ペーパー ムーン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
T・オニールが若干9歳でアカデミー助演女優賞を受賞した心温まる感動作。詐欺師のモーセは死んだ知り合いの娘・アディを親戚の家まで送ることになったが、彼女と旅をする内、モーセの心に父親的な愛情が芽生えていく。
「ペーパー ムーン」 の作品情報
「ペーパー ムーン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ペーパー・ムーンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
136分 |
日本語英語吹き替え用日解 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 3:ドルビーデジタル/モノラル/英(解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSV192 |
2004年06月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
28枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
3:ドルビーデジタル/モノラル/英(解説)
ペーパー・ムーンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
136分 |
日本語英語吹き替え用日解 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 3:ドルビーデジタル/モノラル/英(解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PDSV192 |
2004年06月25日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
28枚
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0人
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ユーザーレビュー:93件
幸せな気持ちになる
投稿日:2007/12/13
レビュアー:よふかし
もし「幸せな気持ちになれる映画は?」と聞かれたら、この作品を薦めようと思っているのだけれど、そんな風に聞かれたことがない。もちろん、映画や本はどんな作品でも人によってはハズレにもなるので、相手を選ばなくちゃいけないけど、これは大丈夫じゃないかと思われるうちの一本。
ほんの30年前の映画で、ラストにバカな主人公が血飛沫とともに倒れるニュー・シネマの時代に(それも好きだけど)、わざわざモノクロにして、クラシックな雰囲気を再現している「新しい映画」だ。あちこちに映画批評家出身のピーター・ボグダノヴィッチらしい、オマージュやアイディアに満ちたカットがある。でも、物語も語り口もスタンダードで、非常に力強い。もともとアメリカ映画の持つ幸福感に満ちている、ボグダノヴィッチのベスト。85点。
ラスト、坂道の上から大きなトランクを手に転がるように駆けてくるアディ(テータム・オニール)の姿を初めて観たときのことを今でもよく覚えているのだけれど、長野県の松本にあった、たしか世界一小さい映画館という触れ込みの松本中劇シネサロンという劇場でのことだった。近くの親戚の家に遊びに行って、やはり映画好きのおじさんに連れて行ってもらったのは中学生くらいだったろうか。薄暗い階段を上がるとおじさんが定期券のような回数券を出し、それに切符切りのようなはさみをパチンと入れてもらう。中は昔のユーロスペーズより狭く、左右二席ずつ五、六列だったか、十数人しか入れない。面白いのはソファのようなゆったりしたイスで、ひとりひとりにスタンド式の灰皿がついていたことだ。いまでは許されないことかもしれないけれど、まさにサロンなのである。いつもの映画館とは違う、そんな小さな異空間に、『ペーパームーン』という映画はよく合っていたと思う。この映画を観るたびに、僕は僕だけの幸福感とともに「世界一小さな映画館」のことを思い出すのである。
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20人の会員が気に入ったと投稿しています
投稿したはず・・・
投稿日:2007/12/29
レビュアー:こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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よくあるんですよね。投稿したのに反映されないのが・・(私だけですか?それとも、私がボケているのかしら・・?)
よふかしさん、600レビューおめでとうございます。
この「ペーパー・ムーン」は、とても好きな作品で、よふかしさんが高評価をつけてくれたのが非常に嬉しかったのです。
ところが、思い返してみると最初に見たのがいつだったか思い出せないんですね。1973年製作で、たぶん日本での公開は74年だから、私は高校生。高校生の時に見たという記憶はないんですよ。じゃあ、いつ?
たぶん、20才過ぎてからのことだと思うのですが、先にジョディ・フォスターが子役だったTVドラマ(あんまり評判は芳しくなかったような・・・その後、「タクシー・ドライバー」での娼婦役でブレイクしたんだっけか)を観て、当時のかみさんが(彼女は大変な映画好きだった)
「これは、テイタム・オニールが子役だったオリジナルがいいのよ」
と言っていたので、その後どこかで見たはずなのです(どこかでリバイバル上映されていたのかな・・・TVで放映したのは84年が最初だと思うので・・・)
詐欺師のモーゼ(しかも、聖書を売りつける詐欺だってんですから、アメリカではどんな捉え方をされたことやら)が、ひょんなことから死んだ友達の子供を預かり、疑似親子関係を続けながら、徐々に心を通わせていくロードムービーですけど、テイタム・オニール演じるアディの方が、モーゼよりよっぽど商売がうまいときたもんだ(笑)
ライアン・オニールと生意気でおしゃまなテイタム・オニールの絶妙な掛け合いが、非常に楽しくて
「実の親子だから、行きが合うのだろうか」
とか思うのですけど、なんともほんわかとした雰囲気が良いのです。
当時は、もうカラー作品が普通だったはずなのに、なぜかあえてモノクロです(しかもスタンンダード画面)1930年代の設定だからなのでしょうけど、だからこそ今観ても返って古くさくない。というか、もともと古くさく見えるように作ってあるわけだから、違和感がないんですね。
貨幣価値が、今ひとつピンとこないのですが、200ドルで(アディのママをひき殺した男の兄貴から示談金として取った)で新車が買えてしまうわけですから、8ドルで聖書を売りつけるというのは、今で言えば10〜15万円くらいの感覚なのでしょうか。
そういえば、これでアマデミー助演女優賞を獲得したテイタム・オニールは、名子役から脱却できず、その後は鳴かず飛ばずだったのですが、たしかジョン・マッケンローのかみさんになったんですよね。で、離婚したんだっけか?ま、どうでもいいことですけど・・。
まあ、とにかくよふかしさんがおっしゃるように、幸せな気持ちになれる映画です。いたるところでクスッと笑わせてくれて、ラストで何とも言えぬ幸せな気分を味合わせてくれます。まだ未見の方には、是非オススメしたいのです。
このレビューは気に入りましたか?
17人の会員が気に入ったと投稿しています
親子(?)そろって悪人なんだけど(笑)愛すべき2人
最初はしかめっ面で不機嫌で、典型的な“イヤなガキんちょ”アディなんだけれど、
この映画を観終わったらアディを愛してない人はいないんじゃないかなって思うほど、アディは愛すべき女の子です!
ひょんなことからアディを伯母さんのところに届けることになった詐欺師のモーセ。
はじめはアディをダシに小金を少し稼いですぐに送り届けるつもりだったモーセだけれど、
その道中でも詐欺稼業をしているとアディに助けられることになり、
機転の利くアディと組んで一緒に詐欺師の旅をすることになった2人。
本当なられっきとした犯罪なんだから許されないと思うのが当たり前なのだけれど、
この2人の珍道中は観ててほのぼの。なぜか許してしまう。
アディの頭の良さは、アカデミー助演女優賞を最年少で獲得したテイタム・オニールそのものって感じ。
自分の娘もアディみたいな頭の回転の速い女の子になってくれないかな…なんて思ったり(笑。詐欺師になられちゃ困るけど)。
最初から最後まで、ワンパターンな物語で終わることなく、
起承転結のしっかりした、決して飽きることのないステキなロードムービーです!
ラストの地平線まで続く曲がりくねった道の風景と、2人のかけ合いは最高!
彼らの未来は不確定なんだけれども、きっとささやかな幸せがあるだろうと思わせる結末です!
優しい気持ちになりたい時にはぜひこの1本を。
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14人の会員が気に入ったと投稿しています
湿っぽくなく、理屈でもない感動
投稿日:2004/11/22
レビュアー:ケチケチ
「レオン」の影響で、20数年ぶりにこの映画を見ましたが、当時場末の映画館で見たのと同じ感動を今も与えてくれます。色褪せることなく同じ感動を今も与えてくれるのが何だか嬉しいですね。
73年の作品ですが、映画の舞台が35年で、当時の味を出すためにモノクロ仕上げになっています。この映画の味を引き出している一因ですし、今も変わらない感動を与えてくれる要因だと思います。
ストーリーは、詐欺師モーゼと、もしかしたら実の娘?という9才の少女アディの詐欺の珍道中です。叔母の家にアディを送り届けることになったモーゼ。アディをだしにちょっと稼ぐつもりだけだったが、大人顔負けの洞察力と機転を知って一緒に詐欺をはたらくことに。普通なら犯罪なんだけど、金持ちからは巻き上げるけども貧しい人を騙すことはしないアディの行動にだんだん同化していきます。
そして、アディに同化する最大のシークエンスは、尻軽女に没頭してお金を浪費するモーゼを取り返そうと一芝居たくらむアディ。自分を振り返ってくれない父親を一生懸命振り返らせようとする娘みたいで、この作戦の成功のために走り回るアディはなんともかわいいです。そして感動のラストシーンへ。"やっぱり親子だった"なんて、ありきたりで湿っぽいラストじゃないのがこの映画の一番いいところですね。
全編を通じて描かれているのはアディの心理です。なのになんで助演なんでしょうね。どう考えても主演女優賞だよなと思えます。アディの心理にどんどん引き込まれてしまう映画。紙に書いた月も信じれば本当の月。たとえ本当は紙だってかまわない。理屈じゃなくてそう感じさせてくれる映画です。
5段階評価は、5。
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10人の会員が気に入ったと投稿しています
左側の景色は見えなくていい
松っちゃんが連載してた「シネマ坊主」で紹介されていて、しかも10点満点つけてたので観たいと思っていた作品。
ボクが生まれる前の映画です。
冒頭から徐々にス〜っと映画の空気に惹き込まれ、最後までダレることなく観る事が出来ました。
テータム・オニールがこの演技で最年少助演女優賞受賞ということでしたが、納得です。喜怒哀楽どの表情もとても素晴らしく、時に笑わせ、時に泣かせと9歳の演技にいいように感情を操られました。
「ペーパームーン」というタイトルの意味がわかるくだりも好きです。
ひとつだけ「何故?」があるんですが、それは映画の鉄則とでもいいましょうか・・・何故?袋小路へ逃げるんだ?ってこと。
そこから繋がるボコられた割には平気顔ってとこまでぐらいですね。「何故?」と思ったのは。
あとで知りましたが、親子共演なんですね。
本当の親子が、あかの他人を演じ、その演じたキャラクターが、まるで本当の親子のようになっていく。
その素晴らしい「繋がり」が生まれていく過程を表現するのに「本当の親子」という武器は大変有効だったのではないでしょうか。
だんだん作品の空気が愛情でいっぱいになってくるステキな映画ですね。
ラストも好きです。
決してお涙頂戴の方向へ走ることなく、それまでのお互いのキャラを守りながらも泣かせる。
淡々と、アッサリ目、言葉少なく、あくまでごく普通の日々のワンシーンのように・・・その感じが良いです。
物語自体が、そしてアディの気持ちがDVDジャケットに繋がってくるってのもイイなぁ。
映画を観てから改めてジャケットを見ましょう。
そこでもう一度感動できます。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
幸せな気持ちになる
投稿日
2007/12/13
レビュアー
よふかし
もし「幸せな気持ちになれる映画は?」と聞かれたら、この作品を薦めようと思っているのだけれど、そんな風に聞かれたことがない。もちろん、映画や本はどんな作品でも人によってはハズレにもなるので、相手を選ばなくちゃいけないけど、これは大丈夫じゃないかと思われるうちの一本。
ほんの30年前の映画で、ラストにバカな主人公が血飛沫とともに倒れるニュー・シネマの時代に(それも好きだけど)、わざわざモノクロにして、クラシックな雰囲気を再現している「新しい映画」だ。あちこちに映画批評家出身のピーター・ボグダノヴィッチらしい、オマージュやアイディアに満ちたカットがある。でも、物語も語り口もスタンダードで、非常に力強い。もともとアメリカ映画の持つ幸福感に満ちている、ボグダノヴィッチのベスト。85点。
ラスト、坂道の上から大きなトランクを手に転がるように駆けてくるアディ(テータム・オニール)の姿を初めて観たときのことを今でもよく覚えているのだけれど、長野県の松本にあった、たしか世界一小さい映画館という触れ込みの松本中劇シネサロンという劇場でのことだった。近くの親戚の家に遊びに行って、やはり映画好きのおじさんに連れて行ってもらったのは中学生くらいだったろうか。薄暗い階段を上がるとおじさんが定期券のような回数券を出し、それに切符切りのようなはさみをパチンと入れてもらう。中は昔のユーロスペーズより狭く、左右二席ずつ五、六列だったか、十数人しか入れない。面白いのはソファのようなゆったりしたイスで、ひとりひとりにスタンド式の灰皿がついていたことだ。いまでは許されないことかもしれないけれど、まさにサロンなのである。いつもの映画館とは違う、そんな小さな異空間に、『ペーパームーン』という映画はよく合っていたと思う。この映画を観るたびに、僕は僕だけの幸福感とともに「世界一小さな映画館」のことを思い出すのである。
投稿したはず・・・
投稿日
2007/12/29
レビュアー
こんちゃん
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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よくあるんですよね。投稿したのに反映されないのが・・(私だけですか?それとも、私がボケているのかしら・・?)
よふかしさん、600レビューおめでとうございます。
この「ペーパー・ムーン」は、とても好きな作品で、よふかしさんが高評価をつけてくれたのが非常に嬉しかったのです。
ところが、思い返してみると最初に見たのがいつだったか思い出せないんですね。1973年製作で、たぶん日本での公開は74年だから、私は高校生。高校生の時に見たという記憶はないんですよ。じゃあ、いつ?
たぶん、20才過ぎてからのことだと思うのですが、先にジョディ・フォスターが子役だったTVドラマ(あんまり評判は芳しくなかったような・・・その後、「タクシー・ドライバー」での娼婦役でブレイクしたんだっけか)を観て、当時のかみさんが(彼女は大変な映画好きだった)
「これは、テイタム・オニールが子役だったオリジナルがいいのよ」
と言っていたので、その後どこかで見たはずなのです(どこかでリバイバル上映されていたのかな・・・TVで放映したのは84年が最初だと思うので・・・)
詐欺師のモーゼ(しかも、聖書を売りつける詐欺だってんですから、アメリカではどんな捉え方をされたことやら)が、ひょんなことから死んだ友達の子供を預かり、疑似親子関係を続けながら、徐々に心を通わせていくロードムービーですけど、テイタム・オニール演じるアディの方が、モーゼよりよっぽど商売がうまいときたもんだ(笑)
ライアン・オニールと生意気でおしゃまなテイタム・オニールの絶妙な掛け合いが、非常に楽しくて
「実の親子だから、行きが合うのだろうか」
とか思うのですけど、なんともほんわかとした雰囲気が良いのです。
当時は、もうカラー作品が普通だったはずなのに、なぜかあえてモノクロです(しかもスタンンダード画面)1930年代の設定だからなのでしょうけど、だからこそ今観ても返って古くさくない。というか、もともと古くさく見えるように作ってあるわけだから、違和感がないんですね。
貨幣価値が、今ひとつピンとこないのですが、200ドルで(アディのママをひき殺した男の兄貴から示談金として取った)で新車が買えてしまうわけですから、8ドルで聖書を売りつけるというのは、今で言えば10〜15万円くらいの感覚なのでしょうか。
そういえば、これでアマデミー助演女優賞を獲得したテイタム・オニールは、名子役から脱却できず、その後は鳴かず飛ばずだったのですが、たしかジョン・マッケンローのかみさんになったんですよね。で、離婚したんだっけか?ま、どうでもいいことですけど・・。
まあ、とにかくよふかしさんがおっしゃるように、幸せな気持ちになれる映画です。いたるところでクスッと笑わせてくれて、ラストで何とも言えぬ幸せな気分を味合わせてくれます。まだ未見の方には、是非オススメしたいのです。
親子(?)そろって悪人なんだけど(笑)愛すべき2人
投稿日
2004/11/13
レビュアー
しゃれこうべ
最初はしかめっ面で不機嫌で、典型的な“イヤなガキんちょ”アディなんだけれど、
この映画を観終わったらアディを愛してない人はいないんじゃないかなって思うほど、アディは愛すべき女の子です!
ひょんなことからアディを伯母さんのところに届けることになった詐欺師のモーセ。
はじめはアディをダシに小金を少し稼いですぐに送り届けるつもりだったモーセだけれど、
その道中でも詐欺稼業をしているとアディに助けられることになり、
機転の利くアディと組んで一緒に詐欺師の旅をすることになった2人。
本当なられっきとした犯罪なんだから許されないと思うのが当たり前なのだけれど、
この2人の珍道中は観ててほのぼの。なぜか許してしまう。
アディの頭の良さは、アカデミー助演女優賞を最年少で獲得したテイタム・オニールそのものって感じ。
自分の娘もアディみたいな頭の回転の速い女の子になってくれないかな…なんて思ったり(笑。詐欺師になられちゃ困るけど)。
最初から最後まで、ワンパターンな物語で終わることなく、
起承転結のしっかりした、決して飽きることのないステキなロードムービーです!
ラストの地平線まで続く曲がりくねった道の風景と、2人のかけ合いは最高!
彼らの未来は不確定なんだけれども、きっとささやかな幸せがあるだろうと思わせる結末です!
優しい気持ちになりたい時にはぜひこの1本を。
湿っぽくなく、理屈でもない感動
投稿日
2004/11/22
レビュアー
ケチケチ
「レオン」の影響で、20数年ぶりにこの映画を見ましたが、当時場末の映画館で見たのと同じ感動を今も与えてくれます。色褪せることなく同じ感動を今も与えてくれるのが何だか嬉しいですね。
73年の作品ですが、映画の舞台が35年で、当時の味を出すためにモノクロ仕上げになっています。この映画の味を引き出している一因ですし、今も変わらない感動を与えてくれる要因だと思います。
ストーリーは、詐欺師モーゼと、もしかしたら実の娘?という9才の少女アディの詐欺の珍道中です。叔母の家にアディを送り届けることになったモーゼ。アディをだしにちょっと稼ぐつもりだけだったが、大人顔負けの洞察力と機転を知って一緒に詐欺をはたらくことに。普通なら犯罪なんだけど、金持ちからは巻き上げるけども貧しい人を騙すことはしないアディの行動にだんだん同化していきます。
そして、アディに同化する最大のシークエンスは、尻軽女に没頭してお金を浪費するモーゼを取り返そうと一芝居たくらむアディ。自分を振り返ってくれない父親を一生懸命振り返らせようとする娘みたいで、この作戦の成功のために走り回るアディはなんともかわいいです。そして感動のラストシーンへ。"やっぱり親子だった"なんて、ありきたりで湿っぽいラストじゃないのがこの映画の一番いいところですね。
全編を通じて描かれているのはアディの心理です。なのになんで助演なんでしょうね。どう考えても主演女優賞だよなと思えます。アディの心理にどんどん引き込まれてしまう映画。紙に書いた月も信じれば本当の月。たとえ本当は紙だってかまわない。理屈じゃなくてそう感じさせてくれる映画です。
5段階評価は、5。
左側の景色は見えなくていい
投稿日
2009/06/01
レビュアー
ビンス
松っちゃんが連載してた「シネマ坊主」で紹介されていて、しかも10点満点つけてたので観たいと思っていた作品。
ボクが生まれる前の映画です。
冒頭から徐々にス〜っと映画の空気に惹き込まれ、最後までダレることなく観る事が出来ました。
テータム・オニールがこの演技で最年少助演女優賞受賞ということでしたが、納得です。喜怒哀楽どの表情もとても素晴らしく、時に笑わせ、時に泣かせと9歳の演技にいいように感情を操られました。
「ペーパームーン」というタイトルの意味がわかるくだりも好きです。
ひとつだけ「何故?」があるんですが、それは映画の鉄則とでもいいましょうか・・・何故?袋小路へ逃げるんだ?ってこと。
そこから繋がるボコられた割には平気顔ってとこまでぐらいですね。「何故?」と思ったのは。
あとで知りましたが、親子共演なんですね。
本当の親子が、あかの他人を演じ、その演じたキャラクターが、まるで本当の親子のようになっていく。
その素晴らしい「繋がり」が生まれていく過程を表現するのに「本当の親子」という武器は大変有効だったのではないでしょうか。
だんだん作品の空気が愛情でいっぱいになってくるステキな映画ですね。
ラストも好きです。
決してお涙頂戴の方向へ走ることなく、それまでのお互いのキャラを守りながらも泣かせる。
淡々と、アッサリ目、言葉少なく、あくまでごく普通の日々のワンシーンのように・・・その感じが良いです。
物語自体が、そしてアディの気持ちがDVDジャケットに繋がってくるってのもイイなぁ。
映画を観てから改めてジャケットを見ましょう。
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