こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画はヽ人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく。
製作年: |
1980年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
ORDINARY PEOPLE |
受賞記録: |
1980年 アカデミー賞 作品賞
1980年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ) 1980年 NY批評家協会賞 作品賞 1980年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
ロバート・レッドフォード |
---|---|
製作: |
ロナルド・L・シュワリー 、 ロナルド・L・シュワリー |
出演: |
ドナルド・サザーランド 、 メアリー・タイラー・ムーア 、 ティモシー・ハットン 、 シャド・ハーシュ 、 エリザベス・マクガバン 、 M・エメット・ウォルシュ 、 ジェームズ・B・シッキング 、 アダム・ボールドウィン 、 エリザベス・マクガヴァン 、 メリー・タイラー・ムーア |
脚本: |
アルヴィン・サージェント 、 アルヴィン・サージェント |
原作: |
ジュディス・ゲスト 、 ジュディス・ゲスト 、 ジュディスト・ゲスト |
撮影: |
ジョン・ベイリー |
音楽: |
マーヴィン・ハムリッシュ 、 マーヴィン・ハムリッシュ |
平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画はヽ人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく。
製作年: |
1980年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
ORDINARY PEOPLE |
受賞記録: |
1980年 アカデミー賞 作品賞
1980年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ) 1980年 NY批評家協会賞 作品賞 1980年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
ロバート・レッドフォード |
---|---|
製作: |
ロナルド・L・シュワリー 、 ロナルド・L・シュワリー |
出演: |
ドナルド・サザーランド 、 メアリー・タイラー・ムーア 、 ティモシー・ハットン 、 シャド・ハーシュ 、 エリザベス・マクガバン 、 M・エメット・ウォルシュ 、 ジェームズ・B・シッキング 、 アダム・ボールドウィン 、 エリザベス・マクガヴァン 、 メリー・タイラー・ムーア |
脚本: |
アルヴィン・サージェント 、 アルヴィン・サージェント |
---|---|
原作: |
ジュディス・ゲスト 、 ジュディス・ゲスト 、 ジュディスト・ゲスト |
撮影: |
ジョン・ベイリー |
音楽: |
マーヴィン・ハムリッシュ 、 マーヴィン・ハムリッシュ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語英語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PDSV193 | 2003年11月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語英語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
PDSV193
レンタル開始日:
2003年11月26日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
124分 | 日本語英語吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PDSV193 | 2003年11月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
124分
字幕:
日本語英語吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
PDSV193
レンタル開始日:
2003年11月26日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「普通の人々」って題名と、ロバートレッドフォードの監督お手並み拝見、更に1980年の賞を総なめしている点が気になって、いつか借りようと期を狙ってました。
点数にすると70点。
原作、脚色と脚本アルヴィン・サージェント は素晴らしいと思いました。
映画全体に漂う、家族愛の不確実さ。
普通ならくどく書き込んでしまうところを、「ぐっと押えて」
表現しています。
監督のロバートレッドフォードも米国を代表する俳優でありながら、脚本に忠実に撮りあげた姿勢は評価できると思いますが。
話は、一見幸せそうな家族が、兄弟の兄を事故でなくし、弟は自殺未遂を企て、それが元に家族の「絆」が崩壊していく様を描いてます。「普通の人が普通でなくなるとき」がテーマです。
以下苦言です。
@カメラアングルが悪すぎます。いや、普通すぎるのかもしれません。最後のカットなど、クレーンアップで良いのかなぁ?
A脚本の唯一のミス。弟より泳ぎの上手い兄の溺死の表現の仕方です。無理と弟を助けるために手を離した・・・というなら、映像表現が足りない。力尽きて・・・というなら、脚本を根底から変えて、「泳ぎの上手いのは弟であり、兄は勤勉な優等生」という括りにする方が、スムースでは無いでしょうか。
B「ああ、こういう母親いますね」では映画ではあり得ません。(少なくとも私はそう思っています)母親の苦悩を、「現実からの逃避」という括りにしているのでしょうが、「ヒステリックな」女性を描いているだけでは?
C精神科医がもう少し、深く関わって欲しかった。
D余りにもオーソドックスな撮り方なので、「普通」な人々ではなく、「普通の映画」になってしまいました。
以上、ちょっと辛口ですが、映画の基本は押えてあります。
日本で言えば、山田太一風の脚本です。
このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
気になっていた映画だったので 十数年ぶりにあらためて見て
絶句した! 何を言いたいのか うまくまとまらない
愛情表現が下手な母親!彼女も同じように育てられたのだろう
彼女も言っていたように 「息子を嫌う母親なんかいない」
ただ 相性とか 好き嫌いはあるから そう見えるかも…
それでも 家族が何とかやっていけるのは 根底に”愛情”が
あるからだと 映画の終わりに わかった
夫のことばに耳を貸さない妻の我が儘は 一見自立した強い
女性のように見えて 実は 自己中心の自己愛の変形でしか
ない そのことに 夫は気付いてしまった
妻が愛していたのは 長男のバックだけだと いや 彼女自身
だったのではないかと
彼女は 彼の地位と生活とそれにまつわるものを愛していたが
彼のことを愛していなかったのではないかと
夫の告白に反論しない妻! 何故?
彼女が赦せないのは ”嫌いな自分”と その自分に似ている
コーンであり その彼をかばい 彼を愛する夫をも赦せないと
いうのか?
「家族なら 悲しさ 苦しさを分かち合い 絆を深めていこう」と
願っている夫にとって 全く話の通じない妻は まるで”異性人”
のように見えたのかもしれない
妻は 「私を変えようとしないで!」と 怒ったくらいだから
一緒に努力していこうなんて気は全くないのだろう
いやなものから逃げ出すだけの妻であり 母の部分を捨てて
しまった ”可哀想な女性”なのだ
以前 この映画を見てショックだったことは たくさんあるが
私自身が学習したのは 「自分を一番愛してる」ということ!
その現実がわかった上で 自分の嫌いなところもひっくるめて
好きになれなければ 「ほかの誰かを愛せないのではないか」
ということ! だった
彼女も苦しんでいたのだと想う
コーンをどうしても赦せない自分がいる… どうしてなのか?
彼女にもわからない でも もう限界がきてしまった!
”親の愛こそは 無償の愛” に間違いはない
でも やっぱり 「自分が一番可愛い」 のも事実!
そして 子供のために命をかけて全てを投げ出せるのも事実!
そういう場面に遭遇したことのない 未熟な母親である私が
えらそうに語る資格はないが 結局 人間はひとりで生きて
行かなくちゃならず だからこそ 「誰かに愛されたい」し
「誰かを愛したい」 そう 言いたかった
その相手は 夫や妻 親や子であり きょうだいや親戚や
友だちや 隣人であり 全然知らないひとかもしれないが…
私にも一人 息子がいる 「私は彼を ちゃんと愛せていただ
ろうか?」 それは 絶えず頭の片隅にぶら下がっている!
私にとって 息子という異性は理解困難で ”厄介な存在”に
しばしば思えたから…
このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
80年、ロバート・レッドフォード監督作品で、アカデミー監督賞。
これから80年代を迎えるアメリカのごく普通の中流家庭。(とはいえ豪華な家に住んでるのでリッチな方だと思う。)
弁護士の父と、専業主婦の母、高校生の息子が住んでいる。
朝食時に、食欲が無いと言う息子に作ったばかりの料理を目の前で捨てる母親に仰天。
父は母の行動に困惑するが、強く言えない。このシーンだけで関係が解る。
母との間に不協和音が聞こえ、眠れない様子の息子に、冒頭から心配になる。
少しずつその原因が見えてくる。
息子のコンラッドには兄がいて、事故死してしまったようだ。
このシチュエーションは「歩いても、歩いても」と近い。
不安な様子の息子は精神科医をたずね、自分と対峙していく。
アメリカは実は全然個人主義じゃなく、休日にしょっちゅう、家族ぐるみで社内の人間でパーティーに参加することが多い、などと聞く。
みんな真っ白で、きれいに揃った歯並びの人達が同じ笑顔を作っている。
常に損得勘定しながら、他人の顔色伺いながら、なんてウンザリだなぁ…と思う社交のシーン。
その中で中流家庭の平和な家族という立場を守って行くのは、大変なことなのかもしれない。
母親とコンラッドの確執は、事故を発端としていることがわかってくる。
ただし、不協和音は長男が生きている頃から続いてたようで、話しても言葉が通じ合わない。
お互いに憎んでいるわけではないのに、許せない。
夫と妻の間にも、父と息子の間にも、戸惑いばかりが積み重なって行く。
どこかに甘えがあるんだろう、家族だからこそ、の不満は理解できる。
相容れる部分と、主張をしないとこちらが潰れるという部分。
なかなかバランスを保てない。
心に大きな打撃を受けた時、まだ傷口は癒えてないのに日常を取り戻すために、周りの要求通りに平静に暮らすテクニックは、年齢構わず多くの人が持ち得てるようだ。
それでも、傷から流血が続いていることには違いなく、だんだん頭と心がかけ離れて行く。
何かの瞬間に視界の壁が壊れないと、自分がどこを怪我しているのか、解らなくなってしまう。
この家族は、それぞれが皆そういう状態だった。
息子の感情が高ぶって、本当の自分が見えた瞬間の医師のセリフに、思わず涙が込み上げた。
母親は悪役に見えるけれど、受け入れ方が解らなくて背中を向けることしかできない、不器用な人なのかもしれない。
父親役のドナルド・サザーランドの控えめな芝居も目が離せなかったし、ティモシー・ハットンの繊細なところもとてもよかった。
本当は現実なんて、すべて移り行くもの。
信じていたものが一瞬で全て失くなることは珍しくない。
ラストシーンは一見、明るい未来には見えないかもしれないけれど、彼ら1人1人がゼロから再生して行くことになるのではないかな…と思った。
このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:49件
投稿日
2008/07/04
レビュアー
ホワイト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「普通の人々」って題名と、ロバートレッドフォードの監督お手並み拝見、更に1980年の賞を総なめしている点が気になって、いつか借りようと期を狙ってました。
点数にすると70点。
原作、脚色と脚本アルヴィン・サージェント は素晴らしいと思いました。
映画全体に漂う、家族愛の不確実さ。
普通ならくどく書き込んでしまうところを、「ぐっと押えて」
表現しています。
監督のロバートレッドフォードも米国を代表する俳優でありながら、脚本に忠実に撮りあげた姿勢は評価できると思いますが。
話は、一見幸せそうな家族が、兄弟の兄を事故でなくし、弟は自殺未遂を企て、それが元に家族の「絆」が崩壊していく様を描いてます。「普通の人が普通でなくなるとき」がテーマです。
以下苦言です。
@カメラアングルが悪すぎます。いや、普通すぎるのかもしれません。最後のカットなど、クレーンアップで良いのかなぁ?
A脚本の唯一のミス。弟より泳ぎの上手い兄の溺死の表現の仕方です。無理と弟を助けるために手を離した・・・というなら、映像表現が足りない。力尽きて・・・というなら、脚本を根底から変えて、「泳ぎの上手いのは弟であり、兄は勤勉な優等生」という括りにする方が、スムースでは無いでしょうか。
B「ああ、こういう母親いますね」では映画ではあり得ません。(少なくとも私はそう思っています)母親の苦悩を、「現実からの逃避」という括りにしているのでしょうが、「ヒステリックな」女性を描いているだけでは?
C精神科医がもう少し、深く関わって欲しかった。
D余りにもオーソドックスな撮り方なので、「普通」な人々ではなく、「普通の映画」になってしまいました。
以上、ちょっと辛口ですが、映画の基本は押えてあります。
日本で言えば、山田太一風の脚本です。
投稿日
2007/07/14
レビュアー
makochan※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
気になっていた映画だったので 十数年ぶりにあらためて見て
絶句した! 何を言いたいのか うまくまとまらない
愛情表現が下手な母親!彼女も同じように育てられたのだろう
彼女も言っていたように 「息子を嫌う母親なんかいない」
ただ 相性とか 好き嫌いはあるから そう見えるかも…
それでも 家族が何とかやっていけるのは 根底に”愛情”が
あるからだと 映画の終わりに わかった
夫のことばに耳を貸さない妻の我が儘は 一見自立した強い
女性のように見えて 実は 自己中心の自己愛の変形でしか
ない そのことに 夫は気付いてしまった
妻が愛していたのは 長男のバックだけだと いや 彼女自身
だったのではないかと
彼女は 彼の地位と生活とそれにまつわるものを愛していたが
彼のことを愛していなかったのではないかと
夫の告白に反論しない妻! 何故?
彼女が赦せないのは ”嫌いな自分”と その自分に似ている
コーンであり その彼をかばい 彼を愛する夫をも赦せないと
いうのか?
「家族なら 悲しさ 苦しさを分かち合い 絆を深めていこう」と
願っている夫にとって 全く話の通じない妻は まるで”異性人”
のように見えたのかもしれない
妻は 「私を変えようとしないで!」と 怒ったくらいだから
一緒に努力していこうなんて気は全くないのだろう
いやなものから逃げ出すだけの妻であり 母の部分を捨てて
しまった ”可哀想な女性”なのだ
以前 この映画を見てショックだったことは たくさんあるが
私自身が学習したのは 「自分を一番愛してる」ということ!
その現実がわかった上で 自分の嫌いなところもひっくるめて
好きになれなければ 「ほかの誰かを愛せないのではないか」
ということ! だった
彼女も苦しんでいたのだと想う
コーンをどうしても赦せない自分がいる… どうしてなのか?
彼女にもわからない でも もう限界がきてしまった!
”親の愛こそは 無償の愛” に間違いはない
でも やっぱり 「自分が一番可愛い」 のも事実!
そして 子供のために命をかけて全てを投げ出せるのも事実!
そういう場面に遭遇したことのない 未熟な母親である私が
えらそうに語る資格はないが 結局 人間はひとりで生きて
行かなくちゃならず だからこそ 「誰かに愛されたい」し
「誰かを愛したい」 そう 言いたかった
その相手は 夫や妻 親や子であり きょうだいや親戚や
友だちや 隣人であり 全然知らないひとかもしれないが…
私にも一人 息子がいる 「私は彼を ちゃんと愛せていただ
ろうか?」 それは 絶えず頭の片隅にぶら下がっている!
私にとって 息子という異性は理解困難で ”厄介な存在”に
しばしば思えたから…
投稿日
2009/08/02
レビュアー
TOMY※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
80年、ロバート・レッドフォード監督作品で、アカデミー監督賞。
これから80年代を迎えるアメリカのごく普通の中流家庭。(とはいえ豪華な家に住んでるのでリッチな方だと思う。)
弁護士の父と、専業主婦の母、高校生の息子が住んでいる。
朝食時に、食欲が無いと言う息子に作ったばかりの料理を目の前で捨てる母親に仰天。
父は母の行動に困惑するが、強く言えない。このシーンだけで関係が解る。
母との間に不協和音が聞こえ、眠れない様子の息子に、冒頭から心配になる。
少しずつその原因が見えてくる。
息子のコンラッドには兄がいて、事故死してしまったようだ。
このシチュエーションは「歩いても、歩いても」と近い。
不安な様子の息子は精神科医をたずね、自分と対峙していく。
アメリカは実は全然個人主義じゃなく、休日にしょっちゅう、家族ぐるみで社内の人間でパーティーに参加することが多い、などと聞く。
みんな真っ白で、きれいに揃った歯並びの人達が同じ笑顔を作っている。
常に損得勘定しながら、他人の顔色伺いながら、なんてウンザリだなぁ…と思う社交のシーン。
その中で中流家庭の平和な家族という立場を守って行くのは、大変なことなのかもしれない。
母親とコンラッドの確執は、事故を発端としていることがわかってくる。
ただし、不協和音は長男が生きている頃から続いてたようで、話しても言葉が通じ合わない。
お互いに憎んでいるわけではないのに、許せない。
夫と妻の間にも、父と息子の間にも、戸惑いばかりが積み重なって行く。
どこかに甘えがあるんだろう、家族だからこそ、の不満は理解できる。
相容れる部分と、主張をしないとこちらが潰れるという部分。
なかなかバランスを保てない。
心に大きな打撃を受けた時、まだ傷口は癒えてないのに日常を取り戻すために、周りの要求通りに平静に暮らすテクニックは、年齢構わず多くの人が持ち得てるようだ。
それでも、傷から流血が続いていることには違いなく、だんだん頭と心がかけ離れて行く。
何かの瞬間に視界の壁が壊れないと、自分がどこを怪我しているのか、解らなくなってしまう。
この家族は、それぞれが皆そういう状態だった。
息子の感情が高ぶって、本当の自分が見えた瞬間の医師のセリフに、思わず涙が込み上げた。
母親は悪役に見えるけれど、受け入れ方が解らなくて背中を向けることしかできない、不器用な人なのかもしれない。
父親役のドナルド・サザーランドの控えめな芝居も目が離せなかったし、ティモシー・ハットンの繊細なところもとてもよかった。
本当は現実なんて、すべて移り行くもの。
信じていたものが一瞬で全て失くなることは珍しくない。
ラストシーンは一見、明るい未来には見えないかもしれないけれど、彼ら1人1人がゼロから再生して行くことになるのではないかな…と思った。
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
普通の人々