ナバロンの嵐 / ロバート・ショウ
ナバロンの嵐
/ガイ・ハミルトン
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(10)
解説・ストーリー
「ナバロンの要塞」の後日譚。前作の任務で生き残ったマロリーとミラーは、再び特殊任務を負って、ユーゴスラビアへ潜入する。ドイツ軍に包囲されたパルチザンを救出するため、ネレトバの橋を破壊する任務である。彼らは上流にあるダムに目を付け、ダムを決壊させることで橋を破壊しようと目論むが……。
「ナバロンの要塞」の後日譚。前作の任務で生き残ったマロリーとミラーは、再び特殊任務を負って、ユーゴスラビアへ潜入する。ドイツ軍に包囲されたパルチザンを救出するため、ネレトバの橋を破壊する任務である。彼らは上流にあるダムに目を付け、ダムを決壊させることで橋を破壊しようと目論むが……。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「ナバロンの嵐」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「ナバロンの要塞」の後日譚。前作の任務で生き残ったマロリーとミラーは、再び特殊任務を負って、ユーゴスラビアへ潜入する。ドイツ軍に包囲されたパルチザンを救出するため、ネレトバの橋を破壊する任務である。彼らは上流にあるダムに目を付け、ダムを決壊させることで橋を破壊しようと目論むが……。
「ナバロンの嵐」 の作品情報
「ナバロンの嵐」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「ナバロンの嵐」 のシリーズ作品
ナバロンの嵐の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10045 |
2004年07月30日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
ナバロンの嵐の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10045 |
2004年07月30日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:10件
まさに70年代的キャスティング
映画「ナバロンの要塞」の8年後に発表されたマクリーンの原作を更に10年後に映画化したもの。前作のクライマックス・シーンをちゃっかりプロローグに拝借して、そのラストから始まる本作は言ってみれば正統派の続編ですが、イメージ的に前作がモノクロとすれば本作は総天然色というくらいの差があり、シリーズ物という概念は棄てた方がいいと思います。
前作は従来の戦争映画にスパイ映画の要素を盛り込み、ある意味このジャンルの方向性を大きく変える程のインパクトを与えた作品でしたが、本作は漫画チックなキャラ=リチャード・キールをキャスティングしていることで一目瞭然、オーソドックスな娯楽アクションに徹しておりお宝的な価値はまるでありません(アハハハ)。ただ、あまり辛気臭い映画よりノー天気に楽しめる作品の方がいいだべ、という方々にはむしろ本作をお奨めしたいですね。
グレゴリー・ペック→ロバート・ショー、デヴィット・ニーブン→エドワード・フォックスの交代も前作との印象の差を大きくしている一因ですが、今回は当時売り出し中のハリソン・フォードとショーがメインで、フォックスの役回りは一歩後退といったところ(それでもおいしいところはちゃんと押さえてますが)。前述のR・キールのほか、悪役のフランコ・ネロ、紅一点バーバラ・バック(水戸黄門の由美かおりみたいなサービスショットあり)、脳ミソまで筋肉男のカール・ウェザースなど70年代を懐かしむには十分なキャストですね。
最後のダム爆破から橋の倒壊に至るスペクタクルな見せ場はミニチュア・セットもろバレだけど、現在のCGには出せない手作り感覚たっぷりで嬉しいっす。戦車も当時のものではないにしろ本物だしね。
結論。
オジサン世代がビール片手にのんびり懐かしむ作品。今の若い映画ファンの方々が貴重な時間を割いてまで見るほどの価値はないでしょう。見ておくべき古い映画はもっとほかにたくさんありますから。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
7人の個性派俳優の魅力
投稿日:2020/03/08
レビュアー:趣味は洋画
ナバロンの嵐(1978年・イギリス、カラー、118分)
騙し、騙され、ハラハラ・ドキドキの連続...この面白さ、ハンパじゃありません!
第二次大戦下、ユーゴスラビアを舞台に、強大なドイツ軍からネレトバ峡谷に追い詰められたパルチザン将兵7千人を救うため、ネレトバ橋の爆破に挑む男たちの活躍を描きます。
主要登場人物である「個性的な俳優7名」をご紹介しながら、この映画の魅力に迫ってみました。
*ロバート・ショー(マロリー少佐) クレジット1位
ナバロン要塞を爆破した経験をもち、米軍特殊部隊 ‘フォース10’ のメンバーの中心人物として、冷静沈着な行動が頼もしい。数々の戦争映画、アクション映画でお馴染みの顔。
*ハリソン・フォード(バーンズビー中佐) クレジット2位
‘フォース10’ の隊長。若いが確固たる戦略を持つ頭脳派のリーダー。瞬時に厳しい決断を下せる。
本作は、H・フォードが記念すべきスター・ウォーズの第一作に出演した翌年の作品。
*バーバラ・バック(マリッツァ) クレジット3位
ドイツ軍に協力するゲリラ組織(王党派)の女性だが、別の顔をもち、意外な行動をみせる。
紅一点の彼女は、「007/私を愛したスパイ」のボンドガール役が印象深い。
*エドワード・フォックス(ミラー曹長) クレジット4位
爆破のプロだがいつも飄々としている。彼の役柄は極めて重要で、ピンチを救ったり、ラストに際立つ存在感をみせる。「ジャッカルの日」をはじめ英国作品に欠かせないトップ俳優。
*フランコ・ネロ(レスコバー大尉) クレジット5位
バルチザンに潜入しているドイツ側のスパイ。幾度となく出てくる‘騙し、騙され’ のシーンは、彼の独壇場といっていい。玄人受けするイタリアのベテラン俳優。夫人はヴァネッサ・レッドグレイヴ。
*カール・ウェザース(ウィーバー軍曹) クレジット6位
ナイフの使い手。前半の彼の活躍は見事で、黒人の陽気さが作品全体に活力を与えている。「ロッキー」における無敵のチャンピオン、アポロ・クリード役はあまりにも有名。
*リチャード・キール(ドラザック大尉) クレジット7位
身長2メートル18センチの巨人俳優。ゲリラ組織・王党派のボスをユーモラスに演じている。
上述のバーバラ・バックと共に出演した「007/私を愛したスパイ」では殺し屋ジョーズ役を好演。
マロリー少佐の、いきなりの発言は大芝居に打って出る証で、本作の見どころの一つとなっています。
思わず68年「荒鷲の要塞」におけるリチャード・バートンを思い出しました。
更に、走行する貨車の中でのレスコバー大尉に対する、マロリー少佐やバーンズビー中佐の、腹の探り合いにも目が離せません。
私が最も気に入っているシーンは、‘フォース10’の面々がドイツ軍基地から脱出する場面です。
既に死んでいるドイツのシュローダー少佐を生きているように見せかけ、ジープに堂々と座らせてから、ドイツ検問所を通過します。その際、シュローダー少佐は右手を上げて敬礼するので、検問所の兵士は何ら疑うことなくジープを通します。その「右手」を、ジープの座席下で、バーンズビー中佐が支えている(操作している)のです。
ラストシーン近く、ドイツ軍戦車がネレトバ橋に向かって進む場面は圧巻です。
又、ユーゴスラビアの山岳地帯や、高所から捉えた陸橋の景観は見事で、撮影はイギリスの名カメラマン、クリストファー・チャリスです。
そして冒頭から流れる心地よいテーマ音楽は、ロン・グッドウィン。
監督は「007」シリーズ4作品を手掛けたガイ・ハミルトン。
文末に記します。
アリステア・マクリーン原作の映画は、みな傑作でした。
61年「ナバロンの要塞」、68年「荒鷲の要塞」、68年「北極の基地・潜行大作戦」、71年「八点鐘が鳴るとき」、73年「爆走!」、75年「軍用列車」、77年「黄金のランデヴー」、本作以外に7本を観ていました。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
痛快娯楽大作
1978年 アメリカ映画
原作:アリステア・マクリーン
これも面白かったわ〜!
ハリソン・フォードが出演している事は知っていて、いずれ観ようと思っていましたが、
実はあまり期待してなかったのです。
この前の「ナバロンの要塞」の続編という流れで観てみましたが
ハリソン・フォードったらいいポジションで出てるじゃない。
イントロではマーチ調の快活な音楽が流れて掴みはOKです。
前作でのマロリー役はグレゴリー・ペックからロバート・ショーに、
爆破の天才ミラー役はデヴィッド・ニーヴンからエドワード・フォックスに替えてで出演しています。
この二人に加えてバーンズビー中佐をとしてハリソン・フォードが若々しい威勢のいい将校として出ています。この時スター・ウォーズの出演の後で36歳くらいでしょうか。
代表作はもちろんスター・ウォーズや、インディジョーンズが挙がるでしょうけど、
これは彼の隠れた彼の力作かもしれません。
あらすじを知らずに観たのもよかったのかも。
二転三転するのはお決まりで、やっぱりね!と思わせておきながら、え〜そうなるの??
という場面がいくつもあって目が離せません。結構ハラハラドキドキしました。
ウィーヴァー軍曹役のカール・ウェザースが出てきた時に「この人誰だっけ」と直ぐ思い出せず、
そのまま見続けていると相手を殴るシーンがあり、あ〜〜、「ロッキー」に出ていたアポロ役のボクサーの人だ!と分かりました。(こういう時、自分の頭で思い出すことが脳トレになるんですよね!)
クセのある独特な役どころですが、なかなか憎めない奴でもあります。
今回、ミラーの活躍が見どころの一つだった気がします。
紅一点のマリッツァ役のバーバラ・パックはスレンダーで神秘的な雰囲気を醸し出していました。
過去モデルの仕事をし、あの「007私の愛したスパイ」のボンドガールの女優さんだったんですね!
さすがスタイルがいいはずです。
そしてリンゴ・スターの奥さんでもあるとは知りませんでした。
こうしてみると結構な豪華キャストです。。
ナバロンの要塞を「重厚な娯楽大作」としましたが、こちらは「痛快娯楽大作」といったところでしょう。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
若いハリソン・フォード
投稿日:2006/03/05
レビュアー:ガラモン
最初は少し退屈でしたが橋の爆破工作の辺りから(殆ど最後の方)はとても面白かったですね。
ただあれ位の水量であんな橋が倒れるものでしょうか…?
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
イギリス人物持ちいい
投稿日:2021/03/05
レビュアー:さっちゃん
うーん、ひさしぶりというか劇場で観てから、テレビの洋画劇場は別にして観返したことがなかったんですが、今回、CSでやってたので再見してみました。
一応、『ナバロンの要塞』の続編になってますが、大分、雰囲気が変わってコミカルな印象が強いですね。主人公マロリー少佐(前作で大尉だったので作戦成功により昇進したものと見えます。)にグレゴリー・ペックに代わってロバート・ショウ、ミラー曹長(こちらも伍長から昇進)にデヴィッド・ニブンに代わってエドワード・フォックスという配役。ショウはマロリー役としては少し年がいってる気がするんですが。ただ、軽妙な演技もうまいというのは意外でした。なんせ、それまでがロシア人の殺し屋、ドイツ機甲師団の指揮官、離婚するために英国国教会を作っちゃった国王なんてシリアスな役が多かったもので。
他にも、この頃、活躍してたバーバラ・バック、リチャード・キール(ジョーズと言って通じるかな。)、カール・ウェザース、マカロニウェスタン・ファンには堪らないフランコ・ネロなんて面々が出ております。それに加えて前年の『スター・ウォーズ』でブレイクしたばかりのハリソン・フォードが米軍特殊部隊のバーンズビー中佐役で出演しております。若い若い。
お話はユーゴスラヴィアのパルチザンを支援するため、ドイツ軍の攻勢を遅らせる目的でネレトバ川にかかる橋を爆破する目的のバーンズビー中佐の部隊に、ユーゴのパルチザンに潜りこんだ裏切り者を消す任務を命じられたマロリーとミラーが同行することになり、英空軍基地から爆撃機を盗み出しますが、その際になりゆきで米軍憲兵に逮捕されていたウィーバー軍曹(カール・ウェザース)も連れていくことになります。
途中、ドイツの戦闘機に襲われ、火だるまになった爆撃機からからくも脱出したのがマロリー、ミラー、ウィーバー、バーンズビーと彼の部下(役名忘れた)の5人。敵地のど真ん中でチトー率いるパルチザンと思ったら、これがドイツ軍と同盟関係にあるチェトニク(王党派)だったり、なんとか脱出してパルチザンに合流したら、やっぱり裏切り者がいてドイツ軍の爆撃を受けたりと一難去ってまた一難という展開。さあ、マロリーたちは任務を完遂できるのか、というところで、あとは皆さんご覧になってください。
原作がアリステア・マクリーンなので困難な任務、裏切り者は誰だという展開は変わりませんなぁ。原作も映画も全部は知らないのですが『女王陛下のユリシーズ号』以外は、どうも、こういう展開みたいです。でも、謎解き要素は薄く、途中で分かるようになっております。ハラハラドキドキは前作より少し弱い印象がありますが、テキパキした動きのあるアクション場面はいいと思います。特にダム崩壊のシーンは、かなり巨大なミニチュアみたいで橋へ押し寄せる濁流もリアリティがあります。このあたりは実際の橋上にいるドイツ戦車や兵士、濁流がぶつかる橋脚のミニチュアという異なる映像の切り替えもうまく迫力が出ております。
さて、ここらで定例の“趣味の時間”とまいりましょう。この映画で私が最も喜んだのが爆撃機アブロ・ランカスターの出演でしょう。大戦中の英軍4発爆撃機ショート・スターリング、ハンドレページ・ハリファックスと並ぶ代表格でしょう。この機体は確かRAF(英空軍)か関連団体が管理しているフライアブルな機体だと思います。夜間のシーンで細部が見えないのが残念ですが双垂直尾翼をはじめランカスターの飛行シーンが見られただけでラッキーでした。
一方、地上戦では、小火器がバーンズビーが持つコルトM1911(A1かどうかまでは不明)以外はドイツ製なのでライフルはモーゼルKar98、機関銃はMG42、短機関銃がMP40という定番です。このうちライフルと機関銃は戦後賠償の一環として工作機械ごとユーゴが引き継いで製造しておりましたので、多分、それでしょう。ライフルの中にボルトハンドルが三八式歩兵銃みたいに横にまっすぐに伸びてるのがありますが、あれはユーゴ・オリジナルかな。ドイツの製品は根元のところで折れ曲がってますから。
そしてクライマックスのドイツ軍の攻撃の場面で出てくる戦車がトホホ、というのは何の改造もしていないT34・85に鉄十字を描いただけなのです。1978年だから、まだユーゴ陸軍で現役(又は予備役)の車両を借りたのかもしれません。随伴のハーフトラックは足回りから見てアメリカのM3だと思いますが、装甲版を加工して20mm4連奏対空機関砲を載っけてハノマークっぽくしてる苦心の跡がいいです。
また、映画の本筋とは関係ないところで楽しんでしまいました。失礼しました。肩の力を抜いて楽しむのに向いておりますのでご興味があればご覧ください。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
まさに70年代的キャスティング
投稿日
2009/01/29
レビュアー
タクシードライバー
映画「ナバロンの要塞」の8年後に発表されたマクリーンの原作を更に10年後に映画化したもの。前作のクライマックス・シーンをちゃっかりプロローグに拝借して、そのラストから始まる本作は言ってみれば正統派の続編ですが、イメージ的に前作がモノクロとすれば本作は総天然色というくらいの差があり、シリーズ物という概念は棄てた方がいいと思います。
前作は従来の戦争映画にスパイ映画の要素を盛り込み、ある意味このジャンルの方向性を大きく変える程のインパクトを与えた作品でしたが、本作は漫画チックなキャラ=リチャード・キールをキャスティングしていることで一目瞭然、オーソドックスな娯楽アクションに徹しておりお宝的な価値はまるでありません(アハハハ)。ただ、あまり辛気臭い映画よりノー天気に楽しめる作品の方がいいだべ、という方々にはむしろ本作をお奨めしたいですね。
グレゴリー・ペック→ロバート・ショー、デヴィット・ニーブン→エドワード・フォックスの交代も前作との印象の差を大きくしている一因ですが、今回は当時売り出し中のハリソン・フォードとショーがメインで、フォックスの役回りは一歩後退といったところ(それでもおいしいところはちゃんと押さえてますが)。前述のR・キールのほか、悪役のフランコ・ネロ、紅一点バーバラ・バック(水戸黄門の由美かおりみたいなサービスショットあり)、脳ミソまで筋肉男のカール・ウェザースなど70年代を懐かしむには十分なキャストですね。
最後のダム爆破から橋の倒壊に至るスペクタクルな見せ場はミニチュア・セットもろバレだけど、現在のCGには出せない手作り感覚たっぷりで嬉しいっす。戦車も当時のものではないにしろ本物だしね。
結論。
オジサン世代がビール片手にのんびり懐かしむ作品。今の若い映画ファンの方々が貴重な時間を割いてまで見るほどの価値はないでしょう。見ておくべき古い映画はもっとほかにたくさんありますから。
7人の個性派俳優の魅力
投稿日
2020/03/08
レビュアー
趣味は洋画
ナバロンの嵐(1978年・イギリス、カラー、118分)
騙し、騙され、ハラハラ・ドキドキの連続...この面白さ、ハンパじゃありません!
第二次大戦下、ユーゴスラビアを舞台に、強大なドイツ軍からネレトバ峡谷に追い詰められたパルチザン将兵7千人を救うため、ネレトバ橋の爆破に挑む男たちの活躍を描きます。
主要登場人物である「個性的な俳優7名」をご紹介しながら、この映画の魅力に迫ってみました。
*ロバート・ショー(マロリー少佐) クレジット1位
ナバロン要塞を爆破した経験をもち、米軍特殊部隊 ‘フォース10’ のメンバーの中心人物として、冷静沈着な行動が頼もしい。数々の戦争映画、アクション映画でお馴染みの顔。
*ハリソン・フォード(バーンズビー中佐) クレジット2位
‘フォース10’ の隊長。若いが確固たる戦略を持つ頭脳派のリーダー。瞬時に厳しい決断を下せる。
本作は、H・フォードが記念すべきスター・ウォーズの第一作に出演した翌年の作品。
*バーバラ・バック(マリッツァ) クレジット3位
ドイツ軍に協力するゲリラ組織(王党派)の女性だが、別の顔をもち、意外な行動をみせる。
紅一点の彼女は、「007/私を愛したスパイ」のボンドガール役が印象深い。
*エドワード・フォックス(ミラー曹長) クレジット4位
爆破のプロだがいつも飄々としている。彼の役柄は極めて重要で、ピンチを救ったり、ラストに際立つ存在感をみせる。「ジャッカルの日」をはじめ英国作品に欠かせないトップ俳優。
*フランコ・ネロ(レスコバー大尉) クレジット5位
バルチザンに潜入しているドイツ側のスパイ。幾度となく出てくる‘騙し、騙され’ のシーンは、彼の独壇場といっていい。玄人受けするイタリアのベテラン俳優。夫人はヴァネッサ・レッドグレイヴ。
*カール・ウェザース(ウィーバー軍曹) クレジット6位
ナイフの使い手。前半の彼の活躍は見事で、黒人の陽気さが作品全体に活力を与えている。「ロッキー」における無敵のチャンピオン、アポロ・クリード役はあまりにも有名。
*リチャード・キール(ドラザック大尉) クレジット7位
身長2メートル18センチの巨人俳優。ゲリラ組織・王党派のボスをユーモラスに演じている。
上述のバーバラ・バックと共に出演した「007/私を愛したスパイ」では殺し屋ジョーズ役を好演。
マロリー少佐の、いきなりの発言は大芝居に打って出る証で、本作の見どころの一つとなっています。
思わず68年「荒鷲の要塞」におけるリチャード・バートンを思い出しました。
更に、走行する貨車の中でのレスコバー大尉に対する、マロリー少佐やバーンズビー中佐の、腹の探り合いにも目が離せません。
私が最も気に入っているシーンは、‘フォース10’の面々がドイツ軍基地から脱出する場面です。
既に死んでいるドイツのシュローダー少佐を生きているように見せかけ、ジープに堂々と座らせてから、ドイツ検問所を通過します。その際、シュローダー少佐は右手を上げて敬礼するので、検問所の兵士は何ら疑うことなくジープを通します。その「右手」を、ジープの座席下で、バーンズビー中佐が支えている(操作している)のです。
ラストシーン近く、ドイツ軍戦車がネレトバ橋に向かって進む場面は圧巻です。
又、ユーゴスラビアの山岳地帯や、高所から捉えた陸橋の景観は見事で、撮影はイギリスの名カメラマン、クリストファー・チャリスです。
そして冒頭から流れる心地よいテーマ音楽は、ロン・グッドウィン。
監督は「007」シリーズ4作品を手掛けたガイ・ハミルトン。
文末に記します。
アリステア・マクリーン原作の映画は、みな傑作でした。
61年「ナバロンの要塞」、68年「荒鷲の要塞」、68年「北極の基地・潜行大作戦」、71年「八点鐘が鳴るとき」、73年「爆走!」、75年「軍用列車」、77年「黄金のランデヴー」、本作以外に7本を観ていました。
痛快娯楽大作
投稿日
2020/02/08
レビュアー
かつ
1978年 アメリカ映画
原作:アリステア・マクリーン
これも面白かったわ〜!
ハリソン・フォードが出演している事は知っていて、いずれ観ようと思っていましたが、
実はあまり期待してなかったのです。
この前の「ナバロンの要塞」の続編という流れで観てみましたが
ハリソン・フォードったらいいポジションで出てるじゃない。
イントロではマーチ調の快活な音楽が流れて掴みはOKです。
前作でのマロリー役はグレゴリー・ペックからロバート・ショーに、
爆破の天才ミラー役はデヴィッド・ニーヴンからエドワード・フォックスに替えてで出演しています。
この二人に加えてバーンズビー中佐をとしてハリソン・フォードが若々しい威勢のいい将校として出ています。この時スター・ウォーズの出演の後で36歳くらいでしょうか。
代表作はもちろんスター・ウォーズや、インディジョーンズが挙がるでしょうけど、
これは彼の隠れた彼の力作かもしれません。
あらすじを知らずに観たのもよかったのかも。
二転三転するのはお決まりで、やっぱりね!と思わせておきながら、え〜そうなるの??
という場面がいくつもあって目が離せません。結構ハラハラドキドキしました。
ウィーヴァー軍曹役のカール・ウェザースが出てきた時に「この人誰だっけ」と直ぐ思い出せず、
そのまま見続けていると相手を殴るシーンがあり、あ〜〜、「ロッキー」に出ていたアポロ役のボクサーの人だ!と分かりました。(こういう時、自分の頭で思い出すことが脳トレになるんですよね!)
クセのある独特な役どころですが、なかなか憎めない奴でもあります。
今回、ミラーの活躍が見どころの一つだった気がします。
紅一点のマリッツァ役のバーバラ・パックはスレンダーで神秘的な雰囲気を醸し出していました。
過去モデルの仕事をし、あの「007私の愛したスパイ」のボンドガールの女優さんだったんですね!
さすがスタイルがいいはずです。
そしてリンゴ・スターの奥さんでもあるとは知りませんでした。
こうしてみると結構な豪華キャストです。。
ナバロンの要塞を「重厚な娯楽大作」としましたが、こちらは「痛快娯楽大作」といったところでしょう。
若いハリソン・フォード
投稿日
2006/03/05
レビュアー
ガラモン
最初は少し退屈でしたが橋の爆破工作の辺りから(殆ど最後の方)はとても面白かったですね。
ただあれ位の水量であんな橋が倒れるものでしょうか…?
イギリス人物持ちいい
投稿日
2021/03/05
レビュアー
さっちゃん
うーん、ひさしぶりというか劇場で観てから、テレビの洋画劇場は別にして観返したことがなかったんですが、今回、CSでやってたので再見してみました。
一応、『ナバロンの要塞』の続編になってますが、大分、雰囲気が変わってコミカルな印象が強いですね。主人公マロリー少佐(前作で大尉だったので作戦成功により昇進したものと見えます。)にグレゴリー・ペックに代わってロバート・ショウ、ミラー曹長(こちらも伍長から昇進)にデヴィッド・ニブンに代わってエドワード・フォックスという配役。ショウはマロリー役としては少し年がいってる気がするんですが。ただ、軽妙な演技もうまいというのは意外でした。なんせ、それまでがロシア人の殺し屋、ドイツ機甲師団の指揮官、離婚するために英国国教会を作っちゃった国王なんてシリアスな役が多かったもので。
他にも、この頃、活躍してたバーバラ・バック、リチャード・キール(ジョーズと言って通じるかな。)、カール・ウェザース、マカロニウェスタン・ファンには堪らないフランコ・ネロなんて面々が出ております。それに加えて前年の『スター・ウォーズ』でブレイクしたばかりのハリソン・フォードが米軍特殊部隊のバーンズビー中佐役で出演しております。若い若い。
お話はユーゴスラヴィアのパルチザンを支援するため、ドイツ軍の攻勢を遅らせる目的でネレトバ川にかかる橋を爆破する目的のバーンズビー中佐の部隊に、ユーゴのパルチザンに潜りこんだ裏切り者を消す任務を命じられたマロリーとミラーが同行することになり、英空軍基地から爆撃機を盗み出しますが、その際になりゆきで米軍憲兵に逮捕されていたウィーバー軍曹(カール・ウェザース)も連れていくことになります。
途中、ドイツの戦闘機に襲われ、火だるまになった爆撃機からからくも脱出したのがマロリー、ミラー、ウィーバー、バーンズビーと彼の部下(役名忘れた)の5人。敵地のど真ん中でチトー率いるパルチザンと思ったら、これがドイツ軍と同盟関係にあるチェトニク(王党派)だったり、なんとか脱出してパルチザンに合流したら、やっぱり裏切り者がいてドイツ軍の爆撃を受けたりと一難去ってまた一難という展開。さあ、マロリーたちは任務を完遂できるのか、というところで、あとは皆さんご覧になってください。
原作がアリステア・マクリーンなので困難な任務、裏切り者は誰だという展開は変わりませんなぁ。原作も映画も全部は知らないのですが『女王陛下のユリシーズ号』以外は、どうも、こういう展開みたいです。でも、謎解き要素は薄く、途中で分かるようになっております。ハラハラドキドキは前作より少し弱い印象がありますが、テキパキした動きのあるアクション場面はいいと思います。特にダム崩壊のシーンは、かなり巨大なミニチュアみたいで橋へ押し寄せる濁流もリアリティがあります。このあたりは実際の橋上にいるドイツ戦車や兵士、濁流がぶつかる橋脚のミニチュアという異なる映像の切り替えもうまく迫力が出ております。
さて、ここらで定例の“趣味の時間”とまいりましょう。この映画で私が最も喜んだのが爆撃機アブロ・ランカスターの出演でしょう。大戦中の英軍4発爆撃機ショート・スターリング、ハンドレページ・ハリファックスと並ぶ代表格でしょう。この機体は確かRAF(英空軍)か関連団体が管理しているフライアブルな機体だと思います。夜間のシーンで細部が見えないのが残念ですが双垂直尾翼をはじめランカスターの飛行シーンが見られただけでラッキーでした。
一方、地上戦では、小火器がバーンズビーが持つコルトM1911(A1かどうかまでは不明)以外はドイツ製なのでライフルはモーゼルKar98、機関銃はMG42、短機関銃がMP40という定番です。このうちライフルと機関銃は戦後賠償の一環として工作機械ごとユーゴが引き継いで製造しておりましたので、多分、それでしょう。ライフルの中にボルトハンドルが三八式歩兵銃みたいに横にまっすぐに伸びてるのがありますが、あれはユーゴ・オリジナルかな。ドイツの製品は根元のところで折れ曲がってますから。
そしてクライマックスのドイツ軍の攻撃の場面で出てくる戦車がトホホ、というのは何の改造もしていないT34・85に鉄十字を描いただけなのです。1978年だから、まだユーゴ陸軍で現役(又は予備役)の車両を借りたのかもしれません。随伴のハーフトラックは足回りから見てアメリカのM3だと思いますが、装甲版を加工して20mm4連奏対空機関砲を載っけてハノマークっぽくしてる苦心の跡がいいです。
また、映画の本筋とは関係ないところで楽しんでしまいました。失礼しました。肩の力を抜いて楽しむのに向いておりますのでご興味があればご覧ください。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
-
- 宅配レンタル 定額8プラン

-
- 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
- 新規登録する
-
- 宅配レンタル 定額4プラン

-
- 新規登録する
-
- 都度課金 プラン

-
- 新規登録する
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
ナバロンの嵐