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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】
男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】
男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】 / 渥美清
男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】
/山田洋次
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(13)
解説・ストーリー
さくらの息子・満男の担任の先生にのぼせた寅次郎だったが、彼女の母親を見てそっちの方にクラクラ。この母親は寅次郎の幼なじみだったが、今では未亡人で病気がちの身。心配性の寅次郎の同情は募るばかりで…。
さくらの息子・満男の担任の先生にのぼせた寅次郎だったが、彼女の母親を見てそっちの方にクラクラ。この母親は寅次郎の幼なじみだったが、今では未亡人で病気がちの身。心配性の寅次郎の同情は募るばかりで…。
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「男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
さくらの息子・満男の担任の先生にのぼせた寅次郎だったが、彼女の母親を見てそっちの方にクラクラ。この母親は寅次郎の幼なじみだったが、今では未亡人で病気がちの身。心配性の寅次郎の同情は募るばかりで…。
「男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】」 の作品情報
「男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】」 のシリーズ作品
最新巻情報
男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎純情詩集
さくらの息子・満男の担任の先生にのぼせた寅次郎だったが、彼女の母親を見てそっちの方にクラクラ。この母親は寅次郎の幼なじみだったが、今では未亡人で病気がちの身。心配性の寅次郎の同情は募るばかりで…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DA9518 |
2004年11月25日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚 |
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第18弾。さくらの息子・満男の担任の先生にのぼせた寅次郎。だが、彼女の母親はかつての幼馴染みだった。今では未亡人となっていた彼女の身を案じて助け舟を出す寅次郎だが…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DB8518 |
2008年11月27日 |
在庫枚数 |
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2位登録者: |
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎純情詩集
作品詳細を開く
- 収録時間:
90分
- 字幕:
日本語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
DA9518
- レンタル開始日:
2004年11月25日
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】
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- 収録時間:
103分
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日本語英語
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
- レイティング:
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DB8518
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2008年11月27日
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ユーザーレビュー:13件
第18作
投稿日:2007/11/21
レビュアー:ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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今回のテーマは「出会いと別れ」ですね。
前半には第8作「寅次郎恋歌」以来の再会となる旅回りの一座(吉田義夫・岡本茉利)との出会いと別れにまつわるエピソードが描かれ、寅にとっての一期一会の価値観が描写されます。
中盤以降は、今回はダブルマドンナと言って差し支えないほどの描写で、長らく柴又を離れ病弱な綾(京マチ子)と、その娘・雅子(檀ふみ)を絡めての物語の本筋という展開ですね。
長い闘病生活の中で、綾(京マチ子)は世間から切り離された存在でもあり、柴又に帰ってきた心情を表す彼女の描写は、俗世から切り離された浮いたような感覚でもあり、さすがの演技力と同時に一風変わったマドンナの味を漂わせています。
浮世離れした綾の姿は、世間一般の人々が経験する「出会いと別れ」から切り離されてきたことを臭わせますし、故郷柴又や寅を始めとする幼馴染みとの再会は、綾の人生の中では瞬きするほどの短い瞬間だったのだと思います。やがて綾に訪れる死がこの出会いを際立たせるんですよね。
なんだかこうして書くと、やけにメロドラマですね。
今回は物語そのものはメロドラマだと思います。マドンナの死を昨今のドラマのように崇高に祭り上げないところは好感が持てるのですが、メロドラマであるが故に、喜劇との整合性の問題もあって描写が非情に薄いんですね。
たとえば、綾がとらやの面々と「店を持つ」という人生の中の出会いが存在する場面を語るのも、単に台詞によって済まされているに過ぎませんし、彼女にとっての出会いの機微を描く場面が、寅とのほんの数シーンというのでは膨らみようがありません。死に直面するシーンは娘・雅子(檀ふみ)の寅に語る台詞という形でメロドラマを避けなければなりませんし、一期一会の素晴らしさを語るのは理解できても、「どのように素晴らしいのか」を観客に感じさせるまでには至っていないと思います。
ラストシーンは雅子(檀ふみ)と寅との、満面の笑顔での再会と、マドンナの死という暗さを拭い去り、テーマ表現としても体裁を整えてはいますが、この再会が感動に至るには少々描写不足だったように思えます。
40点。
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問題児寅次郎の大悲恋
本作は冒頭から寅次郎が大暴走!満男君の担任雅子先生の家庭訪問で、じっくり先生と息子の将来について話合いたい博さん・さくらさん夫婦の思いも知らず、雅子先生に狂乱の一目惚れをした寅次郎の横やりのせいで夫婦の希望は大崩壊。激怒する博さんに同情しちゃったな、僕は。
さらには、中ほどになつかしの「旅の一座」との再会があり、またいつもの様に銭も無いのに大判振る舞いしては妹さくらに迷惑をかける寅次郎。昔の森川おいちゃんの台詞「馬鹿だねぇ、ホントに馬鹿だよ」というのが聞こえてきそうです。
それでも後半、寅次郎は雅子先生のお母さんと出会い、この不幸な未亡人に寅さんの長所である「惚れた人に徹底的に尽くす」ことで恋心を昇華させるんですね。
本作はマドンナがこの世からいなくなってしまうというシリーズ唯一の大悲恋に終わりますが、雅子先生が「この世で愛されることが少なかった母」に男の真心をこめて尽くしてくれた寅さんに対して感謝する場面では涙が出ちゃいましたね。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
最も悲しい失恋?かな?
マドンナがお亡くなりになり、恋が幕を閉じる切ない物語で衝撃だった。
最初はマドンナの娘に恋心を抱くが、さくらに「あの人はお兄ちゃんの娘といってもおかしくない歳なのよ」と諭され、あっさり母親の方へ。
納得さえすれば気持ちの切り替えも早い寅にびっくり。
また、何作も続けて観ていると案外寅さんはもてることが分かる。(好意を持つ女性が多い)
人の人生ははかないもんだけど愛があれば大丈夫。のキャッチフレーズの付いたこの作品は、マドンナとの別れにインパクトがあり記憶に残るものだった。
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本当のお嬢様は財布を持たない――たぶん 16.2km地点
“寅さん映画”シリーズ完走に向けてレビューを積み重ねて来たが、ようやく3分の1を過ぎた辺り。ここまで結構ガンバって来たつもりでいたが、まだ3分の2もあるのかと思うとクラクラする。(苦笑) 考えてみれば全49作品って、スゴイことだ。いま更ながら実感してしまった。
第1作が昭和44年 8月の公開、本作品(第18作)は昭和51年12月公開だから 7年と 4ヶ月。換算すると88ヶ月、約 5ヶ月に1本、公開して来たことになる。その間に撮影、編集、音入れ、宣伝までをこなさなければならないのだから、かなりハードなペースだ。主要キャストとスタッフの絶大な協力がなければ不可能なことである。本シリーズがいかに愛されて来たかが、よく分かる。
さて、本作品もまたシリーズ屈指の名作。余分なことは書き記したくないくらい大切にしたい作品である。
別所温泉で旅芸人の一座と再会した寅さんは“先生”と慕われて気を善くし、宿屋に彼らを招いてドンチャン騒ぎ。しかし、元よりお金は持っていない。主人の手で警察につきだされてしまう。知らせを受けて飛んで来たさくらに身受けして貰い、留置場から出た寅さん。今度ばかりは反省して“とらや”に戻って真面目に働き始める。
しかし、満男の家庭訪問にやって来た産休先生(壇ふみ)を見てひと目惚れ。さくらと博を差し置いて有頂天で喋りまくる。先生が笑ってくれて、先生を独占できればOKとばかりに、口から出任せの言いたい放題。さすがの博も怒り心頭、さくらにも説教される。「お兄ちゃんは若くないの。自分の娘のような歳の女性にのぼせたりして……。先生のお母さんなら何も言わないわ」
そこへ産休先生のお母さん(京マチ子)が、とらやに現れる。長いこと療養をしていたせいなのか、育ちがそうさせるのか、まるでお姫様のように浮き世離れしたお母さんの様子に、寅さんは放っておけなくて身の回りの世話をし始める。――というお話し。
淀みなく展開する物語が素晴らしい。旅芸人の一座の演目は『不如帰』。「ひとはなぜ死ぬんでしょうね」のセリフとともにクライマックスに向けて重要な伏線となっている。
寅さんが動揺してジャガイモをズタ袋ごと買い込んでとらやに飛び込んで来るシーンには目頭が熱くなった。何も知らない皆は「またバカなことをして」と冷たい目で見るが、すべてを知ってて自ら手伝うさくらの心の悲しみと、つとめて冷静さを保とうとする気丈さも痛々しい。倍賞千恵子さんの名演技だ。いつも見せている受け身の演技ではなく、場面に働きかけるアクティブなお芝居は、シリーズを通しても、そう多くはない。動物的な本能から、何かのっぴきならぬ事態であることを察知する寅さんの絶望感が観る者の心にも押し寄せる。
長い人生、同じような場面に出会うことがある。そんな時の取り乱しようを思い出して切なかった。
マドンナは、京マチ子さん。世間知らずの“お嬢様”役がハマっていた。「値段を気にするようでは買える立ち場にない」と誰かが言っていたが、まさしく「値段を気にせずに何でも買える」育ち方をして来た無欲さが現れていた。
その“お嬢様のお嬢様”役に壇ふみさん。こちらは知的なしっかり者。反面教師ではないが、母親を見て育ったからだろう。シリーズの中でも最もバランスの取れたキャラクタかも知れない。
また、“ばあや”役に浦辺粂子さんが出演しており、何やら懐かしい。不慮の事故で亡くなられたが、若い頃から苦労されて来た方で、得難い役者さんだったと思う。バラエティ番組で人気が出たが、本来、役者さんとしての仕事を評価すべきだと思う。生活感というか、存在そのものが説得力のある役者さんだった。
花屋さんの話しをする寅さんを観ながら「およそ現実味のない子供の夢物語だなぁ」と思ってしまった。そう思った自分が哀しかった。寅さんには、そんな風に好きな相手に尽くす人生が相応しいのかも知れない。世の中には、人の善意に支えられることでしか生きて行けない人がいることも確かだ。
オススメ!
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いつになくセンチメンタルな18作目
投稿日:2006/09/21
レビュアー:ユルング
18作目となる今回は、ダブルマドンナを迎えておくる、涙々の物語。
未亡人の病に侵された母と、気丈でしっかり者の一人娘。
ふたりのいじらしさに完全にセンチメンタルになる今作、こちらもすごく良く出来た作品です。
人と人は、出会っては別れ、別れては新しく出会っていく、そういう摂理を胸がきゅっとなるくらいに感じさせてくれます。
幸せになったり不幸になったり、寅さんは失恋してばかりだけど、こんなあったかい気持になれる映画は、本当に珍しいです。
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ユーザーレビュー
第18作
投稿日
2007/11/21
レビュアー
ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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今回のテーマは「出会いと別れ」ですね。
前半には第8作「寅次郎恋歌」以来の再会となる旅回りの一座(吉田義夫・岡本茉利)との出会いと別れにまつわるエピソードが描かれ、寅にとっての一期一会の価値観が描写されます。
中盤以降は、今回はダブルマドンナと言って差し支えないほどの描写で、長らく柴又を離れ病弱な綾(京マチ子)と、その娘・雅子(檀ふみ)を絡めての物語の本筋という展開ですね。
長い闘病生活の中で、綾(京マチ子)は世間から切り離された存在でもあり、柴又に帰ってきた心情を表す彼女の描写は、俗世から切り離された浮いたような感覚でもあり、さすがの演技力と同時に一風変わったマドンナの味を漂わせています。
浮世離れした綾の姿は、世間一般の人々が経験する「出会いと別れ」から切り離されてきたことを臭わせますし、故郷柴又や寅を始めとする幼馴染みとの再会は、綾の人生の中では瞬きするほどの短い瞬間だったのだと思います。やがて綾に訪れる死がこの出会いを際立たせるんですよね。
なんだかこうして書くと、やけにメロドラマですね。
今回は物語そのものはメロドラマだと思います。マドンナの死を昨今のドラマのように崇高に祭り上げないところは好感が持てるのですが、メロドラマであるが故に、喜劇との整合性の問題もあって描写が非情に薄いんですね。
たとえば、綾がとらやの面々と「店を持つ」という人生の中の出会いが存在する場面を語るのも、単に台詞によって済まされているに過ぎませんし、彼女にとっての出会いの機微を描く場面が、寅とのほんの数シーンというのでは膨らみようがありません。死に直面するシーンは娘・雅子(檀ふみ)の寅に語る台詞という形でメロドラマを避けなければなりませんし、一期一会の素晴らしさを語るのは理解できても、「どのように素晴らしいのか」を観客に感じさせるまでには至っていないと思います。
ラストシーンは雅子(檀ふみ)と寅との、満面の笑顔での再会と、マドンナの死という暗さを拭い去り、テーマ表現としても体裁を整えてはいますが、この再会が感動に至るには少々描写不足だったように思えます。
40点。
問題児寅次郎の大悲恋
投稿日
2006/10/22
レビュアー
KUBOCHIN
本作は冒頭から寅次郎が大暴走!満男君の担任雅子先生の家庭訪問で、じっくり先生と息子の将来について話合いたい博さん・さくらさん夫婦の思いも知らず、雅子先生に狂乱の一目惚れをした寅次郎の横やりのせいで夫婦の希望は大崩壊。激怒する博さんに同情しちゃったな、僕は。
さらには、中ほどになつかしの「旅の一座」との再会があり、またいつもの様に銭も無いのに大判振る舞いしては妹さくらに迷惑をかける寅次郎。昔の森川おいちゃんの台詞「馬鹿だねぇ、ホントに馬鹿だよ」というのが聞こえてきそうです。
それでも後半、寅次郎は雅子先生のお母さんと出会い、この不幸な未亡人に寅さんの長所である「惚れた人に徹底的に尽くす」ことで恋心を昇華させるんですね。
本作はマドンナがこの世からいなくなってしまうというシリーズ唯一の大悲恋に終わりますが、雅子先生が「この世で愛されることが少なかった母」に男の真心をこめて尽くしてくれた寅さんに対して感謝する場面では涙が出ちゃいましたね。
最も悲しい失恋?かな?
投稿日
2013/07/15
レビュアー
涼風マヨネーズ
マドンナがお亡くなりになり、恋が幕を閉じる切ない物語で衝撃だった。
最初はマドンナの娘に恋心を抱くが、さくらに「あの人はお兄ちゃんの娘といってもおかしくない歳なのよ」と諭され、あっさり母親の方へ。
納得さえすれば気持ちの切り替えも早い寅にびっくり。
また、何作も続けて観ていると案外寅さんはもてることが分かる。(好意を持つ女性が多い)
人の人生ははかないもんだけど愛があれば大丈夫。のキャッチフレーズの付いたこの作品は、マドンナとの別れにインパクトがあり記憶に残るものだった。
本当のお嬢様は財布を持たない――たぶん 16.2km地点
投稿日
2012/05/07
レビュアー
みなさん(退会)
“寅さん映画”シリーズ完走に向けてレビューを積み重ねて来たが、ようやく3分の1を過ぎた辺り。ここまで結構ガンバって来たつもりでいたが、まだ3分の2もあるのかと思うとクラクラする。(苦笑) 考えてみれば全49作品って、スゴイことだ。いま更ながら実感してしまった。
第1作が昭和44年 8月の公開、本作品(第18作)は昭和51年12月公開だから 7年と 4ヶ月。換算すると88ヶ月、約 5ヶ月に1本、公開して来たことになる。その間に撮影、編集、音入れ、宣伝までをこなさなければならないのだから、かなりハードなペースだ。主要キャストとスタッフの絶大な協力がなければ不可能なことである。本シリーズがいかに愛されて来たかが、よく分かる。
さて、本作品もまたシリーズ屈指の名作。余分なことは書き記したくないくらい大切にしたい作品である。
別所温泉で旅芸人の一座と再会した寅さんは“先生”と慕われて気を善くし、宿屋に彼らを招いてドンチャン騒ぎ。しかし、元よりお金は持っていない。主人の手で警察につきだされてしまう。知らせを受けて飛んで来たさくらに身受けして貰い、留置場から出た寅さん。今度ばかりは反省して“とらや”に戻って真面目に働き始める。
しかし、満男の家庭訪問にやって来た産休先生(壇ふみ)を見てひと目惚れ。さくらと博を差し置いて有頂天で喋りまくる。先生が笑ってくれて、先生を独占できればOKとばかりに、口から出任せの言いたい放題。さすがの博も怒り心頭、さくらにも説教される。「お兄ちゃんは若くないの。自分の娘のような歳の女性にのぼせたりして……。先生のお母さんなら何も言わないわ」
そこへ産休先生のお母さん(京マチ子)が、とらやに現れる。長いこと療養をしていたせいなのか、育ちがそうさせるのか、まるでお姫様のように浮き世離れしたお母さんの様子に、寅さんは放っておけなくて身の回りの世話をし始める。――というお話し。
淀みなく展開する物語が素晴らしい。旅芸人の一座の演目は『不如帰』。「ひとはなぜ死ぬんでしょうね」のセリフとともにクライマックスに向けて重要な伏線となっている。
寅さんが動揺してジャガイモをズタ袋ごと買い込んでとらやに飛び込んで来るシーンには目頭が熱くなった。何も知らない皆は「またバカなことをして」と冷たい目で見るが、すべてを知ってて自ら手伝うさくらの心の悲しみと、つとめて冷静さを保とうとする気丈さも痛々しい。倍賞千恵子さんの名演技だ。いつも見せている受け身の演技ではなく、場面に働きかけるアクティブなお芝居は、シリーズを通しても、そう多くはない。動物的な本能から、何かのっぴきならぬ事態であることを察知する寅さんの絶望感が観る者の心にも押し寄せる。
長い人生、同じような場面に出会うことがある。そんな時の取り乱しようを思い出して切なかった。
マドンナは、京マチ子さん。世間知らずの“お嬢様”役がハマっていた。「値段を気にするようでは買える立ち場にない」と誰かが言っていたが、まさしく「値段を気にせずに何でも買える」育ち方をして来た無欲さが現れていた。
その“お嬢様のお嬢様”役に壇ふみさん。こちらは知的なしっかり者。反面教師ではないが、母親を見て育ったからだろう。シリーズの中でも最もバランスの取れたキャラクタかも知れない。
また、“ばあや”役に浦辺粂子さんが出演しており、何やら懐かしい。不慮の事故で亡くなられたが、若い頃から苦労されて来た方で、得難い役者さんだったと思う。バラエティ番組で人気が出たが、本来、役者さんとしての仕事を評価すべきだと思う。生活感というか、存在そのものが説得力のある役者さんだった。
花屋さんの話しをする寅さんを観ながら「およそ現実味のない子供の夢物語だなぁ」と思ってしまった。そう思った自分が哀しかった。寅さんには、そんな風に好きな相手に尽くす人生が相応しいのかも知れない。世の中には、人の善意に支えられることでしか生きて行けない人がいることも確かだ。
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いつになくセンチメンタルな18作目
投稿日
2006/09/21
レビュアー
ユルング
18作目となる今回は、ダブルマドンナを迎えておくる、涙々の物語。
未亡人の病に侵された母と、気丈でしっかり者の一人娘。
ふたりのいじらしさに完全にセンチメンタルになる今作、こちらもすごく良く出来た作品です。
人と人は、出会っては別れ、別れては新しく出会っていく、そういう摂理を胸がきゅっとなるくらいに感じさせてくれます。
幸せになったり不幸になったり、寅さんは失恋してばかりだけど、こんなあったかい気持になれる映画は、本当に珍しいです。
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 【第18作】