こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
人気シリーズ劇場版第15弾。寅次郎はかつて想いを寄せたキャバレー歌手・リリーとばったり再会。彼女は妻の座に納まらずに再びドサ回りをしていた。何度もケンカと仲直りを繰り返すふたりは結局東京へと戻り、一見落着に思えたが…。
人気シリーズ劇場版第15弾。寅次郎はかつて想いを寄せたキャバレー歌手・リリーとばったり再会。彼女は妻の座に納まらずに再びドサ回りをしていた。何度もケンカと仲直りを繰り返すふたりは結局東京へと戻り、一見落着に思えたが…。
製作年: |
1975年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
人気シリーズ劇場版第15弾。寅次郎はかつて想いを寄せたキャバレー歌手・リリーとばったり再会。彼女は妻の座に納まらずに再びドサ回りをしていた。何度もケンカと仲直りを繰り返すふたりは結局東京へと戻り、一見落着に思えたが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
91分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9515 | 2004年10月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 0人 | 1人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第15弾がデジタルリマスター版で復活。寅次郎はかつて想いを寄せたキャバレー歌手・リリーと偶然再会。お互い惹かれ合いながらもケンカと仲直りを繰り返すふたりは結局東京へと戻り、一件落着に思えたが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
91分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8515 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 0人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
第11作「忘れな草」に続いてリリー(浅丘ルリ子)が登場します。物語は「忘れな草」に続いてはいますが、後日談というよりは第11作で描ききれなかった寅やリリーにとっての「真の愛」を描き直した作品だと思います。
テーマは「自由と束縛」。なんて言ってしまうと漠然としていますが、そのような事柄を寅やリリー、あるいはとらやの面々やゲスト出演の兵頭(船越英二)に投影して描いています。もっと具体的な言い方をすれば、寅やリリーたちが生きる世界と、"堅気"と呼ばれる人たちとの間に存在する越えるに越えられない空間ですね。そのことが寅が結ばれることの出来ない謎解きにもなっていて、単なる失恋の描写などでは感じることが出来ない虚しさを感じる作品です。
この作品はディティールの描写においては秀逸で、寅がリリーに寄せる想いを語るシーンが印象的です。『もしお金があったなら、歌舞伎座や国際劇場を貸し切って、思う存分リリーに好きな歌を歌わしてやりたい。』寅はどんな形でも、決してリリーを束縛しようとは思っていないんですよね。そのままの形を維持し続けてあげたいし、困っているならば助けてやりたいと願う。それがシリーズを通じての寅の愛の表現だと思います。しかし、それが見果てぬ夢だと語った直後に寅は現実に直面するんですね。その落差、その表情の何と寂しいことでしょう。今の生活を続ける限り寅は金を手にすることはありませんし、金を手にするための生活など出来ないのが寅の生き方です。
映画前半の小樽のシークエンスで、兵頭(船越英二)が初恋の女性に会いに行くシーンがありますが、決して戻すことの出来ない時間と同じように、寅にとっては越えられことが承知の上の虚しい葛藤が垣間見えた瞬間だと思います。
またこの越えられない葛藤は、一つのメロンを家族で分けるというシーンにも表れていて、どこの家庭でも経験のあるエピソードだと思いますが、わびしい庶民の常識でもあるんですよね。
映画前半、寅たちが北海道を旅するシチュエーションでは、蟹を食べるために有り金はたいて、今夜の宿など気にしないというエピソードがあります。宵越しの金など持たない。仲間と盛り上がるためなら財布をはたいて散財する。それが寅たちが存在している世界なんですね。
またそれは粋に見える世界ですが、生易しい世界ではありません。傷つき肩寄せ合うからこそ散財もするんですね。肩を寄せ合う相合い傘の寅とリリーは哀愁が漂いますし、その後に続く寅のテキ屋シーン、さくら一家の仲睦まじいシーンがクライマックスの結果を物語っています。
さくらが悪いわけではないし、誰が失敗したわけでもなく、"堅気"と呼ばれる人たちと寅たちとの価値観の相違。二人がくっつけば「ヒモだ」「不純だ」と蔑まれるし、堅気の衆からは見下された存在。しかしその生活を変えることは寅もリリーも本意ではないんですよね。
ちょっと褒めちぎり過ぎかなぁ〜。
ただこの作品、シリーズとして今までの寅の描写や、第11作「忘れな草」に大きく支えられていて、この作品単独で見るとどうなんだろうと思うところもありますね。
たとえばリリーの描写も、一度堅気になろうとして失敗したという彼女の経験が人間としての描写を膨らませてもいますし、寅を理解している裏付けにもなり、寅の葛藤を説明する手助けにもなっているんですね。
また脚本も兵頭(船越英二)の描写などは、「蒸発」という当時の世相を反映してはいますが、いかにもの狂言回しで、寅やリリーに影響を与える存在ではありませんから、登場シーンの割にはまずい構成だと思います。しかしそれを補って余りあるディティールの描写が秀逸という作品でしょうか。
まあいずれにしても「これぞ寅さん」。これぞ「男はつらいよ」という作品だと思います。
70点。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:16件
投稿日
2007/11/18
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
第11作「忘れな草」に続いてリリー(浅丘ルリ子)が登場します。物語は「忘れな草」に続いてはいますが、後日談というよりは第11作で描ききれなかった寅やリリーにとっての「真の愛」を描き直した作品だと思います。
テーマは「自由と束縛」。なんて言ってしまうと漠然としていますが、そのような事柄を寅やリリー、あるいはとらやの面々やゲスト出演の兵頭(船越英二)に投影して描いています。もっと具体的な言い方をすれば、寅やリリーたちが生きる世界と、"堅気"と呼ばれる人たちとの間に存在する越えるに越えられない空間ですね。そのことが寅が結ばれることの出来ない謎解きにもなっていて、単なる失恋の描写などでは感じることが出来ない虚しさを感じる作品です。
この作品はディティールの描写においては秀逸で、寅がリリーに寄せる想いを語るシーンが印象的です。『もしお金があったなら、歌舞伎座や国際劇場を貸し切って、思う存分リリーに好きな歌を歌わしてやりたい。』寅はどんな形でも、決してリリーを束縛しようとは思っていないんですよね。そのままの形を維持し続けてあげたいし、困っているならば助けてやりたいと願う。それがシリーズを通じての寅の愛の表現だと思います。しかし、それが見果てぬ夢だと語った直後に寅は現実に直面するんですね。その落差、その表情の何と寂しいことでしょう。今の生活を続ける限り寅は金を手にすることはありませんし、金を手にするための生活など出来ないのが寅の生き方です。
映画前半の小樽のシークエンスで、兵頭(船越英二)が初恋の女性に会いに行くシーンがありますが、決して戻すことの出来ない時間と同じように、寅にとっては越えられことが承知の上の虚しい葛藤が垣間見えた瞬間だと思います。
またこの越えられない葛藤は、一つのメロンを家族で分けるというシーンにも表れていて、どこの家庭でも経験のあるエピソードだと思いますが、わびしい庶民の常識でもあるんですよね。
映画前半、寅たちが北海道を旅するシチュエーションでは、蟹を食べるために有り金はたいて、今夜の宿など気にしないというエピソードがあります。宵越しの金など持たない。仲間と盛り上がるためなら財布をはたいて散財する。それが寅たちが存在している世界なんですね。
またそれは粋に見える世界ですが、生易しい世界ではありません。傷つき肩寄せ合うからこそ散財もするんですね。肩を寄せ合う相合い傘の寅とリリーは哀愁が漂いますし、その後に続く寅のテキ屋シーン、さくら一家の仲睦まじいシーンがクライマックスの結果を物語っています。
さくらが悪いわけではないし、誰が失敗したわけでもなく、"堅気"と呼ばれる人たちと寅たちとの価値観の相違。二人がくっつけば「ヒモだ」「不純だ」と蔑まれるし、堅気の衆からは見下された存在。しかしその生活を変えることは寅もリリーも本意ではないんですよね。
ちょっと褒めちぎり過ぎかなぁ〜。
ただこの作品、シリーズとして今までの寅の描写や、第11作「忘れな草」に大きく支えられていて、この作品単独で見るとどうなんだろうと思うところもありますね。
たとえばリリーの描写も、一度堅気になろうとして失敗したという彼女の経験が人間としての描写を膨らませてもいますし、寅を理解している裏付けにもなり、寅の葛藤を説明する手助けにもなっているんですね。
また脚本も兵頭(船越英二)の描写などは、「蒸発」という当時の世相を反映してはいますが、いかにもの狂言回しで、寅やリリーに影響を与える存在ではありませんから、登場シーンの割にはまずい構成だと思います。しかしそれを補って余りあるディティールの描写が秀逸という作品でしょうか。
まあいずれにしても「これぞ寅さん」。これぞ「男はつらいよ」という作品だと思います。
70点。
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
男はつらいよ 寅次郎相合い傘 【第15作】