ミッドナイトクロス

　デ・パルマの映画と出会えたことは幸せだったなあ。今みたいに好きなときにビデオでヒチコックとか観られない時代だしね。
　えと順番は・・・そうか『フューリー』『殺しのドレス』の次なんですね、この作品は。
　で、ひとり同窓会気分で観てみました。
　こんな脚本ぐちゃぐちゃだったんですね。でもいやほんと面白かった。
　冒頭の三流恐怖映画、深夜の録音作業、事件勃発、パラパラ漫画からフィルムを作っていく過程など、中盤までは実に快調。
　なんだ結構手際いいじゃんと思いながら観ていくと、終盤に大暴走。
　事件はどうなったかとか、黒幕は誰だとか、サリーの相棒のヒゲの親父はどうなったのかとか、刑事時代の失敗のトラウマはどうなったのかとか、本物のテレビリポーターはどうしてるのかとか、描けば少しでもつじつまが合いそうな話はすべて捨て去り、無視し、映画は疾走する。
　ただただ、驚愕のラストに向かって。
　すごいや、デ・パルマ。

　あと、リバティ・ベルのお祭りなど、意外とお金かかってそうだったこと、ナンシー・アレンの演じるお馬鹿な、ちょっとエッチな感じのサリーが、鼻にかかった可愛いしゃべり方だったことなども再認識の７０点。
　
　
　
　

デパルマ監督で最も好きな作品。

音響技術者が効果音の録音中に自動車事故を目撃する。
この事故、実は殺人であり事故で生き残った娼婦と目撃した主人公が命を狙われる・・・といった内容。

主人公が物語序盤に何の音を収集していたのか？

これを覚えていないとオチが効かないし、何も心に残らない。

そして圧巻はクライマックスシーン。
夜空に打ち上がる花火の中・・・。

サスペンス映画なのにずしりと心に重くのしかかるエンディング。

デパルマの見事なまでの巧みな演出を堪能できる映画です。

『ファントム・オブ・パラダイス』は別格として,デ・パルマ監督品で一番好きな映画が本作。頭から尻尾までデ・パルマ炸裂な演出と,凍てつく位に引き締まったストーリーで送る超上質のサスペンスです。地味ですが。しかしこの強烈なオチは観たら忘れられなくなります。後味の良い終わり方はしません。ですが,最高です。

主役のジャックを演じるジョン・トラボルタは素晴らしいの一言。これを観てファンになりました。『グリース』なんかの陽気な感じも大好きですが,やはり本作のラストの切なすぎる演技は強烈。耳を塞いで,それでも日々を生きていくジャック。エンドロールの音楽がまた美しくて,胸を掻きむしります。

当時中学生だった私が、兄にせがんで映画館に連れて行ってもらった映画。
どうしてこの映画を選んだのかは忘れちゃったけれど
切ないラストが衝撃的で忘れられません。
久々に、（って25年以上経ってるんですね）見ましたが
今でも充分楽しめる映画ですね。

で、レビューを書こうとして初めて気付いたのですが
この映画、デパルマ作品だったんですね。

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約、30年も前の作品です。
トラボルタが可愛らしいです。

ある事件に巻き込まれ、映画の効果マンと娼婦は、出会った途端に波乱の幕開け。
娼婦と効果マンは見てはいけない物を見てしまった。
その場にいてしまった。事件をもみ消す為に2人は追われる事になる。

出来ればハッピーエンドであって欲しかった。
が、デ・パルマ作品・・・そう簡単にハッピーな気分にはさせてくれない。彼女は殺され、事件も揉み消された・・・

失意のどん底のトラボルタが悲しかったです。。。

若さのせいか、若干迫力に欠けるトラボルタですが、
そこは可愛さで許す。

が、今のトラボルタの方が味があって良い。

「フェイス」や「ロンリーハート」や「炎のメモリアル」は最高でした。「ヘアスプレー」はある意味傑作でした。

が、トラボルタにおねがい・・・
もう、それ以上肥らないでね。。。

JUCEさん、これ又ご紹介有難う御座いました。

こんなに若いトラボルタを見れただけでも設けもんです。
有難う御座いました♪


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