北京の55日 / チャールトン・ヘストン
北京の55日
/ニコラス・レイ
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(13)
解説・ストーリー
1900年中国、外国勢力の排斥を叫んで、義和団が外国人の居留区に攻め込んだ。アメリカ海兵隊のルイス少佐に率いられた外国人は、わずか500人の兵力でこれに当たるが……。55日間にわたる籠城戦を描いた歴史ドラマ。
1900年中国、外国勢力の排斥を叫んで、義和団が外国人の居留区に攻め込んだ。アメリカ海兵隊のルイス少佐に率いられた外国人は、わずか500人の兵力でこれに当たるが……。55日間にわたる籠城戦を描いた歴史ドラマ。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「北京の55日」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1900年中国、外国勢力の排斥を叫んで、義和団が外国人の居留区に攻め込んだ。アメリカ海兵隊のルイス少佐に率いられた外国人は、わずか500人の兵力でこれに当たるが……。55日間にわたる籠城戦を描いた歴史ドラマ。
「北京の55日」 の作品情報
「北京の55日」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
北京の55日の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
160分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/4.0chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCDR4058 |
2005年07月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
|
北京の55日の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
160分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/4.0chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCDR4058 |
2005年07月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
|
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:13件
100年後に、ここでオリンピックやるとは…。
投稿日:2007/08/14
レビュアー:ぴよさん
歴史の授業では、3,4行で終わったように記憶する「義和団の乱」。1900年、中国への介入を強める列強8カ国(イギリス・アメリカ・ロシア・日本・フランス・ドイツ・イタリア・オーストリア)に対し、反キリスト教の組織として始まった義和団が攻撃を仕掛け、中国政府も黙認する。
退去勧告を受けるも、各国大使は北京の外国人居留区への残留を決定する。兵力や装備が不充分なままに籠城戦に突入する連合軍。戦闘への疑問を拭えないまま戦いを続ける兵隊たち。そして中国政府軍の参戦…。
マクロ視点で見るまでもなく、事の理は侵略を受けた中国側にある。だがもちろん本作では思いっきり欧米列強目線で語られており、西太后、端郡王、義和団はただの悪役として描かれる。(それでも彼達側の事情を、まだ描いてる方か?) その事に目をつぶって観れば、なかなか興味深い話だ。なにしろ取り上げられることが、ほんっとに稀なテーマだし。
伊丹十三演じる柴五郎中佐は、実在の人物で、北京公使館付武官として赴任している。この55日の籠城戦では実質的に指揮を執った人物であり、かなりの切れ者であったという。本作ではチョイ役に甘んじているが、なかなかの格好良さだ。ちなみに実際の連合軍の数的主力は、日本軍・ロシア軍だったが、やはりというか本作では欧米軍中心に描かれている。
てっきり中国で撮っていると思いきや、スペインにセットを組んで作ったらしい。相変わらず、あの時代の映画作りは、豪快だ。もの凄い数で押し寄せる義和団兵を、スペインで調達するだけでも、さぞや大変だったろう。
残念ながらストーリーの方は、ややしまらない。歴史的な経緯の複雑さを描ききれなかったのに加え、チャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードナーのシャキッとしないロマンスが、話の邪魔をする。どうせ戦争エンターティメントを、目指すのだったら、もっと大仰に作ってもよかったのでは。
たかが100年前にこんなことがあったんだ…と、歴史に思いを馳せるのも、良し。 オリンピックつながりで観るのも、良し。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
ニコラス・レイの事実上の遺作(涙)
「北京の55日」はニコラス・レイの事実上の遺作。レイが死去するのは1976年のことだが、この作品以降はメガホンを取ることができず、ベンダースの「アメリカの友人」と「ニックス・ムービー」に出演する以外は大学で映画の講義をする日々を送るのだった。いや、以降どころの話ではなく、この作品の作成中にも大作であるがゆえの疲労と心労とで途中でメガホンを離さざるを得なかったらしい。この作品においてレイ自身がアメリカ公使役で出演しているのだが、演技か演出か車椅子に座って息も絶え絶えの様子であり、その様は正視に耐えない。
さて作品の評価なのだがこれが非常に難しい。というのも、「キング・オブ・キングス」では同じプロデューサー(サミュエル・ブロンストン)の同系の大作であったにもかかわらず全体を貫く筋のようなものを感じたのだが、この作品はどうにもちぐはぐな感じが否めない。この映画は、1900年当時北京にあった租界に対し義和団が行った攻撃を55日間に渡って防衛した「列強諸国」の物語なのだが、冒頭とラストにおいて列強各国の軍隊付きの楽団が各国の国歌を負けじと演奏するところなどその騒然とした様がいたく感動的だし、戦闘とメロドラマや人間模様が入り交じるところも節度と節操を保っておりいいバランスであると言える。でも、「キング・オブ・キングス」にあった突き抜けたシーンはなかったし、クライマックスと言えるであろう戦闘シーンにもあまり興奮は感じなかった。どうやら戦闘シーンは(恐らくはB版の監督である)別な人物が撮ったらしいので、そのへんが大きく影響しているのかもしれない。でも2時間40分という長尺であるにも関わらず、退屈さを感じることなく見続けることはできた。
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
盆栽 ゴルフ 歴史
中学生の頃渋谷パンテオンの予告編で 見たくて見たくてしょうがなかった映画 ニコラス・レイのニの字も知りません 要するにいまだにそうなんですが 閉ざされた場所での絶体絶命のアクション映画とか好きだからなんだね 義和団って何みたいな 随分暗い映画だなあまあまあの出来みたいな感想でした
歴史は苦手ってか興味がなくて「アラビアのロレンス」なんか 壮大なシネマだなあ でこの人はアラビアくんだりで何をやってるのかなあで よくわからないのでした
じじいの好きなゴルフやら歴史が昔から 爺むさくて嫌いなんだけどそれ自体じゃなくて その大衆の好みとゆうか受容の中身がよくわからないんだよね ゴルフなんか英国の荒波潮風をバックの豪快さなんかすごくいいのに 日本じゃちまちまこうゆうふにスウィングしてとか関心の対象が違うみたいな 歴史にしても俺の大嫌いな「たそがれ清米」の原作の藤沢なんとかとか司馬りょうを各一冊読んで すごく面白かったけど続けて読む気はしないね 歴史大作についての考現学はわしには良くわからないのですが そんなわけで大衆娯楽映画の観賞の勘所は製作サイドだけでなく 観客の側からの考察も必要ではないかしらね とまた肩が痛くなってきたのでここまで また続けようと思います 不得意分野ですが
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
歴史という「物語」をどう描き、どう解釈するか
( ネタばれあり )
外国の映画、中でもハリウッドの映画を観ていると、欧米人以外の描写、特に日本人の描き方に違和感を感じ、作品によっては激しい拒絶反応を示してしまうものがあるのは正直なところです。
洋画番組で映画に親しみ始めた子どもの時から、『 慕情 』や『 王様と私 』などはどうもダメなのですが、それでもチャールトン・へストンの作品は劇場で観た『 十戒 』『 ベン・ハー 』でスペクタクル作品のスケールの大きさに魅了され、テレビでの納谷吾朗さんの吹替えの魅力もあって、『 エル・シド 』とか本作には、歴史大作として感動した覚えがありました。
特に本作は日本軍の将校として若き日の伊丹十三(当時は一三)が活躍しますから。
しかしその後、もう少し大人になり、世界史や国際関係の知識が入り、この映画が描く義和団の乱( 北進事変)の描き方、また、たとえば西太后やその皇太子を白人の俳優が演じていることなどから、否定的なイメージが強くなっていました。
( この事変の後、列強は過酷な報復と暴徒鎮圧を行いますが、同時に掠奪・虐殺をしたとされ、ロシアは撤兵せず居座り、日本とイギリスは同盟を結び、日露戦争となっていきました。)
・・・ですが、さらに年月を重ねていくとぼくの歴史認識がまた変わってきましたし、本作も久しぶりに見ると、また印象が変わりましたね。
さて本作、残念ながら、歴史劇としても、アクション映画としても、またロマンスや家族愛の物語としても、全体としては、いずれもどうも中途半端にぼやけてしまって、まとまりがなく凡庸な感じがします。
しかしスケールはやはりなかなかだし、スターたちの存在感はさすがだと思います。
エヴァ・ガードナー演じる男爵夫人がなぜ北京の外国人社会から白眼視されるのか、チャールトン・へストン
演じる少佐はなぜ部下と中国人女性との間の遺児をアメリカに連れていくのをためらうのか、デヴィッド・ニブン演じるイギリス公使は信念は強いが迷いもあり、交渉相手を殺しては事態が収束しないと少佐をたしなめる。 それなりに欧米の人種偏見も描き、帝国主義国が支配する国際社会の冷徹さを描いていると思います。
この映画が描く中国をオリエンタリズムと見る見方があり、それには少なからずわかる気はします。
欧米列強の脅威とそれへの反感は、黒船来航以降から幕末の攘夷の歴史を持つ日本人である僕にもわかります。 アヘン戦争以来中国は100年の屈辱と苦難の歴史を持ち、そして日本の進出・侵略は中国近代史の中に抜きがたい爪あとを残したのは否定できない歴史の一面だからです。
しかし欧米や日本への反感はわかるとしても、反感から来る全否定や門前払いにも危うさを感じるのは、日本も「攘夷」の水脈が「鬼畜米英」となって、「アジアはアジアのものだ」という情念が「アジアは日本のものだ」とすりかわった歴史を持つからです。 ぼくは今の中国にその危うさを見てしまうのです。
そして中国の歴史を知るにつれ、国内に常に矛盾を抱え、不満の奔流が叛乱して時の王朝を倒したこと。
時の政権はそれを恐れて政治抗争に利用してきたこと。 文化大革命では党内抗争に利用されたし、この北進事変では清王朝が利用しました。 今、東アジアで起こっていることは、単発的、偶発的なことではなく、意図された政治抗争、領土問題にとどまらない危機だと僕は確信しています。
アメリカ人や中国人、韓国人とも歴史について議論した経験がありますが、国によってこうも違うかと痛感しましたし、歴史、特に戦争をめぐってはプロパガンダがどこの国にもつきものなので、歴史事実の共通認識すら困難きわまりない。
日本の歴史の負の部分は承知してますが、僕には他国の批判者の言うことを丸呑みにはできませんでしたし、今後もできません。 それはぼくたちの存在とアイデンティティに関わるからです。
不本意でも、不利でも、相手の「物語」の悪役に仕立て上げられ、たたきつぶされるのには防御せざるを得ない立場にいると思っています。
はたして、「中華」とは何なのか。
それはどんな「物語」で、どう書かれてきて、これからどう書かれようとしているのか。
過去にそうした「物語」を持ち、破綻した歴史を持つ日本人の一人として、複雑な思いで再見した本作でした。
100年後、歴史は今日の東アジアをどう描いているでしょうか。
個人的な「国恥記念日」に。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
40年前の超大作!今でも十分楽しめました。
投稿日:2005/09/19
レビュアー:Yの3乗
1900年清の義和団事件をテーマにした超大作。
今ならCGで大群衆シーンを作れるのでしょうが、この映画では6500名のエキストラと巨大オープンセットを使った力技で大迫力を出していました。
清国が列強により亡国への道へ一気に進むきっかけになった事件。
映画が作られた60年代は、まだ冷戦時代の為、中国人俳優が出てこないのは違和感を覚えますが、やむ終えないか。
本物を使ったといわれる中国の衣装も見事でした。
40年以上も前の映画ですが、十分楽しめました。お勧めします。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
100年後に、ここでオリンピックやるとは…。
投稿日
2007/08/14
レビュアー
ぴよさん
歴史の授業では、3,4行で終わったように記憶する「義和団の乱」。1900年、中国への介入を強める列強8カ国(イギリス・アメリカ・ロシア・日本・フランス・ドイツ・イタリア・オーストリア)に対し、反キリスト教の組織として始まった義和団が攻撃を仕掛け、中国政府も黙認する。
退去勧告を受けるも、各国大使は北京の外国人居留区への残留を決定する。兵力や装備が不充分なままに籠城戦に突入する連合軍。戦闘への疑問を拭えないまま戦いを続ける兵隊たち。そして中国政府軍の参戦…。
マクロ視点で見るまでもなく、事の理は侵略を受けた中国側にある。だがもちろん本作では思いっきり欧米列強目線で語られており、西太后、端郡王、義和団はただの悪役として描かれる。(それでも彼達側の事情を、まだ描いてる方か?) その事に目をつぶって観れば、なかなか興味深い話だ。なにしろ取り上げられることが、ほんっとに稀なテーマだし。
伊丹十三演じる柴五郎中佐は、実在の人物で、北京公使館付武官として赴任している。この55日の籠城戦では実質的に指揮を執った人物であり、かなりの切れ者であったという。本作ではチョイ役に甘んじているが、なかなかの格好良さだ。ちなみに実際の連合軍の数的主力は、日本軍・ロシア軍だったが、やはりというか本作では欧米軍中心に描かれている。
てっきり中国で撮っていると思いきや、スペインにセットを組んで作ったらしい。相変わらず、あの時代の映画作りは、豪快だ。もの凄い数で押し寄せる義和団兵を、スペインで調達するだけでも、さぞや大変だったろう。
残念ながらストーリーの方は、ややしまらない。歴史的な経緯の複雑さを描ききれなかったのに加え、チャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードナーのシャキッとしないロマンスが、話の邪魔をする。どうせ戦争エンターティメントを、目指すのだったら、もっと大仰に作ってもよかったのでは。
たかが100年前にこんなことがあったんだ…と、歴史に思いを馳せるのも、良し。 オリンピックつながりで観るのも、良し。
ニコラス・レイの事実上の遺作(涙)
投稿日
2006/01/06
レビュアー
parole
「北京の55日」はニコラス・レイの事実上の遺作。レイが死去するのは1976年のことだが、この作品以降はメガホンを取ることができず、ベンダースの「アメリカの友人」と「ニックス・ムービー」に出演する以外は大学で映画の講義をする日々を送るのだった。いや、以降どころの話ではなく、この作品の作成中にも大作であるがゆえの疲労と心労とで途中でメガホンを離さざるを得なかったらしい。この作品においてレイ自身がアメリカ公使役で出演しているのだが、演技か演出か車椅子に座って息も絶え絶えの様子であり、その様は正視に耐えない。
さて作品の評価なのだがこれが非常に難しい。というのも、「キング・オブ・キングス」では同じプロデューサー(サミュエル・ブロンストン)の同系の大作であったにもかかわらず全体を貫く筋のようなものを感じたのだが、この作品はどうにもちぐはぐな感じが否めない。この映画は、1900年当時北京にあった租界に対し義和団が行った攻撃を55日間に渡って防衛した「列強諸国」の物語なのだが、冒頭とラストにおいて列強各国の軍隊付きの楽団が各国の国歌を負けじと演奏するところなどその騒然とした様がいたく感動的だし、戦闘とメロドラマや人間模様が入り交じるところも節度と節操を保っておりいいバランスであると言える。でも、「キング・オブ・キングス」にあった突き抜けたシーンはなかったし、クライマックスと言えるであろう戦闘シーンにもあまり興奮は感じなかった。どうやら戦闘シーンは(恐らくはB版の監督である)別な人物が撮ったらしいので、そのへんが大きく影響しているのかもしれない。でも2時間40分という長尺であるにも関わらず、退屈さを感じることなく見続けることはできた。
盆栽 ゴルフ 歴史
投稿日
2006/08/30
レビュアー
裸足のラヴァース
中学生の頃渋谷パンテオンの予告編で 見たくて見たくてしょうがなかった映画 ニコラス・レイのニの字も知りません 要するにいまだにそうなんですが 閉ざされた場所での絶体絶命のアクション映画とか好きだからなんだね 義和団って何みたいな 随分暗い映画だなあまあまあの出来みたいな感想でした
歴史は苦手ってか興味がなくて「アラビアのロレンス」なんか 壮大なシネマだなあ でこの人はアラビアくんだりで何をやってるのかなあで よくわからないのでした
じじいの好きなゴルフやら歴史が昔から 爺むさくて嫌いなんだけどそれ自体じゃなくて その大衆の好みとゆうか受容の中身がよくわからないんだよね ゴルフなんか英国の荒波潮風をバックの豪快さなんかすごくいいのに 日本じゃちまちまこうゆうふにスウィングしてとか関心の対象が違うみたいな 歴史にしても俺の大嫌いな「たそがれ清米」の原作の藤沢なんとかとか司馬りょうを各一冊読んで すごく面白かったけど続けて読む気はしないね 歴史大作についての考現学はわしには良くわからないのですが そんなわけで大衆娯楽映画の観賞の勘所は製作サイドだけでなく 観客の側からの考察も必要ではないかしらね とまた肩が痛くなってきたのでここまで また続けようと思います 不得意分野ですが
歴史という「物語」をどう描き、どう解釈するか
投稿日
2012/09/27
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり )
外国の映画、中でもハリウッドの映画を観ていると、欧米人以外の描写、特に日本人の描き方に違和感を感じ、作品によっては激しい拒絶反応を示してしまうものがあるのは正直なところです。
洋画番組で映画に親しみ始めた子どもの時から、『 慕情 』や『 王様と私 』などはどうもダメなのですが、それでもチャールトン・へストンの作品は劇場で観た『 十戒 』『 ベン・ハー 』でスペクタクル作品のスケールの大きさに魅了され、テレビでの納谷吾朗さんの吹替えの魅力もあって、『 エル・シド 』とか本作には、歴史大作として感動した覚えがありました。
特に本作は日本軍の将校として若き日の伊丹十三(当時は一三)が活躍しますから。
しかしその後、もう少し大人になり、世界史や国際関係の知識が入り、この映画が描く義和団の乱( 北進事変)の描き方、また、たとえば西太后やその皇太子を白人の俳優が演じていることなどから、否定的なイメージが強くなっていました。
( この事変の後、列強は過酷な報復と暴徒鎮圧を行いますが、同時に掠奪・虐殺をしたとされ、ロシアは撤兵せず居座り、日本とイギリスは同盟を結び、日露戦争となっていきました。)
・・・ですが、さらに年月を重ねていくとぼくの歴史認識がまた変わってきましたし、本作も久しぶりに見ると、また印象が変わりましたね。
さて本作、残念ながら、歴史劇としても、アクション映画としても、またロマンスや家族愛の物語としても、全体としては、いずれもどうも中途半端にぼやけてしまって、まとまりがなく凡庸な感じがします。
しかしスケールはやはりなかなかだし、スターたちの存在感はさすがだと思います。
エヴァ・ガードナー演じる男爵夫人がなぜ北京の外国人社会から白眼視されるのか、チャールトン・へストン
演じる少佐はなぜ部下と中国人女性との間の遺児をアメリカに連れていくのをためらうのか、デヴィッド・ニブン演じるイギリス公使は信念は強いが迷いもあり、交渉相手を殺しては事態が収束しないと少佐をたしなめる。 それなりに欧米の人種偏見も描き、帝国主義国が支配する国際社会の冷徹さを描いていると思います。
この映画が描く中国をオリエンタリズムと見る見方があり、それには少なからずわかる気はします。
欧米列強の脅威とそれへの反感は、黒船来航以降から幕末の攘夷の歴史を持つ日本人である僕にもわかります。 アヘン戦争以来中国は100年の屈辱と苦難の歴史を持ち、そして日本の進出・侵略は中国近代史の中に抜きがたい爪あとを残したのは否定できない歴史の一面だからです。
しかし欧米や日本への反感はわかるとしても、反感から来る全否定や門前払いにも危うさを感じるのは、日本も「攘夷」の水脈が「鬼畜米英」となって、「アジアはアジアのものだ」という情念が「アジアは日本のものだ」とすりかわった歴史を持つからです。 ぼくは今の中国にその危うさを見てしまうのです。
そして中国の歴史を知るにつれ、国内に常に矛盾を抱え、不満の奔流が叛乱して時の王朝を倒したこと。
時の政権はそれを恐れて政治抗争に利用してきたこと。 文化大革命では党内抗争に利用されたし、この北進事変では清王朝が利用しました。 今、東アジアで起こっていることは、単発的、偶発的なことではなく、意図された政治抗争、領土問題にとどまらない危機だと僕は確信しています。
アメリカ人や中国人、韓国人とも歴史について議論した経験がありますが、国によってこうも違うかと痛感しましたし、歴史、特に戦争をめぐってはプロパガンダがどこの国にもつきものなので、歴史事実の共通認識すら困難きわまりない。
日本の歴史の負の部分は承知してますが、僕には他国の批判者の言うことを丸呑みにはできませんでしたし、今後もできません。 それはぼくたちの存在とアイデンティティに関わるからです。
不本意でも、不利でも、相手の「物語」の悪役に仕立て上げられ、たたきつぶされるのには防御せざるを得ない立場にいると思っています。
はたして、「中華」とは何なのか。
それはどんな「物語」で、どう書かれてきて、これからどう書かれようとしているのか。
過去にそうした「物語」を持ち、破綻した歴史を持つ日本人の一人として、複雑な思いで再見した本作でした。
100年後、歴史は今日の東アジアをどう描いているでしょうか。
個人的な「国恥記念日」に。
40年前の超大作!今でも十分楽しめました。
投稿日
2005/09/19
レビュアー
Yの3乗
1900年清の義和団事件をテーマにした超大作。
今ならCGで大群衆シーンを作れるのでしょうが、この映画では6500名のエキストラと巨大オープンセットを使った力技で大迫力を出していました。
清国が列強により亡国への道へ一気に進むきっかけになった事件。
映画が作られた60年代は、まだ冷戦時代の為、中国人俳優が出てこないのは違和感を覚えますが、やむ終えないか。
本物を使ったといわれる中国の衣装も見事でした。
40年以上も前の映画ですが、十分楽しめました。お勧めします。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
-
- 宅配レンタル 定額8プラン

-
- 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
- 新規登録する
-
- 宅配レンタル 定額4プラン

-
- 新規登録する
-
- 都度課金 プラン

-
- 新規登録する
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
北京の55日
(C)1963 SAMUEL BRONSTON PRODUCTIONS. All Rights Reserved. ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。