ベン・ハー / チャールトン・ヘストン
ベン・ハー
/ウィリアム・ワイラー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(44)
解説・ストーリー
ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費で描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。<BR><BR>【ご注意ください】<BR>盤面にSpecialFeaturesと記載があるディスクが[後編]ディスクです。
ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費で描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。<BR><BR>【ご注意ください】<BR>盤面にSpecialFeaturesと記載があるディスクが[後編]ディスクです。
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「ベン・ハー」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費で描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。<BR><BR>【ご注意ください】<BR>盤面にSpecialFeaturesと記載があるディスクが[後編]ディスクです。
「ベン・ハー」 の作品情報
「ベン・ハー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ベン・ハー 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
212分 |
日本語・英語 |
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR65506 |
2004年07月30日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
1人
|
【Blu-ray】ベン・ハー 製作50周年記念リマスター版(2枚組)(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
223分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語/(サラウンド) 3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
1000344104 |
2012年11月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
1人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語/(サラウンド)
3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
ベン・ハー 特別版の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
212分 |
日本語・英語 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLR65506 |
2004年07月30日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
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0人
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1人
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【Blu-ray】ベン・ハー 製作50周年記念リマスター版(2枚組)(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
223分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語/(サラウンド) 3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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1000344104 |
2012年11月07日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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0人
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1人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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ユーザーレビュー:44件
同感です
勝王さんのご意見に同感です。私もこの作品は何度か観ているのですが、それなり(以上に)面白くもあるし、3時間半以上という長尺にもかかわらずあまり退屈したという印象がありません。でも、凄く好きかというと別にそんなことはなく、名作かと言われると迷うことなく肯定するという気持ちにはなれないのです。
ウィリアム・ワイラーの作品だからその程度にしか感じないのかとも思ったのですが、大好きな作家達の同系統の作、例えば品アンソニー・マンの『エル・シド』や『ローマ帝国の滅亡』、ニコラス・レイの『北京の55日』、アルドリッチの『ソドムとゴモラ』などにも似たような「空虚感」のようなものを感じます。『クレオパトラ』や『風と共に去りぬ』、『アラビアのロレンス』のような衆人が異を唱えることがない(と思われている)「記念碑的な名作」は言わずもがなのことですし。これがリドリー・スコットの『グラディエーター』だとか『キングダム・オブ・ヘブン』のように、ダメな部分、興を削がれる部分が明確に指摘し得るものならある意味ではスッキリもするのですが、上記作家達の作品に漂う何とも判別しがたいちぐはぐな感じは一体どうしたことなんだろうと思います。
思うに作品としての厚みの欠如、密度の薄さは歴史大作の半ば必然的なものなのではないでしょうか? 実はこんなことを随分前から感じていたために、今歴史大作強化期間をやっており、観たことがあるもの、まだ観ていないもの、新作旧作名作を織り交ぜて見ている最中なのですが、この思いを払拭してくれるような作品には出会えて(再発見)できていません。膨大なエキストラ、壮大なセット、巨大な製作組織と巨額の制作費など、歴史大作を製作する際に不可欠な要素が多分に関係しているとは思いますが、未だに空を掌で掴む思いです。
名作駄作、新作旧作を縦横無尽に観られているであろうラヴァ様、オタエ様(と呼ばせていただくことにしました!)でしたら、何か手掛かりになるようなヒントを下さると思うのですが・・・。
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
映画史に残るスペクタル史劇
投稿日:2004/08/01
レビュアー:オタエドン
これまた、知らない人はいない位、有名な作品でしょう。これまでにも2度作られていますが、この作品には及びません。原作は、1880年に書かれています。聖書に次ぐ名作と言われているそうです。クライマックスシーンの戦車競争シーンは、最高の緊迫感でした。子供の頃見た時は、あまりの怖さに、目を覆ってしまいました。今は、しっかり見れますが。また、ベン・ハーの母と妹が、陽の射さない、地下牢に長いこと閉じ込められていた場面は、涙。ラスト、キリストの奇跡にも胸を打たれた覚えあり。オスカー11部門獲得の名誉。チャールトン・へストン、好き嫌いは別にして、好演していました。未見の方はぜひ。
このレビューは気に入りましたか?
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セシル・B・デミルに異議あり ?
(作品内容に関してネタバレあり)
ある映画に対して批評的な意図を持つ映画というものがありますね。
有名なところでは、『真昼の決闘』に対する『リオ・ブラボー』とか、『 突入せよ! 「あさま山荘」事件 』に対する『 実録・連合赤軍あさま山荘への道程 』とか。
さて、1960年代ごろまで、聖書やキリスト教説話を題材としたスペクタクル作品( ぼくは勝手に「神様もの」と呼んでいるのですが )がさかんに作られました。
『クオ・ヴァデス』『聖衣』『天地創造』などいくつかあり、中でも知名度、興行成績、評価いずれをとっても、『十戒』と本作『ベン・ハー』が双璧と思います。
主役も同じなので類似の作品とずっと思ってきましたが、両作品を対比すると、監督の考え方、作品内容が実は対称的だと感じるようになり、『ベン・ハー』は『十戒』を批評している作品ではないか?・・・というのが今回の話のポイントです。
と言っても、誰か関係者がそう発言しているわけではありません。
また本作はテレビに観客を奪われたMGMが社運を賭けて企画したもので、ワイラーは依頼されて引き受け、自身が立てた企画でもありません。
かなりこじつけた話だと承知はしてますが、偏った切り口から見えてくることもあると開き直って、話を進めます。
1. 両監督の比較 その1 スペクタクル映画。
セシル・B・デミルはすでにサイレント映画の時代から『十誡』(1923)などを作り、豪華絢爛なセットや衣裳、肌もあらわな美男美女のラブシーン、迫力あるアクションを盛り込んだ、スケールの大きなスペクタクル映画を何本も成功させました。
聖書を題材にしたのは、宗教関係者など保守的な人々が映画そのものを堕落した娯楽と罪悪視した時代なので、大衆の願望を満たしつつ批判をかわすための商売上の戦略であり、勧善懲悪はウケをねらった俗物根性・・・と見る向きもありますが、ともあれ「神様もの」の第一人者と言えます。
ウィリアム・ワイラーはそれまでに文芸映画、女性映画、サスペンス映画、西部劇とさまざまなジャンルの作品を撮ってきましたが、サイレント版の『ベン・ハー』(1925)の助監督を務めたものの、デミルの得意分野のスペクタクル大作へは初の挑戦となりました。
2. 両監督の比較 その2 赤狩りにおける立場
セシル・B・デミルは全米監督協会のメンバーが国家に対する忠誠書を提出するよう動議を出し、それを認めない会長ジョゼフ・L・マンキウィッツの解任を画策しますが、総会でジョン・フォードに一喝され、逆に評議委員を辞めさせられてしまった「赤狩り」推進派の急先鋒でした。
ウィリアム・ワイラーは思想言論の自由を求める運動の発起人としてワシントンまで乗り込むなど、赤狩り反対派の中心的存在でした。
さらに『ローマの休日』でドルトン・トランボ、『友情ある説得』でマイケル・ウィルソンを匿名で脚本家に起用、このあとの『噂の二人』の原作もリリアン・ヘルマン。
6年間仕事を干されていた俳優サム・ジャッフェは『ベン・ハー』でカムバックとなり、「ベン・ケーシー」の老医師役などのキャリアにつながっていきました。
『ベン・ハー』で敵役メッサラ(スティーヴン・ボイト)は、国家(ローマ帝国)のために知り合いの中にいる反逆者の名を明かせと迫り、ベン・ハーは密告しろと言うのかと反発しますが、両監督のいきさつを考えると意味深長に見えてきます。
3. 主役は同じチャールトン・へストンですが・・・
『 ベン・ハー 』でチャールトン・へストンは、元は敵役メッサラ役候補でしたが、『 大いなる西部 』に出ていた本人の希望もあって、結果としてたまたま同じになったのが一般的な見方。
裏づけのないこじつけをすれば、『トップ・ガン』に批判的なオリバー・ストーンが『7月4日に生まれて』の主役にトム・クルーズを起用したように、同じ俳優を使って違いを意識させる意図的なものなのかもしれません。 (爆)
ついでながら、ヘストンの母親役は両作品とも同じマーサ・スコット。
ちなみに、メッサラ役にはロバート・ライアンが最初考えられたようです。 コメンタリーでヘストンはスティーヴン・ボイトを繰り返し称えますが、率直なところ配役のバランスをみるとへストンに対しては軽い気がします。
個人的には、スティーヴ・マックイーンなんか面白かったのではと、思います。
ちなみに妹ティルザ役のキャシイ・オドネルはワイラーの実兄の妻。 親子ほど歳下ですが義姉となります。
(つづく)
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
どうでしょう?
ウィリアム・ワイラーのベン・ハーって、みなさんどう思います?私は映画は劇場を含めテレビ、ビデオ、DVDと4、5回見ておりますし、原作も読みましたし、ミクロス・ローザのサントラも所有して耳が腐るほど聴いておりますが、だからといって凄く好きかというと、そうでもないんです。しかし、見たり聴いたり読んだりしてみるとやっぱり面白くてひきつけられる。それが不思議なんです。名作とはそういうものなのでしょうか?というより、これは名作なんでしょうか?どこかで納得できないものが・・・・。戦車競争の場面など、ため息が出るくらい完璧で、いろんな映画が真似ているのも分かりますし、技術、演出とも実に素晴らしいとは思うんですけど、何かが心にひっかかります。それがハンセン病の描写なのか、それともヘストンが大根だということなのか、キリスト教への反発なのか、よく分からんのですけどね。未見の方はぜひ見ていただき、すでに見た方はご意見を聞かせていただきたいものです。私個人としては、面白くて完璧だと思うのですが、なぜかペラペラと薄っぺらいような気もして、歴史大作というのはこういうものかなとも思ってしまします。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
泣けます。
子供の頃に何回か観ましたが、何回観てもこの映画は凄いと思います。苦難を乗り越え奇跡が起こり、ベンはーが母と妹に再会するときは涙があふれました。最後の戦車競技は圧巻です。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
同感です
投稿日
2006/08/28
レビュアー
parole
勝王さんのご意見に同感です。私もこの作品は何度か観ているのですが、それなり(以上に)面白くもあるし、3時間半以上という長尺にもかかわらずあまり退屈したという印象がありません。でも、凄く好きかというと別にそんなことはなく、名作かと言われると迷うことなく肯定するという気持ちにはなれないのです。
ウィリアム・ワイラーの作品だからその程度にしか感じないのかとも思ったのですが、大好きな作家達の同系統の作、例えば品アンソニー・マンの『エル・シド』や『ローマ帝国の滅亡』、ニコラス・レイの『北京の55日』、アルドリッチの『ソドムとゴモラ』などにも似たような「空虚感」のようなものを感じます。『クレオパトラ』や『風と共に去りぬ』、『アラビアのロレンス』のような衆人が異を唱えることがない(と思われている)「記念碑的な名作」は言わずもがなのことですし。これがリドリー・スコットの『グラディエーター』だとか『キングダム・オブ・ヘブン』のように、ダメな部分、興を削がれる部分が明確に指摘し得るものならある意味ではスッキリもするのですが、上記作家達の作品に漂う何とも判別しがたいちぐはぐな感じは一体どうしたことなんだろうと思います。
思うに作品としての厚みの欠如、密度の薄さは歴史大作の半ば必然的なものなのではないでしょうか? 実はこんなことを随分前から感じていたために、今歴史大作強化期間をやっており、観たことがあるもの、まだ観ていないもの、新作旧作名作を織り交ぜて見ている最中なのですが、この思いを払拭してくれるような作品には出会えて(再発見)できていません。膨大なエキストラ、壮大なセット、巨大な製作組織と巨額の制作費など、歴史大作を製作する際に不可欠な要素が多分に関係しているとは思いますが、未だに空を掌で掴む思いです。
名作駄作、新作旧作を縦横無尽に観られているであろうラヴァ様、オタエ様(と呼ばせていただくことにしました!)でしたら、何か手掛かりになるようなヒントを下さると思うのですが・・・。
映画史に残るスペクタル史劇
投稿日
2004/08/01
レビュアー
オタエドン
これまた、知らない人はいない位、有名な作品でしょう。これまでにも2度作られていますが、この作品には及びません。原作は、1880年に書かれています。聖書に次ぐ名作と言われているそうです。クライマックスシーンの戦車競争シーンは、最高の緊迫感でした。子供の頃見た時は、あまりの怖さに、目を覆ってしまいました。今は、しっかり見れますが。また、ベン・ハーの母と妹が、陽の射さない、地下牢に長いこと閉じ込められていた場面は、涙。ラスト、キリストの奇跡にも胸を打たれた覚えあり。オスカー11部門獲得の名誉。チャールトン・へストン、好き嫌いは別にして、好演していました。未見の方はぜひ。
セシル・B・デミルに異議あり ?
投稿日
2011/05/01
レビュアー
ロキュータス
(作品内容に関してネタバレあり)
ある映画に対して批評的な意図を持つ映画というものがありますね。
有名なところでは、『真昼の決闘』に対する『リオ・ブラボー』とか、『 突入せよ! 「あさま山荘」事件 』に対する『 実録・連合赤軍あさま山荘への道程 』とか。
さて、1960年代ごろまで、聖書やキリスト教説話を題材としたスペクタクル作品( ぼくは勝手に「神様もの」と呼んでいるのですが )がさかんに作られました。
『クオ・ヴァデス』『聖衣』『天地創造』などいくつかあり、中でも知名度、興行成績、評価いずれをとっても、『十戒』と本作『ベン・ハー』が双璧と思います。
主役も同じなので類似の作品とずっと思ってきましたが、両作品を対比すると、監督の考え方、作品内容が実は対称的だと感じるようになり、『ベン・ハー』は『十戒』を批評している作品ではないか?・・・というのが今回の話のポイントです。
と言っても、誰か関係者がそう発言しているわけではありません。
また本作はテレビに観客を奪われたMGMが社運を賭けて企画したもので、ワイラーは依頼されて引き受け、自身が立てた企画でもありません。
かなりこじつけた話だと承知はしてますが、偏った切り口から見えてくることもあると開き直って、話を進めます。
1. 両監督の比較 その1 スペクタクル映画。
セシル・B・デミルはすでにサイレント映画の時代から『十誡』(1923)などを作り、豪華絢爛なセットや衣裳、肌もあらわな美男美女のラブシーン、迫力あるアクションを盛り込んだ、スケールの大きなスペクタクル映画を何本も成功させました。
聖書を題材にしたのは、宗教関係者など保守的な人々が映画そのものを堕落した娯楽と罪悪視した時代なので、大衆の願望を満たしつつ批判をかわすための商売上の戦略であり、勧善懲悪はウケをねらった俗物根性・・・と見る向きもありますが、ともあれ「神様もの」の第一人者と言えます。
ウィリアム・ワイラーはそれまでに文芸映画、女性映画、サスペンス映画、西部劇とさまざまなジャンルの作品を撮ってきましたが、サイレント版の『ベン・ハー』(1925)の助監督を務めたものの、デミルの得意分野のスペクタクル大作へは初の挑戦となりました。
2. 両監督の比較 その2 赤狩りにおける立場
セシル・B・デミルは全米監督協会のメンバーが国家に対する忠誠書を提出するよう動議を出し、それを認めない会長ジョゼフ・L・マンキウィッツの解任を画策しますが、総会でジョン・フォードに一喝され、逆に評議委員を辞めさせられてしまった「赤狩り」推進派の急先鋒でした。
ウィリアム・ワイラーは思想言論の自由を求める運動の発起人としてワシントンまで乗り込むなど、赤狩り反対派の中心的存在でした。
さらに『ローマの休日』でドルトン・トランボ、『友情ある説得』でマイケル・ウィルソンを匿名で脚本家に起用、このあとの『噂の二人』の原作もリリアン・ヘルマン。
6年間仕事を干されていた俳優サム・ジャッフェは『ベン・ハー』でカムバックとなり、「ベン・ケーシー」の老医師役などのキャリアにつながっていきました。
『ベン・ハー』で敵役メッサラ(スティーヴン・ボイト)は、国家(ローマ帝国)のために知り合いの中にいる反逆者の名を明かせと迫り、ベン・ハーは密告しろと言うのかと反発しますが、両監督のいきさつを考えると意味深長に見えてきます。
3. 主役は同じチャールトン・へストンですが・・・
『 ベン・ハー 』でチャールトン・へストンは、元は敵役メッサラ役候補でしたが、『 大いなる西部 』に出ていた本人の希望もあって、結果としてたまたま同じになったのが一般的な見方。
裏づけのないこじつけをすれば、『トップ・ガン』に批判的なオリバー・ストーンが『7月4日に生まれて』の主役にトム・クルーズを起用したように、同じ俳優を使って違いを意識させる意図的なものなのかもしれません。 (爆)
ついでながら、ヘストンの母親役は両作品とも同じマーサ・スコット。
ちなみに、メッサラ役にはロバート・ライアンが最初考えられたようです。 コメンタリーでヘストンはスティーヴン・ボイトを繰り返し称えますが、率直なところ配役のバランスをみるとへストンに対しては軽い気がします。
個人的には、スティーヴ・マックイーンなんか面白かったのではと、思います。
ちなみに妹ティルザ役のキャシイ・オドネルはワイラーの実兄の妻。 親子ほど歳下ですが義姉となります。
(つづく)
どうでしょう?
投稿日
2006/08/27
レビュアー
勝王
ウィリアム・ワイラーのベン・ハーって、みなさんどう思います?私は映画は劇場を含めテレビ、ビデオ、DVDと4、5回見ておりますし、原作も読みましたし、ミクロス・ローザのサントラも所有して耳が腐るほど聴いておりますが、だからといって凄く好きかというと、そうでもないんです。しかし、見たり聴いたり読んだりしてみるとやっぱり面白くてひきつけられる。それが不思議なんです。名作とはそういうものなのでしょうか?というより、これは名作なんでしょうか?どこかで納得できないものが・・・・。戦車競争の場面など、ため息が出るくらい完璧で、いろんな映画が真似ているのも分かりますし、技術、演出とも実に素晴らしいとは思うんですけど、何かが心にひっかかります。それがハンセン病の描写なのか、それともヘストンが大根だということなのか、キリスト教への反発なのか、よく分からんのですけどね。未見の方はぜひ見ていただき、すでに見た方はご意見を聞かせていただきたいものです。私個人としては、面白くて完璧だと思うのですが、なぜかペラペラと薄っぺらいような気もして、歴史大作というのはこういうものかなとも思ってしまします。
泣けます。
投稿日
2004/09/26
レビュアー
mokoさん
子供の頃に何回か観ましたが、何回観てもこの映画は凄いと思います。苦難を乗り越え奇跡が起こり、ベンはーが母と妹に再会するときは涙があふれました。最後の戦車競技は圧巻です。
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ベン・ハー