ソイレント・グリーン / チャールトン・ヘストン
ソイレント・グリーン
/リチャード・フライシャー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(48)
解説・ストーリー
2022年、爆発的な人口増加と環境汚染に見舞われたニューヨーク。合成食品ソイレント・グリーンの製造会社社長が殺された事件を捜査する警官は、背後に食糧危機打開のための政府の陰謀がある事を知る……。
2022年、爆発的な人口増加と環境汚染に見舞われたニューヨーク。合成食品ソイレント・グリーンの製造会社社長が殺された事件を捜査する警官は、背後に食糧危機打開のための政府の陰謀がある事を知る……。
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「ソイレント・グリーン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
2022年、爆発的な人口増加と環境汚染に見舞われたニューヨーク。合成食品ソイレント・グリーンの製造会社社長が殺された事件を捜査する警官は、背後に食糧危機打開のための政府の陰謀がある事を知る……。
「ソイレント・グリーン」 の作品情報
「ソイレント・グリーン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ソイレント・グリーンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
97分 |
日本語・英語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR50070 |
2005年09月29日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
|
3人
|
1人
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
ソイレント・グリーンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
97分 |
日本語・英語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLR50070 |
2005年09月29日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
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3人
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1人
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1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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ユーザーレビュー:48件
日本も人事ではない
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
監督のRichard Fleischerと言えば私の世代だと子供の頃TVで見た「ミクロの決死圏」が印象的だが、もう一つ世代が上がると名作「海底二万哩」と言う様にSFに有名処の多い人で、これも代表作(地味だけど)。Harry Harrisn原作の「人間がいっぱい」の映画化で唯一と言っていい「食料SF」な一品。再見すると化学考証に「穴」が多く、演出もパンチに欠ける点は否めないがテーマ性としては一流な映画だと思う。21世紀に成り科学が進歩する一方で私たちの食生活は逆に衰退している、正に本作のテーマが現在進行形な点は庶民として納得できない。企業や外国の利益の為に私たちの食生活が脅かされてるのは、現実問題として今日のこの日も直面してる訳で、「食料の安全保障」も安部政権のテーマとして是非真剣に考えてもらいたいものだ。本作は原作の人口の過密化と言うテーマを食糧危機に見事に転化させ、ラストでは人としての尊厳にまで言及している。そのラストで流れる名曲「田園」を聞く度に本作を思い出される人も多いと思う。全編がグリーンのフィルターで見てるかの描写も中々で、その意味が明かされる点もSFらしくて良い。主役のCharlton Hestonは「猿の惑星」でSFにウンザリしていたが、本作のテーマ性を理解し「SFはこれで最後」と出演を快諾したそうだ。残念なのは食糧難をテーマにする映画の主人公にしては、どう見ても昨日もステーキを食べたとしか思えない体格はどうかなぁ、と思うが?
なんとか「ソイレント・グリーン」が何かを語らず終われそうだ。コレを知ってから見ると本作の評価は消費税程度にしかならない程。必ず予備知識無しでご覧下さい。
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28人の会員が気に入ったと投稿しています
冷ややかな映画
どうゆうわけか 「キングオブ・デストロイヤ」のレヴューが何ヶ月もアップしないので こちらで リチャード・フライシャーの宣伝
フライシャーももう80歳以上かなあ 映画はもう撮れないだろうな 有名なアメリカアニメの先駆 フライシャー兄弟のご親戚
B級やら SF大作の作家で映画史的には大した評価はされてない ヌーベルヴァーグからの評価も今ひとつ 本人は与えられた仕事を黙々こなしてきた しかしその作風のクールネスは アメリカ映画で最右翼であるとさえ思う
黒沢清 その師の蓮実大先生など熱狂的ファン多し トビー・フーパーもファンだそうだ フライシャーは中毒になる
この映画の内容はもう知らない人が多いと 思うのでネタバレなしだな その食肉工場の慄然とする正体に冷やりとするのではなく このスクリーン自体から 冷気が漂って来るのだ
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15人の会員が気に入ったと投稿しています
70年代SF映画の名作!今やからこそ感じることもあんねんで!
まずはかの有名なオープニング・・・やっぱりめちゃくちゃカッコええやん!このオープニングでグググッと引き込まれて、あとはもうこのカッコよすぎる世界にどっぷりつかって一気にエンディングまで魅せ切られてもうた(°∀°)b
むちゃくちゃ有名なオチは、再鑑賞なんでもちろん知ってたけど、それでも全然おもろい♪もちろんオチを知らんほうがエエけど、オチ以外にも素晴らしいシーンがいっぱいあるんで、"オチ知ってるから観る気せーへん"って人も是非観てみてください!
特にムチャクチャ素晴らしい『ホーム』のシーンなんて、涙なしでは観られへんよね〜・°・(ノД`)・°・
□■□■□■□■□
※ツッコミどころはいっぱい有るけど、まぁその辺は70年代SFなんで大目にみたってね(;^_^A
第二回アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリを受賞したSF映画の名作やねん!
※一応知らない方の為に・・・第1回『激突』、第3回『ファントムオブパラダイス』、第5回『キャリー』、第9回『エレファントマン』、第13回『ターミネーター』、第15回『ブルーベルベット』、第16回『ヒドゥン』、第17回『戦慄の絆』、第21回『ブレインデッド』(1993年で終了)というスッゲー映画祭です!
□■□■□■□■□
70年代のSFって自分の大好きなアメリカンニューシネマの香りがしてだいすきなんすよねー♪まぁ、今の感覚の映画では無いんで古臭く感じるかもしれんけど、一応名作なんでヒマで観る映画のないときにでも触れてみてもイイ作品やと思います!
個人的満足度 82点!
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14人の会員が気に入ったと投稿しています
我々はまだ「ゴー・ホーム」しない。
投稿日:2011/03/19
レビュアー:ぴよさん
まさかこんな時代が来るとはと、スーパーのガラガラの棚を見て、暗澹とする日々…。
およそ40年前に作られた『ソイレント・グリーン』の世界は、人口大爆発と環境破壊が
進んだ世界。食料は不足し、一部の特権階級以外は、クラッカーの様な人工栄養食品
の配給を待つしかない。人々の心は荒み、混乱を極めている。
チャールトン・ヘストン演じる刑事ソルが、富豪の殺人現場から盗んできた「天然の食料」
を食べるシーンがある。エドワード・G・ロビンソン演じる老人が、うやうやしくカトラリーを
用意し、二人でレタスのカケラや、林檎や、ビーフシチューを食すのだ。
ソルにとっては何十年ぶり、ソーンは生まれて初めて食べる天然の食品。荒んだ場面の中
その食卓シーンのなんと可愛らしく、幸福に見えること!
私達は、スーパーの棚を埋め尽くす食品を当然と思い、賞味期限を一分でも過ぎたら
廃棄することを看過する生活をしてきた。それはやはり、異常なことだ。異常なのに、止め
られなかったのだ。今のこの苦況をもし切り抜けたとして、生活のある部分は否応無く変え
ていかねばならないだろう。良い方向に進めばいい、いや進めなくてはいけない。
ソルは人生に絶望し、「ホーム」へ向かう。 この世界での「ゴー・ホーム」とは、人生を
諦めること。そして、文字通り人間であることを止め、「ある物質」へ変わることだ。
外界と途絶したホームのベッド、ペールギュントの流れる中、彼は「失われた美しい自然
の映像」を目の当たりにし、涙する。 たまらない、たまらないシーンだ。当たり前のように
あった風景が失われること。我々が今、直接、間接に実体験しつつあることだ。
いつの時代も、未来への警鐘は鳴らされてきた。が、それを良しとしない強い力が、それ
をしらみつぶしに消してきた。今度ばかりは、それに屈してはいけない。とてつもなく険しい
道かもしれないが、「何をすべきか」をしっかりと見極め、今度こそはまともな道に進むように
しなくてはならない。
それをせずに、また同じことを繰り返すとしたら、それこそ日本はオシマイだ。
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
よい作品です。
投稿日:2006/10/24
レビュアー:よふかし
もちろんソイレント・グリーンが何であるか知ったうえで観たって、面白いですよ。そりゃ昨今のSFXどかんどかん映画の見た目を期待しちゃだめですけど。
リチャード・フライシャーの映画・・・と書くとまたマニアックと思われてしまうかもしれませんが、あまり難しいことではないです。よくできて面白い映画、ということです。どなたでもすいすい観て、それなりに楽しめると思います。
で、フライシャーの映画はたいてい、自己主張がなくて、すいすい観られる娯楽作です。『バイキング』や『海底二万マイル』や『ミクロの決死圏』など数え切れません。
で、いくつか観てくると、この「すいすい観れて面白い」ということは一体どういうことなのか、と思うわけですね。
すると、paroleさんが色彩設計の巧みさを指摘されているように、実に丁寧な映画作りがされていることに気づくわけです。だけどフライシャーはこれ見よがしにいろんな色を対置する撮り方をしないで、自然に物語に溶け込ませているので、ぱっと見では気づかないんです。だけどそういう繊細さが、映画を面白くさせているわけですね。
こういうフライシャーの特質を、ラヴァースさんはフライシャーの「クールネス」という言葉で表現されているわけです(冷気というのはすごい表現です)。こういう感覚は、分かりにくいのかな、そんなに特異でもないと思うのだけど。
この映画はフライシャーとしてはすごくいいとは思いませんけれど、オチを知ったって、何度もすいすい楽しめる面白い映画になっていると思うのです。少なくとも、消費税分ってことはないですよ。僕は、今回はエドワード・G・ロビンソンの最期に魅入りました。75点。
で『裸のランチ』はほんとに面白かったのです、paroleさん。というより、面白いなあと思っている自分がいたわけですね。ひとつには、僕はバロウズを読んでいないということが関係してるでしょう。小説がもっているだろうイメージの広がりを知らないので、チープな特撮、構築されたヘンテコ世界をそのまま「馬鹿だなあ」と楽しみました。この場合の「馬鹿だなあ」というのは、僕としてはテレンス・マリックが「美しいなあ」というのと同じで、それだけで価値を感じるものです。クローネンバーグの立ち位置は、もし映画史を想像するとどこに置いていいのか分からなくて、たとえばボスとかブリューゲルみたいな感じかなあ、そうだボスのドキュメンタリーが出ていたなと思って借りたら、そこにはYの3乗さんが待っていたのでした・・・。つづく。
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11人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
日本も人事ではない
投稿日
2006/10/07
レビュアー
masamune
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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監督のRichard Fleischerと言えば私の世代だと子供の頃TVで見た「ミクロの決死圏」が印象的だが、もう一つ世代が上がると名作「海底二万哩」と言う様にSFに有名処の多い人で、これも代表作(地味だけど)。Harry Harrisn原作の「人間がいっぱい」の映画化で唯一と言っていい「食料SF」な一品。再見すると化学考証に「穴」が多く、演出もパンチに欠ける点は否めないがテーマ性としては一流な映画だと思う。21世紀に成り科学が進歩する一方で私たちの食生活は逆に衰退している、正に本作のテーマが現在進行形な点は庶民として納得できない。企業や外国の利益の為に私たちの食生活が脅かされてるのは、現実問題として今日のこの日も直面してる訳で、「食料の安全保障」も安部政権のテーマとして是非真剣に考えてもらいたいものだ。本作は原作の人口の過密化と言うテーマを食糧危機に見事に転化させ、ラストでは人としての尊厳にまで言及している。そのラストで流れる名曲「田園」を聞く度に本作を思い出される人も多いと思う。全編がグリーンのフィルターで見てるかの描写も中々で、その意味が明かされる点もSFらしくて良い。主役のCharlton Hestonは「猿の惑星」でSFにウンザリしていたが、本作のテーマ性を理解し「SFはこれで最後」と出演を快諾したそうだ。残念なのは食糧難をテーマにする映画の主人公にしては、どう見ても昨日もステーキを食べたとしか思えない体格はどうかなぁ、と思うが?
なんとか「ソイレント・グリーン」が何かを語らず終われそうだ。コレを知ってから見ると本作の評価は消費税程度にしかならない程。必ず予備知識無しでご覧下さい。
冷ややかな映画
投稿日
2005/09/29
レビュアー
裸足のラヴァース
どうゆうわけか 「キングオブ・デストロイヤ」のレヴューが何ヶ月もアップしないので こちらで リチャード・フライシャーの宣伝
フライシャーももう80歳以上かなあ 映画はもう撮れないだろうな 有名なアメリカアニメの先駆 フライシャー兄弟のご親戚
B級やら SF大作の作家で映画史的には大した評価はされてない ヌーベルヴァーグからの評価も今ひとつ 本人は与えられた仕事を黙々こなしてきた しかしその作風のクールネスは アメリカ映画で最右翼であるとさえ思う
黒沢清 その師の蓮実大先生など熱狂的ファン多し トビー・フーパーもファンだそうだ フライシャーは中毒になる
この映画の内容はもう知らない人が多いと 思うのでネタバレなしだな その食肉工場の慄然とする正体に冷やりとするのではなく このスクリーン自体から 冷気が漂って来るのだ
70年代SF映画の名作!今やからこそ感じることもあんねんで!
投稿日
2010/01/11
レビュアー
KASPAR
まずはかの有名なオープニング・・・やっぱりめちゃくちゃカッコええやん!このオープニングでグググッと引き込まれて、あとはもうこのカッコよすぎる世界にどっぷりつかって一気にエンディングまで魅せ切られてもうた(°∀°)b
むちゃくちゃ有名なオチは、再鑑賞なんでもちろん知ってたけど、それでも全然おもろい♪もちろんオチを知らんほうがエエけど、オチ以外にも素晴らしいシーンがいっぱいあるんで、"オチ知ってるから観る気せーへん"って人も是非観てみてください!
特にムチャクチャ素晴らしい『ホーム』のシーンなんて、涙なしでは観られへんよね〜・°・(ノД`)・°・
□■□■□■□■□
※ツッコミどころはいっぱい有るけど、まぁその辺は70年代SFなんで大目にみたってね(;^_^A
第二回アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリを受賞したSF映画の名作やねん!
※一応知らない方の為に・・・第1回『激突』、第3回『ファントムオブパラダイス』、第5回『キャリー』、第9回『エレファントマン』、第13回『ターミネーター』、第15回『ブルーベルベット』、第16回『ヒドゥン』、第17回『戦慄の絆』、第21回『ブレインデッド』(1993年で終了)というスッゲー映画祭です!
□■□■□■□■□
70年代のSFって自分の大好きなアメリカンニューシネマの香りがしてだいすきなんすよねー♪まぁ、今の感覚の映画では無いんで古臭く感じるかもしれんけど、一応名作なんでヒマで観る映画のないときにでも触れてみてもイイ作品やと思います!
個人的満足度 82点!
我々はまだ「ゴー・ホーム」しない。
投稿日
2011/03/19
レビュアー
ぴよさん
まさかこんな時代が来るとはと、スーパーのガラガラの棚を見て、暗澹とする日々…。
およそ40年前に作られた『ソイレント・グリーン』の世界は、人口大爆発と環境破壊が
進んだ世界。食料は不足し、一部の特権階級以外は、クラッカーの様な人工栄養食品
の配給を待つしかない。人々の心は荒み、混乱を極めている。
チャールトン・ヘストン演じる刑事ソルが、富豪の殺人現場から盗んできた「天然の食料」
を食べるシーンがある。エドワード・G・ロビンソン演じる老人が、うやうやしくカトラリーを
用意し、二人でレタスのカケラや、林檎や、ビーフシチューを食すのだ。
ソルにとっては何十年ぶり、ソーンは生まれて初めて食べる天然の食品。荒んだ場面の中
その食卓シーンのなんと可愛らしく、幸福に見えること!
私達は、スーパーの棚を埋め尽くす食品を当然と思い、賞味期限を一分でも過ぎたら
廃棄することを看過する生活をしてきた。それはやはり、異常なことだ。異常なのに、止め
られなかったのだ。今のこの苦況をもし切り抜けたとして、生活のある部分は否応無く変え
ていかねばならないだろう。良い方向に進めばいい、いや進めなくてはいけない。
ソルは人生に絶望し、「ホーム」へ向かう。 この世界での「ゴー・ホーム」とは、人生を
諦めること。そして、文字通り人間であることを止め、「ある物質」へ変わることだ。
外界と途絶したホームのベッド、ペールギュントの流れる中、彼は「失われた美しい自然
の映像」を目の当たりにし、涙する。 たまらない、たまらないシーンだ。当たり前のように
あった風景が失われること。我々が今、直接、間接に実体験しつつあることだ。
いつの時代も、未来への警鐘は鳴らされてきた。が、それを良しとしない強い力が、それ
をしらみつぶしに消してきた。今度ばかりは、それに屈してはいけない。とてつもなく険しい
道かもしれないが、「何をすべきか」をしっかりと見極め、今度こそはまともな道に進むように
しなくてはならない。
それをせずに、また同じことを繰り返すとしたら、それこそ日本はオシマイだ。
よい作品です。
投稿日
2006/10/24
レビュアー
よふかし
もちろんソイレント・グリーンが何であるか知ったうえで観たって、面白いですよ。そりゃ昨今のSFXどかんどかん映画の見た目を期待しちゃだめですけど。
リチャード・フライシャーの映画・・・と書くとまたマニアックと思われてしまうかもしれませんが、あまり難しいことではないです。よくできて面白い映画、ということです。どなたでもすいすい観て、それなりに楽しめると思います。
で、フライシャーの映画はたいてい、自己主張がなくて、すいすい観られる娯楽作です。『バイキング』や『海底二万マイル』や『ミクロの決死圏』など数え切れません。
で、いくつか観てくると、この「すいすい観れて面白い」ということは一体どういうことなのか、と思うわけですね。
すると、paroleさんが色彩設計の巧みさを指摘されているように、実に丁寧な映画作りがされていることに気づくわけです。だけどフライシャーはこれ見よがしにいろんな色を対置する撮り方をしないで、自然に物語に溶け込ませているので、ぱっと見では気づかないんです。だけどそういう繊細さが、映画を面白くさせているわけですね。
こういうフライシャーの特質を、ラヴァースさんはフライシャーの「クールネス」という言葉で表現されているわけです(冷気というのはすごい表現です)。こういう感覚は、分かりにくいのかな、そんなに特異でもないと思うのだけど。
この映画はフライシャーとしてはすごくいいとは思いませんけれど、オチを知ったって、何度もすいすい楽しめる面白い映画になっていると思うのです。少なくとも、消費税分ってことはないですよ。僕は、今回はエドワード・G・ロビンソンの最期に魅入りました。75点。
で『裸のランチ』はほんとに面白かったのです、paroleさん。というより、面白いなあと思っている自分がいたわけですね。ひとつには、僕はバロウズを読んでいないということが関係してるでしょう。小説がもっているだろうイメージの広がりを知らないので、チープな特撮、構築されたヘンテコ世界をそのまま「馬鹿だなあ」と楽しみました。この場合の「馬鹿だなあ」というのは、僕としてはテレンス・マリックが「美しいなあ」というのと同じで、それだけで価値を感じるものです。クローネンバーグの立ち位置は、もし映画史を想像するとどこに置いていいのか分からなくて、たとえばボスとかブリューゲルみたいな感じかなあ、そうだボスのドキュメンタリーが出ていたなと思って借りたら、そこにはYの3乗さんが待っていたのでした・・・。つづく。
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ソイレント・グリーン