じゃりン子チエ 劇場版

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じゃりン子チエ 劇場版 / 中山千夏

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「じゃりン子チエ 劇場版」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「WEEKLY漫画アクション」に連載されていたはるき悦巳原作漫画を高畑勲監督が映画化。大阪の下町を舞台に、ホルモン焼屋を切り盛りする小学5年のチエを中心にハチャメチャな日常を人情味たっぷりに描く。当時の人気お笑いスターが声優を担当している。

「じゃりン子チエ 劇場版」 の作品情報

作品情報

製作年: 1981年
製作国: 日本

「じゃりン子チエ 劇場版」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全17件

明日はまた明日の太陽がピッカピカやねん。

投稿日:2009/02/24 レビュアー:ぴよさん


ちょっと最近、うまくいかないことが重なって、しょげている。そんな時には、何を観れば立ち直れるだろう?
昔、紫門ふみの短編で、へこたれた時には『がんばれ!ベアーズ』(もちろん、テータム・オニールのね)を観れば立ち直れるんだよという話があった。人それぞれ、弱った時に観る映画ってのを自然に持っているものだと思う。

で、私にとっての元気が出るフィルムの一つが、コレ。本当はテレビシリーズをとことん観る方がいいのかもしれないが、ちょっとそこまでのヒマは無い。(Op.とEd.もテレビの方が絶対的にイイ)
 はるき悦巳の世界観を見事に移しとったアニメ作品。ただし演出上、スピードはだいぶ落ちている。セリフ部分はもっとテンポを上げて、漫才的なスピードが欲しかった。西川のりおがアテたテツの声は、これ以上望むべくも無いほどに「完璧にテツ」だ。棒読み加減が、巧まざるして絶妙なのだ。最初は藤田まことがアテる予定だったというが、藤田だと巧過ぎて、ちょっと違うことになったと思う。

チエが住んでいるのは、西成界隈。お母はんとデートするのは、天王寺公園(市立美術館がチラリとうつる)。南海電鉄に乗って向かったのは、観覧車から海が観えるから(行った事は無いけど)「みさき公園」なのかな。なんだかたまらなく懐かしい風景だ。今でもこんな感じなのか、やはり変わってしまっているのか。しかしヨシ江はん、子供を夜のヒッカケ橋から一人で帰らせちゃいけません。

じゃりン子ワールドの人々は、良くも悪くもすさまじく人間的だ。「ウチは日本一不幸な少女や」と愚痴りながらホルモンを焼く少女チエちゃんを初めとして、全てをバクチか暴力で解決しようとするテツ、「教科書通りの教育で、この異常な一家を立ち直らせられるか!」とコブシを飛ばす花井拳骨…彼らをある意味、「剛の者」とするならば、どんなに裏切られてもただテツのことを信じるオジイや、何をしてもドンくさいけれど根気と集中力では他をよせつけないヒラメちゃんなどは、「柔の者」と言えるだろうか。ちなみに私は、ヒラメちゃんが大好き♪

そんな人々がぶつかり合い、助け合い、それぞれが役割を持って生きている。これは荒んではいるが、ある意味で理想社会の人間関係なのかもしれない。…いや、そんなことはないか(笑)

 本作後半は、父の仇打ちにやって来たアントニオJr.と小鉄との、あの墓場の大決闘が描かれる。アントニオを死に追いやったことに自責の念がある小鉄がとった行動とは… 男だねぇ、小鉄っ。 この調子で黒澤の『用心棒』を猫界に置き換えて描かれたスピンオフ『どらン猫小鉄』も映像化できたらいいのに。 無理か。


ウハハっと笑い、ホロリと泣いて、ああ、何はともかく、ちょっと元気が出たっ。ようし、明日は明日の太陽が……♪


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ええねん。

投稿日:2020/08/16 レビュアー:ロキュータス

ロキュの69日連続レビュー V  第69日

拗音で始まる題名の映画レビュー 
 ( ネタばれあり)
高畑勲監督について。 「 狼少年ケン 」「 アルプスの少女ハイジ 」「 母をたずねて三千里 」「 赤毛のアン 」などテレビアニメは親しみやすいのですが、映画はどうも馴染みにくい。

代表作の『 火垂るの墓 』はつらくて観られないだろうとの思いから、いまだ観ていないので言いづらいのですが、宮崎駿と比べると映画作品はとっつきにくい印象があります。
完全主義でクオリティの高いのはよくわかるのですが、『 おもいでぽろぽろ 』以降の作品は一度観ただけでリピートしていません。
 
偏見を言えば高畑勲が東大仏文科のインテリだからか、メッセージを込めた作品で訴えようとすると、山田洋次や大林亘彦らもそうですが、まじめさが重く硬くなって今一つ楽しめないのです。

 そうした中で例外と感じるのが本作『 じゃりン子チエ・劇場版 』で、はるき悦巳の世界観をよく2時間にまとめて、愉しい、生気のある「 漫画映画 」にしたと思います。
 その手腕はさすがですね。  東大出の山田洋次が『 男はつらいよ 』を成功させたように、なにわの下町の人情と笑いを、おもしろくかつ詩情豊かに再構成して見せていると思います。

 『 ゴジラの息子 』が出てくるので作品の舞台は1967年(昭和42年)。
そして本作の公開が1981年(昭和56年)という点で思うのは、これも多分にこじつけですが、昭和の戦後文化、そして当時の関西文化の分厚さです。

 戦後文化という点で言うと、高畑勲も昭和ヒトケタですが、戦争を子どもの頃に経験した世代がつくった、明るく開放的で自由なカルチャーを僕は感じるのです。
 
主人公竹本チエの声は中山千夏。  1948年生まれで、少女漫画家だと山岸涼子、大島弓子らいわゆる「24年組 」と同世代。 「 ひょっこりひょうたん島」(1964〜69年)当時は高校生で、子どもグループのリーダー格「博士」役。 女優としては「 お荷物小荷物 」の反逆する女中役。  歌手、司会者、社会運動家、政治家、作家とマルチに活躍。
戦後カルチャーを、中核となった昭和ヒト桁世代( たとえば井上ひさし、高畑勲、矢崎泰久ら)とともに、戦後第一世代の若手として担ってきた一人と思います。

当時の関西文化の分厚さを言えば、作家は司馬遼太郎、小松左京、藤本義一、山村美紗らに花登筐、香川登志緒が健在。
上方落語は四天王健在で、三枝、仁鶴、枝雀らが中堅、鶴瓶、が若手。 太秦の撮影所はテレビ時代劇「水戸黄門」「大岡越前」など全盛で、映画もまだまだ作られていました。
藤山寛美の松竹新喜劇、ミヤコ蝶々、藤田まこと、芦屋雁之助( 本作に出演)も健在。
プロ野球は4球団もありました。

本作の声優陣も関西の豪華メンバーで、やはり吉本興業がそのうち大部分を占めますが、現在の吉本と違うのは、当時若手の紳助、竜介、オール阪神・巨人も含め全員が師匠を持つ芸人であることで、ダウンタウン以降の養成所出身世代はまだこの後。
 本作公開の頃漫才ブームで、同じ年5月「オレたちひょうきん族」開始、紳助や西川のりおらは全国区となり、ザ・ぼんちは「 恋のぼんちシート」をヒットさせ武道館公演。
 吉本興業の全国席巻はまだ始まったばかりでした。

個人的な感想ですが、今と比べるとも同じ関西でも京都、大阪、神戸など各地域のカラーの違いがあったし、同じ大阪でも、キタとかミナミとか船場とか地域でカラーの違いが大きかったと思います。
チエちゃんは「 お母はん 」「 お父はん( テツと呼ぶのをたしなめられている時 )」と言いますし、他の子もそうです。
京都では「 お父ちゃん」「お母ちゃん 」か「 お母はん 」「 お父はん 」でした。
「 オトン 」「 オカン 」と言い始めたのはダウンタウン以降のテレビの影響で、関西では地域を問わず言うようになり、世代ギャップとなっています。
 
このようによくも悪くも、関西の言葉や文化はメディアによって平準化され、昭和のような多様性・層の分厚さは薄らいでいるように、ぼくは感じます。

 と、ここまで能書きを垂れてきましたが、実のところ、レビューで書きたかったことのほとんどはぴよさんのレビューとかぶっているのです。
 書きたいことは書き尽くされるから困ってしまいました。

 でも、「 ええねん 」 いっしょでも「 ええねん 」
 
本作が「、へこたれた時に元気が出る一本であること。」は同じでも、ほんとのことやから「 ええねん 」
だから締めの言葉もダブってしまいますが、チエちゃんのセリフの、この言葉でええねん。

「 明日はまた明日の太陽がピッカピカやねん。 」

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テレビのエンディングに合わせて、剣玉やってました。 ネタバレ

投稿日:2004/12/18 レビュアー:みうら華遊

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この作品は、子供には子供なりの、大人には大人なりの
見方があると思います。私個人は、大人になってからの方が
楽しめました。
どうして、チエちゃんのお母さん、ヨシエさんが家を出て
しまったのか、とか大人の事情も分かるので・・・。

昔の大阪、新世界界隈の雰囲気がよく出ていて、古き良き
人情劇という感じです。
昔はこんなに豪華な声優陣だとは分かりませんでした。
やすし師匠や、故人の方も声の出演をなさっているので、
子供心には分からなかった豪華さも楽しいです。

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待ってたよ!じゃりン子チエ!!

投稿日:2004/12/19 レビュアー:セルディ

まず劇場版あるの知らなかったんで速効でレンタルした。
TVシリーズより前に上映されたらしく、コレを見ればすべてが懐かしく思えた。
内容も一通り網羅されてる感じで面白かった!
しかし、テツの声はのりお以外考えられないほどマッチしてる!
そのほかにも、雁之介、横山のヤッサンなどの声が聞けてよかった。
マサルの声の紳助はあんまり合ってない様に感じた。
終盤ホロっとする場面もじゃりン子チエに合わない感じだったが、この作品は◎だな!!!

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大阪の下町のえぇ雰囲気が出とります

投稿日:2011/06/09 レビュアー:Yohey

私らの世代の関西の子ぉらはこれを見て育ったんですわ。なんで、これがジブリやねん!!と思ったら高畑さんの作品だったんですな、知らんかった。TVの雰囲気とはちょっと違ってて、えらくきれいに仕上がっとります。漫画の世界がうまいこと表現されていていいですわ。声優さんは芸人さんたちがやっていて、ちょっと違和感のあるところがあるんですが(やっぱり本職やないんで、ちょっと変なんよね)言い回しがほんまもんなんで、しっくりきますわ。

そんな中でやっぱりテツ役はのりおちゃんやないとあきませんな。ほんま、ぴったり。チエちゃんの声も中山千夏さんやないとあきません。

こんな世界があるんかいな、と他の地域の方は思うんやろうけど、大阪の下町は今もこんな雰囲気ですわ。慣れたらえぇとこです(それでも、だいぶ変わってしもたかな・・・)。是非、漫画を全巻買って読んでください。チエちゃんとテツとのかけあいを中心にえぇ味が出ている作品ですよ。まぁ、地域と同じく、はまれるもんははまれるけど、あかん人にはあかん作品かなと思います。

子供の頃は無茶苦茶なテツを見て楽しんでましたけど、今これを観ると家族の部分で色々考えてしまうなぁ、チエちゃんはほんまえぇ子ですわ。娘はチエちゃんみたいになってほしいなぁ。変な昭和ノスタルジーの映画見るんやったら、こっちの方が絶対えぇと私は思います。まぁ、地域に対する贔屓やけどね。

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じゃりン子チエ 劇場版

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明日はまた明日の太陽がピッカピカやねん。

投稿日

2009/02/24

レビュアー

ぴよさん


ちょっと最近、うまくいかないことが重なって、しょげている。そんな時には、何を観れば立ち直れるだろう?
昔、紫門ふみの短編で、へこたれた時には『がんばれ!ベアーズ』(もちろん、テータム・オニールのね)を観れば立ち直れるんだよという話があった。人それぞれ、弱った時に観る映画ってのを自然に持っているものだと思う。

で、私にとっての元気が出るフィルムの一つが、コレ。本当はテレビシリーズをとことん観る方がいいのかもしれないが、ちょっとそこまでのヒマは無い。(Op.とEd.もテレビの方が絶対的にイイ)
 はるき悦巳の世界観を見事に移しとったアニメ作品。ただし演出上、スピードはだいぶ落ちている。セリフ部分はもっとテンポを上げて、漫才的なスピードが欲しかった。西川のりおがアテたテツの声は、これ以上望むべくも無いほどに「完璧にテツ」だ。棒読み加減が、巧まざるして絶妙なのだ。最初は藤田まことがアテる予定だったというが、藤田だと巧過ぎて、ちょっと違うことになったと思う。

チエが住んでいるのは、西成界隈。お母はんとデートするのは、天王寺公園(市立美術館がチラリとうつる)。南海電鉄に乗って向かったのは、観覧車から海が観えるから(行った事は無いけど)「みさき公園」なのかな。なんだかたまらなく懐かしい風景だ。今でもこんな感じなのか、やはり変わってしまっているのか。しかしヨシ江はん、子供を夜のヒッカケ橋から一人で帰らせちゃいけません。

じゃりン子ワールドの人々は、良くも悪くもすさまじく人間的だ。「ウチは日本一不幸な少女や」と愚痴りながらホルモンを焼く少女チエちゃんを初めとして、全てをバクチか暴力で解決しようとするテツ、「教科書通りの教育で、この異常な一家を立ち直らせられるか!」とコブシを飛ばす花井拳骨…彼らをある意味、「剛の者」とするならば、どんなに裏切られてもただテツのことを信じるオジイや、何をしてもドンくさいけれど根気と集中力では他をよせつけないヒラメちゃんなどは、「柔の者」と言えるだろうか。ちなみに私は、ヒラメちゃんが大好き♪

そんな人々がぶつかり合い、助け合い、それぞれが役割を持って生きている。これは荒んではいるが、ある意味で理想社会の人間関係なのかもしれない。…いや、そんなことはないか(笑)

 本作後半は、父の仇打ちにやって来たアントニオJr.と小鉄との、あの墓場の大決闘が描かれる。アントニオを死に追いやったことに自責の念がある小鉄がとった行動とは… 男だねぇ、小鉄っ。 この調子で黒澤の『用心棒』を猫界に置き換えて描かれたスピンオフ『どらン猫小鉄』も映像化できたらいいのに。 無理か。


ウハハっと笑い、ホロリと泣いて、ああ、何はともかく、ちょっと元気が出たっ。ようし、明日は明日の太陽が……♪


ええねん。

投稿日

2020/08/16

レビュアー

ロキュータス

ロキュの69日連続レビュー V  第69日

拗音で始まる題名の映画レビュー 
 ( ネタばれあり)
高畑勲監督について。 「 狼少年ケン 」「 アルプスの少女ハイジ 」「 母をたずねて三千里 」「 赤毛のアン 」などテレビアニメは親しみやすいのですが、映画はどうも馴染みにくい。

代表作の『 火垂るの墓 』はつらくて観られないだろうとの思いから、いまだ観ていないので言いづらいのですが、宮崎駿と比べると映画作品はとっつきにくい印象があります。
完全主義でクオリティの高いのはよくわかるのですが、『 おもいでぽろぽろ 』以降の作品は一度観ただけでリピートしていません。
 
偏見を言えば高畑勲が東大仏文科のインテリだからか、メッセージを込めた作品で訴えようとすると、山田洋次や大林亘彦らもそうですが、まじめさが重く硬くなって今一つ楽しめないのです。

 そうした中で例外と感じるのが本作『 じゃりン子チエ・劇場版 』で、はるき悦巳の世界観をよく2時間にまとめて、愉しい、生気のある「 漫画映画 」にしたと思います。
 その手腕はさすがですね。  東大出の山田洋次が『 男はつらいよ 』を成功させたように、なにわの下町の人情と笑いを、おもしろくかつ詩情豊かに再構成して見せていると思います。

 『 ゴジラの息子 』が出てくるので作品の舞台は1967年(昭和42年)。
そして本作の公開が1981年(昭和56年)という点で思うのは、これも多分にこじつけですが、昭和の戦後文化、そして当時の関西文化の分厚さです。

 戦後文化という点で言うと、高畑勲も昭和ヒトケタですが、戦争を子どもの頃に経験した世代がつくった、明るく開放的で自由なカルチャーを僕は感じるのです。
 
主人公竹本チエの声は中山千夏。  1948年生まれで、少女漫画家だと山岸涼子、大島弓子らいわゆる「24年組 」と同世代。 「 ひょっこりひょうたん島」(1964〜69年)当時は高校生で、子どもグループのリーダー格「博士」役。 女優としては「 お荷物小荷物 」の反逆する女中役。  歌手、司会者、社会運動家、政治家、作家とマルチに活躍。
戦後カルチャーを、中核となった昭和ヒト桁世代( たとえば井上ひさし、高畑勲、矢崎泰久ら)とともに、戦後第一世代の若手として担ってきた一人と思います。

当時の関西文化の分厚さを言えば、作家は司馬遼太郎、小松左京、藤本義一、山村美紗らに花登筐、香川登志緒が健在。
上方落語は四天王健在で、三枝、仁鶴、枝雀らが中堅、鶴瓶、が若手。 太秦の撮影所はテレビ時代劇「水戸黄門」「大岡越前」など全盛で、映画もまだまだ作られていました。
藤山寛美の松竹新喜劇、ミヤコ蝶々、藤田まこと、芦屋雁之助( 本作に出演)も健在。
プロ野球は4球団もありました。

本作の声優陣も関西の豪華メンバーで、やはり吉本興業がそのうち大部分を占めますが、現在の吉本と違うのは、当時若手の紳助、竜介、オール阪神・巨人も含め全員が師匠を持つ芸人であることで、ダウンタウン以降の養成所出身世代はまだこの後。
 本作公開の頃漫才ブームで、同じ年5月「オレたちひょうきん族」開始、紳助や西川のりおらは全国区となり、ザ・ぼんちは「 恋のぼんちシート」をヒットさせ武道館公演。
 吉本興業の全国席巻はまだ始まったばかりでした。

個人的な感想ですが、今と比べるとも同じ関西でも京都、大阪、神戸など各地域のカラーの違いがあったし、同じ大阪でも、キタとかミナミとか船場とか地域でカラーの違いが大きかったと思います。
チエちゃんは「 お母はん 」「 お父はん( テツと呼ぶのをたしなめられている時 )」と言いますし、他の子もそうです。
京都では「 お父ちゃん」「お母ちゃん 」か「 お母はん 」「 お父はん 」でした。
「 オトン 」「 オカン 」と言い始めたのはダウンタウン以降のテレビの影響で、関西では地域を問わず言うようになり、世代ギャップとなっています。
 
このようによくも悪くも、関西の言葉や文化はメディアによって平準化され、昭和のような多様性・層の分厚さは薄らいでいるように、ぼくは感じます。

 と、ここまで能書きを垂れてきましたが、実のところ、レビューで書きたかったことのほとんどはぴよさんのレビューとかぶっているのです。
 書きたいことは書き尽くされるから困ってしまいました。

 でも、「 ええねん 」 いっしょでも「 ええねん 」
 
本作が「、へこたれた時に元気が出る一本であること。」は同じでも、ほんとのことやから「 ええねん 」
だから締めの言葉もダブってしまいますが、チエちゃんのセリフの、この言葉でええねん。

「 明日はまた明日の太陽がピッカピカやねん。 」

テレビのエンディングに合わせて、剣玉やってました。

投稿日

2004/12/18

レビュアー

みうら華遊

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この作品は、子供には子供なりの、大人には大人なりの
見方があると思います。私個人は、大人になってからの方が
楽しめました。
どうして、チエちゃんのお母さん、ヨシエさんが家を出て
しまったのか、とか大人の事情も分かるので・・・。

昔の大阪、新世界界隈の雰囲気がよく出ていて、古き良き
人情劇という感じです。
昔はこんなに豪華な声優陣だとは分かりませんでした。
やすし師匠や、故人の方も声の出演をなさっているので、
子供心には分からなかった豪華さも楽しいです。

待ってたよ!じゃりン子チエ!!

投稿日

2004/12/19

レビュアー

セルディ

まず劇場版あるの知らなかったんで速効でレンタルした。
TVシリーズより前に上映されたらしく、コレを見ればすべてが懐かしく思えた。
内容も一通り網羅されてる感じで面白かった!
しかし、テツの声はのりお以外考えられないほどマッチしてる!
そのほかにも、雁之介、横山のヤッサンなどの声が聞けてよかった。
マサルの声の紳助はあんまり合ってない様に感じた。
終盤ホロっとする場面もじゃりン子チエに合わない感じだったが、この作品は◎だな!!!

大阪の下町のえぇ雰囲気が出とります

投稿日

2011/06/09

レビュアー

Yohey

私らの世代の関西の子ぉらはこれを見て育ったんですわ。なんで、これがジブリやねん!!と思ったら高畑さんの作品だったんですな、知らんかった。TVの雰囲気とはちょっと違ってて、えらくきれいに仕上がっとります。漫画の世界がうまいこと表現されていていいですわ。声優さんは芸人さんたちがやっていて、ちょっと違和感のあるところがあるんですが(やっぱり本職やないんで、ちょっと変なんよね)言い回しがほんまもんなんで、しっくりきますわ。

そんな中でやっぱりテツ役はのりおちゃんやないとあきませんな。ほんま、ぴったり。チエちゃんの声も中山千夏さんやないとあきません。

こんな世界があるんかいな、と他の地域の方は思うんやろうけど、大阪の下町は今もこんな雰囲気ですわ。慣れたらえぇとこです(それでも、だいぶ変わってしもたかな・・・)。是非、漫画を全巻買って読んでください。チエちゃんとテツとのかけあいを中心にえぇ味が出ている作品ですよ。まぁ、地域と同じく、はまれるもんははまれるけど、あかん人にはあかん作品かなと思います。

子供の頃は無茶苦茶なテツを見て楽しんでましたけど、今これを観ると家族の部分で色々考えてしまうなぁ、チエちゃんはほんまえぇ子ですわ。娘はチエちゃんみたいになってほしいなぁ。変な昭和ノスタルジーの映画見るんやったら、こっちの方が絶対えぇと私は思います。まぁ、地域に対する贔屓やけどね。

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