コーマ

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Robin Cookのベストセラーを映画化。
これを人の元ネタなんて絶対やらないMichael Crichtonが
監督を務める、彼らしい医療ネタ満載の良質サスペンスです。
主演のGenevieve Bujoldが女医を好演、助手がMichael Douglas
今見るとお２人とも実にお若い・・・　時代を感じますね。
Jerry Goldsmith先生、今回は渋めのアレンジがまた中々です。

Michael Crichtonと聞いて、ピンとこない方には、
「JURASSIC PARK」「ＥＲ.緊急救命室」の原作者と言えば？
映画通には「アンドロメダ」「ウエストワールド」でお馴染み
かと。この人は科学的根拠に基づく点が、説明くさくない
分かりやすく、描かれている点が好感持てる。大事な点です。
美術に古さを感じるのは当たり前として、脚本の設定的には
現在でも充分通用するのでは、と思います。
リメイクするなら、こういう作品をやってもらいたいモノ
書いてる今は何気にDVDが激安、即買いもお薦めできますね。
因みにチョイ役でTom SelleckとEd Harrisが出演しています。

これも「発掘良作・・・」にあって、Ｍダグラスが出てるので借りました。

医療ミス隠蔽かなんかの話かなあ？と思っていたんですが、
ちと違って、なかなか面白かったです♪
、
スーザンが病院内での不審な昏睡状態の原因を調べるうちに
過去に同様のケースが多発していることに愕然・・・
その理由は一体何？？？というお話。

古い映画だと知らずに借りたので、
最初は映像が古臭くてちょっと参ったけど、
観ているうちにそんなものは気にならなくなっていた。

病院の経営のために本来の医師のあるべき姿を失っていくという
ドラマはよく見かけますし、この映画もそうだと思うんですが、
派閥争いでもなく、医療ミスでもなく、金になる患者しか診ない、でもなく。
ああ、そういうパターンの汚れた医師の話かあ、って感じ。

多発しているから相当不信感はもたれるものの、
証拠が残らない（痕跡が残らない）んだから、
強いツッコミがこないわけね、へえー・・・・
と超単純ど素人な私は見入ってしまいました。

あんまし見せ場のなかったＭダグラスも
最後の最後にファインプレーを見せてくれて満足。

これは「発掘」シリーズの中で（まだ３本しか見てないけど）
結構好みかも♪

医療サスペンスの元祖的な作品なのでしょうか。

正直、古臭さは否めませんし、
ヒロインがあっちこっちにスカート姿で侵入しては
何度も逃げおおせるのは、ご都合的な感じがしましたが、
全体としては楽しめたほうだと思います。

特にラストがいいです。

しかし患者は医者に命を預けるって比喩でもなんでもないですね。
私は医者ではありませんが、医療に携わるハシクレとして、
その意識を持ち続けなくてはいけないなんてことまで感じさせられました。

最初、映像の古さにガッカリし、あまり期待せずに見てたのですが、とても面白かったです。

いざという時、ヒロインが忍者のような身のこなしで危機を回避します。ありえねぇーと突っ込みながらもハラハラドキドキ！

三十年前の作品だし、古典サスペンスっぽい雰囲気なのに、遺体保管システムは、近未来的！このギャップいいですね。

院内ホラーやサスペンスは、数作品見たけど本作が一番かと。最後まで緊張感を堪能できます。


でも、こんなに医療事故を起こしてたら遺族への慰謝料はバカにならないし・・・ビジネスとして成り立つのかな??まあ映画だし・・いいか・・・

全然古くささを感じない。
と言うより、現代の方が実行可能な事のように思えて、怖くなる。
イントロダクションでは、医療ミスによりコーマ（昏睡状態）になった。としているが、ミスだと断言する根拠はないのだった。
健康体で、しかも簡単な手術（例えば掻爬）なのに、昏睡に陥る例が多発している事に、女医のスーザンが気づく。
調べていくうちに、事故が起きているのは必ず第８手術室だという事もわかった。
ジェファーソン研究所の佇まいが、何とも不気味。
コンクリートで固めれた建物が、そこで血の通わない事が行われていると言う暗示のように、寒々としている。
主謀者は誰なのか？彼は味方なのか？
サスペンスの醍醐味を味わえる作品だった。