風と共に去りぬ

これは絶対にお勧めです！

何度観ても見ごたえのある
名作です。

スカーレットの人生
作品に引き込まれていきます。

たまには長時間の映画もどうぞ！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この映画は忘れられないです。
私の映画史ではナンバー１です。
原作は高校生の時読みました。
ドカ弁ほどもあるハードカバーの上下巻を、
通学鞄にパンパンに詰めて通いました。頭の中はカラー映画さながら。
１９歳の時、東京の有楽町だか日比谷だかの映画館で観ました。
私が初めて劇場で観た洋画。
地響きが起きるほどの感動でした。
東京で生きていこう、と夕日に向かって足を踏ん張りました（笑）。

レビューの中にはスカーレットをやり手ババアなんて呼んでいる方もおいでになりますが、スカーレットには負けという言葉がないのですね。欲しいものはどんな手を使っても手に入れないと気がすみません。
確かにスカーレットが１００ｍ近くにいれば、空気を察して逃げた方が懸命です。
それもお金にも困らない、猫かわいがりの親も健在。男の目が全部自分に注がれてると思えてるうち。

戦争の嵐はそんなお嬢ちゃんの回りにも吹き荒れます。ここから・・
家族を守るために友人を守るために、手袋も外したことの無いような手で必死に守り抜こうとします。
炎の中だろうと、乾いた綿花畑であろうと、銃を突きつける獣のような男の前だろうと。

レッドのところに金策に行くスカーレット。
モスグリーンのベルベットのカーテンでドレスを仕立て、
血が滲むほど唇を噛んで赤みを出し、顎を上げて会いに行くスカーレット。
折れそうな心を奮い立たせるスカーレット。
誰に彼女の代わりが出来る？
家を、家族を守るために女なら二束三文の値が付いてしまう誇り。
男なら株が上がる誇り。
私はスカーレットに金ぴかの誇りをあげる。

誰も飢えさせないわ。と大地に誓うスカーレット。
『明日という日がある』
失くしたものを決して嘆かない。
明日、きっと明日は手に入れる。

手のひらに収まるほどの「タラのテーマ」小さなオルゴール。
いつも持ってるの。聞こえるように。

日本の貧しさを考えるとこんな豪華な映画を当時すでに製作することが出来たアメリカに日本が負けたのもうなずけるよなあ。。なんてことに関心しながら、最初に見たのは中学生のとき。
映画好き少女としては、はまりましたね。
何日も何日も余韻にひたっては、スカーレットの髪型をまねしてみたりして。。
当時は最初強くてわがままなスカーレットに反感を持ったけれど、どんな逆境にもめげずに進んでいく彼女の姿に憧れもしました。この時代に、あんなふうにやり手ババアのような女性は敬遠されたでしょうに、そこはレッド・バトラー、じゃじゃ馬のような女に惹かれしまうのですね。
版権が切れたのか、ＤＶＤが￥３５０で売られていたので、思わずお店の人に”本当に見れるのですか？本当に全編収録されてるのですか？”なんて何度もしつこく確認しちゃいました。で、買ってみました。で、ちゃんと見れました。

ところで、この続編の”スカーレット”も彼女がもっと強くて魅力的な女性に成長していくさまが描かれていておもしろいです。
そして最後にはレッドと本当に心から結ばていく結末で、最高でした。ただ、ドラマで演じていた女優さんが、ちょっとスカーレットのイメージじゃなかったのが残念。レッド演じて人はけっこうはまり役だったと思うけど。本が面白かった。

両面のＤＶＤでした。
SideＡと小さく書かれている面を、いつも見るように下に向けてセッティングして見始めたら、なんと後半でした。
見ながらなんかおかしいなぁ〜と思ったのですが、
初めて見る映画なので、気付かず、結局最後の｛THE　END｝の文字で、後半を先に見てしまったことに気付きました。
後半を見てから、前半を見る・・・とっても悲しかったです。

私のような間違いをする人は、ひょっとしたら他にもいるかもしれないので、見る時はくれぐれも気をつけて下さい！
とっても判りづらいので。小さく表示してあるだけで、
“SideA”と書かれている面を上にしてセットして下さい。
そうするとちゃんと前半から見れます。

内容は、さすが超大作！飽きる事なく、後半を先に見たくせに、
ちゃんとやっぱり感動しました！絶対にオススメです。
休日に家にこもって見るのにうってつけですよ。

だれもが認める名作なのでしょうが、私はあんまり好きじゃないです。クラーク・ゲーブルが嫌いだし、ビビアン・リーも美人とは思えない。主人公の女性の考えが、私には今ひとつ分からないんですね。　南部（ディープ・サウス）の金持ちの話だからかも知れません。香水口に入れちゃう場面とか、面白いところもあるんですけどね。あんまり名作だと思って構えて見たせいでしょうか、何だ、それほどでもないじゃん、と思ってしまったのでした。戦後すぐの時代にこのスケールのでかい綺麗なカラーの映画を見たら、もう驚いてしまったという気持ちはよく分かりますが。「タイタニック」とかと比べると、確かによく出来てますよね、好き嫌いは別にして完成度も評判も高い映画であります。