連合艦隊 / 小林桂樹
全体の平均評価点: (5点満点)
(25)
解説・ストーリー
太平洋戦争における連合艦隊の興亡を描いた戦争スペクタクル。結ばれぬ恋人たち、息子を失う父、すべての人々を飲み込んで米国との決戦が迫る。臨場感と迫力あふれる海戦シーンは圧巻。
太平洋戦争における連合艦隊の興亡を描いた戦争スペクタクル。結ばれぬ恋人たち、息子を失う父、すべての人々を飲み込んで米国との決戦が迫る。臨場感と迫力あふれる海戦シーンは圧巻。
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「連合艦隊」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
太平洋戦争における連合艦隊の興亡を描いた戦争スペクタクル。結ばれぬ恋人たち、息子を失う父、すべての人々を飲み込んで米国との決戦が迫る。臨場感と迫力あふれる海戦シーンは圧巻。
「連合艦隊」 の作品情報
「連合艦隊」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
連合艦隊の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
145分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日(解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV2995R |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
2人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日(解説)
連合艦隊の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
145分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日(解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TDV2995R |
2004年10月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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2人
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0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日(解説)
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ユーザーレビュー:25件
松林宗恵監督のコメントが聞きたくてレンタルしました
投稿日:2008/01/25
レビュアー:にしやん
公開当時、巨大な戦艦大和のミニチュア(ミニチュアともいえないほど)、往年の名優、佐田啓二の息子、中井貴一のデビュー作等々、話題になった映画である。それにつられたというわけではないが映画館まで見に行った。あの岩陰からの大和の登場シーン、空母「瑞鶴」や「大和」の壮絶な戦闘シーンと、大スクリーンで見たときにはその迫力に圧倒された。テレビの画面では残念ながらあの迫力は半減してしまったが、VHS版で時折見ていたのでストーリーは頭に入っていたのだが、今回、松林宗恵監督のオーディオコメンタリーを聞きたくてレンタルした。
松林監督は、僧侶でもあり戦争末期、海軍士官として実際に戦争体験もされた方で、「太平洋の嵐」「潜水艦イ−57降伏せず」などのDVDでも大変興味深い解説をされており、今回、この作品に対してはどのようなコメントをされているかが楽しみであった。
そのコメントの中でラストの「群青」の間奏部分での中井貴一のモノローグを大変思い入れを込めたこと、この映画の中で忠八という少年飛行兵が登場するが、監督が海軍士官時代に忠八という、やはり若い部下の兵がいたことを感慨深そうに話しておられた。
私もこの映画の中であの忠八飛行兵が長門裕之が演じる整備班長のところへ「せっかく整備してくださったゼロ戦を特攻で壊してしまいますが許してください」と詫びに行き、それに感じて班長が整備班全員に檄を飛ばす。そして忠八が発艦する時に自分が持っていたお守りを渡すところを感動しながら見ていたのだが、おそらく監督もこの長門裕之扮する整備班長と忠八に若き日の御自身と部下の忠八を重ね合わせていたのではないだろうか?
ところで戦争を知らない若い方の中には戦争中は敵国語である英語は全て禁止のはずなのに「ライフジャケット」と言っているのはおかしいと思われる方もいるかも知れないが、英語を敵性語として滅多やたらに禁止していたのは陸軍の話で海軍では太平洋戦争中でも「カッター」「フック」「ボイラー」など、かなりの部分で英語が使われていたそうである。しかしこれらは「英語」ではなく「海軍用語」と言っていたそうである。そのわけは明治維新後、日本でも海軍を創設するに当たり、イギリス海軍をモデルにしたためにさまざまな部分に英語が使われていたのであると「海軍かま炊き兵物語」という本に書かれていた。海軍経験のある松林氏が監督をしているのだからその辺のところは間違いないと思われる。
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24人の会員が気に入ったと投稿しています
日本映画史上に残る名作 これを観て泣いてください。
投稿日:2004/10/28
レビュアー:モロ兵也
中井貴一さんのデビュー作品。(若い!)
俳優・タレントさんの2世が沢山出演しています。
日本海軍の士官が丹波哲朗、鶴田浩二、長門裕之、等々豪華名俳優の総出演です。
連合艦隊を軸に、太平洋戦争の開戦1年前から戦艦大和撃沈までと神風特攻隊に志願した若者達などの歴史が判りやすく描かれています。
軍服、戦艦の内部なども忠実に再現されています。
古さを感じるものの必要最低限の特撮も見所です。
戦争の渦に巻き込まれる人々の葛藤が一つ一つのセリフに込められています。
是非、子供達にも見て欲しい映画です。
パールハーバー、タイタニックより20年以上も前にこんなに素晴らしい映画がありました。
滅多に泣かない私は中井貴一さんの最後のセリフで涙しました。
谷村新司の主題歌「群青」も泣けます。
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いい映画です。
投稿日:2007/10/02
レビュアー:ミッキー
この映画で伝えてかったであろう戦争の愚かさ・悔しさ・悲しさ・虚しさが、ラストで流れる曲「群青」にすべてが表れていると思います。
こぼれる涙を抑えながら観ていましたが、曲が流れてきたらもう抑えていたものが一気に込み上げてきて声を出して泣いてしまいました。この映画は戦闘シーンばかりを映す戦争映画とは違い、
当時の人たちが様々な立場や環境の中で、どう生きてきたか、又無駄とわかっていながらどう戦ってきたか、どんな思いを抱きながら死んでいったか、残された人の悲しみはどれだけ大きかったか等が描かれています。
中井貴一さんの台詞に「ほんの少しだけお父さんよりも長生きできるのがせめてもの親孝行です」といって沈んでいく父親の乗っている船の上空を飛んで、自分も特攻としての務めを果たしに行くシーンは心に残る辛いシーンです。
あういう時代に生まれてしまった人たちの犠牲の上に今の私たちの幸せがあるということに改めて感謝します。
私は戦争映画はあまり好きではありませんがこの作品はいいと思います。
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古き良き時代のミニチュア特撮は必見!人間ドラマはイマイチ!
投稿日:2007/08/25
レビュアー:RUSH
終戦記念日にこの作品をまだ見ていないことに気がつき、この作品を見てみた。今までの戦争映画には色々あるが個人的には「二百三高地」が最高だったと考えている。「二百三高地」から比べれば、その完成度やおもしろさ、作品が持つメッセージ性は遙かに劣る作品だと言わざるを得ない。しかし、悪い作品ではない。製作サイドの意気込みが画面から伝わってくる。この作品は反戦映画なのだろうし、戦争のむなしさを描いていると思われるがいまひとつインパクトに欠ける。その理由は人間ドラマが希薄なせいだ。この作品は真珠湾奇襲から始まって連合艦隊が壊滅していく様を追いかけた内容になっており、その中で2つの家族(本郷家と小田切家)の人間ドラマを描こうとしているのだが、どうしても戦争を時系列に追いかける方に力が入ったのか僕には中途半端な人間ドラマに見えた。特に本郷兄弟、兄、英一(永島敏行)と弟、真二(金田賢一)そして英一の許嫁である陽子(古手川祐子)の関係はもっと濃密に描いて欲しかった。当時はこの手の話がたくさんあったであろうことは想像できるが、イマイチ感情移入できなかった。そして小田切家の息子、正人(中井貴一)と父(財津一郎)の関係もまた戦争シーンの合間に少し描かれるだけで重みがなくこれまた感情移入できずに終わってしまった。正直なところを申し上げれば、戦争シーンより人間ドラマに力を入れて欲しかった所である。連合艦隊がいかに壊滅していったか、いかに当時の日本帝国が負けることになってしまったのかを描くことは確かに大事なことだと思うし、反戦映画的要素の強い作品だということは十分理解してはいるが、映画という娯楽という観点から言えば人間ドラマが希薄な分おもしろみに欠けたと言わざるを得ない。
ただしこの作品の戦争シーンは今では古くささを感じるほどのミニチュアモデルを使った特撮で再現されている。この点がこの作品の見所なのかもしれない。ミニチュアマニアであればよだれものである(笑)。特に戦艦大和の20分の1の模型は最高である。模型といっても中に3人が入り操縦し、時速6ノットで自力航行出来るという優れものだ。また、瑞鶴の模型も自力航行可能である。この作品にたびたび登場する戦争シーンもほとんどがミニチュアモデルを使ったものであるが、製作サイドの意気込みが聞こえてきそうな出来映えにこれだけでも見応え十分である。現代の若い世代が見れば古めかしいものと写るだろうが、CGなどの特撮がない時代の作品ではここまでが精一杯だろう。いまならCGでなんでも出来てしまうが、ミニチュアを使うことで手作り感が出て、それが製作サイドの意気込みとなって見る側に訴えかけてくるのだ。この作品の特撮の出来映えは時代背景を考えても素晴らしいものがある。
連合艦隊が太平洋戦争でいかに闘ったか。真珠湾攻撃で空母を取り逃がし、ミッドウェー海戦で大敗し、南太平洋海戦、ソロモン諸島攻防戦(ガダルカナル海戦)、山本五十六の戦死、レイテ沖海戦、と進み、沖縄における菊水一号作戦参加のため沖縄へ向かい、戦艦大和が最後を迎える坊ノ岬海空戦まで描かれていく。歴史的検証はどこまでされているのか、どこまで事実でどこまで映画的演出なのかわからないが連合艦隊が歩んだ道のりを知るにはもってこいの作品といえるだろう。
この作品が銀幕デビューとなった中井貴一。彼は小田切家の長男、正人役という重要な役所を演じているが、デビュー作と言うこともあり、今現在の中井貴一の演技と比べてもかなり緊張しているのがよくわかる(笑)。個人的に好きな俳優なだけにデビュー当時の演技がみれるというのはなかなか乙なものであった(^^;。初々しさがとても良かったが登場機会が少なかったのは残念なところだ。また、セーラー服がまだ似合う古手川祐子も見所かも(^^;。
最後に残念だったのは戦時中の話にも関わらず、台詞の中に英語が使われたことだ。英語は御法度だったはずの時代に「ライフジャケット」なんて言うはずがない。この辺の考慮がされていないのはとても残念だった。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
これは反戦映画です!
古手川さんが、森繁さんが、泣くのは戦争の空しさを覚えばこそ…。中井さんが〜父の死に!ううッ!切なくて悲しくて、これを観たら戦争があってはならない事なのだと痛感させられます。ともすれば美化されがちな戦争物ですが、この作品は反戦思想を貫いています…。
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ユーザーレビュー
松林宗恵監督のコメントが聞きたくてレンタルしました
投稿日
2008/01/25
レビュアー
にしやん
公開当時、巨大な戦艦大和のミニチュア(ミニチュアともいえないほど)、往年の名優、佐田啓二の息子、中井貴一のデビュー作等々、話題になった映画である。それにつられたというわけではないが映画館まで見に行った。あの岩陰からの大和の登場シーン、空母「瑞鶴」や「大和」の壮絶な戦闘シーンと、大スクリーンで見たときにはその迫力に圧倒された。テレビの画面では残念ながらあの迫力は半減してしまったが、VHS版で時折見ていたのでストーリーは頭に入っていたのだが、今回、松林宗恵監督のオーディオコメンタリーを聞きたくてレンタルした。
松林監督は、僧侶でもあり戦争末期、海軍士官として実際に戦争体験もされた方で、「太平洋の嵐」「潜水艦イ−57降伏せず」などのDVDでも大変興味深い解説をされており、今回、この作品に対してはどのようなコメントをされているかが楽しみであった。
そのコメントの中でラストの「群青」の間奏部分での中井貴一のモノローグを大変思い入れを込めたこと、この映画の中で忠八という少年飛行兵が登場するが、監督が海軍士官時代に忠八という、やはり若い部下の兵がいたことを感慨深そうに話しておられた。
私もこの映画の中であの忠八飛行兵が長門裕之が演じる整備班長のところへ「せっかく整備してくださったゼロ戦を特攻で壊してしまいますが許してください」と詫びに行き、それに感じて班長が整備班全員に檄を飛ばす。そして忠八が発艦する時に自分が持っていたお守りを渡すところを感動しながら見ていたのだが、おそらく監督もこの長門裕之扮する整備班長と忠八に若き日の御自身と部下の忠八を重ね合わせていたのではないだろうか?
ところで戦争を知らない若い方の中には戦争中は敵国語である英語は全て禁止のはずなのに「ライフジャケット」と言っているのはおかしいと思われる方もいるかも知れないが、英語を敵性語として滅多やたらに禁止していたのは陸軍の話で海軍では太平洋戦争中でも「カッター」「フック」「ボイラー」など、かなりの部分で英語が使われていたそうである。しかしこれらは「英語」ではなく「海軍用語」と言っていたそうである。そのわけは明治維新後、日本でも海軍を創設するに当たり、イギリス海軍をモデルにしたためにさまざまな部分に英語が使われていたのであると「海軍かま炊き兵物語」という本に書かれていた。海軍経験のある松林氏が監督をしているのだからその辺のところは間違いないと思われる。
日本映画史上に残る名作 これを観て泣いてください。
投稿日
2004/10/28
レビュアー
モロ兵也
中井貴一さんのデビュー作品。(若い!)
俳優・タレントさんの2世が沢山出演しています。
日本海軍の士官が丹波哲朗、鶴田浩二、長門裕之、等々豪華名俳優の総出演です。
連合艦隊を軸に、太平洋戦争の開戦1年前から戦艦大和撃沈までと神風特攻隊に志願した若者達などの歴史が判りやすく描かれています。
軍服、戦艦の内部なども忠実に再現されています。
古さを感じるものの必要最低限の特撮も見所です。
戦争の渦に巻き込まれる人々の葛藤が一つ一つのセリフに込められています。
是非、子供達にも見て欲しい映画です。
パールハーバー、タイタニックより20年以上も前にこんなに素晴らしい映画がありました。
滅多に泣かない私は中井貴一さんの最後のセリフで涙しました。
谷村新司の主題歌「群青」も泣けます。
いい映画です。
投稿日
2007/10/02
レビュアー
ミッキー
この映画で伝えてかったであろう戦争の愚かさ・悔しさ・悲しさ・虚しさが、ラストで流れる曲「群青」にすべてが表れていると思います。
こぼれる涙を抑えながら観ていましたが、曲が流れてきたらもう抑えていたものが一気に込み上げてきて声を出して泣いてしまいました。この映画は戦闘シーンばかりを映す戦争映画とは違い、
当時の人たちが様々な立場や環境の中で、どう生きてきたか、又無駄とわかっていながらどう戦ってきたか、どんな思いを抱きながら死んでいったか、残された人の悲しみはどれだけ大きかったか等が描かれています。
中井貴一さんの台詞に「ほんの少しだけお父さんよりも長生きできるのがせめてもの親孝行です」といって沈んでいく父親の乗っている船の上空を飛んで、自分も特攻としての務めを果たしに行くシーンは心に残る辛いシーンです。
あういう時代に生まれてしまった人たちの犠牲の上に今の私たちの幸せがあるということに改めて感謝します。
私は戦争映画はあまり好きではありませんがこの作品はいいと思います。
古き良き時代のミニチュア特撮は必見!人間ドラマはイマイチ!
投稿日
2007/08/25
レビュアー
RUSH
終戦記念日にこの作品をまだ見ていないことに気がつき、この作品を見てみた。今までの戦争映画には色々あるが個人的には「二百三高地」が最高だったと考えている。「二百三高地」から比べれば、その完成度やおもしろさ、作品が持つメッセージ性は遙かに劣る作品だと言わざるを得ない。しかし、悪い作品ではない。製作サイドの意気込みが画面から伝わってくる。この作品は反戦映画なのだろうし、戦争のむなしさを描いていると思われるがいまひとつインパクトに欠ける。その理由は人間ドラマが希薄なせいだ。この作品は真珠湾奇襲から始まって連合艦隊が壊滅していく様を追いかけた内容になっており、その中で2つの家族(本郷家と小田切家)の人間ドラマを描こうとしているのだが、どうしても戦争を時系列に追いかける方に力が入ったのか僕には中途半端な人間ドラマに見えた。特に本郷兄弟、兄、英一(永島敏行)と弟、真二(金田賢一)そして英一の許嫁である陽子(古手川祐子)の関係はもっと濃密に描いて欲しかった。当時はこの手の話がたくさんあったであろうことは想像できるが、イマイチ感情移入できなかった。そして小田切家の息子、正人(中井貴一)と父(財津一郎)の関係もまた戦争シーンの合間に少し描かれるだけで重みがなくこれまた感情移入できずに終わってしまった。正直なところを申し上げれば、戦争シーンより人間ドラマに力を入れて欲しかった所である。連合艦隊がいかに壊滅していったか、いかに当時の日本帝国が負けることになってしまったのかを描くことは確かに大事なことだと思うし、反戦映画的要素の強い作品だということは十分理解してはいるが、映画という娯楽という観点から言えば人間ドラマが希薄な分おもしろみに欠けたと言わざるを得ない。
ただしこの作品の戦争シーンは今では古くささを感じるほどのミニチュアモデルを使った特撮で再現されている。この点がこの作品の見所なのかもしれない。ミニチュアマニアであればよだれものである(笑)。特に戦艦大和の20分の1の模型は最高である。模型といっても中に3人が入り操縦し、時速6ノットで自力航行出来るという優れものだ。また、瑞鶴の模型も自力航行可能である。この作品にたびたび登場する戦争シーンもほとんどがミニチュアモデルを使ったものであるが、製作サイドの意気込みが聞こえてきそうな出来映えにこれだけでも見応え十分である。現代の若い世代が見れば古めかしいものと写るだろうが、CGなどの特撮がない時代の作品ではここまでが精一杯だろう。いまならCGでなんでも出来てしまうが、ミニチュアを使うことで手作り感が出て、それが製作サイドの意気込みとなって見る側に訴えかけてくるのだ。この作品の特撮の出来映えは時代背景を考えても素晴らしいものがある。
連合艦隊が太平洋戦争でいかに闘ったか。真珠湾攻撃で空母を取り逃がし、ミッドウェー海戦で大敗し、南太平洋海戦、ソロモン諸島攻防戦(ガダルカナル海戦)、山本五十六の戦死、レイテ沖海戦、と進み、沖縄における菊水一号作戦参加のため沖縄へ向かい、戦艦大和が最後を迎える坊ノ岬海空戦まで描かれていく。歴史的検証はどこまでされているのか、どこまで事実でどこまで映画的演出なのかわからないが連合艦隊が歩んだ道のりを知るにはもってこいの作品といえるだろう。
この作品が銀幕デビューとなった中井貴一。彼は小田切家の長男、正人役という重要な役所を演じているが、デビュー作と言うこともあり、今現在の中井貴一の演技と比べてもかなり緊張しているのがよくわかる(笑)。個人的に好きな俳優なだけにデビュー当時の演技がみれるというのはなかなか乙なものであった(^^;。初々しさがとても良かったが登場機会が少なかったのは残念なところだ。また、セーラー服がまだ似合う古手川祐子も見所かも(^^;。
最後に残念だったのは戦時中の話にも関わらず、台詞の中に英語が使われたことだ。英語は御法度だったはずの時代に「ライフジャケット」なんて言うはずがない。この辺の考慮がされていないのはとても残念だった。
これは反戦映画です!
投稿日
2006/03/26
レビュアー
所ジョージの歌が好き
古手川さんが、森繁さんが、泣くのは戦争の空しさを覚えばこそ…。中井さんが〜父の死に!ううッ!切なくて悲しくて、これを観たら戦争があってはならない事なのだと痛感させられます。ともすれば美化されがちな戦争物ですが、この作品は反戦思想を貫いています…。
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連合艦隊