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凄腕の浪人が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇。三船扮する三十郎は前作の「用心棒」から通ずるキャラクターながらこちらのほうがより人間味が増し、ユーモアと知略が強調されている。薄暗い社殿で密議をこらしていた9人の若侍。上役を告発するも逆に窮地に陥っていた。それを図らずも聞いていた浪人は、権謀に疎い彼らに同情し一肌脱ぐことに……。仲代達矢扮する敵方の用心棒との壮絶な一騎打ちのシーンは圧巻。
凄腕の浪人が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇。三船扮する三十郎は前作の「用心棒」から通ずるキャラクターながらこちらのほうがより人間味が増し、ユーモアと知略が強調されている。薄暗い社殿で密議をこらしていた9人の若侍。上役を告発するも逆に窮地に陥っていた。それを図らずも聞いていた浪人は、権謀に疎い彼らに同情し一肌脱ぐことに……。仲代達矢扮する敵方の用心棒との壮絶な一騎打ちのシーンは圧巻。
製作年: |
1962年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV2803R | 2004年04月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
25枚 | 2人 | 2人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
TDV2803R
レンタル開始日:
2004年04月09日
在庫枚数
25枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
2人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV2803R | 2004年04月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
25枚 | 2人 | 2人 |
収録時間:
96分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング:
記番:
TDV2803R
レンタル開始日:
2004年04月09日
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25枚
1位登録者:
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これは黒澤作品の中では、それほど評価は高くないようですけど、エンタメ作品としてはやはり名作でしょう。
織田裕二の(森田芳光のと言われないところがやっぱり・・・)リメイク版を試写会で観て、
「織田裕二も頑張っているし、つまらなくはないけど、まあ普通の娯楽作品だな」
と思ったのです。黒澤作品と較べてどうかと考えると、オリジナルは観たはずなのですが、遥か昔でよく覚えていませんでした。
ケチケチさんが、
「脚本もカット割りもオリジナルとほとんど同じ」
と言っていたので、あらためて観てみると、確かに驚くほどオリジナルに忠実です。
「なんのためにリメイクしたのかな?」
と疑問に思うくらいです。
リメイク版、試写会の挨拶で、角川春樹が
「時代劇らしくない時代劇を作りたかった」
とのたまわっていたのですが、そういう試みはこのオリジナルですでに出来ているように思います。このオリジナルも十分に時代劇らしくありません。会話のテンポと言い、押入侍の存在や、城代家老・睦田の奥方のぼけっぷりと言い、ドリフのコントにありそうな脚本で、しかもなおかつ物語の構成や緊迫感を失わせることのない絶妙なバランスです。
脚本としての完成度はケチの付け所がありません。だから、森田芳光は、ほぼそのまま使わざるを得なかったのかも知れませんね。
カット割りや構図の素晴らしさはケチケチさんのおっしゃるとおりですね。何気ない構図の中で、その場面において重要な人物達が、あからさまに構図の中央ではなく、しかもきちんと見切れることなく収まっているのは見事です。当初はストーリー展開の秀逸さに引き込まれますが、続けて観直してみると、そういう細かいところにこだわっていることがよくわかります。
説明的なセリフが多いのですが、仮にそのセリフが無かったとしても、登場人物の感情の動き、その場面における力関係は理解できる作りになってます。
三船敏郎、仲代達也、この2人の存在感はまあ、すごいです。ただ、リメイク版の後に観ると、織田裕二がこのオリジナルをよ〜く研究して撮影に臨んでいることがわかります。セリフの間、言い回しも含めてよく似ています。三船敏郎ほどの重厚さは出せなくても、織田裕二なりの三十郎をうまく演じていたのだなと、オリジナルを見直してあらためて感じます。まあ、それほど三船敏郎の三十郎は魅力的なキャラなのです。
仲代達也はこの当時30才、「人間の条件」で世に出て、「用心棒」に次ぐ黒澤作品です。三船敏郎の存在感に対抗できる役者として、黒澤明に指名されたそうで、この後成瀬巳喜男、市川昆、豊田四郎、岡本喜八といろいろな監督の作品に出演します。当時としては珍しく映画会社との専属契約も結ばなかったことと言い、三船敏郎とはすべてにおいて対照的です。
本作に於いても、三十郎以上に「抜き身の刀」と言うにふさわしいギラギラした侍を演じ、その実力を高く評価していた三十郎に騙されたと悟ったときの無念の表情は、その思いがひしひしと伝わってきました。
仲代達也が1975年に設立した「無名塾」と言う俳優養成所があります。当時、私は別の俳優養成所にいて、そこの先生から「無名塾」へ推薦してくれると言う話もあったのですが、喜劇をやりたかった私は断ってしまいました。(もったいない!)その後、役者の道は諦めたのですが、「無名塾」の話を受けていれば、今頃はどんな人生だったのでしょうか(今更、遅いわい!笑)
最後の2人の決闘では、初めて血しぶきが効果的に使われたことが有名なのですが(本当は「用心棒」でも使われているのですが、その量も含めて、本作の方が有名になってしまったようで)そのことよりも、三十郎の、半兵衛に対する
「俺はお前に一目置いていたんだ。お前とはやりたくない」
と言う心持ちが痛いほど伝わって(だから、セリフは余計だと思ったのですが)
「お見事!」
と歓声を上げる若侍たちに、
「うるせい!知った風なことをぬかすんじゃねえ!」
と恫喝する三十郎を見て、なんだか涙が出てしまったのです。
このシーンだけを取ってみても、この「椿三十郎」は名作だと思えますし、リメイク版はここを少し変えているのですが、
「どう頑張っても、越えることはできないよなあ」
と思ってしまったのでした。
ちなみに「赤い」椿は、モノクロ画面でなるべく赤く見えるように、スタッフ総出で「黒く」塗ったんだそうです・・・。
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リメイクの織田裕二演じる三十郎を観て、オリジナルを観ました。
数ある黒澤映画の中で、分かりやすく、後味スカットする傑作だと思います。
凄腕の素浪人椿三十郎が上役の不正を暴こうと立ち上がった若侍を助太刀して痛快無比な活躍を繰り広げる。
「あばよ」・・・今死ぬか生きるかの戦いを終えた三十郎が、何事もなかったの如く飄々と立ち去って行く姿がたまりません。
何と言っても、三船敏郎の圧倒的な存在感でしょうか?
一目でキレ者と思わせるだけのオーラがあり、無作法で飄々とした雰囲気が、この作品を盛り上げています。
無精髭を生やして態度は悪いのですが、根は困っている人を助けずにはいられないという、正義感溢れる人物です。
捕らわれの身となっている上代家老の奥方に、すっかり三十郎が困惑してしまうシーン、ユーモアがあり最高でした。
照れ屋でぶっきらぼうで、凄腕なのに人情味溢れる三十郎にまいってしまいます。
室戸役のために顔を黒く塗り、ギラット目が光る仲代達矢もなかなかの気迫を感じました。
モノクロですが、効果をあげるための手法として計算されて作られていたのでしょうか?
三十郎と室戸が一騎打ちのクライマックス。この血しぶきもモノクロが見せる演出です。
織田裕二さん演じるリメイク版は、凄みのあった三十郎に対して、ソフトにイメチェン。強いリーダーシップを発揮しつつも、若者たちを引っ張っていく頼れる兄貴的な存在でしょうか?
上代の奥方演じる中村玉緒さんが、場違いな呑気さが可笑しく、この明るさが魅力的でした。
こうやって、あまりにもハードルの高い黒澤映画がリメイクされ、三十郎が次世代に受け継がれていくことが、嬉しいですね。
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ユーザーレビュー:100件
投稿日
2008/01/30
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
これは黒澤作品の中では、それほど評価は高くないようですけど、エンタメ作品としてはやはり名作でしょう。
織田裕二の(森田芳光のと言われないところがやっぱり・・・)リメイク版を試写会で観て、
「織田裕二も頑張っているし、つまらなくはないけど、まあ普通の娯楽作品だな」
と思ったのです。黒澤作品と較べてどうかと考えると、オリジナルは観たはずなのですが、遥か昔でよく覚えていませんでした。
ケチケチさんが、
「脚本もカット割りもオリジナルとほとんど同じ」
と言っていたので、あらためて観てみると、確かに驚くほどオリジナルに忠実です。
「なんのためにリメイクしたのかな?」
と疑問に思うくらいです。
リメイク版、試写会の挨拶で、角川春樹が
「時代劇らしくない時代劇を作りたかった」
とのたまわっていたのですが、そういう試みはこのオリジナルですでに出来ているように思います。このオリジナルも十分に時代劇らしくありません。会話のテンポと言い、押入侍の存在や、城代家老・睦田の奥方のぼけっぷりと言い、ドリフのコントにありそうな脚本で、しかもなおかつ物語の構成や緊迫感を失わせることのない絶妙なバランスです。
脚本としての完成度はケチの付け所がありません。だから、森田芳光は、ほぼそのまま使わざるを得なかったのかも知れませんね。
カット割りや構図の素晴らしさはケチケチさんのおっしゃるとおりですね。何気ない構図の中で、その場面において重要な人物達が、あからさまに構図の中央ではなく、しかもきちんと見切れることなく収まっているのは見事です。当初はストーリー展開の秀逸さに引き込まれますが、続けて観直してみると、そういう細かいところにこだわっていることがよくわかります。
説明的なセリフが多いのですが、仮にそのセリフが無かったとしても、登場人物の感情の動き、その場面における力関係は理解できる作りになってます。
三船敏郎、仲代達也、この2人の存在感はまあ、すごいです。ただ、リメイク版の後に観ると、織田裕二がこのオリジナルをよ〜く研究して撮影に臨んでいることがわかります。セリフの間、言い回しも含めてよく似ています。三船敏郎ほどの重厚さは出せなくても、織田裕二なりの三十郎をうまく演じていたのだなと、オリジナルを見直してあらためて感じます。まあ、それほど三船敏郎の三十郎は魅力的なキャラなのです。
仲代達也はこの当時30才、「人間の条件」で世に出て、「用心棒」に次ぐ黒澤作品です。三船敏郎の存在感に対抗できる役者として、黒澤明に指名されたそうで、この後成瀬巳喜男、市川昆、豊田四郎、岡本喜八といろいろな監督の作品に出演します。当時としては珍しく映画会社との専属契約も結ばなかったことと言い、三船敏郎とはすべてにおいて対照的です。
本作に於いても、三十郎以上に「抜き身の刀」と言うにふさわしいギラギラした侍を演じ、その実力を高く評価していた三十郎に騙されたと悟ったときの無念の表情は、その思いがひしひしと伝わってきました。
仲代達也が1975年に設立した「無名塾」と言う俳優養成所があります。当時、私は別の俳優養成所にいて、そこの先生から「無名塾」へ推薦してくれると言う話もあったのですが、喜劇をやりたかった私は断ってしまいました。(もったいない!)その後、役者の道は諦めたのですが、「無名塾」の話を受けていれば、今頃はどんな人生だったのでしょうか(今更、遅いわい!笑)
最後の2人の決闘では、初めて血しぶきが効果的に使われたことが有名なのですが(本当は「用心棒」でも使われているのですが、その量も含めて、本作の方が有名になってしまったようで)そのことよりも、三十郎の、半兵衛に対する
「俺はお前に一目置いていたんだ。お前とはやりたくない」
と言う心持ちが痛いほど伝わって(だから、セリフは余計だと思ったのですが)
「お見事!」
と歓声を上げる若侍たちに、
「うるせい!知った風なことをぬかすんじゃねえ!」
と恫喝する三十郎を見て、なんだか涙が出てしまったのです。
このシーンだけを取ってみても、この「椿三十郎」は名作だと思えますし、リメイク版はここを少し変えているのですが、
「どう頑張っても、越えることはできないよなあ」
と思ってしまったのでした。
ちなみに「赤い」椿は、モノクロ画面でなるべく赤く見えるように、スタッフ総出で「黒く」塗ったんだそうです・・・。
投稿日
2008/01/03
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
リメイクの織田裕二演じる三十郎を観て、オリジナルを観ました。
数ある黒澤映画の中で、分かりやすく、後味スカットする傑作だと思います。
凄腕の素浪人椿三十郎が上役の不正を暴こうと立ち上がった若侍を助太刀して痛快無比な活躍を繰り広げる。
「あばよ」・・・今死ぬか生きるかの戦いを終えた三十郎が、何事もなかったの如く飄々と立ち去って行く姿がたまりません。
何と言っても、三船敏郎の圧倒的な存在感でしょうか?
一目でキレ者と思わせるだけのオーラがあり、無作法で飄々とした雰囲気が、この作品を盛り上げています。
無精髭を生やして態度は悪いのですが、根は困っている人を助けずにはいられないという、正義感溢れる人物です。
捕らわれの身となっている上代家老の奥方に、すっかり三十郎が困惑してしまうシーン、ユーモアがあり最高でした。
照れ屋でぶっきらぼうで、凄腕なのに人情味溢れる三十郎にまいってしまいます。
室戸役のために顔を黒く塗り、ギラット目が光る仲代達矢もなかなかの気迫を感じました。
モノクロですが、効果をあげるための手法として計算されて作られていたのでしょうか?
三十郎と室戸が一騎打ちのクライマックス。この血しぶきもモノクロが見せる演出です。
織田裕二さん演じるリメイク版は、凄みのあった三十郎に対して、ソフトにイメチェン。強いリーダーシップを発揮しつつも、若者たちを引っ張っていく頼れる兄貴的な存在でしょうか?
上代の奥方演じる中村玉緒さんが、場違いな呑気さが可笑しく、この明るさが魅力的でした。
こうやって、あまりにもハードルの高い黒澤映画がリメイクされ、三十郎が次世代に受け継がれていくことが、嬉しいですね。
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椿三十郎