津軽じょんがら節 / 江波杏子
津軽じょんがら節
/斎藤耕一
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(9)
解説・ストーリー
故郷津軽を嫌って都会へ出た女が、愛人を連れ、ワケありで戻って、そこで生活をするさまを描く。津軽のさびれた漁村。ある日、東京のバーで働いていた中里イサ子が、ヤクザ風の若い男を連れてやって来た。そこはイサ子の郷里で、連れの若い男・徹男が組の幹部を刺し、追われる身となったため、ここで匿うことにしたのだった……。荒涼とした津軽の風景と、津軽三味線の感情を揺さぶる音色が印象的。
故郷津軽を嫌って都会へ出た女が、愛人を連れ、ワケありで戻って、そこで生活をするさまを描く。津軽のさびれた漁村。ある日、東京のバーで働いていた中里イサ子が、ヤクザ風の若い男を連れてやって来た。そこはイサ子の郷里で、連れの若い男・徹男が組の幹部を刺し、追われる身となったため、ここで匿うことにしたのだった……。荒涼とした津軽の風景と、津軽三味線の感情を揺さぶる音色が印象的。
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「津軽じょんがら節」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
故郷津軽を嫌って都会へ出た女が、愛人を連れ、ワケありで戻って、そこで生活をするさまを描く。津軽のさびれた漁村。ある日、東京のバーで働いていた中里イサ子が、ヤクザ風の若い男を連れてやって来た。そこはイサ子の郷里で、連れの若い男・徹男が組の幹部を刺し、追われる身となったため、ここで匿うことにしたのだった……。荒涼とした津軽の風景と、津軽三味線の感情を揺さぶる音色が印象的。
「津軽じょんがら節」 の作品情報
「津軽じょんがら節」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
津軽じょんがら節の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1572 |
2003年07月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
0人
|
0人
|
津軽じょんがら節の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1572 |
2003年07月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
0人
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ユーザーレビュー:9件
いまどきの方こそついてってくらさい
1973年当時だって 津軽じょんがら節 って題 にはひいたなあ
いやあ見始めると なかなか素晴らしいよ うざいと思ってるマニアにこそ見てもらいたいね
斉藤耕一はちょっと過小評価されてるな 映像派とかなんとかいわれて
映像はやっぱ すごいね DVDでこそ真価がでるんじゃないかい
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
因業の巡りから哀れな選択を迫られる男女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
初の書き込みとなった。
若い頃に映画館で見て、色んな形で心に残っていた。
その頃の印象や記憶とこの歳になって改めて観ての感想。二重に書いてみるのも面白いのではないかと思った次第。
時代背景:
日本の高度成長の真っ只中で、ゴーゴーからディスコ、ソウルミュージックに代わり、新宿が今の六本木のような最先端の地であったころ。
地方から大都会へ人々は流入した。田舎には何もないと思う一方、都会の虚像欺瞞もあちこちに感じている時代。
舞台:
物語の田舎は、誰にでも分かりやすい設定。都会の匂いは吹き飛んでいる。津軽の荒ぶる自然。前半の多くの画像の背景は、日本海の大きな白波、風をふんだん見せてくれる。自然に勝てっこない。
働く場所もなく、失業保険で暮らす男たちと老人がいる漁村。
登場人物:
そこが故郷のイサ子と東京から出たことのなかった徹男。全盲の少女とその母と祖母。シジミ漁師。酒場の主人。イサ子には故郷の地はあっても父母と兄は他界していた。
記憶の中では、江波杏子と西村晃の俳優の記憶はなく、若い新人二人の物語だった。東京から来た二人ではなく、私の心の中では、ユキと徹男が主役。オープニングは海を背景に津軽三味線の稽古の場面であり、の記憶として物語が始まる。「見えれば分かるはずなのに、分からないおぼこい子。」と祖母が言っていたが、人生・運命が見えていないのは全員なのかも知れない。
徹男と漁師とのシジミ採りの場面は長年心に残っていて、父と息子の心の通いを教えてくれていた。
今回観れば、江波さんはとても好演だったのに、覚えてはいなかった。
小さなカットも多く、物語の展開はテンポがいい。また、音響は波の音と静かな民謡と心急ぐ津軽じょんがら節は効果的。
全盲のユキに残されている人生の選択は、イタコ(霊媒師)になるか、ゴゼ(旅芸人)であったが、
ゴゼの師匠はなく、さらにイタコの道は閉ざされる。徹男によって、第三の道、女が徐々に目覚めていく。よく演出されている。
イサ子と徹男は常にここを出て行くか留まるかの揺れる選択肢。そうした中、徹男はユキを選び、イサ子は出て行く。出て行く時に「あんた、ふるさとができたね。」ともらす。都会人の願いであろう基調テーマが完。
そして、ユキと徹男が暮らし始めるが、また見えない人生のテーマが現れる。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
いまどきの方はついていけないかもしれない。
まだ日本が物質的に貧しかった頃の断片がいたるところにあり
寒く寂しく救いようもないほど悲しい映画。
この映画はDVDや液晶TVが似合わない。
夜中に安っぽいテレビで一人見る映画。
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行き場のない者たち、家族を失った者たちの、切なく儚い物語。
都道府県ご当地映画レビュー・シリーズ その2 青森県『津軽じょんがら節』
( ネタばれあり)
青森県。 他府県人である僕には、津軽と下北の風土の違いもわからないけれど、津軽への勝手な記号的イメージはと言えば、「北の最果て」
日本人の挫折し傷心の旅の行先は、暖かな南国ではなく、日本海を北へ。
海峡の向こうには北海道があるけれど、近代の開発で上書きされた「北の大地」のイメージの北海道と違って、心の旅の行き止まり。
「津軽海峡冬景色」と「津軽じょんがら節」(高橋竹山 !! )もそうしたイメージ。
津軽と言えば、太宰治と川島雄三の出た土地ですが、彼らが上京した地方人として東京に住む人間たちを描いたのに対して、本作で、津軽に思いを仮託して描いたのは、東京出身の斎藤耕一。 土着性に着目した今村昌平とは違って、地方に来た東京の人間の視線。
斎藤耕一。 若い世代の人は知らない、失礼ながら、忘れられてる映画監督の一人でしょうが、1972年に『旅の重さ』『約束』、1973年に本作と、当時のトップランナーでした。
1973年当時は田中角栄内閣で、高度経済成長の終盤で、日本列島が改造されつつあった頃。 しかし、この年オイル・ショックがあり、ベストセラーは「日本沈没」
本作は1973年度キネマ旬報ベストテン1位( ちなみに2位は『仁義なき戦い』 )。
毎日映画コンクール作品賞でいうと、72年が『忍ぶ川』、73年が本作、74年が『砂の器』であり、「神田川」がヒットした年で、前年の「旅の宿」と続いて、フォーク世代による日本情緒の読み直しがあって、映画のトレンドにも当時のメンタリティが覗えます。
男と駆け落ちしてこの村を捨て、違う男と都落ちして戻ってきた女。
江波杏子演じる女・イサ子の真っ赤な服が、風景と見事に対立して場違いな感じを出しています。
連れてきた徹男(織田あきら)は東京で不始末をしでかしてヤクザに追われるチンピラ。
村で出会う盲目の少女でイノセンスの象徴・ユキ(中川三穂子)やどこにもいないし、イタコになどなりたくない。
イサ子が駆け落ちした男の父親・為造に西村晃。 シブくていい。
村の男に寺田農。 若い。
因習と強欲にまみれた佐藤英夫のどうしようもないクズ男ぶりがいいですね。
失われゆく土着の風土にも、都市化の波にも、彼らにはどこにも行き場はない。
さびれた漁村の風景、出稼ぎで村を離れる男たち、過去のものとなり忌まわしさが残る土着の風土。
「行き止まりのどうしようもない場所」
地元の人はこういう描かれ方をして愉快ではないでしょうが、この風景に仮託して語られるのは、行き場のない者たち、家族を失った者たちの、切なく儚い物語。
斎藤耕一をちゃんと観たのは今回が初めて。
本作も「根暗で、わけわかんなくて、貧乏くさい映画を作るATG」(爆)という偏見でスルーしてきたし、特に前半はその向きもなくはない(爆)のですが、スチール写真からキャリアを初めて監督になった斎藤耕一の、映像感覚はやはり観るべきものがありますね。
津軽の海の荒波と、津軽三味線の音色はマッチして美しい映像美を作り出しています。
たとえば、さびれた土地に建つ鳥居と、橋のゲートはいずれも、結界の境目。 ここが別世界であることを示します。
脚本は斎藤と中島丈博。 即興演出をする斎藤は脚本家としばしば衝突したといいますが、独特の世界を作り出しています。
ところで「同棲時代」「修羅雪姫」などを描いた漫画家・上村一夫が俳優として出演してます。
あの端正で耽美的な画風で想像していたのと違って、出稼ぎに行く村の男の一人を、違和感なく演じていた、そのおっさんぶりが意外な感じでした。
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津軽フアンにはたまんないぜ!
投稿日:2007/08/19
レビュアー:ハチロー
ごぜとごぜ志願の女の会話で話ははじまる。
三味線の音が心地よい。
白川軍八郎、高橋竹山そうそうたる三味線陣だ。
ここはいったいどこなのか?と思いをよぎらせてみた。
弘前観光の「小泊」行きのバスが写った。
しじみ漁。
ははぁ十三湊(とさみなと)だな?
息子を連れ去った女が別の息子を連れて帰ったという設定が見事。
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ユーザーレビュー
いまどきの方こそついてってくらさい
投稿日
2004/05/07
レビュアー
裸足のラヴァース
1973年当時だって 津軽じょんがら節 って題 にはひいたなあ
いやあ見始めると なかなか素晴らしいよ うざいと思ってるマニアにこそ見てもらいたいね
斉藤耕一はちょっと過小評価されてるな 映像派とかなんとかいわれて
映像はやっぱ すごいね DVDでこそ真価がでるんじゃないかい
因業の巡りから哀れな選択を迫られる男女
投稿日
2005/04/05
レビュアー
朱鷺☆doki
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
初の書き込みとなった。
若い頃に映画館で見て、色んな形で心に残っていた。
その頃の印象や記憶とこの歳になって改めて観ての感想。二重に書いてみるのも面白いのではないかと思った次第。
時代背景:
日本の高度成長の真っ只中で、ゴーゴーからディスコ、ソウルミュージックに代わり、新宿が今の六本木のような最先端の地であったころ。
地方から大都会へ人々は流入した。田舎には何もないと思う一方、都会の虚像欺瞞もあちこちに感じている時代。
舞台:
物語の田舎は、誰にでも分かりやすい設定。都会の匂いは吹き飛んでいる。津軽の荒ぶる自然。前半の多くの画像の背景は、日本海の大きな白波、風をふんだん見せてくれる。自然に勝てっこない。
働く場所もなく、失業保険で暮らす男たちと老人がいる漁村。
登場人物:
そこが故郷のイサ子と東京から出たことのなかった徹男。全盲の少女とその母と祖母。シジミ漁師。酒場の主人。イサ子には故郷の地はあっても父母と兄は他界していた。
記憶の中では、江波杏子と西村晃の俳優の記憶はなく、若い新人二人の物語だった。東京から来た二人ではなく、私の心の中では、ユキと徹男が主役。オープニングは海を背景に津軽三味線の稽古の場面であり、の記憶として物語が始まる。「見えれば分かるはずなのに、分からないおぼこい子。」と祖母が言っていたが、人生・運命が見えていないのは全員なのかも知れない。
徹男と漁師とのシジミ採りの場面は長年心に残っていて、父と息子の心の通いを教えてくれていた。
今回観れば、江波さんはとても好演だったのに、覚えてはいなかった。
小さなカットも多く、物語の展開はテンポがいい。また、音響は波の音と静かな民謡と心急ぐ津軽じょんがら節は効果的。
全盲のユキに残されている人生の選択は、イタコ(霊媒師)になるか、ゴゼ(旅芸人)であったが、
ゴゼの師匠はなく、さらにイタコの道は閉ざされる。徹男によって、第三の道、女が徐々に目覚めていく。よく演出されている。
イサ子と徹男は常にここを出て行くか留まるかの揺れる選択肢。そうした中、徹男はユキを選び、イサ子は出て行く。出て行く時に「あんた、ふるさとができたね。」ともらす。都会人の願いであろう基調テーマが完。
そして、ユキと徹男が暮らし始めるが、また見えない人生のテーマが現れる。
いまどきの方はついていけないかもしれない。
投稿日
2003/12/31
レビュアー
山手野いるか
まだ日本が物質的に貧しかった頃の断片がいたるところにあり
寒く寂しく救いようもないほど悲しい映画。
この映画はDVDや液晶TVが似合わない。
夜中に安っぽいテレビで一人見る映画。
行き場のない者たち、家族を失った者たちの、切なく儚い物語。
投稿日
2013/02/10
レビュアー
ロキュータス
都道府県ご当地映画レビュー・シリーズ その2 青森県『津軽じょんがら節』
( ネタばれあり)
青森県。 他府県人である僕には、津軽と下北の風土の違いもわからないけれど、津軽への勝手な記号的イメージはと言えば、「北の最果て」
日本人の挫折し傷心の旅の行先は、暖かな南国ではなく、日本海を北へ。
海峡の向こうには北海道があるけれど、近代の開発で上書きされた「北の大地」のイメージの北海道と違って、心の旅の行き止まり。
「津軽海峡冬景色」と「津軽じょんがら節」(高橋竹山 !! )もそうしたイメージ。
津軽と言えば、太宰治と川島雄三の出た土地ですが、彼らが上京した地方人として東京に住む人間たちを描いたのに対して、本作で、津軽に思いを仮託して描いたのは、東京出身の斎藤耕一。 土着性に着目した今村昌平とは違って、地方に来た東京の人間の視線。
斎藤耕一。 若い世代の人は知らない、失礼ながら、忘れられてる映画監督の一人でしょうが、1972年に『旅の重さ』『約束』、1973年に本作と、当時のトップランナーでした。
1973年当時は田中角栄内閣で、高度経済成長の終盤で、日本列島が改造されつつあった頃。 しかし、この年オイル・ショックがあり、ベストセラーは「日本沈没」
本作は1973年度キネマ旬報ベストテン1位( ちなみに2位は『仁義なき戦い』 )。
毎日映画コンクール作品賞でいうと、72年が『忍ぶ川』、73年が本作、74年が『砂の器』であり、「神田川」がヒットした年で、前年の「旅の宿」と続いて、フォーク世代による日本情緒の読み直しがあって、映画のトレンドにも当時のメンタリティが覗えます。
男と駆け落ちしてこの村を捨て、違う男と都落ちして戻ってきた女。
江波杏子演じる女・イサ子の真っ赤な服が、風景と見事に対立して場違いな感じを出しています。
連れてきた徹男(織田あきら)は東京で不始末をしでかしてヤクザに追われるチンピラ。
村で出会う盲目の少女でイノセンスの象徴・ユキ(中川三穂子)やどこにもいないし、イタコになどなりたくない。
イサ子が駆け落ちした男の父親・為造に西村晃。 シブくていい。
村の男に寺田農。 若い。
因習と強欲にまみれた佐藤英夫のどうしようもないクズ男ぶりがいいですね。
失われゆく土着の風土にも、都市化の波にも、彼らにはどこにも行き場はない。
さびれた漁村の風景、出稼ぎで村を離れる男たち、過去のものとなり忌まわしさが残る土着の風土。
「行き止まりのどうしようもない場所」
地元の人はこういう描かれ方をして愉快ではないでしょうが、この風景に仮託して語られるのは、行き場のない者たち、家族を失った者たちの、切なく儚い物語。
斎藤耕一をちゃんと観たのは今回が初めて。
本作も「根暗で、わけわかんなくて、貧乏くさい映画を作るATG」(爆)という偏見でスルーしてきたし、特に前半はその向きもなくはない(爆)のですが、スチール写真からキャリアを初めて監督になった斎藤耕一の、映像感覚はやはり観るべきものがありますね。
津軽の海の荒波と、津軽三味線の音色はマッチして美しい映像美を作り出しています。
たとえば、さびれた土地に建つ鳥居と、橋のゲートはいずれも、結界の境目。 ここが別世界であることを示します。
脚本は斎藤と中島丈博。 即興演出をする斎藤は脚本家としばしば衝突したといいますが、独特の世界を作り出しています。
ところで「同棲時代」「修羅雪姫」などを描いた漫画家・上村一夫が俳優として出演してます。
あの端正で耽美的な画風で想像していたのと違って、出稼ぎに行く村の男の一人を、違和感なく演じていた、そのおっさんぶりが意外な感じでした。
津軽フアンにはたまんないぜ!
投稿日
2007/08/19
レビュアー
ハチロー
ごぜとごぜ志願の女の会話で話ははじまる。
三味線の音が心地よい。
白川軍八郎、高橋竹山そうそうたる三味線陣だ。
ここはいったいどこなのか?と思いをよぎらせてみた。
弘前観光の「小泊」行きのバスが写った。
しじみ漁。
ははぁ十三湊(とさみなと)だな?
息子を連れ去った女が別の息子を連れて帰ったという設定が見事。
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