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ヤクザ映画のスター・菅原文太が新境地を切り拓いたシリーズ第10弾。長距離トラック運転手のコンビが繰り広げる笑いと涙の珍騒動を描く。高知に訪れた桃次郎とジョナサン。体調の異常を訴えたジョナサンは医者に行き、脳溢血の疑いがあると診断される。
ヤクザ映画のスター・菅原文太が新境地を切り拓いたシリーズ第10弾。長距離トラック運転手のコンビが繰り広げる笑いと涙の珍騒動を描く。高知に訪れた桃次郎とジョナサン。体調の異常を訴えたジョナサンは医者に行き、脳溢血の疑いがあると診断される。
製作年: |
1979年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
110分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02326 | 2004年04月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
110分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02326
レンタル開始日:
2004年04月09日
在庫枚数
2枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
110分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02326 | 2004年04月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
110分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02326
レンタル開始日:
2004年04月09日
在庫枚数
2枚
1位登録者:
1人
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ドサまわりをしながら四国巡礼の願かけをつづけ、だがドサ稼業に身をやつしつつあるじぶんにおそれている、まだ一枚のレコードももたない若い歌手が、夢の舞台への切符を手にする。僥倖、まさしく結願の瞬間だ。その願をじぶんとの恋の成就だと錯覚した男がいる。薔薇の花束をもって(べつな女に一度それをやっている)、歌手を卒業するんだから、最高のウェディングドレスをきせてやる、ベガスで豪華な挙式をあげようと、誇大妄想をまくしたてる。男はとんでもなく下品下劣で喧嘩っぱやく、見境なく恋をしては法螺をふく、使えるものはなんでも利用する、嘘つきというより虚言癖というべき性格で、ファッションセンスは最悪で角刈りの、法規無視は日常茶飯事のトラック運転手、いやそのトラックもデコレーション満載の、だが情といういみでは虚飾ない生一本の、そんな男の上滑りする結婚話をまえに、夢の舞台にたつためには一刻もはやく旅立たねばならぬその女は、ふと、あたしドレスよりも文金高島田にあこがれていたの、とつぶやいている。男はおおいにうなずき、きんらんどんすの、と歌いだす。女はこころをきめる。男が女の結願、レコード歌手になるという願いに気づいたときにはもう、大阪梅田のステージにまにあう手だてはなくなっている。奥さんになるときめたの、そういいはる女を、男はトラックへのせる。最後のフェリー便へ、四国縦断の爆走のはじまりだ。
むろん最終便にぎりぎりまにあう。自慢のデコトラは泥まみれ傷だらけだ。女は男へ励まされて船にのる、だが男のもとへ駆けもどどってしまう。あなたのおくさんになる。その未練の声に、男は眉もうごかさずトラックにのり、女を見捨てるようにドアをとじる。めいわくだぜ、おれには星の数ほど女が待っているんだ。女をのこし、トラックはさってゆく。女は夢の一流の舞台でみごとに歌きる。
それにしても、こんな手垢にまみれたシークエンスがなぜこうもおそろしく感動的なのだろう。女は石川さゆり、男はむろん菅原文太だ。トラックは『ガントレット』の無数に銃弾をうけたバスほど満身創痍ではなく、疲労困憊といったていだ。だがなぜイーストウッドをはるかにこえて、こんなにも文太が格好よくみえてしまうのだろう。イーストウッドは女と結ばれるために生死をかけて道行きをえんじた。文太は惚れた女と別れるために泥まみれになった。それだけのちがいだ。犯した法は交通違反だけ。
石川さゆりもすばらしいのだ。彼女は日活無国籍アクション的なヒロインをえんじる。もうひとりのヒロイン、森下愛子は東映任侠的待つ女だ。森下の若いすべらかな美貌、演技力にくらべれば、彼女はいかにもゲストマドンナといった風情。だが中盤から、そして終盤のシークエンスではすばらしい輝きをえる。文太のひとり合点の結婚話をふいにうけいれ、その葛藤を最後の最後までひきずって文太においすがる。ラストの痛切な表情がほんとうに美しい。
監督鈴木則文の繊細な演出がひきだしたのだ。下ネタをはじめ、日活アクションの荒唐無稽をも模倣してみせる、いつもながらにアナーキーななんでもありのこの監督は、石川さゆりをガラス越しの女、ガラスに映る女としてショットをつむぐ。そのとき彼女はじぶんにむきあう。文太の情をうけいれるのだ。最後、文太がとじたトラックの窓、泥に汚れたガラスのむこうで、石川さゆりが渾身の演技で輝くにいたる。文太をもとめる。だがこの窓は、文太の決意である。そして『トラック野郎』という男の旅の映画の。プログラムピクチャで腕をみがいた男からしてみれば、こんな映像連関の造作はへでもないという身ぶりにも感嘆する。
ようするにこれは『残菊物語』だ。みごとな芸道物なのだ。女の芸の上達のために男が手をかし、そのはてに身をひく。文太は、『残菊物語』の森赫子えんじるお徳だ。そして石川さゆりが歌手としての力量をぞんぶんにみせる。純情演歌路線でいまひとつだった彼女は「津軽海峡冬景色」で大ヒットをえる。まさに夢を叶えてのマドンナ役であった。ねがわくば「南国土佐を後にして」ではなく「津軽海峡冬景色」を劇中でききたかった。このころのドレス姿の石川さゆりの歌いっぷりがすばらしい。「津軽海峡」のさびのまえの小節でマイクをもたない左手を、右にふって拳をにぎり、左へふってにぎり、最後に腰をおとして正面でにぎる、まるで仁義をきるみたいで素敵だった。熊本出身の彼女が緋牡丹のお竜のかくした激情を真正面からうたう。そんな妄想をいうのは、鈴木則文が『緋牡丹博徒』の産みの親のひとりだからだ。かれの初の監督作、シリーズ二作目『一宿一飯』は女を否定するお竜の女がみごとに輝く。むろん石川さゆりはそれだけの演技力をもっている。「天城越え」「飢餓海峡」の名唱がそれをあかしている。本シリーズ掉尾をかざる傑作。
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ケンカの場面や後半の展開は、いかにも昭和っぽい。だけど、それがいい。石川さゆりさんはチョイ役かと思っていたので、期待はしていなかったけれど良い意味で裏切られた。読めない展開。シリーズお決まりの流れもあるけれど、本作は読めない展開が多いと思った。トラック野郎シリーズのファンで、かつ石川さんのファンならば尚更満足出来る作品だ。
家にいながら気軽に視聴出来て良かった。動画配信って素晴らしいサービスだ。しかもHD画質で視聴出来て満足です。
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ユーザーレビュー:5件
投稿日
2008/04/06
レビュアー
kobarou※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ドサまわりをしながら四国巡礼の願かけをつづけ、だがドサ稼業に身をやつしつつあるじぶんにおそれている、まだ一枚のレコードももたない若い歌手が、夢の舞台への切符を手にする。僥倖、まさしく結願の瞬間だ。その願をじぶんとの恋の成就だと錯覚した男がいる。薔薇の花束をもって(べつな女に一度それをやっている)、歌手を卒業するんだから、最高のウェディングドレスをきせてやる、ベガスで豪華な挙式をあげようと、誇大妄想をまくしたてる。男はとんでもなく下品下劣で喧嘩っぱやく、見境なく恋をしては法螺をふく、使えるものはなんでも利用する、嘘つきというより虚言癖というべき性格で、ファッションセンスは最悪で角刈りの、法規無視は日常茶飯事のトラック運転手、いやそのトラックもデコレーション満載の、だが情といういみでは虚飾ない生一本の、そんな男の上滑りする結婚話をまえに、夢の舞台にたつためには一刻もはやく旅立たねばならぬその女は、ふと、あたしドレスよりも文金高島田にあこがれていたの、とつぶやいている。男はおおいにうなずき、きんらんどんすの、と歌いだす。女はこころをきめる。男が女の結願、レコード歌手になるという願いに気づいたときにはもう、大阪梅田のステージにまにあう手だてはなくなっている。奥さんになるときめたの、そういいはる女を、男はトラックへのせる。最後のフェリー便へ、四国縦断の爆走のはじまりだ。
むろん最終便にぎりぎりまにあう。自慢のデコトラは泥まみれ傷だらけだ。女は男へ励まされて船にのる、だが男のもとへ駆けもどどってしまう。あなたのおくさんになる。その未練の声に、男は眉もうごかさずトラックにのり、女を見捨てるようにドアをとじる。めいわくだぜ、おれには星の数ほど女が待っているんだ。女をのこし、トラックはさってゆく。女は夢の一流の舞台でみごとに歌きる。
それにしても、こんな手垢にまみれたシークエンスがなぜこうもおそろしく感動的なのだろう。女は石川さゆり、男はむろん菅原文太だ。トラックは『ガントレット』の無数に銃弾をうけたバスほど満身創痍ではなく、疲労困憊といったていだ。だがなぜイーストウッドをはるかにこえて、こんなにも文太が格好よくみえてしまうのだろう。イーストウッドは女と結ばれるために生死をかけて道行きをえんじた。文太は惚れた女と別れるために泥まみれになった。それだけのちがいだ。犯した法は交通違反だけ。
石川さゆりもすばらしいのだ。彼女は日活無国籍アクション的なヒロインをえんじる。もうひとりのヒロイン、森下愛子は東映任侠的待つ女だ。森下の若いすべらかな美貌、演技力にくらべれば、彼女はいかにもゲストマドンナといった風情。だが中盤から、そして終盤のシークエンスではすばらしい輝きをえる。文太のひとり合点の結婚話をふいにうけいれ、その葛藤を最後の最後までひきずって文太においすがる。ラストの痛切な表情がほんとうに美しい。
監督鈴木則文の繊細な演出がひきだしたのだ。下ネタをはじめ、日活アクションの荒唐無稽をも模倣してみせる、いつもながらにアナーキーななんでもありのこの監督は、石川さゆりをガラス越しの女、ガラスに映る女としてショットをつむぐ。そのとき彼女はじぶんにむきあう。文太の情をうけいれるのだ。最後、文太がとじたトラックの窓、泥に汚れたガラスのむこうで、石川さゆりが渾身の演技で輝くにいたる。文太をもとめる。だがこの窓は、文太の決意である。そして『トラック野郎』という男の旅の映画の。プログラムピクチャで腕をみがいた男からしてみれば、こんな映像連関の造作はへでもないという身ぶりにも感嘆する。
ようするにこれは『残菊物語』だ。みごとな芸道物なのだ。女の芸の上達のために男が手をかし、そのはてに身をひく。文太は、『残菊物語』の森赫子えんじるお徳だ。そして石川さゆりが歌手としての力量をぞんぶんにみせる。純情演歌路線でいまひとつだった彼女は「津軽海峡冬景色」で大ヒットをえる。まさに夢を叶えてのマドンナ役であった。ねがわくば「南国土佐を後にして」ではなく「津軽海峡冬景色」を劇中でききたかった。このころのドレス姿の石川さゆりの歌いっぷりがすばらしい。「津軽海峡」のさびのまえの小節でマイクをもたない左手を、右にふって拳をにぎり、左へふってにぎり、最後に腰をおとして正面でにぎる、まるで仁義をきるみたいで素敵だった。熊本出身の彼女が緋牡丹のお竜のかくした激情を真正面からうたう。そんな妄想をいうのは、鈴木則文が『緋牡丹博徒』の産みの親のひとりだからだ。かれの初の監督作、シリーズ二作目『一宿一飯』は女を否定するお竜の女がみごとに輝く。むろん石川さゆりはそれだけの演技力をもっている。「天城越え」「飢餓海峡」の名唱がそれをあかしている。本シリーズ掉尾をかざる傑作。
投稿日
2017/08/30
レビュアー
みなと町※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ケンカの場面や後半の展開は、いかにも昭和っぽい。だけど、それがいい。石川さゆりさんはチョイ役かと思っていたので、期待はしていなかったけれど良い意味で裏切られた。読めない展開。シリーズお決まりの流れもあるけれど、本作は読めない展開が多いと思った。トラック野郎シリーズのファンで、かつ石川さんのファンならば尚更満足出来る作品だ。
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