殺人鬼

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フルチンで女を殺しまくる変態君　角度によってはアランドロンに似てるので　太陽がいっぱいならぬジレンマが・・・
いっしょに借りた「ワイルドレンジ」のあまりの退屈さに　結構好きなジェーリトンプソンで口直し　ありゃダーティハリーね
これ　犯人も最初からわかってる　倒叙型サスペンス

法の公正のもとにこんな変態キチＸイ殺人鬼が野放しでいいんかい　が表のテーマ　が　どうもジェーリー　裏テーマにジレンマ
自体を持って来たいらしい

なんたって笑えるのが　まさか真っ裸で犯行をかさねてるとは　思わないからブロンソン　服に血痕をつけるでっちあげをやる
犯人は裸でやってるとは言えないし　ブロンソンの部下は　当然
法をとるか上司についてゆくかで悩む　って調子　そして
追われる女性は　声をあげれば犯人に見つかるし　黙っていれば　友人が殺される苦境にはまる　まさにジレンマだらけ

最後に犯行現場を押さえられた犯人は　よしゃーいいのに　「おいらキチＸイだから無罪　また出てきて殺しやるもんね」とのたまう
さてブロンソンは法と現実のジレンマにどう応えるか　ビタ〜ン

あ製作者のジレンマは　変態野郎とブロンソンの部下　役をとっ代えてもいいんで悩んだかも　つっこみを言わせてもらえば
証拠捏造の警察官が拘束もされず　鉄砲をもったまま　その容疑者を追っかけまわすことはできんでしょ　脚本家のかた

他のかたも書いておられるけど…
証拠ねつ造を認めた刑事をそのまんま放置するわきゃねぇーでしょ。
しかも「警察の現場写真」まんまのあんな写真で嫌がらせしたら逆に訴えられてオシマイでしょうに。
脚本書いたやつ出てこい！

あの映画館のアリバイ工作な。これも普通に警察は真っ先に疑いまっせ。
目撃おねーちゃんに「上映中に姿は見た？見てないでしょ？」って聞くよふつう。
刑事コロンボだったら映画館に何度も通って抜け道探しますわな。

ブロンソン主演と言うことで、どうしても「狼よさらば」のイメージが強く、そんな期待を木っ端微塵にしてくれる、最低変態映画です。あほらし〜。

主演は”うーん、マンダム”でお馴染みのチャールズ・ブロンソンさん。
期待通りの刑事役ということで、マグナムを撃ちまくりながら
犯人を追い詰めるアクション作品を期待していたのですが、
見た目はイケメン、証拠が残らないように全裸になってから殺人を重ねていく
ジーン・デイビスさんのキャラが強すぎて
”そりゃぁ未公開作品なのも納得だわっ…”と思いながら鑑賞しました。

映画館で女の子にちょっかいをかけ存在を印象付けておいて、
トイレから抜け出し近くの公園でカーセックスに励むカップルを全裸になって（！）殺戮しておき、
何食わぬ顔で映画館に戻り、再び女の子にちょっかいをかけ、アリバイを不動のものにするという
モザイク無しでは語れない犯行を行う猟奇殺人鬼。

対する正義感に満ち溢れるブロンソン演じる刑事は、証拠不足を補うために
被害者の血液を容疑者の服に付け証拠を捏造し追い詰めようとします。

全裸になって犯行に及ぶ為、服に血液が付くことはありえないことを知っている猟奇殺人鬼。

なんともいえない低レベルな攻防戦と全裸での殺戮シーンがなんともいえない脱力感を与え、
なんともいえない私好みの作品に映りました。
う~ん、マンダム！