宇宙からのメッセージ / 千葉真一
宇宙からのメッセージ
/深作欣二
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(29)
解説・ストーリー
深作欣二が今までの作風を一転させ、宇宙を舞台に描いたSFアドベンチャー。ガバナス人の侵略を受けた惑星ジルーシアの長老は、太陽系連邦に向けて“リアベの実”を放った。この実を手に入れた8人の勇者がガバナスの大軍と壮絶な宇宙戦を繰り広げる。
深作欣二が今までの作風を一転させ、宇宙を舞台に描いたSFアドベンチャー。ガバナス人の侵略を受けた惑星ジルーシアの長老は、太陽系連邦に向けて“リアベの実”を放った。この実を手に入れた8人の勇者がガバナスの大軍と壮絶な宇宙戦を繰り広げる。
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「宇宙からのメッセージ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
深作欣二が今までの作風を一転させ、宇宙を舞台に描いたSFアドベンチャー。ガバナス人の侵略を受けた惑星ジルーシアの長老は、太陽系連邦に向けて“リアベの実”を放った。この実を手に入れた8人の勇者がガバナスの大軍と壮絶な宇宙戦を繰り広げる。
「宇宙からのメッセージ」 の作品情報
「宇宙からのメッセージ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
宇宙からのメッセージの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD02194 |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
3枚
|
0人
|
2人
|
宇宙からのメッセージの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD02194 |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
3枚
|
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ユーザーレビュー:29件
可愛い作品
深作監督の映画は舞台が宇宙であれ江戸時代であれ、基本的にはヤクザ映画です。というかこれ、話は「里見八犬伝」なのでありました。空気のない宇宙空間で生身のまま宇宙船にまたがる真田広之や、志穂美悦子の王女さま、顔に銀粉みたいなのを塗りたくった成田三樹夫が見られるのでもう満足です。劇場公開当時は原作本やらポスターやら買って非常に期待したのに、実際に見てみたらあまりにダサくてがっかりした苦い思い出もありますが、今はすべてが許せます。なんか可愛い作品です。シュノーケルカメラを使った特撮には当時の日本特撮陣の心意気も感じられます。そして音楽。この音楽が大好きです。人には勧めませんが自分の中では好きな映画です。
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話のネタにいかが?ツッコミどころ満載!
投稿日:2004/10/09
レビュアー:モロ兵也
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
小学生の時、親に連れて行ってもらって映画館で見ました。
私は結構好きです。初めて観る人は「何だこりゃ?」と思います。
今思えば、宇宙版里見八犬伝、(監督が同じだからしょうがない)
スターウォーズと比較して観るのが面白いと思います。
ミレニアム・ファルコン号に対抗してリアベ号がありますが、メカデザインは結構格好いいです。
千葉真一率いるJACの演技と若かりし真田広之は懐かしい。(これがデビュー作だと思う)
これに対抗して制作された「惑星大戦争」もDVDレンタル化されないかな。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
頑張ってると思う
投稿日:2012/05/23
レビュアー:katsu
スターウォーズブームに挑んだ深作欣二に1点
千葉真一のコスプレに1点
白塗りの成田三樹夫に1点
宇宙船の消火器に1点
ツッコミどころ満載の珍作です。
しかし、特撮はさすが東宝といった感じで、本家スターウォーズに負けてないように見えました。
ロボットのデザイン。個人的にR2-D2より好きです。日本の特撮の歴史を感じます。
まあ、一般的には「ダサい」「アメリカの方がカッコイイ」と言われるでしょうがね。
トランスフォーマーのデザインとか見てもそうですが、どうしてアメリカ製はごちゃごちゃとパーツを
くっつけたようなデザインばっかなんでしょう?F−16やラプターのデザインは流麗なのに…。
そしてなんでそれが一般的には「カッコイイ」のでしょう? まあいいや。
細かいところはともかく、里見八犬伝のような○人の救世主が〜っていうストーリーは盛り上がりますね。
「あと何人だ?どんなやつが出てくるんだろう?」っていうワクワク感があります。
「お前かよ!」っていうツッコミもありますw
そしてクライマックスの殺陣(ライトセーバー使用w)も、やはり日本に年季を感じます。
成田三樹夫陛下のライトセーバー二刀流がカッコイイです。
やっぱり日本映画は殺陣です。日本人によるマトリックスばりのCGバトルなんか見たくありません。
それにしても、成田三樹夫の白塗りはジョニー・デップに勝るとも劣らない、と思うのは私だけだろうか…。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ドン・キホーテは甦った!
投稿日:2022/10/12
レビュアー:趣味は洋画
宇宙からのメッセージ(1978年、日本・東映、カラー、105分)
ヴィック・モロー(「コンバット」のサンダース軍曹)、成田三樹夫(「柳生一族の陰謀」の烏丸少将文麿)、志穂美悦子(女必殺剣シリーズ)、そして千葉真一が共演しているとくれば、これは観ないわけにいかないでしょう。
さらに天本英世、サンダー杉山らの出演、そして声の出演で若山弦蔵、曽我町子(オバQの声)の名があり、ナレーターは芥川隆行....
このメンツで一体全体、どんな作風、どんな展開なのか興味深々で鑑賞しました。
最も素晴らしいと感じたのが、「特撮」です。
当時、これだけの大迫力を見せられる技術があったのですね。特撮監督の矢島信男さんに拍手を送りたいです。
太陽系から200万光年の彼方に存在する惑星ジルーシアは、壊滅の危機にさらされていた。ロクセイア12世(成田三樹夫)が率いるガバナス帝国に制圧され、ガバナス帝国の要塞と化していたのだ。ジルーシアの長老キド(織本順吉)は、8つのリアベの実(クルミのような形)を宇宙に解き放つと‘ それらが宇宙を彷徨いながら、やがて勇者のもとへ届く’ と言った。そしてキドは、孫娘のエメラリーダ(志穂美悦子)と腹心のウロッコ(佐藤充)を、リアベの実を受けた者の確認に向かわせる。やがてリアベの実は、宇宙暴走族のシロー(真田広之)、アロン(フィリップ・カズノフ)、ジャック(岡部正純)、富豪の娘メイア(ペギー・リー・ブレナン)らの手に届く。一方、地球連邦の植民惑星ミラゼリアのガルダ将軍(ヴィック・モロー)は、幼馴染で地球連邦軍議長のノグチ(丹波哲郎)から、特使としてロクセイア12世のもとへの派遣を言い渡される。そのガルダもリアベの実を持っていた。更に、ガバナス王国の後継者だったハンス王子(千葉真一)はロクセイア12世に親を殺されており、仇を討つべく帝国へと向かっていた。彼もリアベの実を持っていた。ロクセイア12世は、リアベの実を持っている面々に対し ‘お前たちの動きはすべてわかっている。それはお前たちの中にスパイがいるからだ’ と言うのだが....。
成田三樹夫は、「柳生一族の陰謀」の烏丸少将文麿役で、顔を白塗りにして公家を演じましたが、本作では、顔を銀色に塗って登場します。
宇宙での会話にもかかわらず、侍言葉で話すことがメッチャ面白い。「そなた...」、「よは...」、「...ござろう」等々。
その成田三樹夫とヴィック・モロー、千葉新一らが同じ画面に映っていること自体、不思議な感じがしました。
ヴィック・モローは英語で喋っているのでしょうけど、若山弦蔵の吹替えです。(サンダース軍曹の田中信夫ではない)
吹替えと日本語が入り乱れ、会話として成り立ってストーリーは進んでいく。観る者もさほどきにしない?
ヴィック・モローは本作公開から4年後の1982年、ヘリコプター事故で不慮の死を遂げることとなります。
「トワイライトゾーン/超次元の体験」の撮影中のことでした。53歳の若さでした。
映画では、「暴力教室」(55年)における不良少年のリーダー役が印象的でしたが、やっぱり彼の魅力は「コンバット」のサンダース軍曹に尽きます。
真田広之演ずるシローの相棒アロンを演じたフィリップ・カズノフは本作がデビューですが、2017年「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演)に脇役で出ています。
シローとアロンの同僚ジャックを演じた岡部正純という俳優、ハッキリ言って鬱陶しいです。
下手な関西弁を並べ立て、ワーワー騒いでいるだけで浮いています。本作のマイナス点に大きく寄与。
それに比べてベバ2号という可愛いロボット(声は曽我町子)が登場するのですが、明らかに「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクター「R2−D2」を意識した作りになっています。ほんまにそっくりやわあ。
鑑賞中に「里見八犬伝」を連想しましたが、やはりモチーフになっているのですね。
「スター・ウォーズ」にあやかった作品というのは有名な話しですし、本作に関わることはWikiを見れば何でも書いてあります。
それだけ注目度が高かったというこでしょうか。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
は、腹痛い。 君はクセスゴのこの作品の衝撃に耐えられるか。
( ネタばれあり )
スター・ウォーズの第1作『 エピソード4 新たなる希望 』の日本公開が夏休みシーズンを当て込んで翌1978年6月まで先延ばしとなったことを受けて、予想されるブームにあやかろうと急遽制作された2つの作品。
東宝の『 惑星大戦争 』( 1977年12月公開 )を僕は未見で今回映画会でレビューしましたが、本作・東映の『 宇宙からのメッセージ 』( 1978年4月公開 )は公開当時観て以来の再見。
当時の印象はそこそこ面白かったものの、『 未知との遭遇 』と『 スター・ウォーズ 』と比べると見劣りするのは否めず、残念な作品という評価でずっといました。
今回『 惑星大戦争 』の比較で、ほとんど忘れていた本作を期待しないで観ましたが、観始めてすぐにひっくり返り(ww)、お腹が痛くなるほど大ウケ(ww)で、観ながらウケる度に自然と拍手してしまい(ww)、途中からはポテトチップスをアテにウイスキーを吞みながらの観賞となりましたが、まーすすむ、すすむ(笑)
44年ぶりに評価がひっくり返り、僕の個人的映画生活でここ一年最大の事件(笑)となりました。
まー、クセがスゴいんじゃ ( 千鳥・ノブ風にうなってしまう。ww )
まず、オープニングから流れる曲が( 音楽の森岡賢一郎さんにはもうしわけないが )もろジョン・ウィリアムス風なところにナレーションが芥川隆行。 名調子なんだけど、「 水戸黄門 」やん。 ( でも宇宙チャンバラだっていうのだから、これでいいのだ。 )
主役( と言っても出演シーンは多くないので、ビリング1位といったところ )のビック・モローの吹替が田中信夫( サンダース軍曹 )じゃなくて若山弦蔵(バークにまかせろ )の違和感。
志穂美悦子( きれい、かっこいい、)、真田広之、千葉真一らがヒーロー側なんだけど、侵略側のガバナス帝国の皇帝が成田三樹夫、その母親が天本英世で、もうそれぞれが登場の時点で拍手するしかないでしょう。
三谷昇、丹波哲郎も出てくる。
本作アメリカ公開の際、『 スター・ウォーズ 』の配給元はいきり立ったというし、監督の深作欣二自身も「 パクリ 」と公言していたようで、どう見てものパクリと言うかパッチもんなんだけど、一方で『 スター・ウォーズ 』っぽいのは3割程度で、また南総里見八犬伝が一応のモチーフでもありますが、のこりはいろんな要素がごちゃまぜで、もうむちゃくちゃ。 (笑)
石ノ森( 当時。石森 )章太郎も野田昌宏も原案、デザイン、共同脚本などで参加していますが、ビッグ・モローとともに、東映と深作欣二にダマされたんでしょうね。(笑)
野田昌宏は本作がテレビ放映された時、小松左京から「 日本SF作家クラブから除名するぞと言われたそうです。(笑)
「 行きがけの駄賃で稼げ 」と言ったという東映・岡田茂会長の言葉どおり、海外で稼いだ日本映画史上上位に入り、海外の日本サブカル・オタクにはカルト的作品のようで、本作のクセのすごさのパワーは大きい。
観終わってみると、初見の時と同様、岡部征純( 当初の予定は川谷拓三 )が演じたコテコテの大阪弁のヤクザのおっさん「 ジャック 」のインパクトが強くて、それがアタマにこびりついて離れない。 (笑)
んー、クレイジー 。 深作欣二、恐るべし。 (笑)
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ユーザーレビュー
可愛い作品
投稿日
2005/12/17
レビュアー
勝王
深作監督の映画は舞台が宇宙であれ江戸時代であれ、基本的にはヤクザ映画です。というかこれ、話は「里見八犬伝」なのでありました。空気のない宇宙空間で生身のまま宇宙船にまたがる真田広之や、志穂美悦子の王女さま、顔に銀粉みたいなのを塗りたくった成田三樹夫が見られるのでもう満足です。劇場公開当時は原作本やらポスターやら買って非常に期待したのに、実際に見てみたらあまりにダサくてがっかりした苦い思い出もありますが、今はすべてが許せます。なんか可愛い作品です。シュノーケルカメラを使った特撮には当時の日本特撮陣の心意気も感じられます。そして音楽。この音楽が大好きです。人には勧めませんが自分の中では好きな映画です。
話のネタにいかが?ツッコミどころ満載!
投稿日
2004/10/09
レビュアー
モロ兵也
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
小学生の時、親に連れて行ってもらって映画館で見ました。
私は結構好きです。初めて観る人は「何だこりゃ?」と思います。
今思えば、宇宙版里見八犬伝、(監督が同じだからしょうがない)
スターウォーズと比較して観るのが面白いと思います。
ミレニアム・ファルコン号に対抗してリアベ号がありますが、メカデザインは結構格好いいです。
千葉真一率いるJACの演技と若かりし真田広之は懐かしい。(これがデビュー作だと思う)
これに対抗して制作された「惑星大戦争」もDVDレンタル化されないかな。
頑張ってると思う
投稿日
2012/05/23
レビュアー
katsu
スターウォーズブームに挑んだ深作欣二に1点
千葉真一のコスプレに1点
白塗りの成田三樹夫に1点
宇宙船の消火器に1点
ツッコミどころ満載の珍作です。
しかし、特撮はさすが東宝といった感じで、本家スターウォーズに負けてないように見えました。
ロボットのデザイン。個人的にR2-D2より好きです。日本の特撮の歴史を感じます。
まあ、一般的には「ダサい」「アメリカの方がカッコイイ」と言われるでしょうがね。
トランスフォーマーのデザインとか見てもそうですが、どうしてアメリカ製はごちゃごちゃとパーツを
くっつけたようなデザインばっかなんでしょう?F−16やラプターのデザインは流麗なのに…。
そしてなんでそれが一般的には「カッコイイ」のでしょう? まあいいや。
細かいところはともかく、里見八犬伝のような○人の救世主が〜っていうストーリーは盛り上がりますね。
「あと何人だ?どんなやつが出てくるんだろう?」っていうワクワク感があります。
「お前かよ!」っていうツッコミもありますw
そしてクライマックスの殺陣(ライトセーバー使用w)も、やはり日本に年季を感じます。
成田三樹夫陛下のライトセーバー二刀流がカッコイイです。
やっぱり日本映画は殺陣です。日本人によるマトリックスばりのCGバトルなんか見たくありません。
それにしても、成田三樹夫の白塗りはジョニー・デップに勝るとも劣らない、と思うのは私だけだろうか…。
ドン・キホーテは甦った!
投稿日
2022/10/12
レビュアー
趣味は洋画
宇宙からのメッセージ(1978年、日本・東映、カラー、105分)
ヴィック・モロー(「コンバット」のサンダース軍曹)、成田三樹夫(「柳生一族の陰謀」の烏丸少将文麿)、志穂美悦子(女必殺剣シリーズ)、そして千葉真一が共演しているとくれば、これは観ないわけにいかないでしょう。
さらに天本英世、サンダー杉山らの出演、そして声の出演で若山弦蔵、曽我町子(オバQの声)の名があり、ナレーターは芥川隆行....
このメンツで一体全体、どんな作風、どんな展開なのか興味深々で鑑賞しました。
最も素晴らしいと感じたのが、「特撮」です。
当時、これだけの大迫力を見せられる技術があったのですね。特撮監督の矢島信男さんに拍手を送りたいです。
太陽系から200万光年の彼方に存在する惑星ジルーシアは、壊滅の危機にさらされていた。ロクセイア12世(成田三樹夫)が率いるガバナス帝国に制圧され、ガバナス帝国の要塞と化していたのだ。ジルーシアの長老キド(織本順吉)は、8つのリアベの実(クルミのような形)を宇宙に解き放つと‘ それらが宇宙を彷徨いながら、やがて勇者のもとへ届く’ と言った。そしてキドは、孫娘のエメラリーダ(志穂美悦子)と腹心のウロッコ(佐藤充)を、リアベの実を受けた者の確認に向かわせる。やがてリアベの実は、宇宙暴走族のシロー(真田広之)、アロン(フィリップ・カズノフ)、ジャック(岡部正純)、富豪の娘メイア(ペギー・リー・ブレナン)らの手に届く。一方、地球連邦の植民惑星ミラゼリアのガルダ将軍(ヴィック・モロー)は、幼馴染で地球連邦軍議長のノグチ(丹波哲郎)から、特使としてロクセイア12世のもとへの派遣を言い渡される。そのガルダもリアベの実を持っていた。更に、ガバナス王国の後継者だったハンス王子(千葉真一)はロクセイア12世に親を殺されており、仇を討つべく帝国へと向かっていた。彼もリアベの実を持っていた。ロクセイア12世は、リアベの実を持っている面々に対し ‘お前たちの動きはすべてわかっている。それはお前たちの中にスパイがいるからだ’ と言うのだが....。
成田三樹夫は、「柳生一族の陰謀」の烏丸少将文麿役で、顔を白塗りにして公家を演じましたが、本作では、顔を銀色に塗って登場します。
宇宙での会話にもかかわらず、侍言葉で話すことがメッチャ面白い。「そなた...」、「よは...」、「...ござろう」等々。
その成田三樹夫とヴィック・モロー、千葉新一らが同じ画面に映っていること自体、不思議な感じがしました。
ヴィック・モローは英語で喋っているのでしょうけど、若山弦蔵の吹替えです。(サンダース軍曹の田中信夫ではない)
吹替えと日本語が入り乱れ、会話として成り立ってストーリーは進んでいく。観る者もさほどきにしない?
ヴィック・モローは本作公開から4年後の1982年、ヘリコプター事故で不慮の死を遂げることとなります。
「トワイライトゾーン/超次元の体験」の撮影中のことでした。53歳の若さでした。
映画では、「暴力教室」(55年)における不良少年のリーダー役が印象的でしたが、やっぱり彼の魅力は「コンバット」のサンダース軍曹に尽きます。
真田広之演ずるシローの相棒アロンを演じたフィリップ・カズノフは本作がデビューですが、2017年「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演)に脇役で出ています。
シローとアロンの同僚ジャックを演じた岡部正純という俳優、ハッキリ言って鬱陶しいです。
下手な関西弁を並べ立て、ワーワー騒いでいるだけで浮いています。本作のマイナス点に大きく寄与。
それに比べてベバ2号という可愛いロボット(声は曽我町子)が登場するのですが、明らかに「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクター「R2−D2」を意識した作りになっています。ほんまにそっくりやわあ。
鑑賞中に「里見八犬伝」を連想しましたが、やはりモチーフになっているのですね。
「スター・ウォーズ」にあやかった作品というのは有名な話しですし、本作に関わることはWikiを見れば何でも書いてあります。
それだけ注目度が高かったというこでしょうか。
は、腹痛い。 君はクセスゴのこの作品の衝撃に耐えられるか。
投稿日
2022/09/16
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり )
スター・ウォーズの第1作『 エピソード4 新たなる希望 』の日本公開が夏休みシーズンを当て込んで翌1978年6月まで先延ばしとなったことを受けて、予想されるブームにあやかろうと急遽制作された2つの作品。
東宝の『 惑星大戦争 』( 1977年12月公開 )を僕は未見で今回映画会でレビューしましたが、本作・東映の『 宇宙からのメッセージ 』( 1978年4月公開 )は公開当時観て以来の再見。
当時の印象はそこそこ面白かったものの、『 未知との遭遇 』と『 スター・ウォーズ 』と比べると見劣りするのは否めず、残念な作品という評価でずっといました。
今回『 惑星大戦争 』の比較で、ほとんど忘れていた本作を期待しないで観ましたが、観始めてすぐにひっくり返り(ww)、お腹が痛くなるほど大ウケ(ww)で、観ながらウケる度に自然と拍手してしまい(ww)、途中からはポテトチップスをアテにウイスキーを吞みながらの観賞となりましたが、まーすすむ、すすむ(笑)
44年ぶりに評価がひっくり返り、僕の個人的映画生活でここ一年最大の事件(笑)となりました。
まー、クセがスゴいんじゃ ( 千鳥・ノブ風にうなってしまう。ww )
まず、オープニングから流れる曲が( 音楽の森岡賢一郎さんにはもうしわけないが )もろジョン・ウィリアムス風なところにナレーションが芥川隆行。 名調子なんだけど、「 水戸黄門 」やん。 ( でも宇宙チャンバラだっていうのだから、これでいいのだ。 )
主役( と言っても出演シーンは多くないので、ビリング1位といったところ )のビック・モローの吹替が田中信夫( サンダース軍曹 )じゃなくて若山弦蔵(バークにまかせろ )の違和感。
志穂美悦子( きれい、かっこいい、)、真田広之、千葉真一らがヒーロー側なんだけど、侵略側のガバナス帝国の皇帝が成田三樹夫、その母親が天本英世で、もうそれぞれが登場の時点で拍手するしかないでしょう。
三谷昇、丹波哲郎も出てくる。
本作アメリカ公開の際、『 スター・ウォーズ 』の配給元はいきり立ったというし、監督の深作欣二自身も「 パクリ 」と公言していたようで、どう見てものパクリと言うかパッチもんなんだけど、一方で『 スター・ウォーズ 』っぽいのは3割程度で、また南総里見八犬伝が一応のモチーフでもありますが、のこりはいろんな要素がごちゃまぜで、もうむちゃくちゃ。 (笑)
石ノ森( 当時。石森 )章太郎も野田昌宏も原案、デザイン、共同脚本などで参加していますが、ビッグ・モローとともに、東映と深作欣二にダマされたんでしょうね。(笑)
野田昌宏は本作がテレビ放映された時、小松左京から「 日本SF作家クラブから除名するぞと言われたそうです。(笑)
「 行きがけの駄賃で稼げ 」と言ったという東映・岡田茂会長の言葉どおり、海外で稼いだ日本映画史上上位に入り、海外の日本サブカル・オタクにはカルト的作品のようで、本作のクセのすごさのパワーは大きい。
観終わってみると、初見の時と同様、岡部征純( 当初の予定は川谷拓三 )が演じたコテコテの大阪弁のヤクザのおっさん「 ジャック 」のインパクトが強くて、それがアタマにこびりついて離れない。 (笑)
んー、クレイジー 。 深作欣二、恐るべし。 (笑)
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宇宙からのメッセージ
(C)東映・東北新社 ※こちらはイメージ画像になります。