君よ憤怒の河を渉れ

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私が小学生の頃の作品で、「新幹線大爆破」と同じように記憶に残っている作品である。個人的には「新幹線大爆破」の方が好きだが（＾＾ゞ。主役はもちろん高倉健、マドンナに中野良子である。倍賞美津子もセクシーな下着姿を見せてくれる（笑）。小学生であった私の記憶に残っているのは「君よ憤怒の河を渉れ」というタイトルだけである（＾＾ゞ。内容は全て忘れてしまっていた（笑）。タイトルの「憤怒」という言葉がわからず発音や音だけで覚えていた（笑）。なのでこのタイトルを見つけた時、懐かしくてついレンタルしてしまったのである（＾＾ゞ。

見る前は映画「逃亡者」のような本格的サスペンスなのかと思い見ていたが途中からまるで仮面ライダーのような展開を見せ始めたので大笑いしながら見てしまった（笑）。検事の杜丘冬人（高倉健）が強盗強姦罪のぬれぎぬを晴らすために逃亡者となり、彼の上司が検察の対面を重んじるあまりの非情さや彼を執拗に追い続ける矢村刑事（原田芳雄）から逃亡しながらという困難を乗り越え、身の潔白を証明していくという作品。

この時代ならではのおもしろいシーン満載である（笑）。日高山中に逃げ込んだ時、真由美（中野良子）が熊（着ぐるみまるわかり（笑））に襲われていたシーン、熊（着ぐるみ）に襲われ矢村刑事が大けがするシーン、セスナを操縦した事もないのに数分のレクチャーで操縦して脱出するシーン、セスナで脱出中、自衛隊のＦ１０４スターファイター（時代を感じる（笑））に警告を受けるシーン、新宿で何頭もの馬を暴走させ脱出をはかるシーンなど挙げたらきりがない（笑）。「（杜丘）なぜ俺を助ける！なぜ、なぜなんだ！（真由美）あなたが好きだから！」「（京子（倍賞美津子））検事さんが法律破るってこんな気持ち？（杜丘）今まで法律の条文だけで人を裁いてきた自分がゆるせない！」とこの時代ならではのものや高倉健ならではのセリフも目白押しである（笑）。

ラスト矢村が杜丘に協力し始めると勧善懲悪の仮面ライダーのような展開を見せ、黒幕を逮捕ではなく、強引な正当防衛で殺してしまう当たりはこの時代の娯楽作品である事を思い出させてくれる（笑）。サスペンスなどではなくそれ風な娯楽超大作（予算は当時のお金で５億円という破格の予算）だと言えるだろう。気軽に楽しめ、健さんファンなら見逃せない作品である。

「憤怒」の意味を念のため辞書で調べてみた。
“ふんど”→“ふんぬ”となっており、意味は「いきどおり怒ること」
西村寿行氏の原作小説では“ふんぬ”と読むが、映画化の際、プロデューサーの永田雅一氏が
「ふんぬでは締まりがない。ふんどと読ませろ」と仰ったのだそうだ。（まあ、確かにネ）
1976年の製作というから、もう42年前の作品だが、健さんは長身（あの年代で180cm）で格好いいし、原田芳雄も渋くていい感じだ。
現代でも十分通用するサスペンス・アクションで、映画ならではの派手さと今では懐かしい俳優陣が魅力だった。
主演の高倉健の役どころは、東京検察庁検事・杜丘冬人。
彼は、ある代議士の不審死事件を単独捜査していたが、突然、見知らぬ女によって「強盗強姦」の犯人として通報される。
身に覚えのないことだったので、警視庁捜査一課の矢村警部（原田芳雄）を呼んでもらい、無実を主張する。
しかし、今度は違う男によってカメラを盗まれたと通報されてしまうのだ。
巧妙に仕組まれた罠だった。
杜丘は自ら無実を証明するために、家宅捜査の隙をみて逃亡を図る。
かくして、能登→北海道→東京と、日本縦断の逃亡劇が繰り広げられるのだった。
北海道では、熊の襲撃から遠波真由美（中野良子）を助ける。
彼女は遠波牧場の一人娘で、この後、幾度となく杜丘を救うことになる。
劇中、彼女の機転により新宿の街中で馬を暴走させて、杜丘を警察の包囲網から救出する場面は印象に残る。（慣れない舗装道路で転倒した馬は大丈夫だったのか？）
他にも北海道の熊、セスナ機の操縦シーン、中野良子のヌードなどツッコミ所も満載。
さらに事件は、杜丘が単独で追っていた代議士不審死事件が根底にあることが分かり、精神病院への潜入捜査へと発展して行く。
本作は、中国でも『追補』のタイトルで公開され、8億（あるいは10億とも）の国民が観たと言われるほどの反響があったそうだ。
本作の監督、佐藤純弥氏の作品に『新幹線大爆破（1975年）』がある。
健さんが爆破魔として登場し、『スピード（1994年・米）』はこれのパクリじゃないか？と思われる超大作だ。
興味を持たれた方は是非！

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最初観た時はたしか、最後のセリフ、
「追われる立場になっても、追う者にだけはなりたくない」
に、感動したと思う。
それもそうだが、映画として実にオモシロイ。
無実の罪をきせられた検事が、サギや恐喝をおかしながらも
他人を助けそして助けられ、自らをワナにはめた犯人のモトに
たどりつく。
セスナ機で北海道から逃亡する場面。
セスナの運転を習っている時、すでに警察が目の前に。
かろうじて離陸した検事「杜丘」（高倉健）は、蒼白になりながら
舵をとる、セスナは落下スレスレで警察車両をつぶしそうになったり
迷走しつつやがて大空にすいこまれるように飛んでゆく。

♪　チャ〜ララ・チャラチャ〜〜　（やった！！という音楽）

三沢基地で襲撃されそうになりながらも、
「杜丘！　危ない！！」との無線からの警告により、
眼前にせまった「恐山」への衝突をまぬがれる。

困難を乗り換え、新宿の雑踏までたどりついた杜丘。

ここでなんと、真由美（中野良子）が、競走馬6頭を引き連れて
包囲網を突破。
あの群集の中からどうやって杜丘一人を馬に乗せることができたか
ま、ありえない場面であるが、撮影も大変だったろうと想像できる
この場面は純粋に楽しめる、スカッとするトコロだ。
と、その他もいろいろ楽しい構成になってる。
原作の西村寿行の本が良いのだろうが、
「わかりやすい」ことも重要なポイントだ。
音楽もよかった。
さすがだ、佐藤純彌監督。

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くろ４１さんお帰りなさ〜い！
ずっとずっとお待ち申し上げておりました〜！
帰って来た途端、何事も無かった様に怒濤の快進撃！
嬉しいです〜！
もうサヨナラなんて言わないで下さいよ〜！！


この作品で一番カッコ良かったのは大滝秀治氏ですねー！
ホレボレ…。

「熊」は、イメージ映像なのでは？
もし熊に遭遇したら、きっとこんな感じ！
っていう恐ろしさが良く出てると思います。
鳴き声、ゴジラみたいだし…。

中野良子さんの胸は別人の可能性大ですね！
脱いでる所からもう違う人じゃないの？

主題歌インパクトあり！です、
歌詞が「ダヤラ」だけ！
挿入歌も、エンディングも「ダヤラ」…。
唐突に、ハワイアン様の曲が入るのがどうもなぁ…、意図が分からん…。

アスファルトの上で転んだ馬は大丈夫だったのかなー。

主人公は、健さん以外には考えられないですね、
まず、深窓の令嬢が一目惚れする男でなきゃイケナイし！
検事さんも拳銃やライフルを扱えるのかな？と思うけど、
この人なら趣味でやってそうだから許すってカンジね！
今は枯れた雰囲気が良いけど、
油ギッシュな健さんもイイです！

高倉健が無実の罪を着せられて逃げ回るのですが、逃走手段に街中で馬を走らせたり、結構ダイナミックな展開が楽しめます。風呂場に隠れている高倉健をかばうために、中野良子が原田義雄の前で全裸になるシーンがあり、放映当時は、中野良子のバストが見れた！と大喜びしていたのだが、今あらためて見直すと、胸の部分だけ代役なのかも、って感じもします。果たして真実はいかに？皆さん自身の眼で確かめてみてください。