時代屋の女房

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夏目雅子の最高の映画といったらこの作品。みんなに観てもらいたい。

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時代屋の主人に喫茶店のマスター、ウエイトレス、クリーニング屋の主人、盛岡の女みさと、時代屋の主人の父の妾。などの恋模様を昭和の雰囲気いっぱいの映像の中、スナックでみんなが語らっている中に入り込んでいるかのように覗いてる気持ちになる映画でした。

　時代屋の2階から歩道橋が見える構図が面白くて、そこから歩いてくる夏目雅子さんのインパクトが素晴らしいです。傘を差しての笑顔でストップモーション。ただ、2役の必要性があったのかは微妙でした。

　何故、女房が出て行ったのかがわからず。女房を追いかけながら自分を見つめなおす主人。探すのを休憩したときに不意に戻ってくる女房。
　ボーっとしながらベランダで帰りを待つ渡瀬恒彦さんを見てると、悩んでウジウジする映画なんかではなく深刻に考えずに生きていけばいい。ということだと思いました。

　この映画の登場人物みんなが小さな目の前の幸せを大切にして生きていて、平凡な下町の人たちを描いた作品で面白かったです。

森崎東は山田某とかいうやつとは格の違う大映画作家なのだが、何故ここまで知名度が上がらないのか理解に苦しむ。
本作でもオープニングから往年のハリウッド映画のような滑らかなアクション繋ぎを披露し、相米慎二のように時空間の垣根を吹っ飛ばす。
映画の画面、映画の編集とはこれだ！

まあそんなことは考えずとも、この夏目雅子の猫の鳴き真似を観ただけで感動しちゃうじゃないか。傑作です。

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骨董屋「時代屋」に突然現れた女（真弓）は拾ったネコと一緒に店主（安）と同棲を始める。
真弓が何故、この骨董屋を選んだのか私は知りないなと思った。だが、ドラマの中では一切、その点に触れていない。

自由奔放な真弓は突然家を留守にする。しかし数日すると帰ってくる。そんな時には必ず猫が留守番をしていたが…
ある日、猫も居なくなった。

安を演じるのはあの渡瀬恒彦、若いです。何歳の頃なのでしょうか。スタイルも良くてお尻もキュッとしまってます。（お尻フェチなので…）
夏目雅子さんも２０代前後なのでしょうか、とてもお若い。和服も洋装も似合う、本当の美人。

途中、真弓が居なくなった時に美郷と言うメガネをかけた女性が現れるが、どうも夏目さんの様。その美郷さんがネックになっているような気がします。
男と女の、こんなロマンスもあるんだよと言いたいようなドラマに、ちょっと尻軽女と言うイメージは抜けない。

それでも、爽やかさが残るのは夏目さんの人柄なのではと思う。白血病でお亡くなりになったとか…夏目さんの熟女の訳も観てみたかったな〜。

夏目雅子さんが出ている映画を観たくて選びました。やっぱり存在感がありすぎるくらいのすごい女優さんなんだなと改めて感じました。彼女のいる空間だけ何だか違う空間のように思えました。透き通る目、チャーミングな笑顔。
あと、渡瀬恒彦さんの若かりし頃の男臭さというか硬派な感じ（でもないかな？）がセクシーだなと感じました。男性が女性を思い続ける切ない気持ちもよく伝わってきました。
内容はイマイチかなと思いました。え、これで終わり？という感じがしました。キャストが良かっただけに、ちょっと残念でした。