男はつらいよ 望郷篇 【第5作】 / 渥美清
男はつらいよ 望郷篇 【第5作】
/山田洋次
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(10)
解説・ストーリー
1、2作とメガホンをとった山田洋次が久々に復帰。TV版でさくら役だった長山藍子が美容師役で登場する劇場版第5弾。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅次郎は、今や落ちぶれた親分をみて、義理の廃れた任侠道に失望する。
1、2作とメガホンをとった山田洋次が久々に復帰。TV版でさくら役だった長山藍子が美容師役で登場する劇場版第5弾。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅次郎は、今や落ちぶれた親分をみて、義理の廃れた任侠道に失望する。
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「男はつらいよ 望郷篇 【第5作】」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1、2作とメガホンをとった山田洋次が久々に復帰。TV版でさくら役だった長山藍子が美容師役で登場する劇場版第5弾。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅次郎は、今や落ちぶれた親分をみて、義理の廃れた任侠道に失望する。
「男はつらいよ 望郷篇 【第5作】」 の作品情報
「男はつらいよ 望郷篇 【第5作】」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「男はつらいよ 望郷篇 【第5作】」 のシリーズ作品
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男はつらいよ 望郷篇 【第5作】のシリーズ商品
男はつらいよ 望郷篇
1、2作とメガホンをとった山田洋次が久々に復帰。TV版でさくら役だった長山藍子が美容師役で登場する劇場版第5弾。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅次郎は、今や落ちぶれた親分をみて、義理の廃れた任侠道に失望する。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
93分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DA9505 |
2004年10月23日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚 |
1人 |
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男はつらいよ 望郷篇 HDリマスター版 【第5作】
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第5弾がデジタルリマスター版で復活。かつて世話になったヤクザの親分の下を訪ねた寅次郎は、今やすっかり落ちぶれた彼の姿を見て義理のすたれた任侠道に失望し、ヤクザ渡世から足を洗おうと決意するが…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DB8505 |
2008年11月27日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚 |
3人 |
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男はつらいよ 望郷篇 【第5作】のシリーズ商品
男はつらいよ 望郷篇
作品詳細を開く
- 収録時間:
93分
- 字幕:
日本語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
DA9505
- レンタル開始日:
2004年10月23日
- 在庫枚数
9枚
- 1位登録者:
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1、2作とメガホンをとった山田洋次が久々に復帰。TV版でさくら役だった長山藍子が美容師役で登場する劇場版第5弾。かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた寅次郎は、今や落ちぶれた親分をみて、義理の廃れた任侠道に失望する。
男はつらいよ 望郷篇 HDリマスター版 【第5作】
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- 収録時間:
88分
- 字幕:
日本語英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
- レイティング:
- 記番:
DB8505
- レンタル開始日:
2008年11月27日
- 在庫枚数
2枚
- 1位登録者:
3人
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国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第5弾がデジタルリマスター版で復活。かつて世話になったヤクザの親分の下を訪ねた寅次郎は、今やすっかり落ちぶれた彼の姿を見て義理のすたれた任侠道に失望し、ヤクザ渡世から足を洗おうと決意するが…。
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ユーザーレビュー:10件
第5作
投稿日:2007/11/13
レビュアー:ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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テレビシリーズのタイトルにもなりかけた「愚兄賢妹」と、「ヤクザ渡世の虚しさ」が中心となった第5作です。演出も山田洋次に戻り、この二つの柱はその後シリーズの型として展開することにもなりますし、シリーズとして安定を見せる最初の作品でもあると思います。
この第5作は、演出もマドンナ・節子(長山藍子)と同等にさくら(倍賞千恵子)を扱っていますし、物語の核となるのは父に死に別れた兄妹の愛ですね。前半展開されるエピソードもヤクザ渡世の虚しさに加えて、寅の境遇を澄雄(松山省二)にダブらせ、さらに寅とは全く正反対に地道に生きる力強さを蒸気機関車とオーバーラップして描きますし、やっと映画らしくなってきたかという印象を受けました。
また中盤以降のエピソードも、「愚兄賢妹」が物語の核にありますから、テレビシリーズのさくらであった長山藍子をあえてマドンナとして登場させるのも単に遊びだけとは言えないものもあります。また、恋敵・木村剛(井川比佐志)もテレビシリーズでは博役だったわけですが、堅実なキャラクター設定をそのままに、職業を前半のエピソードと繋げて機関士としているのも「ヤクザ渡世の虚しさ」に繋がります。
第3作、4作の出来が問題外に悪かっただけに、なんだか出来が非常に良いように映るんですが、一つの作品としてこれがやっと及第点のラインだと思いますね。前半のエピソードと後半を有機的に結びつけるものはまだまだ希薄ですし、何とか結びつきを付けたという程度だと思います。また、それらが集約されて爆発するはずのクライマックスは、寅とさくらの泣きの台詞ですませるなど、映画作品として決して良い出来とは思えません。
40点。
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さくら役がマドンナ?
投稿日:2006/09/02
レビュアー:ホワイト
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テレビシリーズから始まった「男はつらいよ」
テレビでは「さくら」役だった長山藍子がマドンナ。
寅さんは、豆腐屋に住み込むことになる。
やはり古い作品は良い役者の若い頃が見られて楽しい。
それは、名優、井川比佐志である。
井川さんが長山藍子といい仲であることを知らず、食事で一緒になる。ああ、寅さんのかわいそうなことと言ったら無い。
マンネリ化と言われる寅さんシリーズをその言葉通りにとってはいけない。安定した笑いと涙を提供してくれる素晴らしい作品であることは言うまでもない。
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TV版のさくらと映画のさくらが共演している作品
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第3作の森崎東監督、第4作の小林俊一を経て、この第5作で山田洋次監督が帰ってきました。シリーズ興行が益々高成績を収めてきたのを受けて、山田監督が何事かを期している熱気がキャスティングにも現れており、TV版の「男はつらいよ」でさくらを演じた長山藍子さん、ひろしを演じた井川比佐志さん、おばちゃんを演じた杉山とく子さんが、本作のマドンナとその恋人やその母親役としてゲスト出演しています。また、冒頭の夢でおいちゃんが亡くなったというシチュエーションからはじまり、つづくとらやでの騒動にまで発展してゆくシーンなどは渥美清さんもノリにノッテル!という感じで、江戸川の花火大会の夜に描かれた寅次郎の失恋の姿も見ごたえのある一本です。
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この頃、丸顔が更に丸顔の長山藍子さん。
まだまだこの時代、地方(北海道)では蒸気機関車(しかもD51)が走っていたんだね。
額に汗して働く姿はこの機関士役の松山省二?さん(昔よく見た俳優さん)の姿を見てからの事だろうが、意味を履き違える寅さんが滑稽で面白い。
終いには説教していたさくらまで諦めてしまう天然ぶり。この辺りの作品から男はつらいよ=山田洋次となったのか?何か一つ寅のキャラが確立されているように感じる。
TV時代にさくらだった長山藍子さんが今度はマドンナ?では配役に問題があるんでは?なんだけど・・・
このシリーズは同じ女優さんも何度も違う役でマドンナをやるからそこだけはがっかりするところだった。
全48作。48人くらいマドンナ役できる時の女優さんいたでしょう?同じ女優は同じ配役で再登場ならシリーズとしてOKなんだけど。リリーさんのように。
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渾身の1本――たぶん 4.5km地点
シリーズ5作目。山田洋次監督作品。やはり、山田監督は「ウマイ!」と感じさせてくれる一本だった。
“とらや”に帰って来た寅さんは、北海道の政吉親分が危篤だとの報を受ける。15年前に一方ならぬ世話になった恩人のために、舎弟の登を伴って札幌に飛ぶ寅さん。政吉親分は、話すこともままならない状態で寂れた病院の簡易ベッドに横たわっていた。寅さんは「息子に一目会いたい」という親分の最後の願いを叶えるべく、機関士をしている息子を探し出す。しかし、にべもなく拒まれてしまう。また、政吉親分も寅さんが奔走している間に亡くなり、浮き草稼業がほとほと嫌になった寅さんは、真面目に働くことを決意する。――というお話し。
何よりも政吉親分の成れの果てを容赦なく映し出すカメラがスゴイ。やせ細り、自分では涎を拭くことも出来ない老人の姿は、とてもファミリー映画のそれとは思えない。静かな怒りすら感じられる。それとは対照的に真面目に働く息子の象徴としてカメラは執拗に機関車を映し出す。愚直なほど力強い姿は、市井の人たちの生活そのものである。“寅さん”人気で映画化がなされて5作品目だ。ものの本によれば、本作品で終わりにするつもりだったらしい。だから、山田監督の演出は、寅さんへのアンチテーゼと普通の人たち=労働者への讃歌である。特にブルーカラーに対しては、優しいけれど、冷静な目線で見ている。盲目的に擁護はしない。だから、寅さんの性根についても否定しない。ラスト、舎弟の縁を切った登と再会した寅さんは、再び仁義を切る。その様子を映すカメラの何と優しいこと! まことに見事な演出だと思う。こう言っては何だが、森崎東さんや小林俊一さんより山田監督の方が一枚も二枚も上手である。
それは、マドンナ役への演出にも現れていて、ただ“寅さんが惚れるだけの美人”には、しない。女性の弱さやしたたかさをチラリと見せる。豆腐屋の娘として登場する長山藍子さんは、「どうして出て行っちゃったのかしら、寅さん」と呟いた時に不満げな冷たい目を見せる。これは脚本ではなく、山田監督の演出だろう。短いスカートの長山さんを、ややあおり気味に捉えたカメラも意図あってのことだと思われる。
「ずっと店を手伝いますよ」と宣言しておきながら、フラれた途端に黙って出て行ってしまう寅さんは身勝手な男にみえる。けれど、寅さんに店の仕事をさせて自分は結婚して高崎に行ってしまおうと算段する娘と母親のしたたかさ。かなりコワイ。
女の色香に騙されて豆腐屋にならなくて良かったね、寅さん。(失礼!)
カタギの世界であっても、魑魅魍魎は跋扈している。(笑) さまざまな柵もあって、上手に生きていくには処世術が必要だ。ヤクザなテキヤ稼業の方が、まだ簡単で素直な世界かも知れない。寅さんには、そう見えたに違いない。
さくらさんがキチンと登場して役割りを果たしているのが嬉しい。(笑)
山田監督が再登板して力量を発揮した一本。超オススメ!
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ユーザーレビュー
第5作
投稿日
2007/11/13
レビュアー
ケチケチ
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テレビシリーズのタイトルにもなりかけた「愚兄賢妹」と、「ヤクザ渡世の虚しさ」が中心となった第5作です。演出も山田洋次に戻り、この二つの柱はその後シリーズの型として展開することにもなりますし、シリーズとして安定を見せる最初の作品でもあると思います。
この第5作は、演出もマドンナ・節子(長山藍子)と同等にさくら(倍賞千恵子)を扱っていますし、物語の核となるのは父に死に別れた兄妹の愛ですね。前半展開されるエピソードもヤクザ渡世の虚しさに加えて、寅の境遇を澄雄(松山省二)にダブらせ、さらに寅とは全く正反対に地道に生きる力強さを蒸気機関車とオーバーラップして描きますし、やっと映画らしくなってきたかという印象を受けました。
また中盤以降のエピソードも、「愚兄賢妹」が物語の核にありますから、テレビシリーズのさくらであった長山藍子をあえてマドンナとして登場させるのも単に遊びだけとは言えないものもあります。また、恋敵・木村剛(井川比佐志)もテレビシリーズでは博役だったわけですが、堅実なキャラクター設定をそのままに、職業を前半のエピソードと繋げて機関士としているのも「ヤクザ渡世の虚しさ」に繋がります。
第3作、4作の出来が問題外に悪かっただけに、なんだか出来が非常に良いように映るんですが、一つの作品としてこれがやっと及第点のラインだと思いますね。前半のエピソードと後半を有機的に結びつけるものはまだまだ希薄ですし、何とか結びつきを付けたという程度だと思います。また、それらが集約されて爆発するはずのクライマックスは、寅とさくらの泣きの台詞ですませるなど、映画作品として決して良い出来とは思えません。
40点。
さくら役がマドンナ?
投稿日
2006/09/02
レビュアー
ホワイト
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テレビシリーズから始まった「男はつらいよ」
テレビでは「さくら」役だった長山藍子がマドンナ。
寅さんは、豆腐屋に住み込むことになる。
やはり古い作品は良い役者の若い頃が見られて楽しい。
それは、名優、井川比佐志である。
井川さんが長山藍子といい仲であることを知らず、食事で一緒になる。ああ、寅さんのかわいそうなことと言ったら無い。
マンネリ化と言われる寅さんシリーズをその言葉通りにとってはいけない。安定した笑いと涙を提供してくれる素晴らしい作品であることは言うまでもない。
TV版のさくらと映画のさくらが共演している作品
投稿日
2006/03/11
レビュアー
KUBOCHIN
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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第3作の森崎東監督、第4作の小林俊一を経て、この第5作で山田洋次監督が帰ってきました。シリーズ興行が益々高成績を収めてきたのを受けて、山田監督が何事かを期している熱気がキャスティングにも現れており、TV版の「男はつらいよ」でさくらを演じた長山藍子さん、ひろしを演じた井川比佐志さん、おばちゃんを演じた杉山とく子さんが、本作のマドンナとその恋人やその母親役としてゲスト出演しています。また、冒頭の夢でおいちゃんが亡くなったというシチュエーションからはじまり、つづくとらやでの騒動にまで発展してゆくシーンなどは渥美清さんもノリにノッテル!という感じで、江戸川の花火大会の夜に描かれた寅次郎の失恋の姿も見ごたえのある一本です。
この頃、丸顔が更に丸顔の長山藍子さん。
投稿日
2013/07/01
レビュアー
涼風マヨネーズ
まだまだこの時代、地方(北海道)では蒸気機関車(しかもD51)が走っていたんだね。
額に汗して働く姿はこの機関士役の松山省二?さん(昔よく見た俳優さん)の姿を見てからの事だろうが、意味を履き違える寅さんが滑稽で面白い。
終いには説教していたさくらまで諦めてしまう天然ぶり。この辺りの作品から男はつらいよ=山田洋次となったのか?何か一つ寅のキャラが確立されているように感じる。
TV時代にさくらだった長山藍子さんが今度はマドンナ?では配役に問題があるんでは?なんだけど・・・
このシリーズは同じ女優さんも何度も違う役でマドンナをやるからそこだけはがっかりするところだった。
全48作。48人くらいマドンナ役できる時の女優さんいたでしょう?同じ女優は同じ配役で再登場ならシリーズとしてOKなんだけど。リリーさんのように。
渾身の1本――たぶん 4.5km地点
投稿日
2012/03/06
レビュアー
みなさん(退会)
シリーズ5作目。山田洋次監督作品。やはり、山田監督は「ウマイ!」と感じさせてくれる一本だった。
“とらや”に帰って来た寅さんは、北海道の政吉親分が危篤だとの報を受ける。15年前に一方ならぬ世話になった恩人のために、舎弟の登を伴って札幌に飛ぶ寅さん。政吉親分は、話すこともままならない状態で寂れた病院の簡易ベッドに横たわっていた。寅さんは「息子に一目会いたい」という親分の最後の願いを叶えるべく、機関士をしている息子を探し出す。しかし、にべもなく拒まれてしまう。また、政吉親分も寅さんが奔走している間に亡くなり、浮き草稼業がほとほと嫌になった寅さんは、真面目に働くことを決意する。――というお話し。
何よりも政吉親分の成れの果てを容赦なく映し出すカメラがスゴイ。やせ細り、自分では涎を拭くことも出来ない老人の姿は、とてもファミリー映画のそれとは思えない。静かな怒りすら感じられる。それとは対照的に真面目に働く息子の象徴としてカメラは執拗に機関車を映し出す。愚直なほど力強い姿は、市井の人たちの生活そのものである。“寅さん”人気で映画化がなされて5作品目だ。ものの本によれば、本作品で終わりにするつもりだったらしい。だから、山田監督の演出は、寅さんへのアンチテーゼと普通の人たち=労働者への讃歌である。特にブルーカラーに対しては、優しいけれど、冷静な目線で見ている。盲目的に擁護はしない。だから、寅さんの性根についても否定しない。ラスト、舎弟の縁を切った登と再会した寅さんは、再び仁義を切る。その様子を映すカメラの何と優しいこと! まことに見事な演出だと思う。こう言っては何だが、森崎東さんや小林俊一さんより山田監督の方が一枚も二枚も上手である。
それは、マドンナ役への演出にも現れていて、ただ“寅さんが惚れるだけの美人”には、しない。女性の弱さやしたたかさをチラリと見せる。豆腐屋の娘として登場する長山藍子さんは、「どうして出て行っちゃったのかしら、寅さん」と呟いた時に不満げな冷たい目を見せる。これは脚本ではなく、山田監督の演出だろう。短いスカートの長山さんを、ややあおり気味に捉えたカメラも意図あってのことだと思われる。
「ずっと店を手伝いますよ」と宣言しておきながら、フラれた途端に黙って出て行ってしまう寅さんは身勝手な男にみえる。けれど、寅さんに店の仕事をさせて自分は結婚して高崎に行ってしまおうと算段する娘と母親のしたたかさ。かなりコワイ。
女の色香に騙されて豆腐屋にならなくて良かったね、寅さん。(失礼!)
カタギの世界であっても、魑魅魍魎は跋扈している。(笑) さまざまな柵もあって、上手に生きていくには処世術が必要だ。ヤクザなテキヤ稼業の方が、まだ簡単で素直な世界かも知れない。寅さんには、そう見えたに違いない。
さくらさんがキチンと登場して役割りを果たしているのが嬉しい。(笑)
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