男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】 / 渥美清
男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】
/山田洋次
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解説・ストーリー
人気シリーズ劇場版第7弾。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩む。ミヤコ蝶々が母親役で再登場、また田中邦衛が教師役で出演している。
人気シリーズ劇場版第7弾。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩む。ミヤコ蝶々が母親役で再登場、また田中邦衛が教師役で出演している。
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「男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
人気シリーズ劇場版第7弾。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩む。ミヤコ蝶々が母親役で再登場、また田中邦衛が教師役で出演している。
「男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】」 の作品情報
「男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】のシリーズ商品
男はつらいよ 奮闘篇
人気シリーズ劇場版第7弾。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩む。ミヤコ蝶々が母親役で再登場、また田中邦衛が教師役で出演している。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DA9507 |
2004年10月23日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚 |
2人 |
1人 |
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男はつらいよ 奮闘篇 HDリマスター版 【第7作】
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第7弾がデジタルリマスター版で復活。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩むが…。ミヤコ蝶々が寅の母親役で再び登場。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
92分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DB8507 |
2008年11月27日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚 |
0人 |
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男はつらいよ 奮闘篇 【第7作】のシリーズ商品
男はつらいよ 奮闘篇
作品詳細を開く
- 収録時間:
114分
- 字幕:
日本語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
DA9507
- レンタル開始日:
2004年10月23日
- 在庫枚数
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人気シリーズ劇場版第7弾。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩む。ミヤコ蝶々が母親役で再登場、また田中邦衛が教師役で出演している。
男はつらいよ 奮闘篇 HDリマスター版 【第7作】
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92分
- 字幕:
日本語英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
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- 記番:
DB8507
- レンタル開始日:
2008年11月27日
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2枚
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国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第7弾がデジタルリマスター版で復活。1年ぶりに生みの母親と再会した寅次郎は、沼津のラーメン屋で出会った少女から「あんたのお嫁になりたい」と言われて真剣に悩むが…。ミヤコ蝶々が寅の母親役で再び登場。
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ユーザーレビュー:11件
第7作
投稿日:2007/11/14
レビュアー:ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ちょっと頭は弱いが純真で可愛い少女・花子(榊原るみ)を守りたい寅さんの「奮闘篇」ってところですかね。
テーマ的には「自立」を意識していますが、物語が単純すぎて自立は単にモチーフと考えた方がいいのかもしれません。寅の母・菊(ミヤコ蝶々)を絡めてテーマを支えようとはしていますが、メインとなるストーリーが、花子を守る寅次郎、その気持ちが恋に変わり、しかし少女は帰るべきところへ帰って行ったと単純ですから、感動など欠片もありませんね。この作品から脚本に加わった朝間義隆の影響が大きいのかと思うのですが、ラスト付近の寅の自殺疑惑騒ぎも何なんでしょうね。もっとテーマに切り込まないと全く盛り上がりません。
演出面もプロローグとラスト付近の津軽の情景をドキュメンタリータッチで捉えていますが、なぜこんな事をするのかも良く分かりません。素朴に存在するもの、純粋なもの、それ故の自立、ってとこなんでしょうかね。しかし、ドラマ展開が伴っていませんから異質感のみが際立ってしまいます。
まあ、可愛い榊原るみが見られるので、それで良しとしてくださいという映画かな。
この後テレビドラマ「気になる嫁さん」のヒットだったんですね。
10点。
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守ってあげたい寅さんがせつない
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映画冒頭、雪残る越後の駅で集団就職で都会へ旅立とうとする少年達とその家族の風景は現地方々の真実の風景だそうですが、この物語に一本通っている「自立」というテーマを感じさせ、また、オチはつけるものの寅さんが彼らに語りかける言葉は胸を打ちます。
第2作に登場した生みの母、菊さんが三十年ぶりに柴又にやってきたり、その菊さんが宿泊する帝国ホテルで寅さんと喧嘩したり、「親の心、子知らず」「子の心、親知らず」という風景も面白うてやがて哀しき…物語運びになってます。当時新人の榊原るみさんがマドンナ花子を巧く演じられていたり、花子が津軽へ帰った後で、柴又にお里帰りしていた初代マドンナ冬子さんと寅がとらやの店先で繰り広げるコントのようなやり取りが最高に面白かったり、他にもいろいろ見所の多い佳作だと思います。
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日本の音――たぶん 6.3km地点
山田洋次監督の“音”の入れ方は、さりげなくて面白い。
絶妙なタイミングで鐘の音が響く。凧が風をきるブーンという音。風鈴がチリンと鳴り、さくらのサンダルの足音が聞こえる。生活の中にあふれる音を丹念に篩にかけて残った音をシンボライズして使っている。
だから、ほとんどの音は定番化しており、それぞれが映像とシンクロしている。「マンネリ!」と言われればその通りだが、毎回微妙に新しく感じるのは、私だけではあるまい。使い方が上手いのだ。
30年ぶりに柴又に帰って来た寅さんの実の母、お菊さん。派手に着飾って“とらや”にタクシーで乗り付けて来た。けれど、肝心の寅さんは旅の空。しばし、とらやの面々と近況を交わしてホテルに帰るが、入れ違うようにして寅さんが帰って来る。皆は折角だからとお母さんに会うように勧めるが、どうも気が乗らない寅さん。何とか、さくらさんに説得されて帝国ホテルに母親を訪ねたまでは良かったものの、甘え方を知らない寅さんはバタバタ暴れて不興をかってしまい、ついには喧嘩になってしまう。
再び旅の空に戻った寅さんは、ラーメン屋でひとりの少女、花子と出会う。知的障害を持つ彼女をほおっておけないのが、寅さん。面倒をみているうちに情が沸き、自分が守ってやらねばという衝動に突き動かされて行く。――というお話し。
ミヤコ蝶々さんが寅さんの実母役で2回目の出演。この方は「普段からこんな感じじゃないの?」と思わせる上手さ。甘えベタの寅さんに対して、子供への接し方が分からない母親役をさらりと好演していた。ホテルでの一幕は、渥美清さんとミヤコ蝶々さんでないと描けない場面だろう。
一方、今回マドンナを演じた榊原るみさんは、知的障害者という役柄を無理なく演じていた。難しかったろうと思う。ファミリー映画だからリアルで重い演技は相応しくないし、あまり軽妙に演じても「バカにしているのか!」と反感を買うだけだ。知的障害者の現状と周囲の反応を描く上で、花子というキャラクタをちゃんと演じる必要がある。そういう意味では、子役あがりで当時はアイドルのような存在だった榊原るみさんのキャスティングは、絶妙だと思う。不謹慎を承知で言わせて貰えれば、無防備な花子の発するエロティシズムは、榊原るみさんだからこそ、いやらしくなく表現出来ているのだと思う。今回も感心させられてしまった。
脚本も見事。田中邦衛さん演じる福士先生に連れられて故郷に戻った花子。寅さんが訪ねて行くが、どこかよそよそしく、柴又で寅さんが可愛がった花子ではない。故郷で福士先生に守られている彼女にとって、あれだけ頼りにしていた寅さんでさえ、見ず知らずの他人と同じになってしまう。この残酷さ。あどけない表情に隠された自我の怖さを描いている。ピュアであっても人と人が関わる以上、誰かが傷つく。脚本は肯定も否定もしない。寅さんは受け止めるだけ。よくよく考えてみれば、切ない物語だった。
山田洋次監督は、音で日本の生活を描いていたような気がする。正月、とらやの場面では、初詣客の雑踏に混じってお囃子が聞こえて来る。夏には寅さんが旅先で蝉の声を聞いていたりする。コミカルな音効も用いられてはいるが、何気ないカットの背景に流れている音が、私にはとても美しく聞こえる。小泉八雲が寅さん映画を観たら、きっと同じような感想を持ったに違いない。
オススメ!
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さすが寅さん
投稿日:2005/06/13
レビュアー:自転車のり
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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榊原るみの演じる花子は、ちょっと頭の弱い女の子ですが、取りようによっては、重くなってしまうストーリーを、さらりと物語にしてしまっているのは「さすが寅さん」と感じました。
シリーズ7作目ということで、寅さんパワーが全編にはじけていて、寅さんが躍動しています(晩年の寅さんに馴染んでしまっていた私には、やりすぎと感じる面もありましたが)。
また、先生役で登場する田中邦衛の若いこと…
数ある寅さんシリーズの中でも、私の一番好きな作品です。
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期待の新人榊原るみ!だって。
榊原るみさんが新人の頃の作品だが、シリーズでは今までとは違ったタイプのマドンナだ。
こういうタイプの女性が寅さんのような人と一緒になるとどんな生活をするんだろう?と考えさせられる。
人情ものの映画だけあって最後にはこの女性も人に守られて幸せな人生を送るというハートフルなストーリーなんだけど、
お兄ちゃんと一緒になるより田舎に帰ったほうがこの子は幸せになるんだとさくらに諭され、悲しい顔をする寅さんが切ない。
また、寅さんのお母さん再びの出演。さくらと寅さんは腹違いのためお母さんが違い、さくらと寅さんのお母さんのやり取りが面白い。
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ユーザーレビュー
第7作
投稿日
2007/11/14
レビュアー
ケチケチ
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ちょっと頭は弱いが純真で可愛い少女・花子(榊原るみ)を守りたい寅さんの「奮闘篇」ってところですかね。
テーマ的には「自立」を意識していますが、物語が単純すぎて自立は単にモチーフと考えた方がいいのかもしれません。寅の母・菊(ミヤコ蝶々)を絡めてテーマを支えようとはしていますが、メインとなるストーリーが、花子を守る寅次郎、その気持ちが恋に変わり、しかし少女は帰るべきところへ帰って行ったと単純ですから、感動など欠片もありませんね。この作品から脚本に加わった朝間義隆の影響が大きいのかと思うのですが、ラスト付近の寅の自殺疑惑騒ぎも何なんでしょうね。もっとテーマに切り込まないと全く盛り上がりません。
演出面もプロローグとラスト付近の津軽の情景をドキュメンタリータッチで捉えていますが、なぜこんな事をするのかも良く分かりません。素朴に存在するもの、純粋なもの、それ故の自立、ってとこなんでしょうかね。しかし、ドラマ展開が伴っていませんから異質感のみが際立ってしまいます。
まあ、可愛い榊原るみが見られるので、それで良しとしてくださいという映画かな。
この後テレビドラマ「気になる嫁さん」のヒットだったんですね。
10点。
守ってあげたい寅さんがせつない
投稿日
2006/03/11
レビュアー
KUBOCHIN
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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映画冒頭、雪残る越後の駅で集団就職で都会へ旅立とうとする少年達とその家族の風景は現地方々の真実の風景だそうですが、この物語に一本通っている「自立」というテーマを感じさせ、また、オチはつけるものの寅さんが彼らに語りかける言葉は胸を打ちます。
第2作に登場した生みの母、菊さんが三十年ぶりに柴又にやってきたり、その菊さんが宿泊する帝国ホテルで寅さんと喧嘩したり、「親の心、子知らず」「子の心、親知らず」という風景も面白うてやがて哀しき…物語運びになってます。当時新人の榊原るみさんがマドンナ花子を巧く演じられていたり、花子が津軽へ帰った後で、柴又にお里帰りしていた初代マドンナ冬子さんと寅がとらやの店先で繰り広げるコントのようなやり取りが最高に面白かったり、他にもいろいろ見所の多い佳作だと思います。
日本の音――たぶん 6.3km地点
投稿日
2012/03/18
レビュアー
みなさん(退会)
山田洋次監督の“音”の入れ方は、さりげなくて面白い。
絶妙なタイミングで鐘の音が響く。凧が風をきるブーンという音。風鈴がチリンと鳴り、さくらのサンダルの足音が聞こえる。生活の中にあふれる音を丹念に篩にかけて残った音をシンボライズして使っている。
だから、ほとんどの音は定番化しており、それぞれが映像とシンクロしている。「マンネリ!」と言われればその通りだが、毎回微妙に新しく感じるのは、私だけではあるまい。使い方が上手いのだ。
30年ぶりに柴又に帰って来た寅さんの実の母、お菊さん。派手に着飾って“とらや”にタクシーで乗り付けて来た。けれど、肝心の寅さんは旅の空。しばし、とらやの面々と近況を交わしてホテルに帰るが、入れ違うようにして寅さんが帰って来る。皆は折角だからとお母さんに会うように勧めるが、どうも気が乗らない寅さん。何とか、さくらさんに説得されて帝国ホテルに母親を訪ねたまでは良かったものの、甘え方を知らない寅さんはバタバタ暴れて不興をかってしまい、ついには喧嘩になってしまう。
再び旅の空に戻った寅さんは、ラーメン屋でひとりの少女、花子と出会う。知的障害を持つ彼女をほおっておけないのが、寅さん。面倒をみているうちに情が沸き、自分が守ってやらねばという衝動に突き動かされて行く。――というお話し。
ミヤコ蝶々さんが寅さんの実母役で2回目の出演。この方は「普段からこんな感じじゃないの?」と思わせる上手さ。甘えベタの寅さんに対して、子供への接し方が分からない母親役をさらりと好演していた。ホテルでの一幕は、渥美清さんとミヤコ蝶々さんでないと描けない場面だろう。
一方、今回マドンナを演じた榊原るみさんは、知的障害者という役柄を無理なく演じていた。難しかったろうと思う。ファミリー映画だからリアルで重い演技は相応しくないし、あまり軽妙に演じても「バカにしているのか!」と反感を買うだけだ。知的障害者の現状と周囲の反応を描く上で、花子というキャラクタをちゃんと演じる必要がある。そういう意味では、子役あがりで当時はアイドルのような存在だった榊原るみさんのキャスティングは、絶妙だと思う。不謹慎を承知で言わせて貰えれば、無防備な花子の発するエロティシズムは、榊原るみさんだからこそ、いやらしくなく表現出来ているのだと思う。今回も感心させられてしまった。
脚本も見事。田中邦衛さん演じる福士先生に連れられて故郷に戻った花子。寅さんが訪ねて行くが、どこかよそよそしく、柴又で寅さんが可愛がった花子ではない。故郷で福士先生に守られている彼女にとって、あれだけ頼りにしていた寅さんでさえ、見ず知らずの他人と同じになってしまう。この残酷さ。あどけない表情に隠された自我の怖さを描いている。ピュアであっても人と人が関わる以上、誰かが傷つく。脚本は肯定も否定もしない。寅さんは受け止めるだけ。よくよく考えてみれば、切ない物語だった。
山田洋次監督は、音で日本の生活を描いていたような気がする。正月、とらやの場面では、初詣客の雑踏に混じってお囃子が聞こえて来る。夏には寅さんが旅先で蝉の声を聞いていたりする。コミカルな音効も用いられてはいるが、何気ないカットの背景に流れている音が、私にはとても美しく聞こえる。小泉八雲が寅さん映画を観たら、きっと同じような感想を持ったに違いない。
オススメ!
さすが寅さん
投稿日
2005/06/13
レビュアー
自転車のり
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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榊原るみの演じる花子は、ちょっと頭の弱い女の子ですが、取りようによっては、重くなってしまうストーリーを、さらりと物語にしてしまっているのは「さすが寅さん」と感じました。
シリーズ7作目ということで、寅さんパワーが全編にはじけていて、寅さんが躍動しています(晩年の寅さんに馴染んでしまっていた私には、やりすぎと感じる面もありましたが)。
また、先生役で登場する田中邦衛の若いこと…
数ある寅さんシリーズの中でも、私の一番好きな作品です。
期待の新人榊原るみ!だって。
投稿日
2013/07/02
レビュアー
涼風マヨネーズ
榊原るみさんが新人の頃の作品だが、シリーズでは今までとは違ったタイプのマドンナだ。
こういうタイプの女性が寅さんのような人と一緒になるとどんな生活をするんだろう?と考えさせられる。
人情ものの映画だけあって最後にはこの女性も人に守られて幸せな人生を送るというハートフルなストーリーなんだけど、
お兄ちゃんと一緒になるより田舎に帰ったほうがこの子は幸せになるんだとさくらに諭され、悲しい顔をする寅さんが切ない。
また、寅さんのお母さん再びの出演。さくらと寅さんは腹違いのためお母さんが違い、さくらと寅さんのお母さんのやり取りが面白い。
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