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マドンナに八千草薫を迎え、寅次郎の恋愛教室といった趣のある人気シリーズ劇場版第10弾。死んだ香具師仲間の墓参りをして柴又へ戻った寅次郎だが、自分の部屋には大学教授が入り込んでいた。奇妙な三角関係にも注目の一編。
マドンナに八千草薫を迎え、寅次郎の恋愛教室といった趣のある人気シリーズ劇場版第10弾。死んだ香具師仲間の墓参りをして柴又へ戻った寅次郎だが、自分の部屋には大学教授が入り込んでいた。奇妙な三角関係にも注目の一編。
製作年: |
1972年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
マドンナに八千草薫を迎え、寅次郎の恋愛教室といった趣のある人気シリーズ劇場版第10弾。死んだ香具師仲間の墓参りをして柴又へ戻った寅次郎だが、自分の部屋には大学教授が入り込んでいた。奇妙な三角関係にも注目の一編。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
98分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9510 | 2004年10月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第10弾がデジタルリマスター版で復活。死んだ香具師仲間の墓参りをして柴又へ戻った寅次郎だが、自分の部屋に見知らぬ大学教授が居座っていた。むくれる彼の下に、幼馴染みの女性が美しい姿で現れ…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
98分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8510 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
4枚 | 0人 | 1人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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この作品で初めて寅さんの恋敵らしい恋敵が登場します。今までも恋敵の登場はありますが、一方的に寅の敗北が決めつけられている恋敵で、そこにはドラマとしての葛藤は無かったんですよね。
恋敵は御前様の甥で大学の助教授・岡倉(米倉斉加年)で、寅とは正反対のインテリ中のインテリ。二人が寅の幼馴染みである千代(八千草薫)を巡っての三角関係の構図を成しますが、二人とも不器用な一面をさらけ出し、一歩踏み出し歩み出すことが出来ません。
さて、ドラマの展開は、前半の30分は前作「柴又慕情」同様に、テレビバラエティよろしくのドタバタ喜劇と薄っぺらな浪花節が展開されウンザリなんですが、信州の旧家の奥様(田中絹代)が登場するシーンで謎が掛けられ、ドラマが動き出します。前半のトーンとは異質でもあり、名優が演じる重みを重視したこのシーンは、作品の最後まで脳裏に残る役割を果たします。寅の「夢枕」に立つものは、ヤクザ渡世の成れの果てなんでしょうか。
実はこの作品、非情に説教臭いテーマを含んだ作品じゃないかと思います。
劇中、岡倉(米倉斉加年)の台詞に、『4次元空間を通過するボール。それは串刺し団子のように連続して見える。』というのがありますが、マドンナに対して一歩も踏み出すことが出来ない寅は、このボールのように動き出すことが出来ない静止した存在で、動き出さない限りその先の連続を永遠に見ることが出来ません。今、そして一歩先の次元があるからこそ、遠い夢の先も存在するわけで、動き出すことが出来ない不器用さが非情に虚しさを感じさせます。一歩踏み出したことで、結婚に失敗し、子供に後ろ髪を引かれる思いの千代でも、一歩動いたからこその今が存在しているわけですし、今またさらに未来へ動き出そうとしているんですよね。もし寅が一歩動き出したなら、その先はヤクザ渡世の成れの果てとは違った未来が開けていたのかもしれません。動き出さないことを肯定も否定もしませんが、はたして今現在寅の夢枕に立つものは何なんでしょうか。
しかし、こういう構成ってどうなんでしょうね。映画としてはこんな構成も有りだとは思いますが、娯楽作品としては肩が凝りますし、非情に説教臭いです。岡倉(米倉斉加年)の狂言回しのインテリの設定も、いかにも東大法学部卒のインテリ中のインテリである山田洋次が作り出した"庶民に近づけるためのキャラクターであるインテリ"という感がありますし、東大を舞台としたシーンの端々にも、彼が庶民を見る目線が感じられ心地よいものではありませんでした。
もちろん表面的にはいつもの「男はつらいよ」のトーンが醸し出され差し障りはないのですが、前半に30分もの時間を費やすように、物語の表面の起伏を成す波が大きすぎて、中心部へのアプローチが弱いんですよね。
中身スカスカの前作「柴又慕情」のような映画も困りものですが、この作品も表面だけしか見なければスカスカの映画です。そして中身に到達するには大きな空間が横たわるというのも、娯楽作品としては失敗じゃないかと思います。
30点。
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夢のシーン。セピアのカフェ風景も粋な「マカオの寅」で始まる本作は、恐らく観た人の記憶に強く残ることでしょう。
主題歌のあと、柴又題教寺門前に帰還した寅さんを迎えるのは「バカみたいに遊んでばっかいると寅さんみたいになっちゃうんだよ」という近所の主婦の子供への叱責。おまけに門には源公の落書き「トラのバカ」が…。イジケた寅さんは朝日印刷の工場内まで入り込んで博さんにあたる。寅さんの単純さと複雑さがよく出たここまでのシーン中、「お転婆のさっちゃん」と呼ばれる娘さんが金襴緞子高島田の花嫁衣裳でとらやの店先に立ちますが、この女性は本作公開と同年1972年に源公こと佐藤蛾次郎さんと結婚された元新劇女優さん、つまり当時本当に新婚だった蛾次郎夫人の和子さんです。この時の撮影所では山田監督の粋なはからいで蛾次郎夫妻は晴れ姿で記念写真を撮ったとか。
旅先であらわれる舎弟の登も、テキヤをしている登さんとしては本作が最後の出演で(ホントの最後は堅気になってます)、信濃の農家で寅さんにご馳走する奥さんを田中絹代さんが演じてこれも味わい深いシーンになっています)。
その後の寅さんの嫁さん探しが引き起こす騒動、メインとなる寅さんとマドンナお千代坊と東大助教授岡倉(米倉斉加年)の三者がからむ恋模様も秀逸です。米倉斉加年さんはこの後もシリーズに何度も出られるようになります。
そしてなにより凄いのは寅さんがはじめてマドンナから正式?に惚れられ、告白されるというシーンがあることですね。八千草薫さん演じるお千代坊の優しい口調が印象的な作品でした。
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ユーザーレビュー:10件
投稿日
2007/11/16
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
この作品で初めて寅さんの恋敵らしい恋敵が登場します。今までも恋敵の登場はありますが、一方的に寅の敗北が決めつけられている恋敵で、そこにはドラマとしての葛藤は無かったんですよね。
恋敵は御前様の甥で大学の助教授・岡倉(米倉斉加年)で、寅とは正反対のインテリ中のインテリ。二人が寅の幼馴染みである千代(八千草薫)を巡っての三角関係の構図を成しますが、二人とも不器用な一面をさらけ出し、一歩踏み出し歩み出すことが出来ません。
さて、ドラマの展開は、前半の30分は前作「柴又慕情」同様に、テレビバラエティよろしくのドタバタ喜劇と薄っぺらな浪花節が展開されウンザリなんですが、信州の旧家の奥様(田中絹代)が登場するシーンで謎が掛けられ、ドラマが動き出します。前半のトーンとは異質でもあり、名優が演じる重みを重視したこのシーンは、作品の最後まで脳裏に残る役割を果たします。寅の「夢枕」に立つものは、ヤクザ渡世の成れの果てなんでしょうか。
実はこの作品、非情に説教臭いテーマを含んだ作品じゃないかと思います。
劇中、岡倉(米倉斉加年)の台詞に、『4次元空間を通過するボール。それは串刺し団子のように連続して見える。』というのがありますが、マドンナに対して一歩も踏み出すことが出来ない寅は、このボールのように動き出すことが出来ない静止した存在で、動き出さない限りその先の連続を永遠に見ることが出来ません。今、そして一歩先の次元があるからこそ、遠い夢の先も存在するわけで、動き出すことが出来ない不器用さが非情に虚しさを感じさせます。一歩踏み出したことで、結婚に失敗し、子供に後ろ髪を引かれる思いの千代でも、一歩動いたからこその今が存在しているわけですし、今またさらに未来へ動き出そうとしているんですよね。もし寅が一歩動き出したなら、その先はヤクザ渡世の成れの果てとは違った未来が開けていたのかもしれません。動き出さないことを肯定も否定もしませんが、はたして今現在寅の夢枕に立つものは何なんでしょうか。
しかし、こういう構成ってどうなんでしょうね。映画としてはこんな構成も有りだとは思いますが、娯楽作品としては肩が凝りますし、非情に説教臭いです。岡倉(米倉斉加年)の狂言回しのインテリの設定も、いかにも東大法学部卒のインテリ中のインテリである山田洋次が作り出した"庶民に近づけるためのキャラクターであるインテリ"という感がありますし、東大を舞台としたシーンの端々にも、彼が庶民を見る目線が感じられ心地よいものではありませんでした。
もちろん表面的にはいつもの「男はつらいよ」のトーンが醸し出され差し障りはないのですが、前半に30分もの時間を費やすように、物語の表面の起伏を成す波が大きすぎて、中心部へのアプローチが弱いんですよね。
中身スカスカの前作「柴又慕情」のような映画も困りものですが、この作品も表面だけしか見なければスカスカの映画です。そして中身に到達するには大きな空間が横たわるというのも、娯楽作品としては失敗じゃないかと思います。
30点。
投稿日
2006/04/14
レビュアー
KUBOCHIN※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
夢のシーン。セピアのカフェ風景も粋な「マカオの寅」で始まる本作は、恐らく観た人の記憶に強く残ることでしょう。
主題歌のあと、柴又題教寺門前に帰還した寅さんを迎えるのは「バカみたいに遊んでばっかいると寅さんみたいになっちゃうんだよ」という近所の主婦の子供への叱責。おまけに門には源公の落書き「トラのバカ」が…。イジケた寅さんは朝日印刷の工場内まで入り込んで博さんにあたる。寅さんの単純さと複雑さがよく出たここまでのシーン中、「お転婆のさっちゃん」と呼ばれる娘さんが金襴緞子高島田の花嫁衣裳でとらやの店先に立ちますが、この女性は本作公開と同年1972年に源公こと佐藤蛾次郎さんと結婚された元新劇女優さん、つまり当時本当に新婚だった蛾次郎夫人の和子さんです。この時の撮影所では山田監督の粋なはからいで蛾次郎夫妻は晴れ姿で記念写真を撮ったとか。
旅先であらわれる舎弟の登も、テキヤをしている登さんとしては本作が最後の出演で(ホントの最後は堅気になってます)、信濃の農家で寅さんにご馳走する奥さんを田中絹代さんが演じてこれも味わい深いシーンになっています)。
その後の寅さんの嫁さん探しが引き起こす騒動、メインとなる寅さんとマドンナお千代坊と東大助教授岡倉(米倉斉加年)の三者がからむ恋模様も秀逸です。米倉斉加年さんはこの後もシリーズに何度も出られるようになります。
そしてなにより凄いのは寅さんがはじめてマドンナから正式?に惚れられ、告白されるというシーンがあることですね。八千草薫さん演じるお千代坊の優しい口調が印象的な作品でした。
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男はつらいよ 寅次郎夢枕 【第10作】