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男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】 / 渥美清
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】
/山田洋次
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(13)
解説・ストーリー
電気工の青年と仲良くなった寅次郎。青年が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲をとりもつ指南役を買って出るが、失恋専門の寅次郎のこと、万事裏目に出て青年は失恋してしまう。一方、寅次郎は彼女の美しい姉に一目惚れして…。
電気工の青年と仲良くなった寅次郎。青年が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲をとりもつ指南役を買って出るが、失恋専門の寅次郎のこと、万事裏目に出て青年は失恋してしまう。一方、寅次郎は彼女の美しい姉に一目惚れして…。
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「男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
電気工の青年と仲良くなった寅次郎。青年が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲をとりもつ指南役を買って出るが、失恋専門の寅次郎のこと、万事裏目に出て青年は失恋してしまう。一方、寅次郎は彼女の美しい姉に一目惚れして…。
「男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】」 の作品情報
「男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】」 のシリーズ作品
最新巻情報
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
電気工の青年と仲良くなった寅次郎。青年が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲をとりもつ指南役を買って出るが、失恋専門の寅次郎のこと、万事裏目に出て青年は失恋してしまう。一方、寅次郎は彼女の美しい姉に一目惚れして…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
95分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DA9520 |
2004年11月25日 |
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1位登録者: |
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3枚 |
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男はつらいよ 寅次郎頑張れ! HDリマスター版 【第20作】
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第20弾がデジタルリマスター版で復活。電気工の青年と仲良くなった寅次郎は、彼が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲を取り持つ役を買って出る。しかし、寅次郎はそんな彼女の美しい姉に一目惚れして…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
95分 |
日本語英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DB8520 |
2008年11月27日 |
在庫枚数 |
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男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 【第20作】のシリーズ商品
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
作品詳細を開く
- 収録時間:
95分
- 字幕:
日本語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
- レイティング:
- 記番:
DA9520
- レンタル開始日:
2004年11月25日
- 在庫枚数
3枚
- 1位登録者:
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電気工の青年と仲良くなった寅次郎。青年が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲をとりもつ指南役を買って出るが、失恋専門の寅次郎のこと、万事裏目に出て青年は失恋してしまう。一方、寅次郎は彼女の美しい姉に一目惚れして…。
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! HDリマスター版 【第20作】
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- 収録時間:
95分
- 字幕:
日本語英語
- 音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド)
- レイティング:
- 記番:
DB8520
- レンタル開始日:
2008年11月27日
- 在庫枚数
1枚
- 1位登録者:
0人
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国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第20弾がデジタルリマスター版で復活。電気工の青年と仲良くなった寅次郎は、彼が想いを寄せる食堂のウエイトレスとの仲を取り持つ役を買って出る。しかし、寅次郎はそんな彼女の美しい姉に一目惚れして…。
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ユーザーレビュー:13件
第20作
投稿日:2007/11/22
レビュアー:ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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予告編では「第20作記念」と謳ってますが、同年公開の「幸福の黄色いハンカチ」に時間を取られたせいなのか、内容は薄い作品ですね。
失速する日本経済を映してか、「押し売り」「自殺」など暗い影も描写されます。もっとも、とらや2階の爆発というスペクタクルな落ちに落ち着くわけですけど。
作品の内容は、「頑張れ!」のサブタイトルが表すごとく、「日本に対する応援歌」。さらにはこのシリーズ、もう一つおまけに寅に対する応援歌というところでしょうか。
物語前半は、この当時の青春ドラマの顔であった良介(中村雅俊)と、幸子(大竹しのぶ)の恋を取り持つ寅という展開で、「応援」を意識させますし、テレビドラマで名を売った中村雅俊の起用で、このシリーズにも新しい息吹を吹き込もうとする「応援」でしょうかね。しかしこの芝居がどうしようもないですし、そもそも人物を描く脚本に厚みがありませんから、テレビドラマよろしくの安っぽい恋愛メロドラマにしかならないんですね。
そんな展開に時間を取られ、本筋のマドンナ・藤子(藤村志保)と寅の恋愛描写にはドラマらしいドラマは展開されません。かなり穿った見方をすれば、ドラマが展開されないと言うところに本作の意図があるのかもしれませんね。寅のふられ方は、「男として全く意識してもらえなかった」という、ある意味ではこれ以上ない残酷なふられ方なんですよね。これに対する観客の同情を誘うという狙いがあるのかもしれませんし、それが「応援」にも繋がり、シリーズとしての寅の描写を初心に返すリセットという役割もあるのかもしれません。まあ、これも「そんな見方も出来るのかな?」という程度で、ドラマが希薄なのは観ていて面白いもんじゃありませんね。
本作は「日本に対する応援歌」という意図が大きいのか、舞台となる長崎県の平戸を捉える情景も意識していますし、ラストシークエンスはとらやの雪景色と、日本を美化した捉え方をしようとしています。「シューベルトの菩提樹」がちらりと挿入されたり、ラストシーンのお馴染み旅回りの一座が「ああ無情」であったりするのも、そのあたりへの結び付けではないかと思います。
なんとなく狙いは感じられますが、失敗したなという印象が強い作品ですね。
20点。
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冬の旅 から
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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本作の見所。
1.いつものオープニングの夢のシーンでとらやの面々がお金持ちになって登場。おばちゃんとおいちゃんの富豪姿が愉快です。旅回坂東鶴八郎一座の座長(吉田義夫さん)と大空小百合(岡本茉莉さん)もこのオープニングと、作品のラストに再登場。
2.本作では寅さんが青年ワットくんに幸子さんへの恋の指南役となる。出会いで寅さんを押し売りと間違えたワット君とのひと騒動の流れでは狭い帝釈天参道にパトカーが登場したり、パチンコ屋で玉の出ない寅さんの右横の台で「TV番男はつらいよのおばちゃん役」だった杉山とくこさんがジャンジャン玉を出してます。
3.ワット君の自殺騒ぎではとらやの2階が大爆発。山田組の特殊撮影(?)がんばってます。
4.ワット君の故郷平戸島の景色がすばらしい。そして平戸で暮らす姉役の藤村志保さんの美しさ。まさに日本美人って言葉がぴったり。神父役の桜井センリさんら松浦の景色の中で暮らす人々を演じる俳優の方々もイイ味わいを出されてます。
5.予告篇のタイトル「20作 記念作品」という文字に山田組の力の入れ具合いが期待できて微笑ましい本作に良くあっています。終盤とらやでの宴会で幸子の叔父が歌うシューベルトの菩提樹、とてもイイです。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
全く不釣合な中村雅俊と大竹しのぶ。
当時はどうだったのか?全く釣り合いが取れない中村雅俊さんと大竹しのぶさんが恋をする?話。
このシリーズで数組が本当にご結婚なさっているが、この二人はありえない。中村雅俊のイメージが良すぎるからだろう。
さんまさんが未練たらたらで毎週必ず大竹しのぶ、大竹しのぶとどの番組のときも名前を出していて、聞く度痛々しく思う。
そんなカップルからこの映画のカップルは想像できない。
また、不思議な人物藤村志保さん。この方はそんなにお綺麗だとは思わないが、何故か色気はある。(悪名の時もそう思った。)
記憶にない女優さんなんだけど今でも何かに出ていらっしゃるんだろうか?
藤村志保さんと中村雅俊さんの姉弟も誰が考えて出演が決まったのか?全く姉弟とは思えない二人。
少し無理を感じたこの作品でした。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
プレオープニング――たぶん 18.0km地点
スティーブン・スピルバーグ監督の『JAWS』が公開されたのは1975年12月だった。その翌年の夏、寅さん映画17作目『寅次郎夕焼け小焼け』が製作されたが、プレオープニングは『JAWS』だった。おいちゃん、おばちゃんを喰い殺した巨大なサメを追う執念の男を寅さんが夢の中で演じる。口ひげをたくわえた横顔を見て、「ロバート・ショーに似ているなぁ」と思った。寅さんの四角い顔は、よく笑いのネタにされるが、よくよく見ると男っぽい顔立ちだ。もともと立ち姿が美しいから、ワイルドな男を演じたら面白かったかも知れない。――ところで、寅さんは『JAWS』を観たのだろうか?
続く18作目『寅次郎純情詩集』では、寅さんはボギーよろしく『カサブランカ』を気取って登場する。この頃、ハンフリー・ボガート没後20年に合わせてボギー主演作品が、よく劇場にかかっていた。『カサブランカ』や『マルタの鷹』を岩波ホールで観たような気がする。(笑) 日本未公開だった『大いなる別れ』が公開されたのも、丁度この頃ではなかったか。日劇文化で観たのが遠い昔のようだ。
そして、前作『寅次郎と殿様』は『鞍馬天狗』。プレオープニングにパロディ路線が定着する。思い返してみれば、70年代半ば、映画界ではパロディ映画が花盛りだった。メル・ブルックス監督の『ヤング・フランケンシュタイン』や『ブレイジング・サドル』『サイレント・ムービー』が続々と封切られた。ニール・サイモンの『名探偵登場』もその系統かも知れない。しかし、程なくして『フライング・ハイ』といったナンセンス路線へとシフトして行く。これはこれで「アリだな」とは思うが、以来、大人の鑑賞にたえるパロディ映画がなくなってしまったことは残念である。
そして、本作品である。寅さんは、とらやも朝日印刷も成功してお金持ちになった夢を見る。何やら現実っぽくて貧しさが感じられる夢だ。
パロディはエンターテイメントだから、それ自体に貧しさや豊さを感じさせる要素はない。ところが、本作品では、その路線を外れて、“お金持ちになりたい”という極めて現実的な夢を見る。生活感まる出しの描写は、山田洋次監督の真骨頂ではあるが、明らかに方向転換だ。お金持ちにならなくても豊かな生活を送れる時代=バブル期が間近に近づいていることを予感させる仕上がりだった。なかなか興味深い。(笑)
物語は、中村雅俊さんが演じる“ワットくん”が、久しぶりに“とらや”に帰って来た寅さんを押し売りと間違えて大騒動になるところから始まる。とらやに仮住まいしていたワットくんだったが、責任を感じて出て行ってしまう。さくらに諭されて連れ戻しに行った寅さんは、純朴なワットくんと意気投合。然も、ワットくんが行きつけの食堂の若い店員(大竹しのぶさん)に惚れていることを察したものだから、さぁ大変。寅さんは恋愛指南を申し出る。けれど、そんなのが上手く行くわけがない。失恋したと勘違いしたワットくんがガス自殺を図って失敗。とらやの2階がガス爆発で吹き飛んでしまう。――というお話し。
寅さんの初めての恋愛指南役として位置づけられる作品だが、個人的には納得のいかない部分が多々あって評価は低い。
あれだけ“とらや”に迷惑をかけたのに、ワットくんのお姉さん(藤村志保さん)が直ぐに車家に謝りに行かないことの不思議さ。自殺の上にガス爆発? 初めて観た時は「何をおいても頭を下げに行くべきだろう」と子供ながらに思った。(笑) ましてや本人は何の責任もとらずに平戸に帰ってしまうなんて……。とらやの面々も責めるでもなく、平然としていることが納得行かなかった。
本シリーズで登場人物の感情の流れが理解出来なかったのは、これが初めてだった。いま観ても納得出来ない。何だか、寅さんを平戸に行かせるためにストーリーをねじ曲げたようにしか思えなかった。邪推だが、寅さんが惚れるマドンナが登場しないのはマズイと考えたのではなかろうか。それくらい、本作品のマドンナは影が薄かった。(それは藤村志保さんのせいではありませんので、念のため)
正直、中村雅俊さんはミスキャスト。――とは言わないが、不似合いだったような気がする。整合性に欠ける脚本のせいもあるが、思いつめて自殺を図るような社会性の欠如した人間には見えない。山田監督はコミカルな演出と勢いで押し切ってはいるが、プレオープニングの内容を鑑みると、もう少ししっとりした作品を目指していたような気がする。だからこそ『寅次郎頑張れ!』なのだと思う。
作品としては、ちょっと“難あり”だが、いまと変わらない大竹しのぶさんを見ることが出来ます。(笑) オススメ!
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
寅さんシリ−ズ最大のアクション大作
ワット君(中村雅敏)と幸子さん(大竹しのぶ)の、恋愛劇は
過剰な程の展開を見せて、どう云う具合に結ぶのか、
冷や冷やしましたたが、「・・・全員集合」風のドタバタで、
終わらせなかったのは、皆さん「名優」ばかりで、
監督の思い通りに収録が進んだからでしょう。
マドンナ(藤村志保)との出会いと別れはやや迫力不足でしたが、
この回に限っては監督さんが「アクション」にこだわったのでは?
と、思わせる一遍でありました。
流石、”20作記念作品です。
少し、馬鹿馬鹿しいけど「寅さんシリ−ズ最大のアクション大作」
と、私は賛辞しています。
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ユーザーレビュー
第20作
投稿日
2007/11/22
レビュアー
ケチケチ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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予告編では「第20作記念」と謳ってますが、同年公開の「幸福の黄色いハンカチ」に時間を取られたせいなのか、内容は薄い作品ですね。
失速する日本経済を映してか、「押し売り」「自殺」など暗い影も描写されます。もっとも、とらや2階の爆発というスペクタクルな落ちに落ち着くわけですけど。
作品の内容は、「頑張れ!」のサブタイトルが表すごとく、「日本に対する応援歌」。さらにはこのシリーズ、もう一つおまけに寅に対する応援歌というところでしょうか。
物語前半は、この当時の青春ドラマの顔であった良介(中村雅俊)と、幸子(大竹しのぶ)の恋を取り持つ寅という展開で、「応援」を意識させますし、テレビドラマで名を売った中村雅俊の起用で、このシリーズにも新しい息吹を吹き込もうとする「応援」でしょうかね。しかしこの芝居がどうしようもないですし、そもそも人物を描く脚本に厚みがありませんから、テレビドラマよろしくの安っぽい恋愛メロドラマにしかならないんですね。
そんな展開に時間を取られ、本筋のマドンナ・藤子(藤村志保)と寅の恋愛描写にはドラマらしいドラマは展開されません。かなり穿った見方をすれば、ドラマが展開されないと言うところに本作の意図があるのかもしれませんね。寅のふられ方は、「男として全く意識してもらえなかった」という、ある意味ではこれ以上ない残酷なふられ方なんですよね。これに対する観客の同情を誘うという狙いがあるのかもしれませんし、それが「応援」にも繋がり、シリーズとしての寅の描写を初心に返すリセットという役割もあるのかもしれません。まあ、これも「そんな見方も出来るのかな?」という程度で、ドラマが希薄なのは観ていて面白いもんじゃありませんね。
本作は「日本に対する応援歌」という意図が大きいのか、舞台となる長崎県の平戸を捉える情景も意識していますし、ラストシークエンスはとらやの雪景色と、日本を美化した捉え方をしようとしています。「シューベルトの菩提樹」がちらりと挿入されたり、ラストシーンのお馴染み旅回りの一座が「ああ無情」であったりするのも、そのあたりへの結び付けではないかと思います。
なんとなく狙いは感じられますが、失敗したなという印象が強い作品ですね。
20点。
冬の旅 から
投稿日
2006/04/23
レビュアー
KUBOCHIN
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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本作の見所。
1.いつものオープニングの夢のシーンでとらやの面々がお金持ちになって登場。おばちゃんとおいちゃんの富豪姿が愉快です。旅回坂東鶴八郎一座の座長(吉田義夫さん)と大空小百合(岡本茉莉さん)もこのオープニングと、作品のラストに再登場。
2.本作では寅さんが青年ワットくんに幸子さんへの恋の指南役となる。出会いで寅さんを押し売りと間違えたワット君とのひと騒動の流れでは狭い帝釈天参道にパトカーが登場したり、パチンコ屋で玉の出ない寅さんの右横の台で「TV番男はつらいよのおばちゃん役」だった杉山とくこさんがジャンジャン玉を出してます。
3.ワット君の自殺騒ぎではとらやの2階が大爆発。山田組の特殊撮影(?)がんばってます。
4.ワット君の故郷平戸島の景色がすばらしい。そして平戸で暮らす姉役の藤村志保さんの美しさ。まさに日本美人って言葉がぴったり。神父役の桜井センリさんら松浦の景色の中で暮らす人々を演じる俳優の方々もイイ味わいを出されてます。
5.予告篇のタイトル「20作 記念作品」という文字に山田組の力の入れ具合いが期待できて微笑ましい本作に良くあっています。終盤とらやでの宴会で幸子の叔父が歌うシューベルトの菩提樹、とてもイイです。
全く不釣合な中村雅俊と大竹しのぶ。
投稿日
2013/07/19
レビュアー
涼風マヨネーズ
当時はどうだったのか?全く釣り合いが取れない中村雅俊さんと大竹しのぶさんが恋をする?話。
このシリーズで数組が本当にご結婚なさっているが、この二人はありえない。中村雅俊のイメージが良すぎるからだろう。
さんまさんが未練たらたらで毎週必ず大竹しのぶ、大竹しのぶとどの番組のときも名前を出していて、聞く度痛々しく思う。
そんなカップルからこの映画のカップルは想像できない。
また、不思議な人物藤村志保さん。この方はそんなにお綺麗だとは思わないが、何故か色気はある。(悪名の時もそう思った。)
記憶にない女優さんなんだけど今でも何かに出ていらっしゃるんだろうか?
藤村志保さんと中村雅俊さんの姉弟も誰が考えて出演が決まったのか?全く姉弟とは思えない二人。
少し無理を感じたこの作品でした。
プレオープニング――たぶん 18.0km地点
投稿日
2012/05/26
レビュアー
みなさん(退会)
スティーブン・スピルバーグ監督の『JAWS』が公開されたのは1975年12月だった。その翌年の夏、寅さん映画17作目『寅次郎夕焼け小焼け』が製作されたが、プレオープニングは『JAWS』だった。おいちゃん、おばちゃんを喰い殺した巨大なサメを追う執念の男を寅さんが夢の中で演じる。口ひげをたくわえた横顔を見て、「ロバート・ショーに似ているなぁ」と思った。寅さんの四角い顔は、よく笑いのネタにされるが、よくよく見ると男っぽい顔立ちだ。もともと立ち姿が美しいから、ワイルドな男を演じたら面白かったかも知れない。――ところで、寅さんは『JAWS』を観たのだろうか?
続く18作目『寅次郎純情詩集』では、寅さんはボギーよろしく『カサブランカ』を気取って登場する。この頃、ハンフリー・ボガート没後20年に合わせてボギー主演作品が、よく劇場にかかっていた。『カサブランカ』や『マルタの鷹』を岩波ホールで観たような気がする。(笑) 日本未公開だった『大いなる別れ』が公開されたのも、丁度この頃ではなかったか。日劇文化で観たのが遠い昔のようだ。
そして、前作『寅次郎と殿様』は『鞍馬天狗』。プレオープニングにパロディ路線が定着する。思い返してみれば、70年代半ば、映画界ではパロディ映画が花盛りだった。メル・ブルックス監督の『ヤング・フランケンシュタイン』や『ブレイジング・サドル』『サイレント・ムービー』が続々と封切られた。ニール・サイモンの『名探偵登場』もその系統かも知れない。しかし、程なくして『フライング・ハイ』といったナンセンス路線へとシフトして行く。これはこれで「アリだな」とは思うが、以来、大人の鑑賞にたえるパロディ映画がなくなってしまったことは残念である。
そして、本作品である。寅さんは、とらやも朝日印刷も成功してお金持ちになった夢を見る。何やら現実っぽくて貧しさが感じられる夢だ。
パロディはエンターテイメントだから、それ自体に貧しさや豊さを感じさせる要素はない。ところが、本作品では、その路線を外れて、“お金持ちになりたい”という極めて現実的な夢を見る。生活感まる出しの描写は、山田洋次監督の真骨頂ではあるが、明らかに方向転換だ。お金持ちにならなくても豊かな生活を送れる時代=バブル期が間近に近づいていることを予感させる仕上がりだった。なかなか興味深い。(笑)
物語は、中村雅俊さんが演じる“ワットくん”が、久しぶりに“とらや”に帰って来た寅さんを押し売りと間違えて大騒動になるところから始まる。とらやに仮住まいしていたワットくんだったが、責任を感じて出て行ってしまう。さくらに諭されて連れ戻しに行った寅さんは、純朴なワットくんと意気投合。然も、ワットくんが行きつけの食堂の若い店員(大竹しのぶさん)に惚れていることを察したものだから、さぁ大変。寅さんは恋愛指南を申し出る。けれど、そんなのが上手く行くわけがない。失恋したと勘違いしたワットくんがガス自殺を図って失敗。とらやの2階がガス爆発で吹き飛んでしまう。――というお話し。
寅さんの初めての恋愛指南役として位置づけられる作品だが、個人的には納得のいかない部分が多々あって評価は低い。
あれだけ“とらや”に迷惑をかけたのに、ワットくんのお姉さん(藤村志保さん)が直ぐに車家に謝りに行かないことの不思議さ。自殺の上にガス爆発? 初めて観た時は「何をおいても頭を下げに行くべきだろう」と子供ながらに思った。(笑) ましてや本人は何の責任もとらずに平戸に帰ってしまうなんて……。とらやの面々も責めるでもなく、平然としていることが納得行かなかった。
本シリーズで登場人物の感情の流れが理解出来なかったのは、これが初めてだった。いま観ても納得出来ない。何だか、寅さんを平戸に行かせるためにストーリーをねじ曲げたようにしか思えなかった。邪推だが、寅さんが惚れるマドンナが登場しないのはマズイと考えたのではなかろうか。それくらい、本作品のマドンナは影が薄かった。(それは藤村志保さんのせいではありませんので、念のため)
正直、中村雅俊さんはミスキャスト。――とは言わないが、不似合いだったような気がする。整合性に欠ける脚本のせいもあるが、思いつめて自殺を図るような社会性の欠如した人間には見えない。山田監督はコミカルな演出と勢いで押し切ってはいるが、プレオープニングの内容を鑑みると、もう少ししっとりした作品を目指していたような気がする。だからこそ『寅次郎頑張れ!』なのだと思う。
作品としては、ちょっと“難あり”だが、いまと変わらない大竹しのぶさんを見ることが出来ます。(笑) オススメ!
寅さんシリ−ズ最大のアクション大作
投稿日
2006/12/06
レビュアー
風に吹かれて
ワット君(中村雅敏)と幸子さん(大竹しのぶ)の、恋愛劇は
過剰な程の展開を見せて、どう云う具合に結ぶのか、
冷や冷やしましたたが、「・・・全員集合」風のドタバタで、
終わらせなかったのは、皆さん「名優」ばかりで、
監督の思い通りに収録が進んだからでしょう。
マドンナ(藤村志保)との出会いと別れはやや迫力不足でしたが、
この回に限っては監督さんが「アクション」にこだわったのでは?
と、思わせる一遍でありました。
流石、”20作記念作品です。
少し、馬鹿馬鹿しいけど「寅さんシリ−ズ最大のアクション大作」
と、私は賛辞しています。
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