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旅先で人生のはかなさに思い至った寅次郎は柴又に立ち寄り、修行の旅に出ることを宣言する。しかし、“とらや”のお手伝い・早苗の姿を見るや否やそんな決意はどこへやら。夫と別居中という彼女に同情する寅に、周囲の反応は…。
旅先で人生のはかなさに思い至った寅次郎は柴又に立ち寄り、修行の旅に出ることを宣言する。しかし、“とらや”のお手伝い・早苗の姿を見るや否やそんな決意はどこへやら。夫と別居中という彼女に同情する寅に、周囲の反応は…。
製作年: |
1978年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
旅先で人生のはかなさに思い至った寅次郎は柴又に立ち寄り、修行の旅に出ることを宣言する。しかし、“とらや”のお手伝い・早苗の姿を見るや否やそんな決意はどこへやら。夫と別居中という彼女に同情する寅に、周囲の反応は…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
104分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9522 | 2004年11月25日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第22弾がデジタルリマスター版で復活。旅先で人生のはかなさに思い至った寅次郎は突然、修行の旅に出ることを宣言する。しかし、“とらや”のお手伝いに来ていた早苗を見るや、またも一目惚れしてしまう。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
104分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8522 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 1人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
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1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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不況の中、合理的であることがもてはやされる世の中で、合理的でないことの良さを振り返るという作品でしょうか。人間は神や仏にすがる心を持つように、絶えず心を支えるものを求めていますし、仕事にしても労働に対する見返りばかりを求めているわけじゃないですね。人との繋がりや、ましてや男女の関係となると合理的などという尺度では測りきれません。映画前半のおいちゃんの台詞に『人にはそれぞれ任がある』という言葉がありますが、その時々の立場によって、なにがしかの支え合いを見せて生きているのが人間だと思います。
久々の登場で今回も名演技を見せる博の父(志村喬)が、「今昔物語」を引用して寅を諭す場面があります。確かに人生は惨く儚い一面もあるんですよね。夫婦という関係もたった一枚の紙切れで終止符が打たれますし、マドンナ・早苗(大原麗子)が離婚届に判を押すシーンなどは喫茶店なんていう儚さです。
しかし儚さばかりじゃないのも人生です。寅が同じ引用をとらやの人々に話して聞かせるくだりは、寅らしいアレンジも加わり見せ場となるシーンですが、「人の支え合いがあれば儚さを打ち消す」というアンチテーゼでもあり、後に早苗(大原麗子)を慰めるとらやの人々を描く大きな伏線にもなります。このあたりの構成は巧みですね。
また今回は寅の成長物語の側面も含んでいます。
旅の僧(大滝秀治)に女難の相が出ていると指摘された寅は、ダムの上で佇む瞳(泉ピン子)と関わりを持つことを一瞬ためらいますが、「人の任」を果たすんですね。瞳(泉ピン子)の底抜けの開けっ広げの明るさと、早苗(大原麗子)の影の部分が一対にもなっていて、作品としての味も作り出していますが、瞳を助ける寅、寅を助ける博の父が「人の任」の構図を形作り、年齢と共に変化していく立場の違いを物語っています。
今回も寅の勘違いによりお決まりの失恋となる寅ですが、明らかに恋愛の真っ只中に身を置き一喜一憂するような描写ではなく、マドンナの恋を外から見守るという立場に変わってきています。
ラストシークエンスでは、再び巡り会った僧が寅の女難の相を指摘することはありません。汽車の中で瞳の結婚を知る寅は、それを外側から見つめる存在であることがクローズアップされます。またそれは博の父の年齢に一歩近づいたことを意味しますし、人生の儚さが自分の寿命として身に染みて来ることではないかとも思えます。
しかしこの作品、博の父(志村喬)の使い方と言い、引用の用い方と言い、第8作「寅次郎恋歌」の二番煎じという感も多々あるんですよね。早苗(大原麗子)と瞳(泉ピン子)の対比や、博の父(志村喬)の使い方など、巧みな構成は目を引きますし、大原麗子の色っぽさの中に存在する幼い可愛さや、その裏に引きずる影の暗さなど、マドンナの描写も年齢という側面を感じさせて魅力的でもあり、作品のまとまりは上出来だと思いますが、人が支え合う暖かさを描写する甘ったるさが前面に出すぎて、第8作ほど厳しさを描写する箇所が少ないんですよね。その分いくら暖かさを描いても、それが甘ったるいだけで心に染みてこないという感覚が残ります。
もうちょっと儚さの描写、特に博の父(志村喬)は良い人という描写ばかりが目立ちますし、ラストカットの走り去る汽車に、重ねる年齢の儚さを感じるような描写が強調されても良かったんじゃないかと思えます。
60点。
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ユーザーレビュー:15件
投稿日
2007/11/23
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
不況の中、合理的であることがもてはやされる世の中で、合理的でないことの良さを振り返るという作品でしょうか。人間は神や仏にすがる心を持つように、絶えず心を支えるものを求めていますし、仕事にしても労働に対する見返りばかりを求めているわけじゃないですね。人との繋がりや、ましてや男女の関係となると合理的などという尺度では測りきれません。映画前半のおいちゃんの台詞に『人にはそれぞれ任がある』という言葉がありますが、その時々の立場によって、なにがしかの支え合いを見せて生きているのが人間だと思います。
久々の登場で今回も名演技を見せる博の父(志村喬)が、「今昔物語」を引用して寅を諭す場面があります。確かに人生は惨く儚い一面もあるんですよね。夫婦という関係もたった一枚の紙切れで終止符が打たれますし、マドンナ・早苗(大原麗子)が離婚届に判を押すシーンなどは喫茶店なんていう儚さです。
しかし儚さばかりじゃないのも人生です。寅が同じ引用をとらやの人々に話して聞かせるくだりは、寅らしいアレンジも加わり見せ場となるシーンですが、「人の支え合いがあれば儚さを打ち消す」というアンチテーゼでもあり、後に早苗(大原麗子)を慰めるとらやの人々を描く大きな伏線にもなります。このあたりの構成は巧みですね。
また今回は寅の成長物語の側面も含んでいます。
旅の僧(大滝秀治)に女難の相が出ていると指摘された寅は、ダムの上で佇む瞳(泉ピン子)と関わりを持つことを一瞬ためらいますが、「人の任」を果たすんですね。瞳(泉ピン子)の底抜けの開けっ広げの明るさと、早苗(大原麗子)の影の部分が一対にもなっていて、作品としての味も作り出していますが、瞳を助ける寅、寅を助ける博の父が「人の任」の構図を形作り、年齢と共に変化していく立場の違いを物語っています。
今回も寅の勘違いによりお決まりの失恋となる寅ですが、明らかに恋愛の真っ只中に身を置き一喜一憂するような描写ではなく、マドンナの恋を外から見守るという立場に変わってきています。
ラストシークエンスでは、再び巡り会った僧が寅の女難の相を指摘することはありません。汽車の中で瞳の結婚を知る寅は、それを外側から見つめる存在であることがクローズアップされます。またそれは博の父の年齢に一歩近づいたことを意味しますし、人生の儚さが自分の寿命として身に染みて来ることではないかとも思えます。
しかしこの作品、博の父(志村喬)の使い方と言い、引用の用い方と言い、第8作「寅次郎恋歌」の二番煎じという感も多々あるんですよね。早苗(大原麗子)と瞳(泉ピン子)の対比や、博の父(志村喬)の使い方など、巧みな構成は目を引きますし、大原麗子の色っぽさの中に存在する幼い可愛さや、その裏に引きずる影の暗さなど、マドンナの描写も年齢という側面を感じさせて魅力的でもあり、作品のまとまりは上出来だと思いますが、人が支え合う暖かさを描写する甘ったるさが前面に出すぎて、第8作ほど厳しさを描写する箇所が少ないんですよね。その分いくら暖かさを描いても、それが甘ったるいだけで心に染みてこないという感覚が残ります。
もうちょっと儚さの描写、特に博の父(志村喬)は良い人という描写ばかりが目立ちますし、ラストカットの走り去る汽車に、重ねる年齢の儚さを感じるような描写が強調されても良かったんじゃないかと思えます。
60点。
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男はつらいよ 噂の寅次郎 【第22作】