狼男 / ロン・チェイニー Jr.
狼男
/ジョージ・ワグナー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(12)
解説・ストーリー
作品の要所要所にモンスターの斬新な特徴を散りばめ、現在の“狼男像”を確立させたホラー映画史に残る傑作。無意識のうちに変身し、殺戮を繰り返す狼男。そんな彼にもある弱点があった。
作品の要所要所にモンスターの斬新な特徴を散りばめ、現在の“狼男像”を確立させたホラー映画史に残る傑作。無意識のうちに変身し、殺戮を繰り返す狼男。そんな彼にもある弱点があった。
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「狼男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
作品の要所要所にモンスターの斬新な特徴を散りばめ、現在の“狼男像”を確立させたホラー映画史に残る傑作。無意識のうちに変身し、殺戮を繰り返す狼男。そんな彼にもある弱点があった。
「狼男」 の作品情報
「狼男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
狼男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
70分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UJRD24700 |
2004年08月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
|
0人
|
狼男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
70分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UJRD24700 |
2004年08月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
6枚
|
0人
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|
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ユーザーレビュー:12件
コロンブスの卵
投稿日:2007/08/18
レビュアー:シニソーヤ
コロンブスが玉子を立てる瞬間を見たい人にはいいかも知れません。でも、コロンブスを知らない人が、玉子を立てる瞬間を見ても、どーってことないと思います。そんな歴史的な映画だと思います。
自分はロン・チャニーという人が、「オペラの怪人」を演るときに本当に片目を潰したというエピソードを聞いていたのと、「カサブランカ」のクロード・レインズ主演という興味でおもしろく見させていただきました。
いまは、そのロン・チャニーが本家のほうなのか、Jrなのかよくわかっていません。知っている人、ぜひ教えて下さい。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
ウォーでがんす。
投稿日:2018/03/18
レビュアー:さっちゃん
うーん、やっぱりクラシックですねぇ。上品だわ。その分迫力がないといえば言えるのだけれど、その原因のほとんどが主演俳優にあると言ったら言い過ぎであろうか。
ロン・チェイニー・Jr、「千の顔を持つ男」と言われたロン・チェイニーの息子であります。特典映像で知ったのだけれど父親は映画界入りに賛成ではなかったとのこと。確かにスター性は父親には及ばない気がします。柄が大きいのはいいんですが、風貌がイマイチ。眉が下がり気味なのも平凡な男に見えてしまいます。何だか貶してばかりいるようだけれど俳優としてはド下手というほどひどい訳ではないのですが、何というか華がない感じがあります。
ただ、あまりパッとしない男が凶暴な狼男に変身するギャップを狙っての起用かもしれません。父親の名前を借りて新しい怪物をユニバーサルの人気商品にという商売っ気もあったかもというのは勘ぐりすぎでしょうか。
その部分が最後まで気になったもので、全体の印象は正直トホホの一歩手前というところです。ただし、脚本や演出は良くできていると思います。最初、主人公のローレンスがグエン(イブリン・アンカース)を見初める場面では父の趣味の望遠鏡の調整というきっかけを持ってきたのはうまいと思いましたし、彼女の父が経営する骨董店で手に入れた銀製の狼の頭が握りになっているステッキが後々、活きてくるというところも伏線として面白いと思いました。
脇を固めるのも、以前の映画会で取り上げた『透明人間』の主演俳優クロード・レインズが主人公の父親であるジョン・タルボット卿、ロマの占い師ベラにベラ・ルゴシ(なんか安直なネーミングだなぁ。)、事件を捜査する警部にラルフ・ベラミーとかなりの布陣であります。
クロード・レインズは有名なところでは『スミス都へ行く』の上院議員や『カサブランカ』のフランス人警察署長などを演じており、多様な役柄を演じることができる方だと思います。本作では厳しいイギリス貴族を雰囲気たっぷりに演じております。
ベラ・ルゴシは、これも以前に取り上げた『魔人ドラキュラ』でドラキュラ伯爵を世界で初めて演じて後のドラキュラのイメージを定着させた人です。後半生は役にも恵まれず麻薬中毒になり寂しく亡くなったというのはティム・バートン監督の『エド・ウッド』に詳しいですが、本作でもどこか為所のない感じがあります。
さて、メインの狼男の特殊メイクですが、当時としてはいい出来栄えだと思いますよ。オーヴァーラップで徐々に変身していく場面は特典映像でも語られたいましたがロン・チェイニー・Jrはずっと動けない状態で待機していなければならなかったとのことで大変だったと思います。狼男が出現する場面も雰囲気ばっちりで狼男の動きもらしくて良かったです。
しかし、ローレンスが狼男になったという経緯は、ほとんど事故に近いものがありますね。狼男に噛まれたから狼男になったというのは伝染病の類なのか呪いなのか、いずれにしても不条理であります。ドラキュラは悪魔と取引して不老不死の肉体を手に入れる代わりに人の生き血を吸うという呪いを受けた、自分の意志で化け物になったのだし、フランケンシュタインのクリーチャーにしても本人にとっては不条理だろうけどフランケンシュタイン博士の意志によって生まれたという理由があります。それに比べるとなんでこんなことにという疑問に対する答がないんですよね。
あと、私たちは昔から狼男は満月によって変身すると思ってますが本作ではその説明もなかったし、そのような描写もなかった気がするんですが、どなたか気がついた方がいらっしゃったら教えてください。
最初、ネガティヴなことばから書いておりますが結構、面白く観ました。念のために。
(ykk1976さんの映画会 第88回)
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
モンスター因数分解。
投稿日:2018/03/15
レビュアー:ぴよさん
いや足跡が人間サイズなら、体長は5mくらいあるやんかーなんてのは
もちろん野暮なツッコミ。この作品に先んじて『倫敦の人狼』(35)という
作品があるらしいが「ユニバーサルの狼男映画」と言えばやはりこの作品。
怪物としての凶悪さよりも、図らずも狼男へメタモルフォーゼするように
なってしまった男の苦悩と顛末に、焦点が当てられているのが興味深い。
銀製の武器でしか命を奪えないというのは、この作品に端を発した設定
らしいが、それも銀が聖なる素材(ヒ素化合物に反応する銀食器→転じて
悪しきものを退治出来るモノ)という連想だろう。当時の発想としては、
ウルフマンはキリスト教から見る「悪魔憑き」の様なもので、聖なるアイ
テムでしか対抗出来ない存在ということか。
しかし銀の弾丸はもちろん(純銀の弾丸を、実際に発射し得るか問題は
さっちゃんに尋ねるとして)銀の剣も使われず、なんと持ち手が銀の杖で
ボコボコに殴殺するという粗っぽさが…実はリアルだったりする。
おおまかに言うとドラキュラは(残虐な串刺し公)(ネズミやコウモリ
を媒介とする伝染病への恐怖)そして(性的な脅威)に因数分解される。
同様に狼男は(キリスト教世界に於ける異教徒)(男の突発的粗暴性)
そして劇中でも触れられている(精神的なヒステリー状態)などに分解
されるだろうか。それらを展開、具現化したモンスターというわけだ。
ひとつ興味深いのは、この映画において私たち観客は狼男の存在を
観ているが、劇中のほとんどの人はそれを目撃していない。つまり、
「本当に狼男は存在したのか?」という命題が、実は隠されている。
直に襲われた者の証言は、やはり「精神を病んだ者の言葉」として
扱われることだろう。モンスターは秘されてこそ、その存在価値を
高める。なんでもかんでも姿を現して襲いまくればいいわけではない
という示唆に富む脚本にも思える。
(ykk1976さんの映画会・第88回)
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自分が自分でなくなり怪物になる時
(ネタばれあり)
率直に言って、現代の視点からだとツッコミどころ満載で、たとえば小柄なクロード・レインズと大男のロン・チェイニー・ジュニアは父子に見えづらい。
望遠鏡で見染めた女性への接近の仕方、押しの強いデートへの誘いというのも今ならどうかなと思うし、イギリスの名家の男には見えない(コメンタリーによれば、最初の脚本では望遠鏡を修理に来たよそものの技師という設定だったらしい)という点でも父子とは見づらいし、パイプを吸っているラルフ・ベラミーも含めいかにもアメリカの男で、舞台そのものがヨーロッパでもどこでもない無国籍風。 呪いの因果を持ち込むジプシーという設定も、今のボリティカル・コレクトネスの傾向から見ればNGかな。
狼男のメイクも、大柄な男なので熊に見えてしまう。
『 フランケンシュタインの花嫁』『魔人ドラキュラ』『ミイラ男』がクラシックとしての風格を持つのに対して、作品としての出来は凡作との印象は否めない。
・・・だが、こんないちゃもんは大きなお世話で、大人になって見返したアニメや怪獣映画をこんなものかとがっかりすることがあったとしても、それでも子どもの頃わくわくドキドキした思いはかけがえのないものだし、当時の映画ファンが興奮しておもしろがったことを思いはかることのほうが、映画の楽しみ方なんでしょう。 今の基準でつまらないと決めつけたらそれまでだもの。
今年の第90回アカデミー賞で話題になったのは、WOWOWで解説していた町山智浩氏が『 シェイプ・オブ・ウォーター 』が作品賞を受賞した際、喜びのあまり大声で叫び( その場面は映らなかったが司会の高島彩にたしなめられたらしい )、涙で胸いっぱいになって言葉につまったこと。 ゴジラやゾンビなど、ずっと荒唐無稽なキワモノ、子供だまし、オタク趣味などとバカにされ、下に見られていたモンスター映画がようやく評価されたことに感激したからでした。
そう改めて観てみると、このジャンルの俳優が正当に評価されてきたとは言い難い。
本作でジプシーの占い師を演じたベラ・ルゴシは『 魔人ドラキュラ 』で一世を風靡した怪奇映画のスター。 本作ではすでにやや格落ちの扱いだったし、晩年はエド・ウッドの作品に出ていた。 ボリス・カーロフも晩年はロジャー・コーマンの作品に出ていたが、どちらもインディーズ系の低予算作品で、昔のスターあつかいだったことは否めない。
ロン・チェイニー・ジュニアも後年自殺未遂したり、アルコール依存症になったそうですが、僕らの世代のテレビ版「スーパーマン」のジョージ・リーブスが自殺したように、イメージが固定化されて他の仕事が来なくなったり不遇の扱いを受けることが多かったようです。
ですから町山氏の興奮はわかる気がするのです。 日本だって『 ゴジラ 』はオールタイムベスト10にも入ってませんしね。
また今年のアカデミー賞で辻一弘氏がメイクアップ賞を獲ったことも話題になりました。
本作のコメンタリーには『 狼男アメリカン 』の監督ジョン・ランディスとメイクアップのリック・ベイカーが、本作でのロン・チェイニー・ジュニアの狼男のメイクについて熱く語っていましたね。
父親のロン・チェニーも『 ノートルダムのせむし男』『オペラの怪人 』など千の顔を持つ男と呼ばれたメイクアップの達人。
モンスター映画、メイクアップ映画として、本作は今年のアカデミー賞の話題とつながり、今回のお題は、そうした映画の歴史を考えるうえで実にタイムリーなのでした。
(ykk1976さんの映画会第88回のレビュー)
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銀の玉なんていらない
オオカミ男といえば銀の鉄砲玉って、ワンパターンですが、この作品は、オオカミ男と格闘して、杖でぶん殴って倒します。それが、かなりしびれた。もし、フツーに生活してて、オオカミ男に襲われたら、わけのわからん伝説のアイテムを探してるひまなどないのです。
最初は、オオカミ男ラリーは怪物ではなく、精神的な問題で「オオカミ男」化してしまう‥というかなりリアルな話にするはずだったらしいが、結局、妖怪物になってしまいました。それでこのあと、何度も復活して、フランケンやドラキュラーと対決することになる。なんかジェイソンの「元祖」みたい。
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ユーザーレビュー
コロンブスの卵
投稿日
2007/08/18
レビュアー
シニソーヤ
コロンブスが玉子を立てる瞬間を見たい人にはいいかも知れません。でも、コロンブスを知らない人が、玉子を立てる瞬間を見ても、どーってことないと思います。そんな歴史的な映画だと思います。
自分はロン・チャニーという人が、「オペラの怪人」を演るときに本当に片目を潰したというエピソードを聞いていたのと、「カサブランカ」のクロード・レインズ主演という興味でおもしろく見させていただきました。
いまは、そのロン・チャニーが本家のほうなのか、Jrなのかよくわかっていません。知っている人、ぜひ教えて下さい。
ウォーでがんす。
投稿日
2018/03/18
レビュアー
さっちゃん
うーん、やっぱりクラシックですねぇ。上品だわ。その分迫力がないといえば言えるのだけれど、その原因のほとんどが主演俳優にあると言ったら言い過ぎであろうか。
ロン・チェイニー・Jr、「千の顔を持つ男」と言われたロン・チェイニーの息子であります。特典映像で知ったのだけれど父親は映画界入りに賛成ではなかったとのこと。確かにスター性は父親には及ばない気がします。柄が大きいのはいいんですが、風貌がイマイチ。眉が下がり気味なのも平凡な男に見えてしまいます。何だか貶してばかりいるようだけれど俳優としてはド下手というほどひどい訳ではないのですが、何というか華がない感じがあります。
ただ、あまりパッとしない男が凶暴な狼男に変身するギャップを狙っての起用かもしれません。父親の名前を借りて新しい怪物をユニバーサルの人気商品にという商売っ気もあったかもというのは勘ぐりすぎでしょうか。
その部分が最後まで気になったもので、全体の印象は正直トホホの一歩手前というところです。ただし、脚本や演出は良くできていると思います。最初、主人公のローレンスがグエン(イブリン・アンカース)を見初める場面では父の趣味の望遠鏡の調整というきっかけを持ってきたのはうまいと思いましたし、彼女の父が経営する骨董店で手に入れた銀製の狼の頭が握りになっているステッキが後々、活きてくるというところも伏線として面白いと思いました。
脇を固めるのも、以前の映画会で取り上げた『透明人間』の主演俳優クロード・レインズが主人公の父親であるジョン・タルボット卿、ロマの占い師ベラにベラ・ルゴシ(なんか安直なネーミングだなぁ。)、事件を捜査する警部にラルフ・ベラミーとかなりの布陣であります。
クロード・レインズは有名なところでは『スミス都へ行く』の上院議員や『カサブランカ』のフランス人警察署長などを演じており、多様な役柄を演じることができる方だと思います。本作では厳しいイギリス貴族を雰囲気たっぷりに演じております。
ベラ・ルゴシは、これも以前に取り上げた『魔人ドラキュラ』でドラキュラ伯爵を世界で初めて演じて後のドラキュラのイメージを定着させた人です。後半生は役にも恵まれず麻薬中毒になり寂しく亡くなったというのはティム・バートン監督の『エド・ウッド』に詳しいですが、本作でもどこか為所のない感じがあります。
さて、メインの狼男の特殊メイクですが、当時としてはいい出来栄えだと思いますよ。オーヴァーラップで徐々に変身していく場面は特典映像でも語られたいましたがロン・チェイニー・Jrはずっと動けない状態で待機していなければならなかったとのことで大変だったと思います。狼男が出現する場面も雰囲気ばっちりで狼男の動きもらしくて良かったです。
しかし、ローレンスが狼男になったという経緯は、ほとんど事故に近いものがありますね。狼男に噛まれたから狼男になったというのは伝染病の類なのか呪いなのか、いずれにしても不条理であります。ドラキュラは悪魔と取引して不老不死の肉体を手に入れる代わりに人の生き血を吸うという呪いを受けた、自分の意志で化け物になったのだし、フランケンシュタインのクリーチャーにしても本人にとっては不条理だろうけどフランケンシュタイン博士の意志によって生まれたという理由があります。それに比べるとなんでこんなことにという疑問に対する答がないんですよね。
あと、私たちは昔から狼男は満月によって変身すると思ってますが本作ではその説明もなかったし、そのような描写もなかった気がするんですが、どなたか気がついた方がいらっしゃったら教えてください。
最初、ネガティヴなことばから書いておりますが結構、面白く観ました。念のために。
(ykk1976さんの映画会 第88回)
モンスター因数分解。
投稿日
2018/03/15
レビュアー
ぴよさん
いや足跡が人間サイズなら、体長は5mくらいあるやんかーなんてのは
もちろん野暮なツッコミ。この作品に先んじて『倫敦の人狼』(35)という
作品があるらしいが「ユニバーサルの狼男映画」と言えばやはりこの作品。
怪物としての凶悪さよりも、図らずも狼男へメタモルフォーゼするように
なってしまった男の苦悩と顛末に、焦点が当てられているのが興味深い。
銀製の武器でしか命を奪えないというのは、この作品に端を発した設定
らしいが、それも銀が聖なる素材(ヒ素化合物に反応する銀食器→転じて
悪しきものを退治出来るモノ)という連想だろう。当時の発想としては、
ウルフマンはキリスト教から見る「悪魔憑き」の様なもので、聖なるアイ
テムでしか対抗出来ない存在ということか。
しかし銀の弾丸はもちろん(純銀の弾丸を、実際に発射し得るか問題は
さっちゃんに尋ねるとして)銀の剣も使われず、なんと持ち手が銀の杖で
ボコボコに殴殺するという粗っぽさが…実はリアルだったりする。
おおまかに言うとドラキュラは(残虐な串刺し公)(ネズミやコウモリ
を媒介とする伝染病への恐怖)そして(性的な脅威)に因数分解される。
同様に狼男は(キリスト教世界に於ける異教徒)(男の突発的粗暴性)
そして劇中でも触れられている(精神的なヒステリー状態)などに分解
されるだろうか。それらを展開、具現化したモンスターというわけだ。
ひとつ興味深いのは、この映画において私たち観客は狼男の存在を
観ているが、劇中のほとんどの人はそれを目撃していない。つまり、
「本当に狼男は存在したのか?」という命題が、実は隠されている。
直に襲われた者の証言は、やはり「精神を病んだ者の言葉」として
扱われることだろう。モンスターは秘されてこそ、その存在価値を
高める。なんでもかんでも姿を現して襲いまくればいいわけではない
という示唆に富む脚本にも思える。
(ykk1976さんの映画会・第88回)
自分が自分でなくなり怪物になる時
投稿日
2018/03/15
レビュアー
ロキュータス
(ネタばれあり)
率直に言って、現代の視点からだとツッコミどころ満載で、たとえば小柄なクロード・レインズと大男のロン・チェイニー・ジュニアは父子に見えづらい。
望遠鏡で見染めた女性への接近の仕方、押しの強いデートへの誘いというのも今ならどうかなと思うし、イギリスの名家の男には見えない(コメンタリーによれば、最初の脚本では望遠鏡を修理に来たよそものの技師という設定だったらしい)という点でも父子とは見づらいし、パイプを吸っているラルフ・ベラミーも含めいかにもアメリカの男で、舞台そのものがヨーロッパでもどこでもない無国籍風。 呪いの因果を持ち込むジプシーという設定も、今のボリティカル・コレクトネスの傾向から見ればNGかな。
狼男のメイクも、大柄な男なので熊に見えてしまう。
『 フランケンシュタインの花嫁』『魔人ドラキュラ』『ミイラ男』がクラシックとしての風格を持つのに対して、作品としての出来は凡作との印象は否めない。
・・・だが、こんないちゃもんは大きなお世話で、大人になって見返したアニメや怪獣映画をこんなものかとがっかりすることがあったとしても、それでも子どもの頃わくわくドキドキした思いはかけがえのないものだし、当時の映画ファンが興奮しておもしろがったことを思いはかることのほうが、映画の楽しみ方なんでしょう。 今の基準でつまらないと決めつけたらそれまでだもの。
今年の第90回アカデミー賞で話題になったのは、WOWOWで解説していた町山智浩氏が『 シェイプ・オブ・ウォーター 』が作品賞を受賞した際、喜びのあまり大声で叫び( その場面は映らなかったが司会の高島彩にたしなめられたらしい )、涙で胸いっぱいになって言葉につまったこと。 ゴジラやゾンビなど、ずっと荒唐無稽なキワモノ、子供だまし、オタク趣味などとバカにされ、下に見られていたモンスター映画がようやく評価されたことに感激したからでした。
そう改めて観てみると、このジャンルの俳優が正当に評価されてきたとは言い難い。
本作でジプシーの占い師を演じたベラ・ルゴシは『 魔人ドラキュラ 』で一世を風靡した怪奇映画のスター。 本作ではすでにやや格落ちの扱いだったし、晩年はエド・ウッドの作品に出ていた。 ボリス・カーロフも晩年はロジャー・コーマンの作品に出ていたが、どちらもインディーズ系の低予算作品で、昔のスターあつかいだったことは否めない。
ロン・チェイニー・ジュニアも後年自殺未遂したり、アルコール依存症になったそうですが、僕らの世代のテレビ版「スーパーマン」のジョージ・リーブスが自殺したように、イメージが固定化されて他の仕事が来なくなったり不遇の扱いを受けることが多かったようです。
ですから町山氏の興奮はわかる気がするのです。 日本だって『 ゴジラ 』はオールタイムベスト10にも入ってませんしね。
また今年のアカデミー賞で辻一弘氏がメイクアップ賞を獲ったことも話題になりました。
本作のコメンタリーには『 狼男アメリカン 』の監督ジョン・ランディスとメイクアップのリック・ベイカーが、本作でのロン・チェイニー・ジュニアの狼男のメイクについて熱く語っていましたね。
父親のロン・チェニーも『 ノートルダムのせむし男』『オペラの怪人 』など千の顔を持つ男と呼ばれたメイクアップの達人。
モンスター映画、メイクアップ映画として、本作は今年のアカデミー賞の話題とつながり、今回のお題は、そうした映画の歴史を考えるうえで実にタイムリーなのでした。
(ykk1976さんの映画会第88回のレビュー)
銀の玉なんていらない
投稿日
2005/01/17
レビュアー
ikameshi
オオカミ男といえば銀の鉄砲玉って、ワンパターンですが、この作品は、オオカミ男と格闘して、杖でぶん殴って倒します。それが、かなりしびれた。もし、フツーに生活してて、オオカミ男に襲われたら、わけのわからん伝説のアイテムを探してるひまなどないのです。
最初は、オオカミ男ラリーは怪物ではなく、精神的な問題で「オオカミ男」化してしまう‥というかなりリアルな話にするはずだったらしいが、結局、妖怪物になってしまいました。それでこのあと、何度も復活して、フランケンやドラキュラーと対決することになる。なんかジェイソンの「元祖」みたい。
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