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S・キューブリックが「シャイニング」以来、久々にメガホンを取った作品で、G・ハスフォードの原作を基にベトナム戦争の狂気を描く。徴兵された若者が、次第に戦闘マシーンとして人間性を失っていく様を冷徹な視点で追っている。
製作年: |
1987年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
FULL METAL JACKET |
監督: |
スタンリー・キューブリック |
---|---|
製作: |
スタンリー・キューブリック |
製作総指揮: |
ヤン・ハーラン |
出演: |
マシュー・モディン 、 アダム・ボールドウィン 、 ヴィンセント・ドノフリオ 、 リー・アーメイ 、 ドリアン・ヘアウッド 、 アーリス・ハワード 、 エド・オロス 、 ジョン・デーリー 、 R・リー・アーメイ 、 ドリアン・ヘアウッド |
脚本: |
マイケル・ハー 、 グスタフ・ハスフォード 、 スタンリー・キューブリック 、 マイケル・ハー 、 グスタフ・ハスフォード |
---|---|
原作: |
グスタフ・ハスフォード 、 グスタフ・ハスフォード |
撮影: |
ダグラス・ミルサム |
音楽: |
アビゲイル・ミード |
1〜 2件 / 全2件
S・キューブリックが「シャイニング」以来、久々にメガホンを取った作品で’・ハスフォードの原作を基にベトナム戦争の狂気を描く。徴兵された若者が、次第に戦闘マシーンとして人間性を失っていく様を冷徹な視点で追っている。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
117分 | 日本語・英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR21154 | 2002年12月13日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
5枚 | 0人 | 0人 |
S・キューブリックが「シャイニング」以来、久々にメガホンを取った作品で、G・ハスフォードの原作を基にベトナム戦争の狂気を描く。徴兵された若者が、次第に戦闘マシーンとして人間性を失っていく様を冷徹な視点で追っている。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
117分 | 1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//ポルトガル 3:ドルビーデジタル//英(解説) |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLRY18470 | 2008年07月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
12枚 | 0人 | 1人 |
1〜 2件 / 全2件
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
117分 | 日本語・英語・北京語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY18627*B | 2009年11月17日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
117分
字幕:
日本語・英語・北京語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
レイティング:
記番:
WBRY18627*B
レンタル開始日:
2009年11月17日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
117分 | 日本語・英語・北京語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY18627*B | 2009年11月17日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
117分
字幕:
日本語・英語・北京語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
レイティング:
記番:
WBRY18627*B
レンタル開始日:
2009年11月17日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
約35,500
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約5,400
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約9,200
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さすがのキューブリックでも。というのが第一印象。
前半の訓練風景、ハルトマン軍曹の泉の如く湧き出る悪口雑言、下劣卑猥な言葉の洪水には恐れ入る。が、とくに、スカトロジー方面の言い回しなどは、マルキ・ド・サドが「実演」しているところを小説にしている。それを思えばどうということはない。
ベトナム戦争は心理学の理論、脱感作(考えられないことを考える)条件づけ(考えられないことをする)否認防衛機制(考えられないことを否認する)に基づいた訓練プログラムを全面的に取り入れた最初の戦争だそうだ。(グロズマン『戦場における人殺しの心理』)その「考えられないこと」とは人を殺すこと。一般社会用の自我を完全に打ち砕いたうえで、「kill kill kill」とたたき込む。
キューブリックはその過程を簡素に様式化して、時に端正に映るほど淡々と描いている。よく反戦ドキュメンタリーなどに使われる実写映像、教官によって泥水のなかに殴り倒され罵られる兵士、のような生々しさはない。静かに狂気に感染していくのだと、見えなくもないがいつもの切れ味には乏しいようだ。何よりも気の毒なレナードを早々と永久に地獄から解放してやった温情。優しいけれどちょっと、らしくない。
一方、マリア様云々の台詞にあるような聖なるものを性の低地へと引きずり下ろす心理、戦争と男たちの性とが分かちがたく結びついている事実(銃を撃つことはまさにその行為の象徴であり、代償でしょう)は、グロズマンのはっきり言わなかったところ。キューブリックは鋭くそこを見抜いている。もしかしたら海兵隊の訓練は、条件反射だけではなく、人殺しが性的快楽にもなるような偏執性をも密かに育てているのかもしれない。
私が感極まったのは後半、ベトナムの戦場に舞台が移って実際に生と死が交錯するようになってから。とくに最後の市街戦の場面。ここでの臨場感、緊張感の高め方は並みではない。舞台装置のようなセットに群像が立ち、人物の腰から腰へとカメラが動いていく。見ている者をその中に誘うようなこの空間創出はすばらしい。
廃墟になったフエの町をさまよう小隊がどこに潜んでいるのかわからないベトコンの狙撃者に、一人、二人と撃たれていく。無線で呼んでも応援は来てくれない。進退窮まったなか、選んだのは撃たれた仲間を助けに危険をかえりみず飛び出すこと。彼らが息を引き取れば「しかえししようぜ」と一致団結。戦友との固い絆こそ、最後に残った人間性の証。と、危うく共感しそうになり戸惑った。仲間を身を挺して救おうとする人間が、敵なら女子どもでも容赦なく殺せるのだ。
これはキューブリックの罠なのか。同じ鬼軍曹の地獄の訓練を受けてほんものの地獄へ送り込まれた若者たちの、毀れてしまった心と、それでも「生きているほうがまし」と日々をうめくように生きる、その痛みをすくい上げる。糞のような戦争と、さんざん言わせておきながら大切な仲間を殺されれば奮い立つさまに、ヒロイズムを匂わせる。正直なところ、わからない。でもおそらく、ベトナム戦争はキューブリックにとっても、ブラックな風刺で押し通すには重すぎるものであったと思われるのだが。
兵士たちが訓練中歌う歌が痛ましい。
「もし戦場で倒れたら 棺に入って帰還する ママに告げてよ見事な散り様」「見事な散り様」とはI´ve done my bestだそうだ。
もう、誰も戦争で散らせるなと、それだけは痛切に思った。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
この映画は男女で意見が分かれるだろう。
女の私にとっては、ただただ、「何をしているんだ、アメリカは。」という怒りしか残らない。
ヘリコプターから民間人を撃ち殺す兵士がアメリカの暗部を象徴しているかに見える。
胸にピースマークのバッジをつけながら銃を撃つジョーカーに至っては、「平和の為に戦争をしてやっている」と信じているアメリカの象徴のようだ。ジャングルでなく、市街地で撃ち合いをするのも怖い。もし、あれが日本である可能性も無きにしもあらず。それを想像すると怖い。ベトナムは本当に哀れな国だ。
日本では、万博など平和ゴッコをしている最中だったというのに。国違えば地獄だな。
ただ殺せという命令のだけで人を殺す、アメリカはベトナム戦争で痛い目にあったというのに、あれから何度戦争をしているんだ?若者を何人殺しているんだ?民間人を何人殺しているんだ?
敵が見えないのでベトナム戦争のように見えず、映画は殺戮をするアメリカの狂う様を描いている。抽象的に言えばどこでも良い、戦争ってこんなものさ、とキューブリックが言っている。
非常に分かりやすい反戦映画である。
もう、ミッキーマウスマーチは歌えない。
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ユーザーレビュー:134件
投稿日
2009/12/21
レビュアー
港のマリー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
さすがのキューブリックでも。というのが第一印象。
前半の訓練風景、ハルトマン軍曹の泉の如く湧き出る悪口雑言、下劣卑猥な言葉の洪水には恐れ入る。が、とくに、スカトロジー方面の言い回しなどは、マルキ・ド・サドが「実演」しているところを小説にしている。それを思えばどうということはない。
ベトナム戦争は心理学の理論、脱感作(考えられないことを考える)条件づけ(考えられないことをする)否認防衛機制(考えられないことを否認する)に基づいた訓練プログラムを全面的に取り入れた最初の戦争だそうだ。(グロズマン『戦場における人殺しの心理』)その「考えられないこと」とは人を殺すこと。一般社会用の自我を完全に打ち砕いたうえで、「kill kill kill」とたたき込む。
キューブリックはその過程を簡素に様式化して、時に端正に映るほど淡々と描いている。よく反戦ドキュメンタリーなどに使われる実写映像、教官によって泥水のなかに殴り倒され罵られる兵士、のような生々しさはない。静かに狂気に感染していくのだと、見えなくもないがいつもの切れ味には乏しいようだ。何よりも気の毒なレナードを早々と永久に地獄から解放してやった温情。優しいけれどちょっと、らしくない。
一方、マリア様云々の台詞にあるような聖なるものを性の低地へと引きずり下ろす心理、戦争と男たちの性とが分かちがたく結びついている事実(銃を撃つことはまさにその行為の象徴であり、代償でしょう)は、グロズマンのはっきり言わなかったところ。キューブリックは鋭くそこを見抜いている。もしかしたら海兵隊の訓練は、条件反射だけではなく、人殺しが性的快楽にもなるような偏執性をも密かに育てているのかもしれない。
私が感極まったのは後半、ベトナムの戦場に舞台が移って実際に生と死が交錯するようになってから。とくに最後の市街戦の場面。ここでの臨場感、緊張感の高め方は並みではない。舞台装置のようなセットに群像が立ち、人物の腰から腰へとカメラが動いていく。見ている者をその中に誘うようなこの空間創出はすばらしい。
廃墟になったフエの町をさまよう小隊がどこに潜んでいるのかわからないベトコンの狙撃者に、一人、二人と撃たれていく。無線で呼んでも応援は来てくれない。進退窮まったなか、選んだのは撃たれた仲間を助けに危険をかえりみず飛び出すこと。彼らが息を引き取れば「しかえししようぜ」と一致団結。戦友との固い絆こそ、最後に残った人間性の証。と、危うく共感しそうになり戸惑った。仲間を身を挺して救おうとする人間が、敵なら女子どもでも容赦なく殺せるのだ。
これはキューブリックの罠なのか。同じ鬼軍曹の地獄の訓練を受けてほんものの地獄へ送り込まれた若者たちの、毀れてしまった心と、それでも「生きているほうがまし」と日々をうめくように生きる、その痛みをすくい上げる。糞のような戦争と、さんざん言わせておきながら大切な仲間を殺されれば奮い立つさまに、ヒロイズムを匂わせる。正直なところ、わからない。でもおそらく、ベトナム戦争はキューブリックにとっても、ブラックな風刺で押し通すには重すぎるものであったと思われるのだが。
兵士たちが訓練中歌う歌が痛ましい。
「もし戦場で倒れたら 棺に入って帰還する ママに告げてよ見事な散り様」「見事な散り様」とはI´ve done my bestだそうだ。
もう、誰も戦争で散らせるなと、それだけは痛切に思った。
投稿日
2008/07/11
レビュアー
マリコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
この映画は男女で意見が分かれるだろう。
女の私にとっては、ただただ、「何をしているんだ、アメリカは。」という怒りしか残らない。
ヘリコプターから民間人を撃ち殺す兵士がアメリカの暗部を象徴しているかに見える。
胸にピースマークのバッジをつけながら銃を撃つジョーカーに至っては、「平和の為に戦争をしてやっている」と信じているアメリカの象徴のようだ。ジャングルでなく、市街地で撃ち合いをするのも怖い。もし、あれが日本である可能性も無きにしもあらず。それを想像すると怖い。ベトナムは本当に哀れな国だ。
日本では、万博など平和ゴッコをしている最中だったというのに。国違えば地獄だな。
ただ殺せという命令のだけで人を殺す、アメリカはベトナム戦争で痛い目にあったというのに、あれから何度戦争をしているんだ?若者を何人殺しているんだ?民間人を何人殺しているんだ?
敵が見えないのでベトナム戦争のように見えず、映画は殺戮をするアメリカの狂う様を描いている。抽象的に言えばどこでも良い、戦争ってこんなものさ、とキューブリックが言っている。
非常に分かりやすい反戦映画である。
もう、ミッキーマウスマーチは歌えない。
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