Ｘ−ＭＥＮ：フューチャー＆パスト

普通に楽しめた。敵のキャラクタの強さが半端なく，ミュータントの特殊能力の描写，いずれもグッド。

性悪マグニートさんがいればこのシリーズは永遠なり。

オールスターキャスト総出演でしたねー。ラストでまさかのあの二人まで出てくれるとは！ファンには垂涎ものです。

本作では今までのシリーズでの小ネタも満載。今までのシリーズを見た人にしかわからないネタで、ニヤリとさせられる。ファンにとってはうれしい限り！

あらすじ

センチネルと呼ばれるロボット兵器が地球を荒廃させた未来。そこではプロフェッサーＸらミュータントたちが生き残ろうと戦いをしていた。

彼らミュータントたちはこの危機を打破すべく、50年前、ミスティークにより引き起こされるこの危機の原因を止めようと決意する。

そして「未来の人の意識だけを過去に飛ばす」能力を持つキティに運命を託すことにする。その相手に選ばれたのは50年前に意識を飛ばしても、精神が壊れない言わずと知れたウルヴァリンだった・・・・。

果たして過去に戻ったウルヴァリンは未来を救うことができるのか！？

というのがあらすじです。けっこう書くのに苦労しました。話が入り組んでいるという意味では、シリーズ最高ではないでしょうか。

しかしシリーズ最高傑作かと聞かれるとそうでもない。やっぱ「ファースト・ジェネレーション」は偉大や。これを超える続編を今後期待する。


ファースト同様、「過去の話」が主軸なので、史実を絡めた話が展開される。ベトナム戦争のアメリカの敗戦や、サミットなどだ。

特に面白いのが「ケネディ暗殺」の真犯人。「そうくるか」とワクワクさせられた。

この映画の最も面白い点は、過去シリーズの話をストーリーに上手に絡ませてる点。見てる人にしかわからないが、ストライカー大佐が登場したりする。それ以外にもファースト・ジェネレーションでの若きミュータントたちも出たりするし、ファイナル・ディシジョンのミュータントたちも出てくる。

そんな彼らが、自分の能力を最大限生かして、センチネルと戦ったりする場面は、もう痛快の一言。やってくれるぜ、だ。


そんななか、最も地味な能力の主人公ウルヴァリン。だって今作での彼の活躍の場は「過去」なわけで、まだアダマンチウムを移植されてないのだ。そんなわけで治癒能力のみ。地味だ（笑）。


話を変えれば、シリーズ共通のメッセージである「差別をなくせ」も今作では影を潜めている。これはいただけない。「ミュータント＝差別される者＝でもダメ」がこの映画の原作の最大の言いたいことなのに、それがなかったらダメじゃん。

ラストあたりで若きプロフェッサーＸとミスティークが話をして、ミスティークが葛藤するが、それも何を言いたいのかわかりづらい。「良い行いをしろ」は誰でも考えることだし。


総評として、「ファースト・ジェネレーション」が（今のところ）最高傑作。しかしアクション面や小ネタ満載のこの映画もなかなか捨てがたい映画です。

なんたってオールスターキャストだからね。これだけでも買いでしょ。

☆4.5つ！

と思っていたら、やはり面白かったX-MENの1作目と2作目と監督が同じだとか。
全体としては懐かしいキャラクター、最近のキャラクター、かなり出ているのもX-MENが好きな人には楽しめる。
今回はミスティークの存在感（見た目、アクション、キャラクターの全てにおいて）が過去最大。ジェニファーローレンスの女優キャリアとも連動しているのかも？
唯一納得がいかないのはウルヴァリンの骨が過去では金属でないこと。
確か、2作目の冒頭でナチスドイツの実験で埋め込まれた設定になっていたような・・・・・・・・・・・・

そして、ラストはエンドロールの最後まで見るべし。次回作を作るつもりなのだろう。

３点

悪くはないけど、もう１つかな。。。