相棒　−劇場版ＩＩＩ−　巨大密室！特命係　絶海の孤島へ

ついにレンタルが始まりました！
本当は映画館に観に行って

「何をしたんですかーーー！！！？？」

を見たかったんだけど、時間が無くて(´・ω・｀)

なんだけど・・・・！

予告編などでハードルを上げすぎた結果か「フツー」だった。

ストーリーも特に盛り上がりがあるわけでもなく、お正月SPとかの方が面白かった
(´・ω・｀)

良かった点は神戸くんが出ていたことぐらいかなぁ。

政治的にデリケートな問題を取り扱っていて、核問題やアメリカとの関係に触れています。ストーリーがイマイチだったせいか、そっちにばかり意識が行きました。

スピンオフの２作を除き「相棒　劇場版」第三弾です。

官房長の死というショッキングがあった第二弾と比べても興行収入は劣っていましたね。

改編期に放映されるテレビドラマの拡大版が予算増えて孤島へロケしに行っちゃいました建物セット作って爆破シーンも撮っちゃいました感を胸に劇場をでたことを覚えています。

選んだテーマが国防問題なのが要因でしょう。「相棒　劇場版」１作目はテロを扱いましたが迫る危機がドラマチックでしたから。集団的自衛権が国会休期に内閣でなんてことが決められた我が国。
突っ込みも及び腰になってしまいますよね。

捜査一課の三浦刑事が退職する前の話なので、トリオで登場するのが懐かしい。

諸葛刑事の六平さんが笑い担当でした。

ちなみにロケ地は沖縄の島です。

CMでは、面白そうだったのでレンタルしたのですが、ストーリーも背景もまったくもってチープな感じで、TVで見ている週一ドラマのほうがよいように感じられます。
レンタルするほどのものではないように感じます。

３点

もう１つ。

『相棒』シリーズ第３弾。海と密林と孤島と釈由美子さんってだけで満足である。(笑)

――八丈島の沖合にある孤島、鳳凰島。そこは、元自衛官で組織された民間の軍事組織が、訓練施設として使っている島だった。そこで、メンバーの１人が馬に蹴られて死亡する。
警視庁特命係の杉下右京らに、捜査の依頼が入る。島で活動している組織は、公安からマークされており、非合法兵器（生物兵器）を開発していると噂されていた。
テロの可能性もあったが、防衛省も公安も容易に手が出せずにいたが、この事件をきっかけに特命係を動かそうという警察庁の目論見が働いていた。
杉下は、おどらされることを不愉快に思いながらも、事態が事態なだけに、甲斐を伴って鳳凰島へと向かう。
……というお話し。

和泉聖治監督の語り口は鮮やかで、ここまでの導入部分は見事だった。
ただ、役者さんが“難あり”で、この音の作り方だとセリフが聞き取りにくい部分が多々あっる。（セリフが聞き取れるようにすると、爆発音などが無闇に大きくなる）
特に、お芝居のヘタクソな及川光博さんには頭を抱えた。語尾が消えて何を言っているのか分からない。他の方は、そうでもないので、この方の発声がダメなのだろう。

お芝居に関しては、成宮貴寛さんも、相応にヘタクソだ。そもそも、チンピラみたいな人が刑事って説得力がない。(溜息)
知性も体力もなさそうだし、一体誰がキャスティングしたのだろう。それとも、視聴率を保証できるほど人気があるのだろうか。不思議だ。

島に上陸してからは、水谷豊さんが演じる杉下のわざとらしい“お芝居”が披露される。だいぶ慣れはしたものの、まだこそばゆさを感じる。私は、いまの水谷豊さんの演技は、苦手らしい。
カミソリのようにピュアだった男を演じた水谷豊さんを見て来た者にとって、“杉下右京”というキャラクタは、どうも退屈だ。（時々、若い頃の片鱗を見せてくれるが、共演者のリアクションが凡庸で活かされていないのが、残念だ）

物語は、大層な演出のわりには、小さくまとまる。
脚本が中弛みを見せる。衛星電話を使って、わざわざ刑事らに確認させた内容がショボかったりして、いただけない。
被害者が自主的に訓練に参加したかどうかなんて、本人にしか分からない。母親に聞こうが誰に聞こうが、状況証拠でしかない。
そんな風に、大して意味のないことで刑事たちを動かすのは、２時間ドラマみたいで陳腐だと思う。

非合法兵器の開発にしたところで、他の兵士たちの立場が不明確で、役名があるにも関わらず“その他おおぜい”と化している。
これは脚本の未熟さだ。パターンメイドのＴＶドラマを書いて来た脚本家が陥る悪習ってヤツだ。

もっと言えば、防衛省と警察庁と参議院議員との間で行われる“駆け引き”は、駆け引きにもなっていない。
脚本を書いた輿水泰弘さんは、脚本家と言うよりもダイアローグ・ライターと言った方が、いいかも知れない。

それにしても、伊原剛志さんは、終盤から右手をズボンのポケットに入れたままなのは、何か理由があるのだろうか。
通常、手をポケットに入れる仕草は、“何かを隠している”と言うサインだ。これでは、「私が犯人です」と言っているようなものだ。何か理由があったのだろうか。気になる。

悪い作品ではないが、せっかく撮影規模も大きいのに、ＴＶドラマの“豪華な”特別編と言った出来映えだったのは、残念だった。（もう少し映画らしいところを見せて欲しかった）

いや、一番残念だったのは、釈由美子さんのタンクトップ姿が１カットしかないことかなぁ。終始ダブダブの迷彩服じゃねぇ。(笑)

オススメ！