コンテイジョン

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まぁホントに「感染パニック」モノの多いこと。作るほうも観るほうも（私を含めて）よく飽きないもんですねぇ。
それにしてもこのＳ．ソダーバーグって監督は「大物」ぶってると言うか、「オレは一味違う」ってとこ見せようという「意図」は分かるんだけど、ハッキリ言ってあんまり面白い映画作らないなぁ、特に最近は。少なくとも私の好みじゃ無い。
「これまでに無く」強力なウィルスが発生して「これまでに無く」深刻な被害が拡がった、という設定で「これまでに無い」感染パニック映画を作ろうとしたのは分かるけど、その「意図」は結局「これまでに無く」多数の「大物スター」を全て「カメオ出演」みたいに登場させては簡単に退場させる、という「手法」だけが「これまでに無い」けど、他には特に目新しいものも無いので「これまでに無く」退屈な映画になってる、と私には思えましたねぇ。
確かに「大物スター」が何ら「ドラマ」を演じないから「ドキュメンタリー風」の「味」が出る、という「効果」はあるのかも知れないけど、私に言わせればそんなの単なる「手抜き」でしか無くて、ただ「奇を衒った」「思わせぶり」に過ぎないように思われのですね。「大物スター」の「演じる」「ドラマ」を期待して観ている私にすれば「肩透かし」の連続で、観終わってから「勿体無い」（彼らに払った出演料も、私の払ったレンタル料も、そして観ていた時間も）という徒労感だけが残りました。あれだけ多数の「大物スター」を「惜しげも無く」使い捨てにして見せるから、ソダーバーグ監督って「大物」なんだ〜！、って称賛されるのを期待してたんですかねぇ（笑）。

他レビューにも多々あるように、出演者の割に地味な内容です。

感染モノで、とかく派手なドタバタや大人数による大パニックシーンとかそんなスペクタルさはありません。
では詰まらないかといえば個人的にはまぁまぁ最後まで見られました。
まあ、見慣れた一線級俳優陣の魅力もかなりの部分でドラマに貢献しているのは間違いありませんね。

劇的な脚色よりパンデミックとはこんな感じでスタートしてゆくんだという姿を描いた人間ドラマ。
そこを念頭に置いて見れば、決して駄作なんかじゃないですよ。

この作品は、ジュード・ロウ、グウィネス・バルトロー、マリオン・コティヤール、
ケイト・ウィンスレット、マット・デイモン・・（好きな順）という、豪華キャスト名だけを見て、
そこだけに惹かれてレンタルしたのものでした。
なので、まさかウイルス感染のお話だったなんて！と、かなり想像していたムードとは異なったという、
大きな意外性を持って鑑賞し続けることとなってしまいました。
期待していたものと違って、落胆。というほどでもないのですが、
ちょっとグウィネス・バルトローに関しては、ファンにはあまりオススメ出来ないかもと思いました。
こんな役で終わるなんて・・。登場時間の短さも併せて、とても残念でした。
やっぱり、もうちょっと違った感じの映画でこのキャストを見たかったかな〜・・・とは思ったけど、
でも、ウイルス感染症の脅威や、パニックに陥った人間の変貌ぶり、その恐ろしさというものを、
もの凄く感じました。
最近は、地震とか津波とか火山の噴火といった自然現象に対してばかり、映画を見たり実際に起こった事実から、
恐さや不安を感じていたのですが、こういう恐ろしいものもあったんだったと、気が引き締まる想い。
もしこんな状況になってしまったら、本当に大変だって。
そんなわけで、私にとってこの作品は、キャストの素敵な魅力を味わうのではなく、味わってる暇はなく、
そんなことよりもうがい・手洗い・咳エチケット・具合悪いとき無理に外出しないなど、
簡単、且つ基本的な予防行為と非常食のストックの重要性を、改めて再確認させられる映画、となりました。
いや、そのための映画だったのかな！？とさえ思えています。

映画館で見なくて良かった。
つまらない。
ハラハラドキドキもしない。
ふーんで終わってしまう。
後に何も残らない。
豪華キャストの割には単調な進行で退屈した。
パニック映画をあえて単調に表現したかったのかもしれないが、そうであれば、一人の人物をじっくりと掘り下げて表現した方が面白いと思う。
以上　４３歳男性

ドラマ性は皆無だけれど、事実関係を良く取材して描かれているみたいだし、現実にいつ起きてもおかしくない話でとてもリアリティがあって、
ラストはちょっとした謎解きもあるし、一貫性があって悪くないと思う。見いってしまった。

ソダーバーグ監督は「オーシャンズ」シリーズなど、得意じゃないかも。結構苦手な方多いみたいですけど。
いつもキャストがむだに豪華な印象ですが本作は特にすごい。
ハッタリのきいた作風だとおもってましたが、本作はとにかく淡々とした進行で、意外。だけどそこが良かった
あっ、この俳優も出てる、次はこの女優か〜て感じで、ちょっとの出演時間でスターが次々あらわれるので
中盤くらいまではそれに終始してる感じ。

映画というより、集団感染が起きてから収束するまでを丹念に追った良くできたドキュメンタリーみたい。
全然映画ぽくなくて、なんか研修ビデオみたいなんだけど。
やっぱりこまめな手洗いと、汚い手で顔を触らないのが、大事なんですね〜。
インフルエンザ今流行ってるし、すごく勉強になった。