恋とニュースのつくり方

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予期せぬリストラで無職になるＴＶプロデューサー、ベッキー（レイチェル・マクアダムス）。
今までは恋にも無縁の仕事バカでした。
再就職はニューヨーク。それもチーフとして番組を任されるのですからやる気マンマン♪
もう崖っぷちの２８歳。いろんな声が聞こえてくるお年頃なんです〜
頭で考えるよりも行動あるのみ、恋には疎くても仕事に対しては一生懸命頑張ってる彼女。
朝のミーティングで指図するあのテキパキさ、意外に仕事できるんじゃない！あの決断力が観てて気持ちいい。
それからどんどん彼女が魅力的に見えてきました。

仕事に運が舞い込んでくると恋もあちらからやってくるのね〜
でも脳みそのほとんどが仕事オンリーですから、仕事が上手く行かなくなると恋愛も急降下。。。
『デイブレイク』の視聴率を上げなきゃ番組がなくなる危機に、なりふりかまわず奮闘する姿にこっちまで元気をもらえます。

彼女の頭を悩ますのがアンカーとしてこの番組に迎えた伝説的ニュースキャスターのマイク（ハリソン・フォード）
あまりに今まで仕事人間すぎて家族からも見放されてます。
いいですね〜年老いても見せてくれる存在感ある演技に惚れ惚れしました。
彼も報道バカで仕事に対するプライドが高すぎて朝の番組としては不釣合いなんです。
キャスターのコリーン（ダイアン・キートン）とも大人なのに折り合えないし、この二人のやり取りも笑えます。
彼女も弾けてます。ある意味。。。

あまりに仕事中心になりすぎて、あんな素敵なアダム（パトリック・ウィルソン）と続けられるのか不安なベッキー、そして家族に背を向けられてしまったマイクが何気に心を通わす所もいいですね。
もう彼ほどのベテランが自分を変えるのは難しいと思うけどベッキーの仕事への情熱がマイクの寂しくて孤独な心を変えていきます。
ベッキーの正直さが特に素敵なのです。駆け引きなんてずる賢いことなんてしませんから。真っ向勝負だもんね。
それを演じるレイチェルがさらに魅力的でした。
『きみに読む物語』や『きみがぼくを見つけた日』『シャーロック・ホームズ』と観てきましたがこの彼女が一番素敵でした。

仕事に頑張る女性の背中を押してくれるように元気をもらえます。
『プラダを着た悪魔』でも感じた、仕事を通じて成長していく彼女達に向けた応援歌！
必死で頑張った苦労は無駄なことはないんですよね。
働く女性として輝くために恋に仕事に頑張りたいですね〜

余談だけど、ベッキーが面接でリモコンもってテレビの音量をあげた時、同時に私もリモコンを手に音量上げてました。
偶然だけどひとり受ける。。。

なりふりかまわず、がむしゃらに頑張ることはカッコ悪い？
そんなことはない。
自分は自分らしく、必死に髪振り乱して頑張ればいいじゃない。
現状に疲れても、なにくそと立ち上がろうとする、そんな頑張る女子にエールとパワーをくれる作品です。

インディ以降で本当にハリソンフォードが良いと感じた初めての一本
一番良かったのは　大手からヒロインを呼び戻そうと　料理をするくだり
笑う時に口の端をあげるクセは昔通り　ハリソンもいい男優になりました

ダイアンキートンは相変わらずの味の有る演技でこの人が居ないと膨らまなかったと思う
後はパトリックウィルソン　オペラ座の怪人の人です（怪人でない方）
綺麗な彼氏役がぴったり　ただ、綺麗な彼氏役の他は出来なさそうな…

それとテレビ局の太ったおじさんスタッフがとても可愛かった。

レイチェル・マクアダムス、かわいかった。

この女優さん、『ミーン・ガールズ』やRed Eyes（邦題『パニックフライト』）、『君読む』から、ずっと光ってるなぁと
思っていたけど、今回もハリソンフォード、ダイアンキートンの大御所の間に入って、魅力的でした。

彼女の笑顔、『タイムトラベラーの妻』でもきらきらしてます。素直に大好きな若手女優です。

ストーリーが展開するにつれ、髪型もファッションもだんだんと洗練されていく様子がよかったです。

ハリソンフォードの頑固＆偏屈ぶり、コメディは・・・ほんと似合わない！
（この人は元来、正義の味方、冒険を演じるための俳優なんだなぁ〜とつくづく思う）

うまくいきすぎ、頑張ったからって・・・
と思う反面、なりふり構わず頑張る姿って素敵です
私は今まで本気で頑張ったことなんてあるのかしらと
寂しい気持ちになりました。三度の飯より好きなこと、これから探そうっと