アマデウス　ディレクターズカット

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ツボ・・・・それは、サリエリちゃんというひねくれた主人公です。
いや、詳細にいうと別にひねくれてるわけじゃないんです。主人公っぽくない主人公という点が大好きなんです。私はこういうのに弱い。
ひゃひゃひゃひゃひゃ！って笑うモーツワルト。ちなみに、モーツワルト好きな人は、イメージが崩れるかもしれないから見る前には注意が必要です。
サリちゃんの好きなところは、モーツワルトの才能を認めているのに、他方では凄く嫌っているところ。そこにいるのは自分であるはずだ、あるべきだ。そういうところ。（あら、私はＳですか？）
あんな下劣な男に、そう思っているのに、5回中、5回全て見に行ってしまうような、そんなサリちゃんに凄い人間性を感じてしまいます。
モーツワルトはですねぇ〜〜私は最初あんまり好きではなかったですねぇ。。。
でも、後半の方になってくると、モーツワルトに対してもその人間性が見えてきます。天才なりの苦労ともいえるんですが、3歳からどこぞのお偉いさんの前でピアノ弾いたり、バイオリン弾いたりしてた人生を歩んできて、あひゃひゃひゃひゃ・・と。

と、まぁそんな感じで、あとは見てみてのお楽しみという感じで。尋ねてきちゃってまたしても重い告白を聞いてしまった。。。という牧師さんの気分になれます。


特典、キャスト＆スタッフetc.

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音楽，美術，演技のどれもが素晴らしく，見事なまでに完成された映画。

「嫉妬」を無くせなかったサリエリ。
「自分」を見つめられなかったモーツアルト。

苦悩の連続だった二人の悲しい姿が胸を打つ。

共同でレクイエムを産み出した時に，サリエリはモーツァルトを認めた。

この，緊張感と達成感あふれる場面が好き。

離れません・・・。
とても長いんですが、さらにながくなってるんですが、
モーツアルトの曲は大好きなので、あきません。

クラシック入門編として、一度みていただきたい一本かもしれない♪

最近、クラシック入門編はのだめカンタービレのようですが・・・。これもはずせません・・・。

この映画に魅せられる人には、自身をアントニオ・サリエリに重ね合わせる人が少なくないのではないか。凡庸に生まれながら、特別な才能への憧れを捨てられずに生きる人たちだ。私もその一人なのだが...
１９８０年代後半はモーツァルト没後２００年に沸いていた時期だった。ちょうどその頃公開されたこの映画に、私はどっぷりはまっていた。そして映画とともにその音楽にも浸りきっていた。しかし、２００２年に公開されたこの「ディレクターズ・カット版」は観ておらず、ほんとに久しぶりの鑑賞。

この作品はピーター・シェーファーの戯曲の映画化だ。モーツァルトがサリエリの暗躍により毒殺されたというのは刺激的な話だが、日本の『忠臣蔵』と同じで、わかっている史実をもとに創られた物語である。
この「ディレクターズ・カット版」は、意外にも劇場公開版とは全体の印象がだいぶ違う。劇場公開版のほうは、サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬し、宮廷の音楽家同僚とともに彼に嫌がらせをしたり、さらには奸計をもって彼を死に至らしめるという内容。その流れは同じなのだが、Ｄ・Ｃ版では、才能に関してえこひいきをした神に対しサリエリが挑戦状を叩きつけ、その結果(モーツァルトの死)に生涯苦しみ続ける彼の苦悩がよく伝わる形になっている。

物語の進行は自殺を図った老齢のサリエリが病院に運ばれ、病室で神父に自身が行った行状を告白するという体裁をとっている。
昔観たときにはさして気にもしなかったのだが、Ｄ・Ｃ版を観ると、この形式にこそこの映画の重要なテーマが集約されていることがわかる。つまり、人と神との関わりであり、不条理な現実に翻弄されたとき、人は神とどう向き合うのかという話なのである。
モーツァルトが生きた時代、欧州は近代化への激動期にあった。それまでのキリスト教会の厳格な価値観に代わって、自由・平等・博愛の理念が広がり、それは市民革命の原動力ともなった。モーツァルトはフリーメーソンであったわけだが、サリエリ⇔モーツァルトの対立の構図は、そのまま教会⇔フリーメーソンリーといった権威と自由の対立をも映しているように思われる。

モーツァルトの死因はわからないが、天才に早世の傾向があることは知られていることと思う。神は人に自身の力の一部を与えることがある。しかし、同時にその代償も要求するのだ。それに彼は稀に見る才能に恵まれたが、困窮する庶民でもあった。一方、サリエリは神を呪うが、宮廷での地位に恵まれ貴族同様の生活をしていた。恵まれた環境にあったわけだが、人はなかなか自身を客観視できないもの。
復元されたカット場面のなかで私が一番よかったのは、ウィーンの街中で庶民が行き交うにぎやかな通りを映したシーンだ。その通りを、酒を飲みながら軽快に歩くアマデウスの気楽さがいい。彼は天才だが、やはり庶民だったのだ。

パナップのCM=魔笛「パパゲーノ」
のど飴のCM=「A Little Night Music」
川平慈英のヘパリーゼ=「トルコ行進曲」

だれもが一度は聴いたことがあって、
耳に残っているあの曲、
作者は、

モーツァルト！

そう、音楽室に肖像画が掲示してある、あいつ。
便秘ツラのベートーヴェンの横で、
眼に画鋲が刺さって微笑んでいるあいつです。

本作はそのモーツァルトの生涯を作り話を交えて、
ドラマチックに面白く描いています。
はっきり言って、コメディです。

話の冒頭、
サリエリって大昔、宮廷のお偉い作曲家だった爺さんが、
老人ホーム(精神病院)で自殺未遂して、
若い神父にカウンセリングを受けます。

老サリエリは若い神父に自分がスゴイ人だぞ、ってのを伝えようとして、
自分の曲を弾いて聴かせるけど、
どれも知らない…
皇帝の前で弾いた有名な曲のはずなのに！

でも、やつの曲は知っているんです…
その曲を書いたのが、

フォルフガング・アマデウス・モーツァルト！！！

サリエリはモーツァルトの曲が人々の記憶に残って、
自分の自慢の作品が人々に忘れられていく様を自分が見どけること…
それは神が彼に与えた罰だと云い始める…

サリエリの曲は誰も憶えてないけど、
モーツァルトの曲はみんな知っている。
300年経った今でもモーツァルトの曲はみんな大好きで聴いています。

で、なぜ彼はその罰を受けねばならなかったのか…？
それはこの映画を観れば分ります。

壮絶だけど、面白おかしく描いてくれるので、
楽しめると思います。

さて、個人的見解…

もし、モーツァルトが今現在、2018年に甦ったら、
意外と、
SKRILLEXとかDJ SNAKEとか聴いて喜びそうな気がします。

モーツァルトが彼らにメロディー提供して、
できる曲はどんなスゴい曲なんでしょう！

あるいはモーツァルトが現在の最新機器で作曲したら、
どんな曲ができるのでしょう！
※どんなエフェクトを使うのでしょうか？ビートは効かせるのでしょうか？

想像するだけでワクワクします。