幸せのポートレート

ラブストーリーなんだろうけど・・・もう一つリアルじゃないような・・・あまりにもオープンな家庭とお堅いキャリアウーマンって、何ともお約束的な発想で、ストーリーも一体、誰の何を主体に表現したいのかボケちゃっている気がする。本当にラブアクチュアリーを超えたのっ！ってツッこみたくなる内容だった。アメリカの家族愛って言えばそれまでだけど、どうも共感できないのは日本人のせい？正直、思ったよりツマらない作品でした。

夕べ眠れなかったので睡眠導入剤代わりに観はじめたら面白くて目が離せず、
結局最後まで観てしまった（苦笑）。

クリスマスに実家に集う家族の物語で、長男の恋人がサラ・ジェシカ・パーカー。
彼女がちょっと変わり者なので彼の家族に受け入れてもらえず、孤軍奮闘するのが前半。
う〜ん、私は見ててそんなに嫌な女には思えなかったのだけど。
不器用で空気読めないのが、むしろ気の毒な感じ。緊張するからますます失敗するんだよね。
むしろ、この家族の方が狭量なんじゃないかね。次女のレイチェル・マクアダムスの態度なんて殆どイジメだし。
こんな家に連れて来られたら、私なら速攻で逃げ出します（笑）。
どんな理由があるにせよ大人数が１人に敵意を向けるのってイヤな感じ。
そんで心細くなったサラが妹のクレア・デーンズを呼び寄せたら、彼女は気に入られちゃって。
ますます株を下げるサラ。アベノミクス崩壊どころじゃない、家族揃って「あんな人と結婚するな」って・・・。

いやー、ここまでの容赦ない脚本がスゲーって感じで、よくここまで「軋轢」とか「葛藤」をグイグイ描いたなぁとビックリ。
この先どうなっちゃうんだ？って目がランランと冴えて観続けてしまった。

後半は、聖なる夜のカタストロフが一つの見せ場、サラの失言で家族団欒の席が修羅場になるこのシークエンス、
イタタ、イタタの居たたまれなさ。個人的にはホラーより怖かったなぁ、こういうの（笑）。
でも、ここからサラ、クレア、長男、次男のエピソードが描かれて、ようやく穏やかな空気が流れ始める。

理屈じゃなくてね、男と女は相性で決まる（と思う）。
一緒に居て心地いい人、ありのままの自分でいられる人。
それが分かってめでたし、めでたし。

家族が抱える「悲しみ」も、サラの意外なプレゼントで癒される。ここ、いいシーンです。
この家族にとって「蔑むべき存在」だった人物が、クリスマスに家族全員に「慰め」を与えてくれた。
最も低きところに最上の恵みが宿るのがキリスト誕生の真理。
クリスマスはこうでなくっちゃね。

人間はみな欠けのある存在、傷つけ合うこともあるけれど、でも、みんなにクリスマスの恵みがありますように、
最後はそんな願いが感じられて、意外に後味が良かったです。

サラ・ジェシカ・パーカーがやり手の
キャリアウーマンってのが、しっくりこない。

嫁姑問題を映画でわざわざ見たくないわ。

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ドタバタコメディかと思って借りたのに、期待はずれ・・・。

クリスマスに家族が集まる彼の家に招待されたサラ・ジェシカパーカー。
所が、気に入らない長男の恋人への家族のキツイ態度、それをさらに悪化させるべくありえないぐらいの、サラ・ジェシカパーカーの失態の数々・・・。

母親は自分の命が短い事を理由に息子に自分の行動の正当性を訴え、恋人は自分の妹に一目ぼれして、飛び出した恋人を探す事もせず、妹の方にアピール始めるし…。

結局、自分は彼氏の弟とくっつき、彼氏は自分の妹とくっつく。

最後の駄目押しに、彼の妹と元彼もくっついて全員幸せハッピーエンド…。これがアメリカ的展開なんだろうけど、ちょっと無理がありすぎて受け入れにくいです。

楽しく見たかったのに、「へぇ〜」って感じで終わってしまいました。

サラ・ジェシカ・パーカーは『セックス・アンド・ザ・シティ』のイメージが強すぎる。

どの映画作品を見てもあのドラマの「キャリー」にしか見えない。

お話の方は…。

なかなか秀作ではある。

でもインパクトがない。

主人公メレディスの婚約者の実家は一見普通な家庭に見えるけど実はいろんな問題を抱えていることが分かってくる。まるでアメリカを縮図にしたような家だということが。

一方で兄弟姉妹同士の四角関係が進展する。「へ〜そーなるのかい。ま、それもいいんじゃない」という程度のインパクトしかない。

サラ・ジェシカ・パーカーのフィアンセ役（ダーモット・マローニー）の大根役者ぶりが目立つ。