ＳＰＬ　狼よ静かに死ね

重すぎて重すぎて心が苦しくなる・・・・。
後味の悪い終わり方は、私はあまり好きではありませんでした。

お勧めはできない作品ですね、ドニー・イェンさんのファンならOKかもですけど・・・
バイオレンスアクションと言うよりは、辛く悲しい父親の狂詩曲と言った感じです。

ドニー・イェンもウー・ジンも知らなかった私。（ＨＥＲＯは観たことあるけど・・ドニーの記憶なし）
サモハンて・・キンポー？あのデブゴン？　いつからキンポー取れたの？？

サイモン・ヤムが出ているという理由だけで借りてみたこれ。アタリでした。

最初のうち、また悪徳警官ものか、とかインファナルアフェアっぽいやつ？という感じで。
頭に腫瘍が出来て長く生きられそうにないのに、殺された証人の娘を養女にしちゃって、哀愁漂いまくりのサイモン・ヤム。
その部下のサエないやつらは、それぞれ仲間や家族思いのちょっといいヤツっぽいんだけど、刑事としてはダメでしょっなヤツら。
サモハンはマフィアのボスだけど、なんか出てくるだけで笑っちゃいそうになるし。
やたらとスローモーションあるし、大げさな音楽かかるし・・・あれ、もしかしてハズレだったかな、と思いましたが・・

出ました！ドニー・イェン。すっげーカッコいい！！　
正直見た目はあんましですが・・体型も顔も（歯ぐきが出過ぎ・・笑うシーンが少ないからいいけど）ま、好みの問題ですが。
すごすぎるアクション！　スピード！　キレ！
そうですか。最後のドラゴンだったんですか。ごめん、知らなかった。　参りました。

ウー・ジンにもびっくりです。刑事達を次々惨殺していくんだけど、子供みたいな顔して恐ろしいキレっぷり。なにもしゃべらず、ただただ殺していく。
特にロクの殺しっぷりったら・・残酷だけど美しいくらい。
ドニー・イェンとの路地での対決は、もうカッコ良すぎて何度もリピートしちゃいました。

そして、サモハンもすごい！　恐ろしいボスというよりは、やはり優しいお父さんの顔が勝ってしまってるけど、あの体であの年で、ドニー相手に激しいアクションは昔と変わらない。尊敬します。

最後は、そこで酒飲んでる場合かよってツッコミ入れてるうちに「えええぇ〜〜〜っ！？」な展開ですが・・
これだけアクションを堪能させてもらえたので、まあ良しとしましょうか。

７点満点中２点

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　武術家の父により６歳から北京武術隊に入隊させられる。その後、北京体育大学卒業。全国の武術大会を総なめにするなど、ジェット・リーと同じ足跡をたどる。
　映画監督のユエン・ウーピンに見出され、「大地無限�U」（「大地無限�T」の主演はジェット・リー）でいきなり主役でのデビューを飾る。その後、少林寺を中心にした武侠映画・ＴＶドラマなどで活躍。本当のカンフーを見せてくれる人だ。
　そのウー・ジンが初めて取り組んだ（たぶん。私の知っている限りでは。）悪役。冷酷で、残忍に次々と刑事たちを殺していく。
　中国の俳優たちは自分の色を出さない。その典型のような悪役への取組み。中国本土から香港へそして、ハリウッドへ（たぶん）。今後の活躍が、ますます楽しみなウー・ジン君だ。