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アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。
製作年: |
1957年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
WITNESS FOR THE PROSECUTION |
受賞記録: |
1957年 ゴールデン・グローブ 助演女優賞 |
監督: |
ビリー・ワイルダー |
---|---|
製作: |
アーサー・ホーンブロウ・Jr |
出演: |
マレーネ・ディートリッヒ 、 タイロン・パワー 、 チャールズ・ロートン 、 エルザ・ランチェスター 、 トーリン・サッチャー 、 チャールズ・ロートン 、 エルザ・ランチェスター |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
116分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GXBR16236 | 2003年05月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 0人 | 3人 |
収録時間:
116分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
GXBR16236
レンタル開始日:
2003年05月16日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
3人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
116分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GXBR16236 | 2003年05月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 0人 | 3人 |
収録時間:
116分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
GXBR16236
レンタル開始日:
2003年05月16日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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洋画の原題と邦題のギャップに戸惑うことは珍しいことではない。邦題に騙されて観てみたらガックリさせられたり、邦題のために遠ざけていた作品を観たあとで「なんでもっと早くみておかなかったのか」と臍をかむこともある。今回は後者のほうだった。
「情婦」などという単語はATOKでは変換してくれないく。それくらい古めかしくおぞましい表現である。広辞苑では「いろおんな。かくしおんな」、大辞林では「妻以外の愛人である女、内縁関係にある女」などと説明されている。岩波の「日本語表現辞典」には〈情女〉のグループがあり、「側妻・妾、ラシャ洋妾、妾、二号、権妻、お手付き、れこ、色女、思い者、小指、囲い、愛妾、寵妾、寵姫、御部屋様、手懸け、側室 囲い者、籠の鳥、お手付け」などの表現がズラーっと並んでいる。谷崎潤一郎ワールドである。
だがしかし、この映画は三角関係の痴情がもつれた場面がいっさいない、骨太な法廷サスペンスである。なぜなら、原題を直訳すると「検察側証人」なのだから。ウィキペディアでは、「ミステリーの女王アガサ・クリスティが自らの短編小説を戯曲化した同名作品を、巨匠ビリー・ワイルダーが映画化した」と説明されている。
映画の主人公はマレーネ・ディートリッヒ演じるクリスチーネでもなければ、タイロン・パワー演じるレナード・ヴォールでもない。主人公はチャールズ・ロートン演じる老弁護士ウィルフリッド卿で、退院後間もないウィルフリッドは葉巻が吸いたいあまり、ある事件を請け負う。このウィルフリッド弁護士と、彼の健康状態を気遣う女性看護師ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)との掛け合いが微笑ましい。さすがワイルダー。
シドニー・ルメット監督の『十二人の怒れる男』(12 Angry Men)が、ふつうのひとを陪審員にさせパブリックな問題に触れさせることで、市民としての使命を果たさせることの意義を描いているのだとすれば、『情婦』は陪審員ではなく、法廷弁護士(barrister at law)の使命と、法に先行する人々の自然なルールの大きさが描かれているようで、とても好感が持てた。
もしもわたしに邦題を付け直すことが許されるならば、ディートリッヒを主体にした『証言台の女』とか、『処刑』といった路線でいくか、老弁護士を主体にした『だからバリスターはやめられない』みたいなふうにしたい。
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この映画に関しては、既に多くの人が指摘しているように、まず邦題のひどさを言っておかねばならない。おかしな邦題がつけられて、損をしている映画はたくさんあるが、これはその代表格だろう。原題通り「検察側の証人」でいいじゃないですか。クリスティの原作も有名なんだし。それを、敢えてこんなポルノ映画みたいなタイトルにする感性は、全く理解できない。この邦題を付けた配給会社の担当者の罪は、万死に値すると言ってよい。
と、お約束を済ませた上で、内容に関して言うと、ともかくクリスティの原作が、彼女の作品群の中でも上位に来る傑作で、監督がビリー・ワイルダーなのだから、つまらないわけがない。その上、女優がマレーネ・ディートリッヒとくれば、これ以上一体何を望めばいいというのだろうか。
ビリー・ワイルダーというと、ラブコメの人という印象が強いが、この人のミステリ映画には優れたものが多い。「深夜の告白」とか「サンセット大通り」、「悲愁」などが、その代表だろう。中でも本作は、傑作ミステリを映画化したものであり、彼の作品の中でも、特に評価の高い作品の一つである。
ただ、以前何かの本で読んだのだが、晩年のワイルダーは、この作品をあまり気に入っていなかったらしい。彼がどのへんに不満を感じていたのかは、推測するしかないのだが、これについて、個人的に思うことは、2段オチの2番目の方は、いらなかったのではないかということだ。1番目のどんでん返しがあまりに見事なので、その後に来る2番目のどんでん返しが、やや蛇足のように感じられるのである。それは、原作を読んだときにも感じたことで、ワイルダーのせいではないのだが、映画化するときに、そこを省くというようなことは、やろうと思えばできたはずである。
と、最後はややケチをつけるような言い方になったが、それは些細なことで、この作品がミステリ映画の傑作であるという評価は、ゆるがないのであった。
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ユーザーレビュー:114件
投稿日
2009/11/10
レビュアー
論駄※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
洋画の原題と邦題のギャップに戸惑うことは珍しいことではない。邦題に騙されて観てみたらガックリさせられたり、邦題のために遠ざけていた作品を観たあとで「なんでもっと早くみておかなかったのか」と臍をかむこともある。今回は後者のほうだった。
「情婦」などという単語はATOKでは変換してくれないく。それくらい古めかしくおぞましい表現である。広辞苑では「いろおんな。かくしおんな」、大辞林では「妻以外の愛人である女、内縁関係にある女」などと説明されている。岩波の「日本語表現辞典」には〈情女〉のグループがあり、「側妻・妾、ラシャ洋妾、妾、二号、権妻、お手付き、れこ、色女、思い者、小指、囲い、愛妾、寵妾、寵姫、御部屋様、手懸け、側室 囲い者、籠の鳥、お手付け」などの表現がズラーっと並んでいる。谷崎潤一郎ワールドである。
だがしかし、この映画は三角関係の痴情がもつれた場面がいっさいない、骨太な法廷サスペンスである。なぜなら、原題を直訳すると「検察側証人」なのだから。ウィキペディアでは、「ミステリーの女王アガサ・クリスティが自らの短編小説を戯曲化した同名作品を、巨匠ビリー・ワイルダーが映画化した」と説明されている。
映画の主人公はマレーネ・ディートリッヒ演じるクリスチーネでもなければ、タイロン・パワー演じるレナード・ヴォールでもない。主人公はチャールズ・ロートン演じる老弁護士ウィルフリッド卿で、退院後間もないウィルフリッドは葉巻が吸いたいあまり、ある事件を請け負う。このウィルフリッド弁護士と、彼の健康状態を気遣う女性看護師ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)との掛け合いが微笑ましい。さすがワイルダー。
シドニー・ルメット監督の『十二人の怒れる男』(12 Angry Men)が、ふつうのひとを陪審員にさせパブリックな問題に触れさせることで、市民としての使命を果たさせることの意義を描いているのだとすれば、『情婦』は陪審員ではなく、法廷弁護士(barrister at law)の使命と、法に先行する人々の自然なルールの大きさが描かれているようで、とても好感が持てた。
もしもわたしに邦題を付け直すことが許されるならば、ディートリッヒを主体にした『証言台の女』とか、『処刑』といった路線でいくか、老弁護士を主体にした『だからバリスターはやめられない』みたいなふうにしたい。
投稿日
2008/04/26
レビュアー
J.J.マローン※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
この映画に関しては、既に多くの人が指摘しているように、まず邦題のひどさを言っておかねばならない。おかしな邦題がつけられて、損をしている映画はたくさんあるが、これはその代表格だろう。原題通り「検察側の証人」でいいじゃないですか。クリスティの原作も有名なんだし。それを、敢えてこんなポルノ映画みたいなタイトルにする感性は、全く理解できない。この邦題を付けた配給会社の担当者の罪は、万死に値すると言ってよい。
と、お約束を済ませた上で、内容に関して言うと、ともかくクリスティの原作が、彼女の作品群の中でも上位に来る傑作で、監督がビリー・ワイルダーなのだから、つまらないわけがない。その上、女優がマレーネ・ディートリッヒとくれば、これ以上一体何を望めばいいというのだろうか。
ビリー・ワイルダーというと、ラブコメの人という印象が強いが、この人のミステリ映画には優れたものが多い。「深夜の告白」とか「サンセット大通り」、「悲愁」などが、その代表だろう。中でも本作は、傑作ミステリを映画化したものであり、彼の作品の中でも、特に評価の高い作品の一つである。
ただ、以前何かの本で読んだのだが、晩年のワイルダーは、この作品をあまり気に入っていなかったらしい。彼がどのへんに不満を感じていたのかは、推測するしかないのだが、これについて、個人的に思うことは、2段オチの2番目の方は、いらなかったのではないかということだ。1番目のどんでん返しがあまりに見事なので、その後に来る2番目のどんでん返しが、やや蛇足のように感じられるのである。それは、原作を読んだときにも感じたことで、ワイルダーのせいではないのだが、映画化するときに、そこを省くというようなことは、やろうと思えばできたはずである。
と、最後はややケチをつけるような言い方になったが、それは些細なことで、この作品がミステリ映画の傑作であるという評価は、ゆるがないのであった。
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