ザ・プレデター

が、設定に、無理がある

見てる間、どうも集中できず、
昔見たプレデターを思い出す。
確か、テレビ。
インディアンみたいのがいて
その他、個性派がいて、シュワちゃんがいる。
次々と部隊の人数が狩られ、
シュワとプレデターの一騎打ち。
夜、ジャングルの中、
目だけギラギラと光らせたシュワ。
罠をすり抜け、シュワを追い詰めるプレデター。
しかしそこにも罠が。致命傷を得、
救いを乞うようなまなざしから一転、
笑い出すプレデター。危ない！シュワ！
面白かったなーなどと思っていたら本作は
終わっていたのでした。

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オープニングはなかなかの引き込み方で、シリーズのファンならシュワちゃんのあの秀作を思い出す雰囲気。
ひとまずわくわくと期待。

……が、だんだんと話が進むにつれてその期待は崩壊していきます。見事に。
今回は刑務所行きの護送車に偶然乗り合わせたメンツが主役。それなりにみんな好感度あり。主人公のクイン率いる陽気で愉快な仲間達的な部隊が完成。
彼らが今回中心となり対プレデターとなる。一番乗りで登場した単身プレデターが脅威かと思いきや、実はあっさり殺されます。
真の敵はそのプレデターを追尾して地球に飛来(というか突っ込んできた)した「プレデター改」的な存在。見た目もマッチョで強靭な体型、でかい、高知能と厄介。
カエルとプレデターとピットブルが融合した様なブサイク(失礼)な犬達を引き連れて登場！この犬、「プレデターズ」に登場した奴らとは雲泥の差。あいつらの方が好きだったなー。
そのうち1匹は頭に銃撃を受け、撃たれ所が悪かったのか何故か敵対心を吹っ飛ばして「なんちゃって仲間」になる…。
お、こいつがもしかして一役買って活躍するのかっ？？と思いきや何の役にも立たず。

結局は、最初のプレデターが「気を付けろよー、めんどーな奴らがお前ら人間を狙ってやってくるぞー、おれが先に打開策を教えてやるから頑張れよー」と忠告に。そうとは知らず応戦し、挙句プレデター改と悪戦苦闘。次々と仲間が殺されていき、なんとか地球の平和を勝ち取った主人公のお話でした。

ナンバリングじゃなく、「亜種」的な作品として気軽に観るならオススメ！

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この作品は第１作目が凄くエグくて話的にも面白かったけど、２作目、３作目と段々と精気が無くなってきてましたが、新作が出ると確認はしたくなるものです。
で、本作。どうやらプレデターの中にもヤンチャな馬鹿野郎は居るらしく、舟を奪って地球に地球人狩りに来てるヤツが居たり、それを追って見付け次第に破壊する先生みたいな妙なプレデターも居たりします。だがこの先生プレデターはただのプレデターでは無かった！何と人間のＤＮＡも併せ持つ身長が３メートル以上もある超有能なプレデターだったのだ。そして最も勇敢で賢い地球人を宇宙船に閉じ込めて持って行ってしまおうとする。それがなんと子供！
すると、その子の父親は黙ってない。何と宇宙船に張り付いて行かせまいとする。そんな事したって宇宙に出ちゃえば宇宙船の勝ちじゃん？なんて少し小笑いしながら見てたら、その子の父親の仲間が自らエンジンルームに吸い込まれていきました。
バードストライクならぬ人間ストライクです。しかも自分から入っていきました。当然の如く大爆発が起きます。そうなったら宇宙船の外も中も超危険だと考えなかったのでしょうか？映画だからきっとＯＫなんだととの判断だったのでしょう。

かなり残虐なシーンが満載ですが、なぜか笑ってみられるコメディーのような作品です。ちなみに、監督はプレデターの第一作に出演していた俳優さんだそうです。何となく思い入れがあるのでしょうか、すべての作品のシーンが散りばめられているような気がします。更に続編に行きそうな気配を残しているあたりは、商魂逞しいですが、そろそろネタ切れでしょうね。