許されざる者

はっきり言ってまったく面白くない
服装は汚いし（時代等のリアルな感じを出しているつもりであろうが）
渡辺　謙のよさはまったくない
リメイク版だけにどうしても前作と比較しながら見るがあまりにもレベルが違いすぎて
怒るというよりも情けなくなった
バックの北海道の風景だけがきれいだった（苦笑）
途中で見るのを止めたのだがお金払っているしもったいないので次の日一応最後まで見たが
やはりつまらなかった

オリジナルのオードリーヘップバーン、リメイクのクリント・イーストウッドの作品は感動しました。
豪華キャストなので期待していましたが、これは最低最悪のリメイクです。
マイナスの投稿はしたくないのですが、犠牲者が少なくなるように考えて書かせて頂きました。オリジナルを見てください。感動します。

豪華出演者の割にはなんと情けない内容でしょう、がっかりです・・・・

渡辺謙主演『許されざる者』をみました。

共演柄本明、佐藤浩市、柳楽優弥、小池栄子、国村準、などなど。

監督は『悪人』『フラガール』の李相日監督

クリントイーストウッド監督の『許されざる者』のリメイクです。（こっちも見てます）

西部劇を、幕末〜明治初年に舞台を変えています。



官軍と戦った幕府の浪人だった釜田十兵衛。

人きり十兵衛と恐れられ、おってきた官軍の手を逃れ、いまは蝦夷で子ども2人と貧しいながら百姓をしていた。

そこへ、馬場金吾（柄本）が、娼婦の顔を切り刻んだ男2人に、娼婦が賞金をかけた、一緒に討ち取りに行こう、と誘う。

金吾はその金で石炭を掘る夢を持ち、十兵衛に『子どもたちのためにも金が要るだろう』と誘う。

十兵衛は、『ほかの生き方がある』と教えてくれた妻を3年前に亡くし、その妻ともう、人殺しはしないと約束した。

しかし、食べるものもままならない、子どもたちのために、母親の故郷、アイヌの村に、『もしものことがあったら子どもたちを頼む』と言い残し（ここでアイヌ語がでるんです。）、金吾と共にその村へ向かう。

アイヌ村出身の沢田五郎はこの話を聞きつけ『俺は5人も殺した男だ』と吹聴し合流する。

彼らが向かった村は、暴力と脅しで、大石一蔵（佐藤浩市）が支配していた。。



原作を上手くアレンジして、そこにアイヌの悲惨な歴史も織り交ぜています。

人を殺した罪の意識を背負いながら生きている十兵衛。

なのに生活のために再び刀を持つ。

置き去りにされた武士のやるせない思い（八重の桜とだぶるなぁ）。

名脇役を結構使ってて見ごたえがありました。

記憶違いか、クリントのほうで、触れられなかったラスト、この作品ではきちんとしていたので、そこもよかったです。

しかし、渡辺謙はうまいなぁ。

背負った重さのつらさに胸が熱くなって、泣いちゃいました。（よく泣く私）。

憎憎しい大石もうまい。彼の考えは間違ってないんだけど、やはり最後は暴力なのか、と思ってしまうし、女郎たちも、罪の重さを感じるんですよね。

それをなんか、十兵衛が、全部背負っていくようなラストで、胸が詰まりました。



勝てば官軍、あの時勝っていたら、俺たちは英雄だったのに、とか、

やはりいい台詞は、『別の生き方がある』



あの時勝っていたら、別の生き方があっただろう。。。

これ評価、分かれてます。

単なる殺し合いじゃないか、とか、

重さを背負っていく、、というのがこの作品のテーマだった気がします。