英国王のスピーチ

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まとまっている感はある。

全然、面白くはないとは言わないが、
ただ、、、
映画として、面白味には、欠ける。

娯楽映画ではないのだから・・・
というわれたら、そういう価値はあるんだろうけど・・・

たぶん、イギリスにとっては、価値はあるんだろうけど、
日本人の私にとっては、
興味の問題なんだろうけど、イマイチ感はある。

あとは、ジョージ６世を演じた、
コリン・ファースかな。。。

吃音というより、言葉が出てこなくなるという、
そんな感じの演じ方で、
これが、どうなのかは、私には、さっぱりだったが、
こんなのかなぁ。。。的な感想しかなかった。

英国王ジョージ５世の次男ジョージ６世。
吃音というコンプレックスを抱え内向的な彼は、スピーチが超苦手。
兄エドワード８世が突如王位を返上し自分が国王の座に就くことを余儀なくされたからさぁ大変。
吃音克服のため、スピーチ矯正の専門家ライオネルに頼るのだが…。

スピーチって重要なんですね。特にこの時代の世界情勢的にも。

この映画、ジョージ６世の内面の表現と、ライオネルの身分・立場を超えた交流、友情、対立がメインなんでしょう。
そしてなんと言ってもコリン・ファース。アカデミー主演男優賞受賞。
『吃音の国王』を見事に演じたのが評価されたんでしょう。
でも、字幕や吹き替えではその「どもり」は伝わってきません。
英語が堪能ならきっと、コリン・ファース上手い！って言えるんでしょうが。

アカデミー賞受賞ってわりには、いまいちな感じはしましたが、
それなりに面白く、勉強になる映画でした。

物語は吃音に悩む国王と矯正の専門家の間に育まれる友情という非常に良識ある内容で、コリン・ファースは勿論、ジェフリー・ラッシュの落ち着いた安定感も好ましい。
ヘレナ・ボナム・カーターは一連のティム・バートン作品でしか知らなかったのですが、夫への愛情が静かに溢れる后を演じて、こちらも好印象でした。
（ヘンな役柄の印象が強かったんですが、こうして見ると綺麗ですね。）

兄の突然の王位返上を受け、その地位に就く事を余儀なくされたジョージ六世。
彼には吃音という大きなコンプレックスがあり、演説ひとつ満足に出来ません。
幾多の治療にも一向に治らず絶望的になりますが、心配する妻が見つけた言語療法士の元に気のすすまぬまま通い始めます。
ジョージ六世のプライドと卑屈がないまぜの当初の態度、そして徐々にライオネルに信頼を寄せていく過程は、ユーモアも交えとても穏やかに丁寧に描かれています。
ライオネルの、敬意を払いつつ毅然とした治療態度も素晴らしいものでした。
治療方法は（素人目には）奇異な部分も有り、驚くやら感心するやらでしたが、こういう疾患は医者と患者、互いの信頼無くして回復は望めないのでしょう。
献身的な妻といい、ジョージ六世は非常に人に恵まれた国王だったと言えるでしょうね。

ところで彼の有名なエドワード八世の「王位を捨てた恋」。
お相手はとかく噂のある女性で、メロドラマと現実とは違うんだなと今更実感しました。
しかしチャーチルをあんなに胡散臭く描いていいんでしょうか（笑）。

一世一代のスピーチは見事に成功し、拍手の中、物語は大団円となります。
困難に立ち向かわんと訴えるそれに感動し決意を新たに涙する人々、誇らしく胸を張るジョージ六世、后、そしてライオネルの姿は感動的です。
しかしこの忌まわしい時代背景はどうしても無視出来ません。
視点が「別次元」故に少しばかりの違和感で、少々気持ちが醒めたのは私だけでしょうか。
善意と品性に溢れ、良心的な素晴らしい一編なのは確かなのですが。

さすが★アカデミー賞作品です*:.☆.(´∀｀人）
素晴らしい作品でした！！
最後は王と言語療法士の関係ではなく
信頼関係がある友となった事が嬉しいです(pq*vωv)

出てる人が最高に上手い！！！
コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ・・・キュン笑
コリン・ファースは吃音症の演技が
本当にそうなのかと思うほどでしたね(-公-、)

ジェフリー・ラッシュは相手の懐に
ドンドン入っていくが憎めない役でした♪
ケンカした時背中を映して場面は終わりましたが
背中だけであんな切ない演技出せるなんて・・キュン(●´∀｀●)


でも・・出てる人で違和感があったのが
コリン・ファースの兄役ガイ・ピアースなんですが
若いんですよね笑
調べたら
コリン・ファース・・５０歳
ガイ・ピアース・・４２歳
８歳だよ〜見た目で分かっちゃう歳の差だよ笑ヽ(´Д｀)ノ
まぁ置いときましょ！！

吃音の原因から王室の闇が見えましたね〜
ただスピーチが出来るようになる話ではなく
違う問題も描かれていてそこがまた良かったですヽ(^Д^*)/

話の展開が早く一気に見ちゃう映画です♪
英国王、バンザーイ★ミ

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おもしろかったです。
アカデミー賞を穫っただけに内容も有名なので、特に書くこともないかな？と思いつつ……
私は好きな作品でした。

役者はみな素晴らしい。
コリン・ファースはもちろん、スピーチ矯正の指導係のジェフリー・ラッシュもいい。
妻役のヘレナ・ボナム・カーター。この人、コスプレ系（ファンタジーver.）以外の役のほうがウマさが際立つような気がする。

「生まれつき吃音の人はいない」ライオネルは吃音の原因を探り当てているが、当時の療法としては画期的過ぎた。
他の療法士は、顔や口の筋肉のトレーニングなど、心の問題として取り上げていなかったらしい。
ちょっと驚きなのだけど、考えてみれば、医学、科学なんてそんなもんか。

誰だって、どうしても苦手なものからは、できれば逃げて生きて行きたいものだ。
自分の限界を決めるなって言ったって、できないものはできない。
でも、どうしても苦手といっても、どうしても克服しないといけないのだから、それはもう、それまでの自分をぶっ壊して、前に進んで行くしかない。
運命を受け入れて生きるのも、勇気がいる。

英国という大国のトップの人。
情勢も不安定で、国民は不安のさなか。
その時期に、責任感はあれど、それを国民全体に伝えるという「ワザ」だけがない。
その苦しみはなかなか理解できるものではないけれど、前向きに、全力で、くじける時があっても、信頼できる人達の力を借りて、まっすぐに進むイギリス国王ジョージ６世に肩入れし、観てる私もラストに向かってぐっと力が入りました。
コンプレックスも、その人の個性だもの。
それを踏まえた上で、それでも消す必要があれば、何とかして克服しないといけない時もある。
成功経験って、人生で大切。

自分と闘う人間は素敵だ。
勝手に勇気をもらえる。
話の内容はこじんまりしてるけれど、秀作だと思います。
アカデミー賞、個人的には、これは○！