女人天下

「とんでもない四柱だ」
と言われるヒロインだが、韓国時代劇では、人相や四柱を赤ちゃんの頃に見てもらう場面がある。
ドラマだからかもしれないが、それがよく当っている。

私も占ってもらいたい！！

「持って生まれた運命は変えられない」
というのが、韓国時代劇のテーマでもある。

ヒロインは、まだ赤子だが、これからの波乱に満ちた人生に相応しいストーリーがすでに展開されている。

「この世の中を足元にひざまずかせてみせる」
富と権力を手に入れようとする女の人生の始まりである。

全１５０話という、ＮＨＫ大河ドラマの３倍弱の超長編である。ひとりの女性の人生が、そのような長編になってしまうとは、それだけでも興味がそそられる。

「女人天下」の世界に足を踏み入れた私は、抜け出られなくなりそうである。

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何がネタバレになるか分からないので隠します！

韓国ドラマはあまり見たことがないので、こういった罪の被せ合いなんて普通なのか分かりませんが、下手にこの役推し♪なんてするとその役が無実の罪を被ったり悔しい目に合うとどうにもキリキリしてしまいます。まぁ、どっちもどっちなんですけどね(苦笑)
他のドラマのように主人公側が正義、相手が悪という簡単な構図ではありません。

このドラマを見ていると、事実はどうだったんだろうと実際を見てみたくなります。

それにしても主人公のナンジョンが憎々しくて途中で嫌になったり、逆にこれが強がりなら忌ま忌ましい表情もかわいく見られるようになったり(すぐこんにゃろってなります)

どんなに納得がいかなくても歴史ですでにどうにもならないんだ、と飲み込むことでなんとか最後まで見れました！(最後因果応報でやれる姿を見るぞ！という意気込みもありました)
次、どんなドラマが来てもこの女人天下のお陰で免疫がついたので見られると思います！

キルサンよ、あんなに美少年だったのに、なぜ成長したとたん、中年のぽっちゃりおっさんになってしまったのだ！？

しかも、あんだけ、いろんな敵と戦ったり、運動量だってかなりなもんなはずなのに、その顔のたぷたぷ肉はなんだ！？

私は、あまりドラマやテレビなどをめったに見ないほうなのですが、この「女人天下」にはものすごくはまってます。ほとんど「中毒状態」です。

たしかに、ナンジョンはかなりあくどいこともやってるし、正妻の金さんにもきつく当たりすぎてると思うし、いやな面もありますが、でも行動力と天下への執念は見習うべきものがあると思います。
彼女のことを「悪女」というけれど、なにしろあの時代の宮廷にいる王様の側近どもがみな腹黒い極悪人ばかりなのだから、「単なる気立てのいい女人」じゃやっぱり勝てないわけだし、「悪女」でないといけなかった面もあると思う。

ところで、女優さんたちが皆どことなく老けているのでは？と思われるかもしれませんが、「人生５０年」の何百年前ってみんな現代人よりも実際ずっと老けていたそうですよ。２０歳代でも今の３、４０歳代の女性くらいに見られるくらい落ち着いていたそうです。しかも５０歳くらいだと、もう今の７０歳くらいのおばあさんみたいだったそうです。だから、３０歳代の女優さんたちが２０歳代の役を演じていても、本当はそっちのほうが当時の様子に近いのかもしれません。