パラサイト・バイティング　食人草　スペシャル・エディション

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無難に楽しめるバイオホラーとでも言えば良いでしょうか・・・
多少設定に無理はありますが、あんまり期待しないで見ると良いと思います。

擬態する肉食植物が人間に襲い掛かります。

結構痛そうな作品。

体の中に根付かれ、成長していくところなど悪寒が走ります。

単純なパニックホラーにしていないことが良いのか・・・
すごく面白いとはいえませんが、まあまあでした。

明らかに作り物だってわかるし、癇に障るお決まりの一人がキャスティングされ、行かなきゃいいのに行くし、
腹立たしい進行ですが・・・。
なんというか、決めるとこ決めてるような、ほー！そーくるか的な要素もあり、意外と楽しめました。
見てから、かなり時間が立っていますが、印象に残っているので、その意味では、Ｂ級でも「良」といえるかな。

ピラミッドのてっぺんの空間に閉じ込められるなんて斬新。
だって、裾が広くなって、四方に広がるんだから、逃げ道満載でしょ。普通は・・・。

メキシコでマヤ遺跡のジャングルツアーに参加しましたが、あんな事にならなくて良かった。
映画見てからだったら参加しなかったな。
そう思うと雰囲気あるかも。

期待しないで見たからか結構面白かったです。
ただ、マヤの遺跡へ出かけるまでが凄く長い。この辺がちょっと飽きるかも。
５人のキャラも個々の性格が見事に描かれていて、お約束のイライラするキャラが一人。

食人草は特に奇をてらった外見でもなく、ごく普通のツタに見えるのは、わざとそう設定したようです。
そのツタの番人でもある地元の住民が食人草より恐い。
言葉が通じないジレンマの上、攻撃される事で、５人が追い詰められていくのがリアルに描かれている。

劇場未公開シーンは絶対に入れるべき。３シーンが未公開となったけど、あのシーンは結構重要に思った。
これらのシーンが入ることで、もっと５人の心情が伝わりやすいのにって思いました。

別ラスト、なかなか良いと思いました。

ホラーファンなら、あれくらいのグロは大丈夫の範囲です。

秋の夜長に、一杯やりながら構えずに見ると楽しめます。

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食人草というから、てっきりデカイハエ取り草みたいなのが人間をバクーッってしていくのかと思っていたら違いました。

非常に静かに死んでいく・・・。

なによりも、その食人草の登場が上映開始から約50分にしてようやく登場ｗ
地味にびっしりと生えそろった植物が、不思議の国のアリス並みに声を出すとは。

基本的に人間サイドは、人間による銃殺×２、ロープが切れて墜落、ナイフによる事故死と殺人、と実に見事な自滅ぶり。
植物的には死んだ人間の捕食と、傷口からの侵入しかしないのであまり恐怖はない（巣に入れば襲ってくる程度）。
むしろ周りを囲って出口を塞ぎ、中の人が死ぬのを待ってる村人の方が脅威でした。

この話の恐怖は食人草による虐殺ではなく、八方塞がりになってしまった人間の精神レベルの問題です。
主人公の一人ジェフは人一倍冷静だけど、その状況の異常性から皆から判断を疑われたり。
皆を連れてきたこと、マティアスの足を切断したのに結局死なせてしまったことやらで最後は自滅の道を歩むという切なさ。

パニックムービーという枠でとらえなければ（突っ込みどころは多々あるけど）、なかなか良くできた作品だと思いました。
タイトル負けしてるのかｗ

メキシコのマヤ遺跡行きました。現地は、確かに怖いですよ。アリが怖い。噛まれたらえらいことになるらしいですから。
それが、山ほどいるじゃないですか〜。と思うと、あんな所で、現地人に囲まれたらすごくこわいでしょうね。
囲まれてしまった場所から出られないストレスは、疲れます。見ていて、ストレスがこちらも溜まります。そんな作品です。