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鬼才・黒沢清監督が、香川照之や小泉今日子ほか共演で手掛けた家族ドラマ。リストラされた父、ドーナツを作っても食べてもらえない母、米軍に入隊する兄、こっそりピアノを習う弟。ちぐはぐな4人家族が、紆余曲折を経て一筋の光明を見出すまでを紡ぐ。
製作年: |
2008年 |
---|---|
製作国: |
日本/オランダ/香港 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日:ステレオ | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ZMBJ4517R | 2009年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
21枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
119分
字幕:
音声:
日:ステレオ
レイティング:
記番:
ZMBJ4517R
レンタル開始日:
2009年04月24日
在庫枚数
21枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日:ステレオ | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ZMBJ4517R | 2009年04月24日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
21枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
119分
字幕:
音声:
日:ステレオ
レイティング:
記番:
ZMBJ4517R
レンタル開始日:
2009年04月24日
在庫枚数
21枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
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ある家族4人がそれぞれ問題を抱えながら元気になったりダメになったりしながらも希望が見えてくる話。
リストラになってそれを家族に言えず隠しながらハローワークに通うお父さん。良妻賢母に見えるお母さんは誰からも相手にされない。長男はアメリカ軍に入隊してしまう。次男は給食費をごまかしてピアノを勝手に習い始める。
深刻なモチーフで暗くなりそうな展開ですが、良い感じに適度に笑いの要素が入ってきてそれが絶妙なのがよかったです。お父さんの同級生もリストラされて10分おきだかにケータイが鳴る設定にしていて仕事の電話のふりをする芝居をしてたり、家族にバレそうだからとお父さんに協力を依頼して一緒に食事をするけど娘さんに「いろいろ大変ですね」と全部見透かされてたり。けどこの同級生の末路がかなり深刻なものなのはショッキングでした。次男の給食費が払われいないとお母さんに先生が報告した時に「彼はいじめをしてますよ」「誰に」「私にです」という会話とか面白すぎます。
そして後半はマヌケな強盗役の役所広司さんが全部持って行っちゃうという。
お父さんは必死に職探しをしてハローワークに行列して並ぶけど、簡単にあしらわれたり。面接で若造に「特技はカラオケ」と言ってしまったら「ほら、歌ってみてよ」と嫌味たらしく言われたり。見てて辛いです。
お父さんのリストラからの交通事故とお母さんの強盗のくだりと次男のバスの無賃乗車の3人のエピソードはまるきりバラバラですが、それぞれがボロボロになって家に帰ってきて、特に何があったのか話さずに普通に食事をする。
そして冒頭では嵐が起こって何か不吉なことがおこりそうだったのに、エンディングでは優しい光の中、あれだけ反対していた次男のピアノを聞いて涙をながすお父さん。それを優しく見守るお母さん。希望の見えるエンディングが素晴らしかったです。
走る人や車を追いかける横移動のカメラワークとかも印象的でよかったです。
長男の出番と次男が習うピアノの先生のくだりとか何かありそうだったけど、尻つぼみで終わってしまうのが中途半端な気がしました。
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う〜ん、あのリストラされるときの口調が、キツイ。
長年勤めた社員を見事バッサリと、いかにも『お前は無能だ』といわんばかりの、、、
面接もすごい。さっと流してるようで、実に厳しい。
私ならきっと答えられない。。
ありゃ、首にするための面接だわ。。。
リーマンショック以降の、日本家族の抱える闇を、さらっと描いた気がします。
小泉今日子のお母さんの心理もわかる。
ときどき、母親ってつまんねーーて思う自分もいますし。
ただ。
小学生は拘置所には入れません。
多分児童養護施設の人が引き取りに来ます。
ここはリアルさに欠けたナー。
あの、連れ去られた友人はどうなったのかな?見落としたかな?
津田寛治の存在もよかった。
なんか見てて痛い家庭が上手く描かれていたな。
見る評価の分かれる作品だと思います。
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星★★★☆☆です!
相変わらず、私、黒沢清作品にピンと来ません。
リストラっちゅう今どきなベタな題材を用いてて、
意外だなと思いました。
確かにリアルな部分はあって、でも、
ぬめりとした膜が全体を覆ってて、
やっぱり現実ぽくないというか映画の世界だなと。
もちろん褒めてます。
父親がリストラされて初めて公園に入っていくシーン。
ポツリポツリと配置されたスーツ姿のおっさん。
どこか別世界に迷いこんできたという感じが
すごく伝わってきて、恐れ入りました。
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怖い映画です。コミュニケーションが失われると家族は、異常な方向に暴走しはじめる。
特に、企業戦士の父・香川照之、昭和の良妻賢母の小泉今日子の演技がスゴイ。日本社会が父親に強いた家族の支柱的役割って怖いなぁ。そのうえ、今は不況で簡単にリストラですから。
同じリストラ悲劇でも、イギリスの「フルモンティ」のような明るさがない。「トウキョウソナタ」のような家族崩壊って日本でも本当にレア・ケースなのかもしれないけれど、よく考えてみると、あるかもしれない。
だったら、怖いなぁ、と本当に身震いする映画でした。
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最高に良質な作品でした。
まず津田寛治さんが光っていた。
彼の嘘に気づいている家族。
そして彼の死は衝撃的でした。
香川照之さんの、
会社の面接のシーン、忘れられない。
ふがいなさが観ていて苦しいほどでした。
小泉今日子さんの
「誰か私をひっぱって」も
なぜか心に残る。
誰一人嬉々として生きている人が
いないんですよね。
それが妙にリアルでした。
何が起こるってわけではないのに
心に響くシーンがちりばめられた
良作だと思います。
こういうの、ハリウッドではまず作れない。
日本の得意分野、伸ばしていってほしいです。
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トウキョウソナタ
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ユーザーレビュー:64件
投稿日
2014/10/08
レビュアー
片山刑事 ある家族4人がそれぞれ問題を抱えながら元気になったりダメになったりしながらも希望が見えてくる話。
リストラになってそれを家族に言えず隠しながらハローワークに通うお父さん。良妻賢母に見えるお母さんは誰からも相手にされない。長男はアメリカ軍に入隊してしまう。次男は給食費をごまかしてピアノを勝手に習い始める。
深刻なモチーフで暗くなりそうな展開ですが、良い感じに適度に笑いの要素が入ってきてそれが絶妙なのがよかったです。お父さんの同級生もリストラされて10分おきだかにケータイが鳴る設定にしていて仕事の電話のふりをする芝居をしてたり、家族にバレそうだからとお父さんに協力を依頼して一緒に食事をするけど娘さんに「いろいろ大変ですね」と全部見透かされてたり。けどこの同級生の末路がかなり深刻なものなのはショッキングでした。次男の給食費が払われいないとお母さんに先生が報告した時に「彼はいじめをしてますよ」「誰に」「私にです」という会話とか面白すぎます。
そして後半はマヌケな強盗役の役所広司さんが全部持って行っちゃうという。
お父さんは必死に職探しをしてハローワークに行列して並ぶけど、簡単にあしらわれたり。面接で若造に「特技はカラオケ」と言ってしまったら「ほら、歌ってみてよ」と嫌味たらしく言われたり。見てて辛いです。
お父さんのリストラからの交通事故とお母さんの強盗のくだりと次男のバスの無賃乗車の3人のエピソードはまるきりバラバラですが、それぞれがボロボロになって家に帰ってきて、特に何があったのか話さずに普通に食事をする。
そして冒頭では嵐が起こって何か不吉なことがおこりそうだったのに、エンディングでは優しい光の中、あれだけ反対していた次男のピアノを聞いて涙をながすお父さん。それを優しく見守るお母さん。希望の見えるエンディングが素晴らしかったです。
走る人や車を追いかける横移動のカメラワークとかも印象的でよかったです。
長男の出番と次男が習うピアノの先生のくだりとか何かありそうだったけど、尻つぼみで終わってしまうのが中途半端な気がしました。
投稿日
2010/09/19
レビュアー
じゃじゃまるう〜ん、あのリストラされるときの口調が、キツイ。
長年勤めた社員を見事バッサリと、いかにも『お前は無能だ』といわんばかりの、、、
面接もすごい。さっと流してるようで、実に厳しい。
私ならきっと答えられない。。
ありゃ、首にするための面接だわ。。。
リーマンショック以降の、日本家族の抱える闇を、さらっと描いた気がします。
小泉今日子のお母さんの心理もわかる。
ときどき、母親ってつまんねーーて思う自分もいますし。
ただ。
小学生は拘置所には入れません。
多分児童養護施設の人が引き取りに来ます。
ここはリアルさに欠けたナー。
あの、連れ去られた友人はどうなったのかな?見落としたかな?
津田寛治の存在もよかった。
なんか見てて痛い家庭が上手く描かれていたな。
見る評価の分かれる作品だと思います。
投稿日
2010/08/23
レビュアー
ウーベ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
星★★★☆☆です!
相変わらず、私、黒沢清作品にピンと来ません。
リストラっちゅう今どきなベタな題材を用いてて、
意外だなと思いました。
確かにリアルな部分はあって、でも、
ぬめりとした膜が全体を覆ってて、
やっぱり現実ぽくないというか映画の世界だなと。
もちろん褒めてます。
父親がリストラされて初めて公園に入っていくシーン。
ポツリポツリと配置されたスーツ姿のおっさん。
どこか別世界に迷いこんできたという感じが
すごく伝わってきて、恐れ入りました。
投稿日
2010/05/23
レビュアー
クロ 怖い映画です。コミュニケーションが失われると家族は、異常な方向に暴走しはじめる。
特に、企業戦士の父・香川照之、昭和の良妻賢母の小泉今日子の演技がスゴイ。日本社会が父親に強いた家族の支柱的役割って怖いなぁ。そのうえ、今は不況で簡単にリストラですから。
同じリストラ悲劇でも、イギリスの「フルモンティ」のような明るさがない。「トウキョウソナタ」のような家族崩壊って日本でも本当にレア・ケースなのかもしれないけれど、よく考えてみると、あるかもしれない。
だったら、怖いなぁ、と本当に身震いする映画でした。
投稿日
2010/03/13
レビュアー
アホな夢※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
最高に良質な作品でした。
まず津田寛治さんが光っていた。
彼の嘘に気づいている家族。
そして彼の死は衝撃的でした。
香川照之さんの、
会社の面接のシーン、忘れられない。
ふがいなさが観ていて苦しいほどでした。
小泉今日子さんの
「誰か私をひっぱって」も
なぜか心に残る。
誰一人嬉々として生きている人が
いないんですよね。
それが妙にリアルでした。
何が起こるってわけではないのに
心に響くシーンがちりばめられた
良作だと思います。
こういうの、ハリウッドではまず作れない。
日本の得意分野、伸ばしていってほしいです。